みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 猟人日記(1964) いくら58年前とは言え、仲谷昇の失笑もののナンパにホイホイ身を任す女性達とそれを日記に記すのに「アホちゃうん」「アホくさ」「見てられんわ」リタイア寸前のところでの殺人事件。以降ラストまで手に汗握る展開で掘り出し物の良作でした。北村和夫の得も言われぬ存在感に惹かれ通しでした。[インターネット(邦画)] 8点(2022-05-22 21:19:47) 2. 陸軍中野学校 開戦前夜 ひねくり回したストーリー、大詰めでのチープ感、シリーズ中で一番華に欠ける雷蔵。シリーズの潮時を感じさせられた凡作で残念。細川俊之の重低音ボイスが若い頃には出ていなかったのにはビックリでガッカリ。[DVD(邦画)] 5点(2019-09-17 16:35:18) 3. 陸軍中野学校 密命 《ネタバレ》 キャッツ・アイの正体をめぐる物語に惹き付けられたのですが、急展開の元となったのが偶然に小柳の車が前を走っていたというのが都合良過ぎて白けます。清楚な高田美和、欲求不満女の野際陽子共に好印象。雷蔵は野際陽子を色仕掛けで手玉にとる姿に惚れ惚れ。スパイが下劣かどうかは大局観によるのかなぁと考えさせられました。[DVD(邦画)] 6点(2019-08-22 13:28:46) 4. 陸軍中野学校 竜三号指令 《ネタバレ》 シリーズ第三弾では、「神よ与えよ 万難を我に」という気概で任務に当たり命を落としてしまう悲哀、和平の目的が果たせない無情が示されておりました。友の死を悼む椎名次郎に、まだ人間味が残っていた事が感慨深い。展開及び使用される小道具に無理筋はなく惹き込まれましたが、明子とスタイナーの件だけ「そんなアホな」ドン引きです。雷蔵は安定感抜群なものの突き抜けた感がなくちょっと残念。[DVD(邦画)] 7点(2019-08-21 00:51:46) 5. 陸軍中野学校 雲一号指令 清張作品を観ているかのような丹念な捜査模様ですが、そこに悲哀や不条理は無く、華も無ければ味わいも無い無味乾燥な一品。もうちょっと何とかならなかったのかと思う爆破シーンのショボさに呆れる。雷蔵の深みのある声での語り口は何時もながらウットリさせられ、今作での芸者遊びの客役でのはんなりとした姿(プライベートはこんな感じなのだろうか?)が絶品であり唯一の収穫。[DVD(邦画)] 6点(2019-08-12 23:51:35) 6. 陸軍中野学校 《ネタバレ》 戸籍を捨て肉親との繋がりを絶った上で、非合法な任務に必要な知識を習得し不必要な人間味を捨て去る市川雷蔵が醸し出す狂気が理詰めなストーリーの中で映える。雪子を手にかける一部始終と「母は一人でも生きていける女です」と言い放つ姿にゾッとすると共に彼が後年自身の行いを後悔する事は消して無い事を思わされる。前途有望な若者達をこのようなスパイに仕立て上げた加藤大介の人柄の誠実さがかえってやりきれない。[DVD(邦画)] 8点(2018-04-30 18:08:47)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS