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1. ゴジラ FINAL WARS
《ネタバレ》 痛快です。笑いがとまりません。はっきり言ってリアル路線のゴジラは退屈で最後まで見たことがないのですが、これなら初心者でも楽しめます。思わず2夜連続で見て、さらに3夜目にはコメンタリーまで見てしまいました。「ああ、これ見て怒り狂うファンがいるんだろうな~」と考えながら見るのがまたある意味おもしろかったり(笑)。バイクのシーンなどあきらかに演出がショボい場面もありますが、それにあえてチャレンジしようとしていることが、監督エライです。兵器VS怪獣、人間VS人間、怪獣VS怪獣、人間VS怪獣・・・いくら質が低かろうが、薄っぺらかろうが、あの手この手で次々とアクションシーンをたたみかけ、見ている人を楽しませようとしています。そして後半の北村一輝ワンマンショー。大好きです。完全に主役を食ってます。とにもかくにも監督には、このままサービス旺盛スーパーB級アクション路線をつっ走ってほしいですね。[DVD(字幕)] 8点(2007-05-18 23:34:35)
2. 平成狸合戦ぽんぽこ
《ネタバレ》 ここでの評価はあまり高くないようですが、すばらしく切ない良作だと思います。メッセージが強すぎるのが毛嫌いされる原因なのでしょうか。
のんきで食いしん坊でお祭り好きで熱しやすく冷めやすい、そんなタヌキたちだからこそギリギリのところでエンターテイメントに仕上がっているのですが、内容としては救いようのない、絶望的な物語ですね。ラストも一応決着はついていますが根本的にタヌキが救われたとは言いがたいですし。
だって、タヌキが化け学を駆使して工事現場のトラックを見事にクラッシュ!見ている方が「やったぁ!!」と喜んだら、次のシーンではニュースで『工事現場で死亡事故』ですよ。シニカルすぎる。大人向けなのかもしれません。
「双子の星作戦(でしたっけ?)」で、老人が「ザシキワラシじゃ~!!」と震えて平伏すシーン。あれが自然に対する、本来の日本人の姿だったのでしょう。それと対照的なのが「妖怪大作戦(でしたっけ?)」でオバケを見た若い夫婦や子どもたちが喜ぶシーン。
この辺のメッセージも、現代っ子には感じ取ってほしいです(・・・って、俺も現代っ子ですが)。
「ウキウキドキドキワクワク」だけをジブリにもとめてはいけません。[地上波(字幕)] 8点(2007-03-22 22:38:24)(良:1票) 《改行有》
3. UDON
《ネタバレ》 中盤のうどんブーム最高潮まではキャラクターを次々に出して、画面分割や特撮を駆使しながらどんどん盛り上がっていき、ブーム後は物寂しい雰囲気の中、落ち着いた画面構成でユースケ個人をクローズアップ。この対比が良かったのか、そこそこ感動できました。
オヤジの「死んでまでこんなもん食いたくない」というセリフ、そして最後の笑顔にはやられました。うどんやさんは偉大です。これからもおいしく食べさせていただきます(^^)。
ただ、尺が長いのはネックです。2時間以上はやっぱり飽きます。[DVD(字幕)] 7点(2007-03-22 22:11:39)《改行有》
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