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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ぼんち 暖簾を守る事が何よりも優先される船場の狭い世界の「しきたり」は考えられないものばかりで、祖母の一言一句に呆れ返る。喜久治は結婚はこりごりと何人も妾を作って放蕩するが、大店の主として商いも抜かりない。「気根性のあるぼんちになれ」という亡父の遺言は守ったと言える。男性はこういう人物に憧れるのだろうか。現代劇出演は初という市川雷蔵は絢爛豪華な女優達を従えての見事な演技であり、早逝が惜しいと改めて思う。[DVD(邦画)] 8点(2018-02-28 00:48:00) 2. 本日休診 三雲先生の利他の精神はまさに神対応。ほのぼのとした雰囲気の中に垣間見る世相、価値観がほろ苦い。[DVD(邦画)] 7点(2017-02-27 00:48:57) 3. 火垂るの墓(1988) あどけない妹を守れなかった兄の行為は浅はかの誹りを受けるものかもしれません。 しかし、兄とてまだまだ思慮浅き子供。 防ぎようのない天変地異ではなく、戦乱状況に子供を追い込んだのは意志を持った大人。 無慈悲に子供達の未来を毟り取っておきながら、「子供達の未来の為に」と謳う戦争指導者の浅はかさこそ万死に値します。 次世代に語り継がねばならない作品です。[地上波(邦画)] 7点(2009-11-10 14:47:17)《改行有》 4. 亡国のイージス 《ネタバレ》 観光地の遊覧船でなく、普通の人々の普通の暮らしを守るべく巨額の税金で建造されたイージス艦の副長宮津の反乱の動機に『盗人にも三分の理』を感じられず、私怨をヨンファにつけ込まれたように思えます。こういう人物についていった部下の死に顔に、国の為にという本望さを感じられないのがやりきれません。守るべき国うんぬんより、守るべき幹部がこんな体たらくでよいのでしょうか。いくらフィクションとはいえこんな脚本に自衛隊が協力した事が不思議で、金目当てのテロリストとの対決で良かったと思います。アクションシーンもどこぞで観た事のあるシーンが満載で、どこをとっても自分にはハズレの作品でした。[映画館(字幕)] 2点(2005-08-03 23:14:32) 5. 鉄道員(ぽっぽや)(1999) 外国映画特にアメリカ映画で夫が仕事一途な夫婦は、相手の心の痛みに気付こうともしないで自分だけがどれだけ傷ついたかをお互いにまくしたてて離婚へというシーンをよく見かける。この夫婦は夫が一途に仕事を愛し仕事に誇りを持ち真っ直ぐに生きてきたからこそ妻もついていったのだろうし、そういう妻だったからこそ不器用にも最期まで鉄道員をまっとうしたのだと感じた。こういう夫婦のありかたは羨ましく思う。7点(2004-02-06 00:34:57)(良:2票) 6. ホタル(2001) 戦争で亡くなられた方の無念さは言うまでもないことだが、残された者としての辛さを感じた作品だった。「俺達は二人でひとつだろう」という言葉に、懸命に生きてきた夫婦の絆の強さを感じた。現在、生活していて国に対して文句は山ほどあるけれど、戦争していないのは心の底からありがたい事だと感謝している。未来永劫起こらない事を祈りたい。7点(2004-01-30 00:13:42)
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