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プロフィール |
コメント数 |
418 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
1959年生まれの48歳。 神戸市近郊に在住の、映画をこよなく愛する 市井の人であります。 ま、コツコツとレビューしようと思ってます。 |
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1. ゆきゆきて、神軍
ここはひとつ冷静に。奥崎謙三氏の人生哲学と行動については肯定も否定もしません。あの凄惨極まりないニューギニア戦で想像を絶する地獄を体験し、奇跡的に生き残った数少ない日本兵の一人であるわけですから。我々戦争体験のない平和な時代に生まれ育った人間には、とうてい理解出来ようはずがない。それではドキュメンタリー作品としてはどうか?…というと本作は紛うことなき傑作です。奥崎氏の激烈な人物描写も手伝い、“衝撃的”とか“ショッキング”という言葉はまさにこの作品の為にあるようなもの。終戦後23日もたってから、ニューギニアで2人の兵卒が銃殺刑に処せられるわけですが、その真相が次第に明らかにされていきます。テーマがテーマだけに、まさに固唾を飲み込むという言葉がふさわしくグイグイと引き込まれてゆく。凄惨を極めたニューギニア戦で、戦死者の肉を喰って生きながらえた日本兵が少なからずいたということは、東京裁判や帰還兵の証言でも有名な話です。《ネタバレ》しかしこの作品では、さらに一歩も二歩も突っ込んでおり、極限状態で行われた戦慄すべく真相が明らかにされようとする。当時この処刑に係った元下士官達の証言により、上層部の命令下、同胞の日本兵をも殺しその新鮮な肉を分け合ったというそら恐ろしい事実が…。もちろんまだまだグレーゾーンのままなわけですが。まぁとにかく欧米で起きた歴史的猟奇事件でさえ、かすんでしまうほどショッキングなドキュメンタリー作品でした。10点(2004-05-30 22:51:00)
2. 幽霊列車
タイトルにつられてビデオを借りてしまったクチ。山奥の駅舎で一晩過ごすはめになった16人の男女の恐怖を描いた物語りなんですが、キャストがキャストだけに怪談風喜劇。しかも特撮は、何と、円谷英二! ! …なだけに、クライマックスの轟音響かせ幽霊列車が迫ってくるシーンはなかなかの緊迫感! ? 《ネタバレ》その実は怪談というよりも正体はサスペンスで、ツタヤのサスペンス・コーナーに置いてあったのも、後になって納得。6点(2003-11-23 15:19:39)
3. 夢(1990)
巨匠、黒澤明ともなると見る夢が根底から違うものです。ストーリーはさておき、作品全体に共通して言えることは、幻想的な映像美が見ものだった。夢なので当たり前か(笑)。 第1話「狐の嫁入り?」はコワ~イ日本の民話だが、雰囲気ある演出が絶品。最後までドキドキさせられた。第2話「桃畑」は、純粋な少年の視線から描いている辺りは童話そのもので、お世辞抜きにすべてが美しかった。第4話「亡霊?」の爆弾特攻犬に吠えられるシーンは“ゾッ”とした。第6話「赤富士」は映像が強烈で悪夢そのもの。最後の第8話「水車の村」は、ファンタジックに彩られた大人の絵本というところか? 総じて“日本”を感じれる人には、満足出来る作品ではないカナ。7点(2003-08-02 21:50:55)
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