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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. リップヴァンウィンクルの花嫁 《ネタバレ》 佳作。180分という長尺ながらダレることもなく最後まで見られる。とくに黒木華さんをはじめとする主役3人のキャスティングが絶妙で、まさに適材適所という印象がある。【ネタバレ注意】序盤は主役の“アホさ”にいらだちすら感じるし、結局最後までまったく成長しないのだが、そういう“流される”性格をうまくドラマ化している。途中、代理出席サービスで新婦側だったアムロが、どうして“別れさせ屋”側になったのかという点は、「代理出席を見破った新郎側がサービス提供者を突き止め、その行きがかりで別れさせる仕事を引き受けることになった」と考えたのだが、そこには明確な答えがなかった。またホテルでの成り行きは偶然に頼りすぎて不自然な面は否めない。マシロの母親が脱ぎ始めるだけでなく、これまで“仕事”と割り切って描写されていたと思っていたアムロまで、というのもちょっと驚いた(あそこは酔った“フリ”をしているのかと思ったが、そうではないようだ)。こうした後半の展開はややファンタジーだが、そこは岩井ワールドと割り切れば許容範囲。ウェディングドレスを着たベッドでの会話の長回しとか、ぐいぐい引き込まれた。[映画館(邦画)] 7点(2016-04-17 23:17:21) 2. ReLIFE リライフ 《ネタバレ》 佳作。初見のアニメが良作で、原作が傑作だったので、逆に実写化に不安を感じていたのだが、無難にまとまっていたと思う。キャスティングはよかった。【ネタバレ注意】冒頭の若返りに気付くまでのシーン、エンドロールで「見た目カメラ 中川大志」となっていた部分だと思うが、(たぶんCGが)よくできていた。若返りの表現が自然だった。日代さん演じる平祐奈さんの「ニヤリ」もよかった。もっとも前半の原作相当のパートでは元の絶妙な会話が大幅に省略されていたし、後半のオリジナルな展開はどうしても原作と比べた薄っぺらさを感じてしまう。アニメが原作の途中までに区切って丁寧に描かれていたのと違い、2時間程度で完結させるために端折られた印象を受けてしまう。とはいえ、そうした制約の中ではよくできていたと思う。[映画館(邦画)] 6点(2017-11-07 20:53:05) 3. 理由(2004) 《ネタバレ》 凡作。もともと大林宣彦監督の落ち着きのない映像は苦手である。それは好き嫌いの問題ではあるのだが、これなら小説を読めばよいのではないか、とは感じてしまう。話がつまらないわけではないが、消化不良な点は否めない。【ネタバレ注意】そもそも“映画化”までネタにする必要があったのだろうか。なぜ雨の中で傘も差さずに赤ん坊を抱きかかえて現場に行くのか。自分はよくても赤ん坊が病気になったらどうするのか。犯人は病気だったのか。どうして落ちたのか。なんだかスッキリしないまま終わってしまった。[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-04-24 21:43:50) 4. Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow 《ネタバレ》 【ネタバレ注意】“劇場版”ではなく“OVA”ということを考えておくべきだった。“つまらない作品”というより“なんでもない作品”だった。のっけから鑑賞上の注意だけで5分くらいあったと思う。ガルパンだったらテレビシリーズのおさらいを終える時間を費やして撮影禁止だの周りに気を遣えだのとデフォルメキャラを使って案内する。本編冒頭も‟重要なミッション”といいつつほのぼのした展開で、そうはいいつつ実は深刻な事態が……というような展開になるかと思いきや、全然そんな気配がなく、中盤を過ぎた頃には「これ、何も事件らしい事件が起きないんじゃないだろうか」と思っていたら、本当にそのまま終わった。いや、主要人物の性格を活かした日常の一コマですよ、というのは分からないでもないが(OVAなのだし)、キャラがパターンを繰り返すだけで、ホントなにごともなかった。[映画館(邦画)] 5点(2018-10-25 01:21:31)
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