|
プロフィール |
コメント数 |
253 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
直接的に「内容」に向かうのではなく、「スクリーンへの現れ方」を語る言葉(技法論的な言葉)をなんとかめざしたい。 |
|
1. 落第はしたけれど
《ネタバレ》 斎藤達雄の長い手足のコミカルな身振りが印象的である!小道具の数々がきわめて豊かな表情をみせる、いちいち挙げる必要もない、もうなにもいうまい、最高傑作だ。[映画館(邦画)] 10点(2012-11-28 22:01:40)
2. Love Letter(1995)
《ネタバレ》 ラストシーンが微妙にいい。二人居るヒロインを一人二役、かつそのうちの一人の役を二人の俳優が演じることの意味。高校時代の自分への(死んだ樹君が描いた)似顔絵が出てきたのが届けられるという感傷的なシーンなのだが、中山美穂にではなく酒井美紀に似た似顔絵なのである。つまり中山美穂(樹役)にとって自分に似ていない(博子役の中山美穂にとっては似ていてはガッカリなのである)のが似ていることの証であるというこのちょっとしたズレが、観客にとっての戸惑いでもあり感傷を強めることにもなる。『花とアリス』と双璧の岩井俊二の傑作。[映画館(邦画)] 9点(2011-03-15 01:04:16)
|