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プロフィール |
コメント数 |
112 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
10点---- 個人的ツボ。欠点なんて知ったこっちゃない映画。 9点---- 完成度高し。人にすすめたくなるような映画。 8点---- 良作。ちょっと気になる点も。 |
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1. ハッシュ!
《ネタバレ》 この監督、繊細な感情を表現するのが上手だと思います。良いシーンが沢山あります。例えば、一夜明けた朝に寝呆けたまま「ぬくもり」を探すシーン。コーヒーの湯気を顔で感じるシーン。居酒屋前で打ち明けようか悩んでいた所を「気持ち悪い(本人は飲みすぎで)」と言われて断罪されてしまうシーン。ボウリング場での「母子家庭とかで苛められちゃうかも」「ちゃんと育ってんじゃん青年」。兄ちゃんが実はゲイだと知っていたシーン。河原の土手のシーン。書ききれませんが、良いシーンが沢山詰まっている良い映画だと思います。ただ一点、この家族の形は「ありorなし」で言えば個人的には無いなーと思いました。その辺りを考え出すと評価は下がってしまいますな。[DVD(邦画)] 9点(2009-01-25 23:03:26)
2. ハンサム★スーツ
《ネタバレ》 うすら寒いコメディが氾濫してる邦画において、この作品は中々の出来。この手の、主人公が何か重大な秘密を抱えて右往左往する話ってのは、下手をうたない限りハズレないですね。変身だったり、女装だったり、入れ替わり物だったり。ハラハラドキドキで思わず笑ってしまう。自分もガールズコレクションのくだりは全てにおいて、下手糞だと感じました。あそこで、テンションがきれちゃいました。デトロイトメタルシティも同じような所でつまずいてたっけ。最後のオチは良かったですが、そのネタ晴らしをカッコ良く処理して欲しかったです。ちょっと説明しすぎ。大島って、あれが地なんだろうけど演技には見えないよなあ。そこらに住んでるおばちゃんが、映画の中に迷いこんできてるみたいだ。[地上波(邦画)] 6点(2010-02-13 23:51:59)
3. パッチギ!
《ネタバレ》 ドラマはなかなか丁寧に描かれていて泣かすまでの仕掛けは用意周到。しかし、その感動の隙間に作為的な情報を巧妙に仕込み、テーマの位置を意図的にずらしているように見えることによって駄作に。現代プロパガンダ映画の常套的手法ですね。こういう部分がはっきり見えちゃうと一気に冷める。泣きながら一気に覚めるという不思議な現象を体験した。社会的な問題を含む作品の場合、観る人の価値観や歴史観との乖離によって評価が左右されるのは仕方ないが、身近な問題でもあり、ちょっと露骨だった。青春ラブストーリ云々というのは、言い訳用に配置しているようにしか見えず、もしこのことを脚本のテーマの核とするならば、このような比重の置き方をして描くことはしない筈。もっと最後は素直且つ丁寧に描きましょうよ。キョンジャが川を越えて康介に会いに行く最も大事な局面もさらりとしか描かれてないからいまいち伝わらない。何も考えずに見ると、葬式のシーンが一番重要なシーン(?)に見えてしまう。『知ることが大事』というメッセージには大いに納得なんだが"感動しました"でそれ以上行動を起こさずに思考停止する人を見越して作ってる感じがどうも透けてみえる。いつもTV見てて思うのだが、この監督「日本人と在日の人がどう共生していくか」ということにはあまり興味がないのかなと思う。この映画も理解の押し付けばかりが目立つ。この映画に限らずこういう問題に対して思うのは、差別、友情、平和、博愛などの言葉のマジックで感情的恐喝に負けてはいけないことだ。相手に罪の意識を植え付けて、それらを謳うのは欺瞞に満ちたやり方。真の友情的で平等な関係ならば、お互いを尊重する気持ちを持って自分の意見を主張をしなくてはならない。それがこの映画では薄いから『虐げられている側が虐げる側に、ただシフトする行為』『罪悪感を巧みに利用して、上下の立場の逆転を試みる行為』にしか見えない。そして不満を誘発するのは、相互の理解を阻害するような映画にしかなってないと思うから。私の在日の友達のほうがよっぽど深くこの問題を考えている。お互いがお互いを差別しあっているから問題であって、そこをしっかり描いて欲しい。脚本は中盤までは丁寧にドラマを描いているので3点献上。この監督の作品で急に世間的評価が上がったのは、脚本を3人で共作したことが主な理由でしょう。[DVD(字幕)] 3点(2009-07-06 23:56:05)(良:4票)
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