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プロフィール |
コメント数 |
1047 |
性別 |
男性 |
年齢 |
30歳 |
自己紹介 |
とにかくアクションものが一番
感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます
備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません 10点…大傑作・特に好き 9点…好き・傑作 8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く |
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1. 弥太郎笠(1960)
《ネタバレ》 1952年の「弥太郎笠 前後篇」の3時間を90分にまとめあげてしまうマキノ雅弘の妙技。
これぞ股旅時代劇「弥太郎笠」の決定版。
いや、淀川長治さんが絶賛していた稲垣浩の「弥太郎笠(彌太郎笠)」がいつ発掘される解らない。
なので、現時点での決定版という事で。
この「弥太郎笠」こそマキノ映画の文字通り“祭り”のエネルギーが脈打つ代名詞的な存在だろう。
本当は旗本の御曹司である弥太郎は、武士社会に嫌気がさして股旅の渡世人としての人生を選ぶ。 序盤からテンポ良く惹き込まれるのはいつもの事だが、幻想的な祭りの場面の踊りは御曹司(エリート)としての踊り、歌、剣の腕前を隠し、武士ではなく一人の人間としてお雪と交流する。
かつて世話になった恩人のため、惚れた女のためにヤクザ一家との死闘を選ぶ弥太郎。
全身からエネルギーがほとばしる中村錦之助のパワー、
少しふっくらした感じだが町のおっとりした可愛らしさが美しい丘さとみ、
これを中心としたマキノ流アンサンブルが繰り返され心地良い。
日本の時代劇の面白いところは、殺陣が無くても話の面白さで見入ってしまうところだ。
いや、殺陣もあるからこそ更に面白い。
1957年の「浪人街」じゃ本当に火花散らす鍔迫り合いがあったし、本作も負けてねえぜ。
「血煙(決闘)高田馬場」も、
「次郎長三国志」も何処か狂気地味たフルスピードの斬り合いが強烈だった。
この映画も凄い凄い。
お腹一杯になる傑作です。[DVD(邦画)] 9点(2014-05-31 11:52:38)《改行有》
2. 弥次喜多道中記(1938)
《ネタバレ》 「鴛鴦歌合戦」に並ぶ・・・いやそれを凌駕するくらい面白いオペレッタ時代劇の傑作。
オペレッタ時代劇といっても、開始20分目にしてようやく歌が始まる。最初20分はユーモアを交えた普通の時代劇なのだ。
「鼠小僧」が追われる場面から始まるファーストシーン、説明乙な剣豪とワケ有り泥棒の邂逅が面白い。
追う者と追われる者とも知らず・・・そして捕り方に潜む「裏切り者」。
片岡千恵蔵の演技が上手い。上手すぎる。杉狂児とのコンビが面白い。
志村喬を「はげちゃびん」呼ばわりできるのは千恵蔵だけです。
旅までのシリアス気味な20分、残り1時間20分の歌あり騒ぎありの旅道中。
「大福喰いのマンジュウおじさん」シーンは最高だった。
名前の笠が呼ぶ幸運と不幸。結局お銀は今何処。中盤の天狗の「大立ち回り」も踊るように爽快だった。川面のシーンは「次郎長三国志」に繋がる演出。
三条橋から日本橋、困った時にぱwぴwぷwぺwぽwwww
マキノ雅弘にハズレなし。[DVD(邦画)] 10点(2014-03-11 02:17:22)(良:1票) 《改行有》
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