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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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変更日付順12

21.  ひき逃げ 《ネタバレ》 怖い。女の恐ろしさ、矛盾している社会に対する思い、その両方が何とも恐ろしく描かれている。成瀬映画としては異色の作品である。成瀬映画において、人が死ぬ場面をここまでリアルにそして、直接的に見せるのは私は初めて見たような気がする。高峰秀子の息子が自動車に跳ねられる場面、今までの成瀬監督ならばあの場面は描かずに省略しているはずが、今作はその場面を見せている。他の成瀬映画とは明らかに違う。そして、この映画、二人の女、被害者の高峰秀子と加害者の司葉子、この二人が一緒にいる場面の恐ろしさ、子供を殺された恨みを果すべく家政婦として忍び込む女、高峰秀子、何度と出てくる電話の場面、司葉子の怯える姿とそれを見ている高峰秀子の眼差しに、女の怖さ、男には出させない女だけにしか出せない怖さ、恐ろしい部分を全て見せつけるこの容赦なしの演出などは成瀬映画を見ていながら何だか増村映画でも見ているかのような錯覚に陥る。小沢栄太郎のあの憎たらしい奴ぶり、自分のことしか考えてないような奴ぶり、こういう憎い男の本性を演じると本当に憎たらしいほど上手さを感じてしまう俳優である。そんな小沢栄太郎に良いようにされる佐田豊の何とも哀れな男、何だか黒澤監督の「天国と地獄」のあのタクシー運転手と重なって見えてきます。加藤武の警官、これも「天国と地獄」を思わせるし、黒沢年男についてはかなり浮いてしまっているし、司葉子の子供との死に顔の美しさの中には罪の意識から死ぬことで罪を償おうとした女としての悲しさが伝わってきて見ていて本当に辛い。辛いと言えばあのラストの高峰秀子、女の子を自動車から守ろうと必死になっている姿もとにかく辛い。この映画はサスペンスとしてよりも殺された子を持つ親の辛さ、そこに重点が置かれているように私は思う。[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-06-14 10:05:02)(良:1票)

22.  非行少女 貧しくても生きよう!何かにしがみつき、怯えながらも人間として生まれてきた以上は、どんなことだろうが、一つや二つの苦しみがあるのは当たり前、しかし、それと同じように幸せがあるんだというような何か強いメッセージを感じる作品になっている。この映画の主人公、和泉雅子演じる少女の眼から見た社会への不満も大人への不満も何かも全て全身でぶつけあうことで自分の気持ちを正直に伝えようというものが見られる。貧しくても他人からはおかしな眼で見られようが構わない。自分らしく必死に生きてみせるという少女の姿は人間らしさを感じる。話そのものは暗い。見ていても哀れなぐらいの二人の主人公若い男女の姿が描かれていて息苦しく思えてならないものの不幸であることよりも前向きに生きようという姿が描かれているので共感出来る。それにしても驚いたのが和泉雅子の演技の凄さ、同じ時代に生まれ、同じ時代に共演もしているもう一人の女優、吉永小百合の影に隠れ、これといった目立った作品、代表的ものに恵まれずにいたこの和泉雅子という女優の不幸、間違いなく演技の上手さでは吉永小百合よりも上である。何を演じても吉永小百合、何を演じても同じ嘘臭さしか漂わない吉永小百合とは大違いである。これは和泉雅子の代表作と言って良いと思うぐらいとにかく演技の上手さ、監督にさえもっと恵まれたらもっともっと素晴らしい映画に出逢えた筈だとこの作品の彼女の演技を見ていると思わずにはいられない。良い監督と沢山、出会えた吉永小百合、そうじゃない和泉雅子の何とも不幸なことといったらない。他にもこういう不幸な女優を出さないよう、日本映画界全体、考えるべきではないだろうか![ビデオ(邦画)] 7点(2008-12-07 11:34:18)

23.  美女と液体人間 《ネタバレ》 液体人間がどの様な過程で誕生したか?その理由が水爆実験によるものというのは同じ監督のゴジラと一緒であり、この映画のテーマは核実験による恐怖、例え火により一度は消滅させることが出来たとしても、それは一時的なものである。また何かのきっかけで再び誕生するかもしれないという恐さと同じことを繰り返してはならないという警告である。あのドロドロした緑色の液体の不気味さ、始まってなかなか姿を見せない事により、更に恐怖を備え付けることに成功している。液体人間が何故、殺人が実行するか?その過程が今ひとつ分かりづらいのが減点ではあるけど、一本の映画としてはよく出来ている。それにしてもあの蛙の実験シーンでの蛙の姿の変化の不気味さといい、一度観たらずっと頭に残りそうな程、恐かった。[CS・衛星(邦画)] 7点(2008-04-06 18:02:02)

24.  美貌の都 《ネタバレ》 わぁ~司葉子~!何と言うことだ!美しい。美しすぎるぜ!本当にタイトルにもあるように司葉子の美貌に見ていて、クラクラしそうになってしまう。そのぐらい司葉子が美しくて、美しくて、これは完全に司葉子を見る映画と言って良い。断言しちゃいます。木村功の態度、最初は良い奴だと思っていたものの、酷い!あんなにも美しくて汚れを知らない司葉子を何てことだ!出来ることなら司葉子にも淡路恵子同様、思い切り木村功の頬を引っ叩いて欲しかった。金持ちとそうでない者との人間としての生き方、対比の見せ方、なかなか上手く描かれていて感心させられる反面、やはり木村功にはかなり腹が立って仕方なく、ただ、そんな中、木村功とは対照的で人としての温かさを感じる男を演じている小林桂樹が良い。木村功の悪人ぶりとは全くもって対照的である。絶望の果てに母のいる家に戻って来た司葉子演じる千佳子が母にもぶたれ、飛び出行く所を後を追って止めようとする小林桂樹、なんだか私は「社長」シリーズを見ているような気持ちにさせられた。て、あっ!監督が「社長」シリーズと同じではないですか!ラスト、もう一度、やり直そうと千佳子を優しく迎えに来る宝田明の姿とそれを見守る他の人達の微笑ましいこと。このシーンのお陰で最後は救われた気がするが、あのまま千佳子(司葉子)が自殺でもしていたらと思うとやりきれない気持ちにもなる。[CS・衛星(邦画)] 7点(2008-02-02 11:28:59)

25.  ひばりの森の石松 美空ひばりの森の石松っあん、観る前はかなり不安だったけどなかなか良いではないか!こういうテンポの良さと明るい雰囲気、監督が「一心太助」シリーズの沢島忠監督ってことだけあって、底抜けに明るくて思っていた通り楽しめた。次郎長一家とのかけ合い、船の上での話の席での楽しさ、そして、勿論、時代劇としての決闘シーンでの楽しさ、これぞいかにも沢島忠監督作品て感じが随所に見られる楽しい仕上がりになっていて気軽に観ることが出来て良かった。[ビデオ(邦画)] 7点(2007-03-18 10:15:37)

26.  緋牡丹博徒 お命戴きます 《ネタバレ》 うん!確かに公害問題というテーマを取り入れるのは鼻に付くし、善と悪の描き方なんかもいまひとつな感じなんだけど、相変わらず藤純子演じるお竜さんはかっこ良いし、いや、ただかっこ良いなんてもんじゃない。かっこ良すぎる上にとにかく美しい。特にラストの方の喪服姿の中で啖呵を切る場面とその後の決闘シーンで見せる涙とそして、最後の最後にきて、それまでは何か平凡な感じの出来だったのに殺された鶴田浩二の息子が「おばちゃん!」て言いながら藤純子と抱き合うシーンには思わず涙が出そうになりました。この場面だけでこの作品、それまでの内容が全てぶっ飛ぶぐらいの名場面に1点プラスの7点!これまで観た加藤泰監督によるこのシリーズの中では一番、下のような気がするけど、それでも殴り込みのシーンの迫力なんて、正に任侠映画て感じで良いんじゃないかと思う。[ビデオ(邦画)] 7点(2006-10-30 21:25:52)

27.  緋牡丹博徒 一宿一飯 《ネタバレ》 監督が前作の山下耕作監督から鈴木則文監督へとバトンタッチしてのシリーズ第二作目となる今回はどちらかというとややコミカルな部分を描こうという監督の狙いというものが見えた気がする。例えば藤純子扮する緋牡丹のお竜こと、矢野竜子の弟子になろうとする二人の男、山城新伍の七と玉川良一の六のキャラクターと雨の中、傘を差しているお竜に対して、喧嘩をしかける笠松組を傘を武器に一人ずつ倒すシーン、どぶの中に投げ落とす所なんて、まるで漫画のようだし、そんな中、鶴田浩二が物凄くかっこ良い。行く先先でお竜のことを助ける鶴田浩二の風間周太郎、出来ることなら最後のあのシーン、銃で撃たれての死は描いて欲しくなかったなあ!それと私も前作よりも更に美しさをかもし出している藤純子のお竜については、前回の方が個人的に見て、好きです。[ビデオ(邦画)] 7点(2006-07-09 12:04:05)

28.  ビリケン 大阪を舞台にした映画ってやっぱり好きやねん!この映画、けして凄い映画ではないことは認める。それでもなんつうかよう分らんけど、好きやねん!大阪に行く際はあのビリケンさん、是非、一度で良いから眺めてみたい。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-03 22:25:27)

29.  瞳の中の訪問者 大林宣彦監督作品のルーツ、後の大林映画でも見られる雨、鳴り響くピアノ、そして、突如現れては消えていく幻の様な幽霊、峯岸徹の使われ方がはちゃめちゃで、何が何だかよく分からない。また、大林映画の特徴であるヒロインが2人、片平なぎさに志穂美悦子の描き方の美しさなど、どこを見ても大林映画である。デビュー作HOUSEに比べると狂気が足りないし、面白味にも欠ける。漫画を実写化することの難しさなど、ハッキリ言うと駄作である。がしかし、敢えて難しいブラックジャックを映画化する勇気を評価すると共に片平なぎさの可愛さ、志穂美悦子の美しさを堪能する為だけの作品である。だから2人のファン以外、また大林映画ファンでもない方に薦める映画なんかではない。劇中で暫し流れる美しいピアノのメロディと2人のヒロインに対する大林宣彦監督の強い愛を感じる作品である。[DVD(邦画)] 6点(2021-03-23 19:28:49)

30.  ビルマの竪琴(1985) 市川崑監督が自分の作品を後にリメイクした物だがやはりオリジナルの素晴らしさに比べてかなり落ちる出来映えがで、オリジナル版の素晴らしさが改めて解る。内容はほとんど一緒だけど、それならばオリジナルを見るべきですと声に出して言いたい。このリメイク版を見て物足りないと感じたならばオリジナル版を見て感動しましょう。少なくとも市川崑監督の代表作品が本作でないことだけは間違いなく、それは後に同じようにリメイク版として撮られた犬神家の一族にしても同じことが言えます。今作がリメイク版でなく、普通に撮られたものとして見ればけして悪くはないだろうし、それなりに見れる作品にはなってるから甘く見て6点にしてみるものの、これより高い点数は絶対無理です。しつこいけどそれだけオリジナル版が素晴らしいてことです。 [DVD(邦画)] 6点(2014-03-01 09:44:08)《改行有》

31.  病院へ行こう まずコメディとしてはそんなにも面白いとは感じないけどこの映画における役者達の顔ぶれは何だか観ていてもちっとも嫌味なく見れるのが良い。病院には行きたくないけどこの面子ならば行ってもいいかなと思わせるだけのものがある。薬師丸ひろ子のナース姿は良いですね。大地康雄やら真田広之など男達の気持ちが同じ男してはよく解る。だって、薬師丸ひろ子がナースだなんて、この映画の薬師丸ひろ子の存在無くして成り立たない。もしも、この映画に薬師丸ひろ子がいなかったら病院に行こうなんて気持ちにはらないでしょう。そういう意味では「病院に行こう」というタイトルに相応しい映画ではないだろうか? 最後にもう少しだけ!この映画を観て改めて感じたことは真田広之は「怪盗ルビイ」を観ても解るようにシリアスな役や演技よりもコメディの方が似合う。[ビデオ(邦画)] 6点(2011-03-07 22:43:04)

32.  ひばり・橋の花と喧嘩 《ネタバレ》 冒頭のナレーションを聞いて、あれ?この声はもしかして?寅さん?て思ったら予想通り、渥美清のまるで寅さんのようなバイのような語りに寅さんがあ~と思ったらその後、結局、一度も出てこないまま終わってしまった。残念です。しかし、この作品はその他の部分で楽しい場面が結構、見られる。昭和を代表する大スター、美空ひばりと橋幸夫の共演による歌、歌、歌のオンパレードと共にチャンバラありの、マキノ映画を思わせるようなシーンもありのと、そして、そして、最後は「卒業」のパロディ、「卒業」て映画は大嫌いだが、この映画のあの「卒業」のパロディは許せる。脇を固める俳優陣、橋幸夫をやたら親分、親分と慕う財津一郎、お調子者の長門裕之、西村晃も相変わらず良い味、出してる。女優陣では何と言っても佐藤友美が良い。そんな佐藤友美を振るなんて、橋幸夫めっ!なんて野郎だ!美空ひばりと渥美清、最初の数分しか出番のない渥美清の存在感は相変わらずです。二人共亡くなってからの国民栄誉賞受賞とは、どうもずっと前から思ってることの一つに、どうして日本て国は国民栄誉賞を亡くなってから与えるのか?生きてるうちにやれよ!て言いたくなる。生きてるうちが花なのよ、死んだらそれまでよ党宣言とかいう映画もあるけれど、そういや、まだ見てなかった。とにかく亡くなってからじゃ遅い。生きてるうちに与えるべきだ!最初に書いてるように渥美清の出番が最初の数分だけなのがかなり不満なので6点が精一杯ではあるが、それなりに楽しめる作品にはなっていると思います。[ビデオ(邦画)] 6点(2009-01-19 20:58:08)

33.  ひめゆりの塔(1953) 《ネタバレ》 「ひめゆりの塔」というこの作品があることは知ってました。沖縄師範学校の女子生徒達の眼を通して描かれるこの実話のドキュメンタリー映画!冒頭から物凄い戦闘シーンが繰り広げられる。実話だからこそのリアリティのあるこの作品、今井正監督がどうしても言いたかった。伝えなくてはならなかったものとは何か?この映画の彼女達は死ぬ時も生きる時も一緒であるという津島恵子演じる女教師の台詞から感じる重み、戦争の犠牲となって亡くなっていった彼女達が素直であれば、あるほどその悲惨さというものが伝わってきて見ていてやりきれない気持ちにさせられる。今井正監督の好む清純な乙女達の中にあって、一際、香川京子の存在が目立つ。香川京子がみんなの前で歌を披露する場面でのあのアップにこそ秘められた思いのようなものが伝わるだけに余計、悲しみというものが大きく、また、津島恵子の存在の大きさも忘れることは出来ない。戦争の悲惨さを知るという意味とあの実話における重さを考えるという意味でも貴重な作品であることはやはり認めなくはならないだろうが、個人的好みからしたら私の好きな今井正監督作品とはやはりどこかが違って見えてしまい、もう一度、観たいとは思わない。[DVD(邦画)] 6点(2008-05-11 20:00:04)

34.  人斬り笠 《ネタバレ》 大友柳太郎の演じる人間性、どこか怪しくもあり、それでいて、かっこ良かったりと、見所はあるし、それに丘さとみも出ている。今回もまた丘さとみの可愛さが画面全体の重い雰囲気を和らげているものの、作品全体の出来、ストーリーもけして、悪くはないけど、丘さとみを殺してしまったことに対して、かなりの不満ありなので、大きく減点!ファンとしては死なせて欲しくはなかった。[ビデオ(邦画)] 6点(2006-08-12 18:56:04)

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