|
1. 野獣死すべし(1980/日本)
《ネタバレ》 映画館で1日のうちに3回も見ました(入れ替え制ではありません)。それほど私には面白かったです。2本立て公開だったので、併映されていた「刑事珍道中(デカ珍)」もなんと2回見てしまいました。大藪春彦の原作を大胆に(当時の)現代にアレンジしたのが成功したと思います。松田優作の鬼気迫る演技と、小林麻美の純な美しさが素晴らしいです。二人が出会う音楽店は改装前の銀座ヤマハです。それに気づいてサントラレコードをわざわざヤマハで買ってしまいました。無名だった鹿賀丈史の存在感もすごいものがありますね。思い入れがありすぎますが、10点以外はつけられません。名作です。[映画館(邦画)] 10点(2010-11-09 00:48:31)
2. 野獣刑事
緒形拳の印象が強烈です。ちょっとホロリとくるシーンもあります。犯人像には当時驚いた覚えがあります。しかし、作品としての出来は実に荒く、熱気がムンムンと感じられるものの、惜しまれる仕上がりとなりました。ストーリーがところどころ破綻している熱血刑事ものです。けれど、細かいところに目をつぶれば十分に楽しめる作品です。先日、緒形拳が亡くなりました。本当に良い役者でした。[地上波(邦画)] 6点(2008-10-12 00:45:36)
3. 約束(1972)
全く期待していなかったのですが、けっこう感動しました。萩原健一と岸恵子の組み合わせがちょっとアンバランスに感じられますが、この二人でなければこの映画の味わいは出なかったとも思います。寒々とした風景描写が良いです。 場末の映画館で見るに、実にふさわしい映画です。[映画館(邦画)] 6点(2007-05-06 22:14:03)
|