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プロフィール |
コメント数 |
1047 |
性別 |
男性 |
年齢 |
30歳 |
自己紹介 |
とにかくアクションものが一番
感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます
備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません 10点…大傑作・特に好き 9点…好き・傑作 8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く |
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1. ピカドン
《ネタバレ》 木下蓮二と木下小夜子夫妻による短編アニメ「ピカドン」。
原爆の惨禍をセリフを一切挿入せず、映像だけで語りつくした作品。
とにかくこの作品、原爆が落ちるまでの平和な日常からして不気味な静けさに包まれている。
刻々と「あの瞬間」まで時を刻んでいく時計、家から学校や仕事場に向かうため外に出て行く人々、紙飛行機で遊ぶ子供。
爆弾は横向きに音も無く落ちてくる。それをふと見上げた瞬間、一瞬強張ったり呆然とする顔、顔、顔をした人々を猛烈な閃光によってすべてを焼き尽くす。
熱線によって赤子に乳をやる母親が一瞬にしてドロドロになり、肉塊と化す瞬間。爆風によって髪は逆立ち、建物も人間も何もかも薙ぎ払う。
破壊された街を、皮膚がズルズルに溶けた人々が水を求めてさまよい、斃れ、次々に死んでいく様子の地獄絵図。
たった数分に凝縮されたあの日の地獄。これだけで戦争の恐怖は多大に伝わる。
この作品は、最後に高層ビル群が並ぶ「現代(1978~1979年当時)」を映し、雲の上から傍観するように飛ぶ紙飛行機を映して物語を締めくくる。あの紙飛行機は「誰」が飛ばしたものなのだろうね。
そこに絶望を見るか希望を見るかは貴方がた次第です。[DVD(邦画)] 9点(2016-09-09 14:47:04)(良:1票) 《改行有》
2. 非情都市
《ネタバレ》 鈴木英夫は堅物作品ばかりで敬遠していたが、この作品はすんなり楽しめた。
スクープを血眼になってまで追い求める新聞記者への皮肉がたっぷり効いた傑作。「危険な英雄」がよりパワーアップしたような内容で、狙撃されるはボコボコにされるは、何がそんなに好きで危ない橋を渡れるんだという馬鹿ブンヤを描き抜く。何もかも犠牲に出来る狂ったブンヤたちの姿をひたすら追い求めた怪作。
それにしても司葉子は魅力的だ。[DVD(字幕)] 9点(2014-05-26 17:22:28)《改行有》
3. 非常線の女
これは中々の掘り出し物。「朗かに歩め」「その夜の妻」に続く小津監督の暗黒街ものだそうです。若い頃の小津さんは本当にチャレンジャーで面白い。ギャングものと言っても銃撃戦はまったくありません。小津監督らしい人情味のあるドラマで最後まで見せてくれます。サイレント時代の小津監督は退屈というものを感じさせてくれません。演出にしても、ジョセフ・フォン・スタンバーグの「暗黒街」をただマネただけではありません。冒頭のタイプライターや落ちる帽子と、細かい部分で凝った演出が見られます。終盤の路地裏のカットも凝りまくってます。さすがに田中絹代だけはミスキャストな気がしますが、それ以外は役に段々馴染んでいく感じ。水久保澄子さんが可愛かった。何故彼女をヒロインにしなかったのか・・・orz
小津ファンには不評との事ですが、私にはかなり面白い作品でした。オススメです。[DVD(邦画)] 9点(2014-02-24 17:43:15)《改行有》
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