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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 闇金ウシジマくん 《ネタバレ》 観ている間は退屈しなかったけど、自分とは縁遠い世界で良く分かりません。金は貸し借りナシがイチバンってことなのかな。金と人の関係に悟りを開いているようなウシジマくんには興味が湧きました。原作未読ですが、読む気になってます。終始スッピン(に見える)大島優子は可愛かったです。最後に出てきて別世界のような庶民的世界観を披露する市原隼人が可笑しかった。大島優子が母親の借金の利子を払うたびに、領収書もらわなくて大丈夫なの、と心配になりました。[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-08-21 03:02:45) 2. 八つ墓村(1996) 《ネタバレ》 横溝正史映画をたくさん撮った市川監督だが、これはダメですね。独特のカット割りは職人芸的な魅力を放ってますが、全体の流れが平坦すぎる。順序よく殺人が起こり、あらかた殺し終わったあたりであっさりと犯人が割れて、なんとなくハッピーエンドという構成。当時人気上昇中だったトヨエツだけど「しまったあああ!」という声で目立ったくらいで、映画ではまったく活躍していません。辰弥の出生の秘密は突き止めてましたから、興信所の仕事をやったくらいです。横溝正史の金田一シリーズはたくさん読みましたが、この「八つ墓村」が最も良く出来ているという意見です。映画化に際しては、特に森美也子を誰が演ずるかにすごく興味がありましたが、浅野ゆう子さんの演技はTVドラマを見ているように薄かったです。ちなみに、野村芳太郎版の森美也子にもがっかりした記憶があります。[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-04-02 16:09:32) 3. 山形スクリーム 超弩級に暑苦しく、超弩級に笑えません。竹中直人の笑いって、こんなにくだらなかったか?[CS・衛星(邦画)] 1点(2010-12-26 23:37:03) 4. ヤッターマン(2008) 《ネタバレ》 オリジナルのシリーズは「タイムボカン」から入ってずっと観てましたが、ファンという程の執着はなかった。その中途半端な観賞態度が幸いしてか、自分には特に粗が見えず、これは充分に及第点を付けちゃいます。観ていて楽しかったもんね。ドクロベーを入れても10人に満たない登場人物がほぼ均等にキャラの個性を主張してます。真面目なゲストキャラのはずの翔子をビジュアルでずっこけさせるのが効いてました。オリジナルでは蚊トンボみたいな体型でキーキーとうるさい奴だったドロンジョが肉感たっぷりに変身して、しかも健気さを漂わせるラブコメをやってくれる。なんと平和なドタバタであることか。深田恭子は特に注目する女優でもなかったんだけど、出て来るカットの瞳がすべてキラキラ輝いていて、その瞳に惚れてしまいました。いや、胸元にも惚れましたが。自宅ではCSをHDDに録画して観ていて、いつも見終わった映画はすぐに消去するんだけど、本作はその手が止まりました。別れ難い愛しさを覚えたからです。たぶん深田ドロンジョ恭子に惚れたからですね。その心情に何点かプラスした評価です。[CS・衛星(邦画)] 8点(2010-12-13 23:52:32) 5. 山の音 《ネタバレ》 ↓えっ、上原謙って山村聡より年上なんですか。それはある意味凄いキャスティングだ。笠智衆が、よく年上を相手に父親役をやっていた話は聞いたことがあるが、これは山村聡が老けているというより、上原謙が若すぎるんでしょうね。2世代が同居する家を舞台にしたホームドラマ。この家は不協和音に満ちている。直接の原因は不貞の夫と出戻りの娘。その夫の寒々しい態度に耐え続ける不幸な嫁。それを精神的に支える舅。一見、そんなふうに見えるのだが、この不協和音の原因は実は舅にある。それに気付くと、物語がグッと奥深いものに変化した。舅は物分りが良く、有能(な社長さん?)で、鷹揚でいて細かい気遣いも出来るキャラクターなのだが、それが災いしている。これが違うタイプの映画なら嫁と舅に「間違い」が起こりそうな空気だった。たぶん、事あるごとに嫁が舅を頼り、夫はそれが面白くなくて心が離れて行ったのだと思う。出戻りの嫁が持っていたコンプレックスも、そもそもは出来すぎの父親から見透かされるような視線を受け続けたことが原因だろう。舅はそれを自覚していない。原作は未読だが、映画では夫が父に対して抱いているはずの嫉妬には一切触れないし、舅は最後まで家族の苦悩を背負った男として描写される。このあたりに川端文学らしい行間と落とし穴的なテーマが見える。エンディングで老夫婦は田舎に隠居すると言っていた。その判断がもう少し早ければ、中絶&離婚という結果にはならなかったと云うのが私の見立て。2世代同居の歪を描いており、過去に観た記憶がない類いの映画でした。[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-04-12 11:26:09)(良:1票) 6. やわらかい生活 もう10年以上前の話だけど、自分のいとこの女性がこの映画の主人公と同じくらいの歳でビルから飛び降りて死にました。鬱病でした。そんな経験があるからか、この映画はタイトルが示すような生やさしいものに思えなかった。足元の定まらない生活をしている主人公に、自分は終始、死の影を見続けていました。周囲に何人か相手をしてくれる男はいたけれど、最終的には孤独の中に漂って終わった。彼女の10年後が想像できない。精神を患っていなくても、主人公の年代で同じような境遇の女性(に限らないんだけど…)は世の中にたくさんいる。その人たちがとても危うい存在に思えてしまう映画でした。[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-11-16 11:35:16) 7. 闇の子供たち 《ネタバレ》 臓器売買と児童買春の共通点は売る側の貧しさ。相違点は買う側のスタンス。双方、買う側に需要があるから起こる悲劇というより問題は貧困にある、という感想です。でもこの映画、なんか中途半端だぞ。自分はCSで観たのだが、エンドクレジットの後に「この映画はフィクションです」というテロップが入った。その瞬間に、どういう態度で臨めば良いのか分からなくなった。この種の映画は作り話と言い切られると、鑑賞意義が激減する。同列には語れないけど、マイケル・ムーアの映画がフィクションなら観る意味が無いよね。せめて「実話を元にしたフィクション」くらい言って欲しかった。原作がある作品だけど、製作陣はもっと取材するなりして、ある程度の現実を見極めてから取り掛かるべきではないか? とりあえず撮りましたって印象で、劇中でうるさく言ってるジャーナリスティックな視点が映画自体からは全く匂ってこない。中途半端という意味では、江口洋介の立ち位置も中途半端で、放り投げたような自殺でした。[CS・衛星(邦画)] 3点(2009-09-11 07:00:52)(良:1票) 8. ヤマトよ永遠に 「ヤマト」に熱狂した第一世代を自認する。その熱に流されて今作も劇場で観た。最初のテレビシリーズが放送されてから6年後だった。分かってはいたことだけど、登場人物は同じでも、やはりまったく別物でした。松本零士氏も、この前年に「999」とか作ってるんなら、もうヤマトの映画化にはNOと言っても良かったんじゃなかろうか。本来0点の映画ですが、元ファンの思い入れの点数だけ入れさせてください。そういえば刑務所に入っていたあのプロデューサーが新作を企画しているようなニュースを読んだ気がする…。<5/18PM追記>今日のニュースで読んだけど、新作は今年末公開予定で進行しており、新しい波動砲は六連発らしい。[映画館(邦画)] 1点(2009-05-18 16:41:02)
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