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プロフィール |
コメント数 |
731 |
性別 |
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自己紹介 |
奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。
好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。
どうぞよろしくお願いします。
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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。
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1. もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
《ネタバレ》 前田敦子サンの熱狂的ファンらしい長男の強い要望で、ノコノコ家族3人見に行ったものの、正直まるで期待していませんでした。で、そのように“期待値”が低かった(ゴメンナサイ・・・)せいか、これがなかなかの面白さ! 何より、ヒロインの名前からの連想かもしれないけれど、あだち充の『タッチ』をどこか想わせてくれたのが、小生の世代には懐かしいというか、“胸キュン(死語)”ものでありました。たぶんそれは、よけいな恋愛エピソードや、超人的な選手たちのありえない大活躍といった展開をからませず、(あだち充の野球マンガがまさにそうだったように)等身大の「高校野球」と「高校生たちの心情」を描こうとしている、その“清潔感”ゆえにではないでしょうか。
たとえば、俊足の選手が出塁した時、一歩ずつリードするその歩調に合わせてスタンドの応援団たちが、「イチ、ニ、サン・・・!」と声を揃える。そこに実現されているのは、確かに高校野球の試合で行われていそうな応援風景であり、この映画を見ているわれわれ観客をも熱くさせるリアルな高揚感だ。あるいは、ヒロインの幼なじみであるキャッチャーの、彼女に対する思いやりと内なる“想い”のひかえめな表現ぶりの好ましさ。それは、心臓を病んで入院している女子マネージャーとエースピッチャーの語らいの場面にあっても、いくらでも濃いというか暑苦しい展開になりそうなところを、ただ2人がボールを投げ交わすだけで終わらせるあたりにもハッキリと表れている。でも、それだからこそよりいっそう深く伝わってくるものがあるのだ。
・・・熱血よりも、熱愛よりも、そういったひかえめさや不器用さ、けれどひたむきでまっすぐな“想い”こそが、「高校野球」にはふさわしい。そういった意味でこれは、アイドル・タレントによるベストセラーの映画化という安直な企画モノではない(あ、でも前田敦子嬢は実に魅力的にヒロインを演じています。長男の目に狂いはなかった・笑)、真に「高校野球映画」と呼びうる作品になっている。そんな少なくとも作り手の“誠実さ”こそを、大いに評価したいです。
あと個人的には、あの素晴らしい『半分の月がのぼる空』の池松壮亮クンと大泉洋が、ここでも好演しているのも高得点。・・・おおっ、実はこの映画を大好きなのかも、オレ(笑)[映画館(邦画)] 7点(2011-06-10 12:29:21)(良:1票) 《改行有》
2. 萌の朱雀
この映画の完成前に監督の女の子(まだ、そんな感じだった…)に会う機会があって、「もう、私がすることって、役者さんたちにこう演じてくださいって指示をあたえることだけなんです…」と、実質的に監督としての権限が与えられていないってことを認めていました。それが、カンヌで賞をとったとたんに、あの増長ぶり。キミ、やっぱりアカンと思うよ、それって。これで映画が良ければ文句はないものの、こんな程度の「家庭の崩壊劇」を映画に仕立ててみせるには、もっと人間や風景を凝視する視線の”強度”が必要なのでは。結論、映画賞なんてロクなもんじゃねえ!4点(2003-06-06 16:47:33)(良:1票)
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