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1. ファースト・マン
《ネタバレ》 アームストロング船長というとヒーロー的なイメージしかわかないが、当時の宇宙計画は現在のような信憑性が全くなく、半ばギャンブルのような状態。仲間を次々と失い、世間も必ずしも味方ではない。打ち上げに向かう彼の背中からは悲壮感しか伝わってこなかった。また、そんなところに大事な夫を、そして父親を何故行かせねばならないのかという家族の葛藤も痛いほど伝わってきた。チャゼル監督の演出は相変わらず秀逸で、外観を極力排し内観を多用することで、宇宙での閉塞感と緊張感がハンパない。月面着陸の高揚感とは程遠い、重く濃密な2時間を堪能致しました。[映画館(字幕)] 7点(2019-02-10 21:56:14)
2. ブラインドネス
《ネタバレ》 一体何がしたかったのだかよく解らない。失明の原因や、主人公だけ失明しない理由が一切なく、リアリティはない。全世界失明というフレーズの割に描かれる世界は異様に狭く、スケールの大きさもない。細菌病の患者の隔離施設にしては密封性はないし、いくら何でも目の見えない人だけで隔離するなんて事はあり得ないでしょ。拳銃一丁持っただけの盲人の理不尽な要求に全員おとなしく従っちゃうし、今更ながらの反撃。だったら最初から反抗すれば?・・・等々つっこみ所しかない2時間。とにかく、こんなシーンを撮りたいなぁというシーンをつなげるために行き当たりばったりに設定を決めていったような支離滅裂な印象しか受けなかった。挙げ句の果てに見えるようになったって云われましても・・・。もうひとつ、日本人が日本語でしゃべってる所に日本語の字幕を入れるな!うっとーしい!![映画館(字幕)] 3点(2008-12-04 20:04:02)
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