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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ラッシュライフ 原作は未読。伊坂作品のいかなる作品の1ページも読んだことはない。 原作未読のためか、終始疎外感を覚えてしまった。 学生が製作に関わっているようであり、自分の世界を構築することにこだわりすぎて、観客の目を意識するまでには至らなかったようだ。 しかし、それほど嫌いではないテイストにはなっている。 原作を読んでいないので何ともいえないが、調理するのは難しい題材だったのだろうか。 もう少し練り込めばもうちょっと良い作品に仕上がった気がする。 また、個別エピソード自体理解できないものがないが、あまりにも漠然かつふんわりとしすぎてしまったか。 全体を通して、何を伝えたいのか完全にボヤけてしまった。 4人の監督がそれぞれを受け持っているようなので、バランスも少々悪くなっている。 黒澤編のような分かりやすい作品にするのも何か違和感を覚えてしまう。 そのアンバランスさが本作の“味”のようなものにもなっているが、一般受けするのは難しいだろう。[DVD(邦画)] 4点(2010-02-06 23:20:33)《改行有》

2.   《ネタバレ》 鬼も逃げ出すという「羅生門」で“人間の愚かさ”を描いたように、本作もシェイクスピアの悲劇「リア王」をベースに神や仏も泣き出すという“人間の愚かさ”を描き切っている。 しかし、ここには「羅生門」のような“希望”はない。あるのは残酷なまでの“醜さ”だけだ。 舞台は架空の戦国時代であるが、現代にも通じる“乱”れた世界に対する“嘆き”が込められた作品であり、製作者の黒澤のメッセージや深い想いが感じられる作品だ。 また、「影武者」でも描かれていたが“破滅”に対する美意識も高い。 長く暗く陰惨な映画ゆえに一般的に好まれない映画ではあるが、個人的には、評価の高い「羅生門」よりも、評価がそれほど芳しくない本作の方を好む。 仏の絵が地面に置き去りにされて、悲しげにこちらを見つめており、盲目の青年が崖の上に取り残されているというラストのカットも秀逸だ。 ここで終われば完璧だと思った瞬間に、きちんと幕を閉じたのはさすがだ。 「果たして仏は我々を見守っているのだろうか」「この“乱”れた世で生きるということは、盲目状態で崖の上を歩くようなものなのではないか」と黒澤は言いたかったのかもしれない。 素晴らしい作品であると感じるが、何点かは不満な点もある。 ①「三の城襲撃について」 襲撃に至るまでの展開がやや早すぎるように思われる。 次郎が秀虎を体よく追い返すまでは理解できたが、肝心の襲撃に至るまでをもう少し分かりやすく構築した方がよかった気がする。 あれでは、単なる「謀反」のようにしか感じられなかった。 ただ、演出は素晴らしい。 呆然とする秀虎の背後をびゅんびゅんと火矢が飛び交うような現実離れしたリアリティのない演出ではあるが、あそこまで思い切った演出をするのは難しいものだ。 ②「ピーター演じる狂阿彌について」 彼なりに健闘していたように思えるが、本作の裏の主役でもある大切な存在こそが「狂阿彌」である。本作の成否が彼に掛かっているといっても過言ではない。 この世の“表裏”を見聞した彼の言動こそが、本作のキーとなるはずだ。 道化である彼が一見狂っているようにみえるが、“乱”れた世で一番まともだったのが、彼だったというオチに持っていきたかったところだ。 少々感情を表に出しすぎているところがある。ストレートではない悲哀を感じさせるキャラクターに仕上げることができれば、より傑作に近づいた気がする。[DVD(字幕)] 7点(2008-01-05 17:15:21)(良:2票) 《改行有》

3.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 88分という短い時間に、見事に“人間”が描き込まれている。 本作の事件の顛末の“真実”自体には驚くべきものはないのかもしれない。 描きたいテーマは、人間はある“真実”を歪曲し、都合のいい解釈を行い、自己を美化し正当化し、または自分に言い訳をするものだということだ。 “真実”はたった一つしかないのかもしれないが、関わった人間の数だけその“真実”というものは存在するのかもしれない。 この現象こそ、古今東西を問わないひとつの“真実”だ。 我々が知る歴史や事件というものも、恐らく一方向から見た歪曲化された“真実”も含まれているのかもしれないと感じさせる映画だ。 また、鬼でさえも逃げ出す人間の恐ろしさ、自分を守ることしかできない人間の愚かさ・弱さを描き切っているが、そんな汚れた弱い人間に対して、ひとつの“希望”をラストの赤ん坊に託したのだろう。 自分だけを守る弱さだけではなく、他人をも守る強さをも人間は抱えているということを黒澤はメッセージとして残したかったのではないか。 ストーリーや哲学性だけではなく、森林での撮影技術が素晴らしすぎる作品でもある。 この点に対しても注目してもらいたい。 ひとつ残念なことは、本作には字幕機能が付いていなかったことだ。 テーマは劣化することはないが、音質の劣化だけは防ぐことができない。[DVD(邦画)] 7点(2008-01-05 16:57:47)《改行有》

4.  ラスト サムライ 勝元がなんのために戦い、なんのために死んだかを考えるとこの映画の良さが分かる気がします。 サムライの生き様とは全ては君主のために生き、君主のために死ぬ。それこそが名誉であり、戦場で死ぬことは誇りである。まさに勝元こそラストサムライだった。 サムライ的精神はパーフェクトに描かれてはいるけど、あまりに美しく描きすぎてて、死ぬことが誇りとはいえ、ラストあたりの悲壮感が全く感じられないのはどうなのかなあ。 美しく描くのなら、勝元の死に際に詩を完成させて欲しかった。 やや硬い話にいくつかの笑いを入れて中和させていたのも良かった気がする。タップするトムとスローで殺陣を再現させるトムには笑ったなあ。8点(2004-06-25 22:31:54)《改行有》

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