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1.  ルドルフとイッパイアッテナ 《ネタバレ》  脇役にすぎないデビルがイッパイアッテナをからかうのは、実は自由に生きられるのが羨ましかったと直截的に述べるように、この物語は「大人への旅立ち」の寓話である。きれいな家で飼い主の愛情を一方的に与えられ、飼い主とずっと一緒にいようとするルドルフは、明らかに子供時代を象徴している。その彼が、飼い主と離れて未知の世界を知り、学習し、他者に頼らず生きていく術を学ぶのは、大人への成長を象徴するものだ。ゆえに、ペットを捨てる行為を美化しているという批判は、寓話を寓話としてではなく直截的に見ていることになる。  子供向けの作品だと侮って見ていると、ラストの手前にどんでん返しがある。ルドルフが知恵と勇気の限りを尽くして、リエちゃんの元に帰りめでたしめでたし、にはならない。リエちゃんの家には、ルドルフにそっくりな新しい飼い猫がいて、1匹しか飼えない。もう自分の居場所はないと知ったルドルフは、名をきかれると「ぼくの名前はいっぱいあってな」と言う。多くの人に多くの名をつけられるのは、野良の証拠だ。自分はもう野良で、いろんな人にいろんな名をつけられ、外の世界を知ってしまったから、ここで飼われるにふさわしくないということを意味する。  ルドルフは「お前のリエちゃんなんかじゃない、本当はぼくのリエちゃんなんだ!」と叫ぶが、自分が帰って来たことをリエちゃんに告げずに、旅立って行く。ここでルドルフが東京行きの車に飛び乗るシーンがなかったことは、残念だ。前回はハプニングで、文字も読めず行き先も知らずに乗ってしまった。だが今は自分の意思で、東京のナンバーを読み取り、自分で選んだ未来に向かって飛翔するシーンが欲しかった。もう庭しか知らない彼ではない。名前がいっぱいあるのは、多くの人たちの協力で、多くの困難を乗り越えてきた証なのだ。  本作のテーマを考えると、イッパイアッテナの飼い主が戻って来るのは間違っている。ルドルフは東京で、イッパイアッテナらとともに自由な野良の生活を享受しているべきだろう。[CS・衛星(邦画)] 9点(2020-05-04 13:19:07)《改行有》

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