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1. 百万円と苦虫女
《ネタバレ》 こういう映画、わたしは好きです。こんな映画を撮ることができるのはタナダ監督以外いないかもと思わせられる映画でした。ただラストの「いいんですか、先輩…」のシーンははっきり言っていらないと思いました。タナダ監督は「さくらん」のときもそうだったけど、なんかラストになるとどこかずれてしまうみたいです。あのシーンだけ学生が文化祭用に撮った映画みたくなってしまって、惜しい。伏線は十分にはられているので、お金が貯まらないように中島が鈴子にお金を借りているのは、鈴子以外観ている人は皆わかっていることです。あそこは「先輩、水かけすぎですよ」だけで十分伝わるはず、とかえらそうなことを言ってしまいましたが、タナダ監督、わたしはあなたのファンです。次回作期待しています。それにしても蒼井優はタンクトップがめちゃくちゃ似合う。[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-07-05 09:33:53)
2. 人のセックスを笑うな
《ネタバレ》 この映画の登場人物の中で誰が好きかと言われたら、間違いなく堂本です。自分の親友を好きな女の子をずっと想っている彼のことが映画の間中ずっと気になった。ずっとずっと待ち続けて、最後にえんちゃんにキスをする堂本のシーンを観て、とても幸せな気分になりました。松山ケンイチ目当てで観たのだけれど、ユリとみるめのことは途中からどうでもよくなって、サイドストーリーの方が勝ってる気がした。この映画はちょっとしたシーン・シーンが秀逸で、エリック・ロメールを思わせる覗き見的な場面が多くて、すごくキュートなしかし誰も見ていない知られない出来事を自分だけが目撃しているという錯覚に陥らせる、私好みな映画です。永作さんがもう少しがんばってくれればもっと素晴らしい映画になったと思う。[DVD(邦画)] 7点(2008-12-04 09:33:30)(良:1票)
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