|
1. 舟を編む
いい映画でした。辞書作りのプロセスが丁寧に描かれていて興味深いです。配役も、原作未読にもかかわらずぴったりだと感じさせてくれるキャストでした。恋愛パートをあっさり進めたのも最近の邦画においては珍しい作りで面白いと思います(もしかしたらそれも原作通りなのかもしれませんがなにぶん未読なので・・・)。年代設定が1995年という、出版においてIT化が十分なされていないだろうと想像できる絶妙な年代なのも上手い演出だと思います。そうでなければ終盤のハプニングなんてあっさり解決してしまいますから。 あと、オダジョーの西岡が良いアクセントになって地味になりがちな画面を上手く締めてくれました。[映画館(邦画)] 8点(2013-05-11 18:23:12)(良:2票)
2. プリンセス トヨトミ
《ネタバレ》 予告編がとても面白そうだった。大阪城の地下が秘密基地みたいになっていて、そこにとらわれた主人公が脱出するアクション映画だと思ったのだ。結果的には勘違いだったのだが。原作を読んでいたら見なかったかもしれない。映画としてはまあまあ面白かったが、予想とは違う内容への残念感のほうが大きかった。予告編にダマされた自分が悪いのか、フジテレビの予告編製作力をほめるべきか。綾瀬はるかの乳揺れが見られただけでもよしとするか。[映画館(邦画)] 4点(2011-06-05 22:35:58)
3. 武士の家計簿
《ネタバレ》 まず言いたいのは題名に惑わされてはいけないと言うこと。
降りかかる金銭問題を節約術を駆使してバッタバッタと解決してゆく、
そんな痛快劇を期待して見に行くとちょっとガッガリします。
見終わってから思ったのは、森田監督の意図は、家計簿云々というのは
あくまで導入に過ぎず、幕末の普通の武士の家庭の暮らしを
描きたかったんだなということです。そういう意味の題名なら
+1点あげれたのに。[映画館(邦画)] 5点(2010-12-05 10:53:34)(良:2票) 《改行有》
|