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1. 百瀬、こっちを向いて。
《ネタバレ》 自分をゲームのレベル2だと称する主人公。スクールカーストの底辺に位置する男子。それがたとえ嘘とはいえ、女の子とつきあうことになればどんな気持ちになるか、同じようにカースト最低の身の上だった私には痛いほどわかります。彼女と手を繋ぎ、髪に触れられ、顔を近づけられる。そのたびに揺れ動く彼の気持ちがちょっとした視線の動きでよく表現されていました。
嘘の関係を止めることになったとき、百瀬に冷たく拒絶されても「こっちを向いて」と懇願する主人公に、どうしようもなくせつない気持ちになりました。映画だからハッピーエンドになるかと少し期待しましたが、そんなオチはありませんでした。(まあ、そうですよね。)
ただ、15年も時を経たのに、すれ違う女性にはっとして振り向こうとするあたり、百瀬のことを忘れられないんだなぁと思います。そして一生その面影を捜し続けるのでしょうね。[インターネット(邦画)] 7点(2020-05-10 22:24:42)《改行有》
2. もののけ姫
何がテーマなのか思いこみと想像力で補っていかないと何が何だか分からない映画。そもそも何故戦っているのか、説得力がない。このため多くある暴力的なシーンの残酷さだけが際だってしまい、不快になる。冒頭、竪穴式住居の村落から老婆が現れて清朝式の挨拶をしてみせるたり、室町時代風のなかで鉄砲が出てくるのも、時代感覚がめちゃくちゃで目眩がしてしまう。失敗作。3点(2003-12-27 21:44:35)
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