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1. 耳をすませば(1995)
《ネタバレ》 映画が観たいけど特別観たい映画もなくて「仕方ない、これでも観るか・・・」ぐらいな気持ちで映画館に入りました。「いい大人が1人でジブリのアニメなんかわざわざ映画館で金払って観るなんて」という気持ちもありながらの入場でした。このとき僕は職業を変えようとしている時でした。会社員ではなく1人でモノを作る仕事。どんな話なのかまるきり知らずに観ていたら、新たな仕事をはじめようとしている自分と主人公がダブって、不覚にもハマりました。答えを探し出そうともがく主人公がヒナの死骸を手にする不安のシーンは胸が詰まりました。『トイ・ストーリー』でバズが窓辺の階段を落下するシーンに匹敵する良いシーンだと思います。冒頭「コンクリートロードはやめた方がいいぜ」と、後半「コンクリートロードも好きだぜ」の対比も好きです。「俺、そんなこと言ったかなぁ?」「言ったぁ!」名シーンだと思います。と書きながら、不謹慎な蛇足なんですが、地球屋でのからくり時計にまつわるお伽噺だけは「こういう話って獣姦がモチーフになってんじゃないだろうか???」と観るたびに思ってしまう作品でもあります(笑) 画的には夏の木漏れ陽の描きがとても印象的で好きです。境内での告白シーンとかも陰影が良い効果出してたと思います。[映画館(邦画)] 8点(2011-06-05 10:14:56)
2. みんなのいえ
『ラヂオの時間』がとても気に入って、この作品も期待していたけれどハズレでした。ラストの唐沢のセリフもありきたりのクサイもので、ドッチラケでございました。もっとリアルに友情と敬意が混ざった「くそじじい」の言い方がありそうな気がします。[DVD(邦画)] 4点(2011-05-26 12:08:28)
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