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21. ひぐらしのなく頃に 誓 「ひぐらし」の世界観をイカに例えるなら、前作は一本のゲソに過ぎない。そして今作も、一本のゲソでしかない。 そう、何本もある「ひぐらし・バッドエンド」の、これは一本でしかないのだ。 ゆえに、ゲソをバラ売りされているような感じと言うか、何とももどかしい。 TVアニメシリーズの「ひぐらしのなく頃に」と「ひぐらしのなく頃に・解」を一気に観た時の「イカの姿焼き」を食ったような快感と比べれば、やはりこれでは薄過ぎる。 干物や塩辛や刺身などでイカを味わいつくしているファンからしてみれば、こんなゲソ一本ごときの映画版では、ちょっと物足りないだろう。 [DVD(邦画)] 3点(2010-08-13 05:36:17)《改行有》 22. 必殺! THE HISSATSU 《ネタバレ》 この辺から必殺シリーズが「面白ギミック満載の殺し屋のチンケな品評会」に成り下がっていたのか。 演出や展開も酷いが、何より脚本が酷い。こんなデコボコした整頓されていない荒地みたいな脚本、よく通ったなぁ。 無事に仕事も終え、後は逃亡経路!という折に、まさかの潜水艦。「中盤に逃げたモグラみたいな仕事人が、穴(トンネル)を掘って逃がすのでは?」というラストを予想していた私の貧困な想像力も相当酷いが、潜水艦とは! 世の中、上には上がいるものである、と、痛感。[DVD(邦画)] 2点(2009-09-06 22:28:59)《改行有》 23. 必殺!5 黄金の血 冒頭の安っぽい特撮コウモリの登場、金鉱山での虚仮脅し血飛沫、ゲスト仕事人の珍妙さ、女子プロレスラー起用、砂浜に隠された金塊をぶっ飛ばす破壊力抜群の花火などなど、製作についての数多なる突っ込み所。 そういえば「ヤりてぇ」という台詞しか言ってない中村主水、シリーズの屋台骨を支えてきた鍛冶屋・政のあっさり殉職、かんざし一本で大量殺戮のスーパー飾り職人・秀、地獄組みというヒネリのないネーミングとは裏腹に激弱暗殺集団、ふらふらぷるぷるとした夢見がちな予知夢娘役として稀に見る大根役者っぷりを披露した、今をときめく(2009年現在)酒井法子…嗚呼、キリがない突っ込み所の配役・脚本。 なんたる威風堂々とした駄目邦画なのか。[DVD(邦画)] 1点(2009-11-09 02:28:36)《改行有》 24. 必殺! ブラウン館の怪物たち 《ネタバレ》 前作に続いて今作も相当惨いのだが、特に酷いのは劣化しまくった時事ネタと時事キャスティング。昔懐かしい「月曜ドラマランド」の雰囲気で撮ってしまった「必殺」映画と、みた。 1980年代・邦画の黒歴史!バブル期映画の徒花!等と、様々な蔑称するに相応しい頓狂っぷりだが、なんとこの作品松竹90周年作品との事。[DVD(邦画)] 1点(2009-10-05 04:01:28)《改行有》
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