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21. ラストソング(1994)
才能、愛情、未来、
そんなあやふやでよくわからないものに翻弄され葛藤する2人の男と1人の女の物語。
音楽を通じて出会った3人が次第にあやふやな存在の意味に気付かされていく。
それは残酷な、そして誰もが一度は辿ることとなる道程。
やがてそれぞれがそれぞれの辿りつくべき場所を見つけ歩き出す。
万感の想いを込めて奏でられるラストソングが心に沁みる。7点(2004-06-27 10:40:53)《改行有》
22. LOVE SONG
この作品には尾崎である必要性を感じない。出演可能な現存のアーティストか架空のアーティストで音楽をもっと前面に押し出すか、飽くまでも音楽は小道具にして、人間ドラマを前面に押し出すか、どっちかにして欲しかった。あまりにも中途半端。寧ろ仲間由紀恵すら削ってしまって、原沙知絵をメインに据えたラブストーリーにしても良かったのではないだろうか。尾崎と仲間由紀恵に期待して見ただけに、どうにも消化不良である。でも、やっぱり尾崎の曲はいいんだけどね。5点(2004-06-01 09:05:01)
23. 乱
単なる悲劇というわけではなく、人の醜さ、怖さ、そして、哀愁といった情景が見事に伝わってくる大作である。やや長さを感じるテンポの悪さがあるので、再編集したバージョンなどがあれば、名作と成り得たかも知れない。ストーリーはよく練られた秀逸なものであり、それぞれの登場人物も魅力的、美しささえ感じさせる合戦シーンも見所。主人公の境遇がその後の黒沢作品のとち狂った方向性を暗示しているとか言ったら、誉め過ぎか???8点(2004-05-25 05:56:49)
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