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年齢 42歳

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1.  442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍 《ネタバレ》 この映画がなければ442部隊の事をほとんど知らずに死んでたかもしれないと思うと、この映画への敬意もひとしお。本作は、大戦中アメリカで差別されながらもアメリカ兵として、大活躍した日系部隊のドキュメンタリー映画である。恥ずかしい話、私はこの442部隊の事ほっとんど知らなかった。ほんと恥ずかしい。 差別されていた日系の部隊が徐々に躍進していく様は、爽快であるが、そこで流される悲惨な映像の数々に、娯楽気分で見ることを制止させられる。アメリカで差別されながらも、アメリカ人として戦った彼らの姿-根底に日本人の考え方、価値観をもって戦っていた彼らの姿-に何を思えばいいのだろうか。 感動などという言葉では言い表せない何かが湧きでてくるようであった。収容所から出発した彼らが残した功績は余りにも大きい。 世界各地に彼らの立派な墓が出来ていることもかなり興味深く、感動させられた。今の日本では「戦争で亡くなった方に敬意を表すること=戦争賛美」みたいな短絡極まりない主張がどこかしらあるようで、戦没者の扱いがぞんざい。まったく嘆かわしい。 純粋な日本人、在日外国人、そして日本国籍を持つすべての人に観賞していただきたいと思う。 [映画館(字幕)] 10点(2010-11-22 00:43:16)《改行有》

2.  ボーイズ・オン・ザ・ラン ………見終わってしばし呆然。こんなのってあり? 現時点で、今年ナンバーワン邦画だ。 鑑賞翌日に、漫画喫茶で原作読破しました。 何とかネタバレなしで感想を。 まず、素晴らしかったのがキャスト陣。 原作以上に気持ち悪くオドオドして気持ち悪く、明日なき暴走を見せる生々しいどうしようもないヘッポコオーラを見せた峯田くんは素晴らしかった。 そして、純真無垢な笑顔、軽蔑の表情、やさぐれた表情、無感情な相手へ接するときの話し方、その他複雑な感情うずまく一筋縄ではいかないヒロインを演じた黒川芽以は堂々と演じており、そら恐ろしささえ感じた。 その他、脇役にも全く隙はなく、配役がまさにパーフェクト。 個人的には超大絶賛な一本だが、決して万人には薦めない。 かなり笑える部分も多く、笑い声も結構あがっていたが、笑いのシーンはほとんど汚い下ネタ。それを差し引いても、この映画からは吐き気がするほどカッコ悪い男の、臭~い我慢汁の匂いがプンプンするのだ。 「恋なんて楽しいわけねーだろっ! 苦行だ! 恋なんてクソだっ!!」 と時には言いたくなるような気持ちを抱えたモテない男にこそ響く、果てしなく痛々しい恋の物語。 決して目を背けないでください。 [映画館(邦画)] 10点(2010-02-02 11:36:27)(良:3票) 《改行有》

3.  血と砂(1965)  鉄砲を撃ったことのない楽隊出身の少年兵達と、それを一般兵として育て率いる勇敢な師団長がおりなす戦争映画です。とだけ聞くとシリアスで重くて堅苦しい映画を想像してしまいそうですが、今作でも喜八監督のうまみは最大限に発揮されております。軽快な音楽と生き生きとした人物達の魅力と絶妙なコメディセンスに激しいアクションで気持ちよく見れます。監督は本当に音楽好きなんだろうなーと思えるような溢れ出んばかりの音楽への愛情が詰まっています。 主演の三船氏はいつも通りながらも抜群の存在感、佐藤允のヤンチャっぷり、伊藤雄之助の間の抜け方、仲代さんの男前っぷりと名優たちのバランスもさることながら、英雄の物語にせず、名もなき少年兵達の物語になっているところが素晴らしい。そして、ふざけてばかりでなくシメるときはきっちりシメ、戦争に対するメッセージもスッと伝わってきます。文句の付け所がないです。 僕の観た戦争映画、喜八映画の中でともにナンバー1です。 タイトルのとっつきづらさで損してるかなぁ。 [DVD(邦画)] 10点(2008-12-05 10:51:04)《改行有》

4.  仁義なき戦い 日本版ゴッドファーザーとも言える複雑な人間関係の血で血を洗うヤクザ活劇。テンポが良く、キャストの脂ぎりっぷりが凄まじく暑苦しいが、集中してないと置いてかれそうな二転・三転する展開に目が離せません。あの親分にはホント腹立つ。いくらなんでも死にすぎだ。人が死んだときに誰が死んだか字幕で出るのは親切だなぁと感心。五作全て面白いという偉大さも含め、特に素晴らしい一作目に満点を捧げます。 [DVD(邦画)] 10点(2008-08-15 23:39:28)《改行有》

5.  椿三十郎(1962) 三十朗、かっこよすぎ&強すぎ。隙のないかっちょよい侍映画です。気持ちよくて楽しくて爽快で、黒澤映画で一番好きです。ブラーボ![DVD(邦画)] 10点(2008-06-13 17:41:15)

6.  蒲田行進曲 うーん何度見ても熱い。熱すぎる。 物語も演技もクッサいんですが、この熱量にのっかると、それがまさに自然。 劇中劇も妥協のない派手さかっこよさだし、この物語の熱気にすっかり飲み込まれてしまい、最後には感動してしまいました。 この映画や、この映画の中の映画みたいに熱い映画はなかなか近年では見られませんよね。後先考えない無鉄砲で身勝手な昭和のダメ男と、いつも男にふりまわされてしまい文句もろくに言えない昭和の待つ女が堪能できる昭和最後の傑作映画だと思います。軽快な音楽も最高。大好きです。[DVD(邦画)] 10点(2008-03-25 13:18:06)《改行有》

7.  ポストマン・ブルース 面白い!!!!ラブロマンス、男の友情、ハードボイルド、任侠、刑事ものサスペンス、レース、全てのおいしいとこどりで、全体的にはコメディ。笑えるし、腹が立つし、泣ける。 緩やかに伏線を散りばめる前半から、なだらかな右肩上がりを見せて、いつの間にか手に汗を握っています。 芝居がかったシリアスでアホなセリフ回しと、躍動感溢れる印象的な映像。映画はこうでなくっちゃ。キャストも皆、一心にアホやってて素晴らしい。満腹です。邦画で3本の指に入るお気に入り映画です。[ビデオ(字幕)] 10点(2008-02-28 14:45:33)《改行有》

8.  アポロ13 結末はわかってるのに、今回観るのは二度目なのに、それでも余りにも絶望的な困難の数々に本当にダメかと思った。専門用語が飛び交い、素人にははっきりと理解できないようなトラブル続きなのに、伝え方がうまく、キャストの人々も誰も過剰な表現もなくドッシリしてるのに、顔つきだけで完全に緊張感が伝わってきます。 「なんとか彼らを地球に帰してやってくれー。頼むー」と、最初の事故から一秒たりとも気が休まることはなく、パイロットの家族と同様に画面に釘付けになり無事を祈ってしまいました。こんなにまで映画に入りこんで、親身になったのは久しぶり。 偉大な三人+一人のパイロットと、彼らを助けるために尽力したNASAの人々に敬意を表したくなりました。そして、この映画をつくってくれた監督、キャスト、スタッフ達にも感謝。この度DVD購入して二度目の鑑賞は吹き替えで観てみましたが、やはり素晴らしかった。感動した! もう、満点です。[DVD(吹替)] 10点(2008-02-27 13:31:18)《改行有》

9.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ 《ネタバレ》 序盤は展開が遅いんだけれど、西部劇のシビアな世界や記憶を失っていく恐怖をじっく り描きながら、ほどよく笑いを入れながらも、いい意味での閉塞感とを生み出していたと思う。このバランス感覚は見事。 後半からは、今までタメていたものをすべて解き放ち、なんでもありな超スペクタクル展開に! ヒーローVS悪者のロボット。傍らには走る列車。銃撃戦の大乱闘。これは楽しい!! [DVD(邦画)] 9点(2013-10-26 10:48:53)《改行有》

10.  DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る 《ネタバレ》 これは凄いドキュメンタリー。面白い!壮絶!泣ける! 最初の5分くらいの被災地でのちっちゃいコンサートのシーンでいきなりグっと来てしまった。被災地の観客が満面の笑顔で歓迎するんだもの。身一つで、あれだけの人を喜ばせられるんだもの。行く方も相当なプレッシャーがあったろうし。やっぱアイドルって凄い! 前作は岩井俊二絡みのこともあって、とにかくアイドルを綺麗に撮ろうという事が先行していて、まるっきり中身のない作品に見えた。しかし、本作は180度違う!例えブサイクな姿であろうとアイドルの生の感情、表情をバシバシとスクリーンに映しだす。こんなアイドル映画が今までにあっただろうか。こんな姿を見せちゃえるところが、AKBの強みなのかもしれない。 こんな姿すら売り物してしまうのがAKBであり、秋元氏なのである。 鬼 畜 め ! こんな若い娘に人気の序列をつけるって恐ろしい事よ。選抜で1位になった前田敦子、2位になった大島優子の二人の複雑な感情を描くシーンは素晴らしく、泣きそうになった。 本作は傑作であると賛辞を送りたい。 そして、もう一度秋元氏に言いたい 鬼 畜 め ![映画館(邦画)] 9点(2012-07-17 23:55:34)《改行有》

11.  エンディングノート 《ネタバレ》 明るく、段取り好きな砂田さんのキャラクターが素敵で、とても微笑ましく見られた。それを受け継いで、父親が死ぬ寸前まで段取りの確認をする長男も、なんだかとても良い感じ。周りの家族も皆、暖かく、孫も純粋で、この映画には悪意の欠片も見当たらない。まるで、正しい死に方講座を見せられてるかのように、キッチリと亡くなります。 衰弱していく姿は、流石に辛かったけど、最後の最後までユーモアを忘れない砂田さんは、本当にカッコ良かったっす! 残された遺族が困らないようにしっかり自分の死の段取りをするのも素晴らしいけど、それを通じて死ぬ間際まで自分の家族 とコミュニケーションをしっかりと、とり続けたっていう所が、何より良い死に方だな、と思った。 良い死に方は、本人だけじゃ成立しないね。 [映画館(邦画)] 9点(2012-07-03 00:21:16)《改行有》

12.  奇跡(2011) 《ネタバレ》 穏やかで美しいカメラ割に、暖かいバンドサウンドの音楽がひたすら心地よい。 この点だけでも、観る価値あり。これが映画の画であり、音である。 と、言いたくなるほど。 物語を豊かにしていたのはイチイチ面白すぎる会話。こんなに楽しく、笑える映画だとは思っていなかった。脚本があるにしてもないにしても、どうやったらこんなにも自然で こんなにも面白い子供の会話が撮れるんだ? 奇跡なの? 天才なの?   子供たちの想いは一つではなく、みんなそれぞれ思い思いに自分の希望があって、考え方もバラバラ。兄弟だって、当然違う。でも、それで良い。それが良いのだ。  「一つになろう日本!」とか言ってる場合ではない。 本当にささやかで小さな物語だが、ほんの少しだけ成長する子供の姿に大きく心を打たれてしまった。泣かせの演出なんてこれっぽっちもないのにね。 まえだまえだをはじめとする子役たち全員ブラボー。 その他のキャストもみんな映画の中にしっかりと生きていた。 くるりの曲もがっちりハマっていて素晴らしかった。  是枝さんは、本当に信頼できる監督だ。[映画館(邦画)] 9点(2011-06-25 02:04:09)(良:3票) 《改行有》

13.  さらばラバウル 《ネタバレ》 東宝&円谷英二&本多猪四郎産、ラバウル基地のゼロ戦パイロット達の物語。 近年の小説「永遠の0」でも描かれているゼロ戦の問題や、当時の空軍の状況などに触れられていて興味深い。 特撮もさることながら人間ドラマが非常に丁寧で素晴らしく、感動しました。 [DVD(邦画)] 9点(2010-08-01 21:30:28)(良:1票) 《改行有》

14.  FLOWERS フラワーズ 《ネタバレ》 撮影手法等についてはわからないが、文学的で美しい作品だと感じた。 純和風、日本の風景をこれでもかと映し出し、その風景に日本の美しい女優が入り込む。 これこそ、外国人が絶賛しそうな映画でもある。 オムニバス的であり、命のバトンである物語の見せ方もまあ良いと思う。 正直、繋がりは薄いし、もう二人くらい削って深味のあるストーリーにした方がいいんでないの?とも思うが、この映画では映画のストーリーより、皆の命は自分らのオカンのストーリーがあってこそなんだよって投げかける事が重視されているのだと思う。 観ながら自分の母や、祖母の若い頃の物語を想像させられた。 幾千ものストーリーの一つの結果、経過として自分がここにいるのである。 そう考えるとなかなか感慨深いなーと思うのだった。 本作では、貧困等の経済的側面にはふれず、女性たちの心の問題にのみスポットをあてて、最終的には、生命の賛歌となっていることから、反少子化ムービーとも言えるかもしれない。とりあえず、オカン、結婚前の女性、妊婦等の女性を勇気づける一本になっているんじゃなかろうか。 俺だって子ども産みたくなったもん。[映画館(邦画)] 9点(2010-06-21 14:51:20)《改行有》

15.  告白(2010) 《ネタバレ》 全く笑えない状況なのに、優雅なBGM、美麗な映像が異様。正直、この演出はグロい。 気持ち悪い。今までに「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」とゴテゴテとしたポップカラーで演出力の高いインパクトのある映画を撮ってきた中島哲也監督、本作では演出センスはそのままに、しかし、楽しげな演出を180度ひっくり返して、完璧なまでの不快感を存分に与えてくれる。 この気持ちよいくらいの不快感(矛盾)は、パク・チャヌク監督の「オールド・ボーイ」等の復讐三部作に近いものがある。 個人的には、この映画で描かれているリアリティだとか、社会性だとかはこの際どうでもいい。人間ひとりひとりは、割といそうな感じではあるが、(悠子先生除く)展開は容赦なく、ありえなく豪快。 悲劇性、不快感は高いけれども、やはりこれは、ひねくれた一流エンターテイメント作品のように僕には見えた。余りにもぶち切れた展開と、異様な演出は、この世のものとは思えず魔界の住人を描いたもののように見えてしまって、僕には特に考えさせられたとか、心を動かされたなんて部分は正直全くなかった。 しかし、それでも傑作だと言いたいだけの力がこの映画にはあった。 こんな褒め方をしたくなった映画は初めてかも。[映画館(邦画)] 9点(2010-06-12 00:24:41)(良:2票) 《改行有》

16.  男はつらいよ 望郷篇 《ネタバレ》 寅さんはいい嫁さえ見つければ地道に働けそうじゃないか、ということが分かる一本。 序盤では、首根っこひっつかまえてでも親子を引き合わせて、感動の対面をさせると思いきや、あっさり失敗に終わるところにビックリしました。 それをきっかけにヤクザもんの行く末を考え、真面目に働こうとするという展開が自然で無駄がない。ストーリーのテンポも良く、自分を見つめ直し奮闘する寅さんや、突っ込んだりボケたりと忙しいおいちゃんがイチイチおかしくて、全編楽しく見させてもらいました。しかし、それとは対照的に終始心配しっぱなしで憂い顔なさくら(いつもだけど)もとても印象的。 またしても一人相撲な寅さんには涙させられました。 相手に良い人がいるかどうか先に確認することを学んだ方がいいですねー。 でも、あんなん言われたら誰だって勘違いしますよね、出番少ないからってあんな告白は非道すぎるぞ! 無自覚だから尚更タチが悪い! それでも源ちゃんを置いて出ていく事に寅さんの責任感を…感じないですね。[DVD(邦画)] 9点(2010-04-05 15:09:09)(笑:1票) 《改行有》

17.  カフーを待ちわびて 《ネタバレ》 いくら沖縄だからって、あんなに男前なのに、あそこまで朴訥で不器用な男がいるだろうか。普通とりあえず欲情はすると思うんだが…。 顔も知らない男のところに理由もなしに嫁いでくる女なんてもっといる訳がないのに、「なんで、来たの?」っていうすべての人が気になる根本的疑問を全然聞いてくれない明青君にもうやきもきしっぱなし。ちゃんと話さないからすれ違うんでしょうが!! ラブストーリーと、立ち退きの話と二本のストーリーが途中まで全然関係なさそうだったのに、その絡み方と話運びが上手。かなり惹きつけられて観てしまい、何度か泣かされそうになった。 初めて見たマイコという女優さんは絵になるし、どこか現実感のない儚さがあってとても良かった。脇の友達も皆良かったし、沖縄補正もあるだろうが映像も十二分に満足。エンディングテーマはもっと沖縄っぽい曲が良かったな。 [DVD(邦画)] 9点(2010-03-29 00:14:10)(良:1票) 《改行有》

18.  空気人形 この映画は表現が多角的であり、色々な受け止め方ができると思う。 淡白ながらも静かで美しいBGMと映像が、じっくりと腰を落ち着けさせ、考えさせてくれる。本作の人々は生々しい姿を見せながらも、誰も声を荒げて感情表現しないし、誰も他人に悪意を向けたりしない。でも、善人というわけでもなく、どこか空っぽ。 淋しくて、苦しい彼らにとっては、心なんてない方が楽だったかもしれない。でも、ギリギリのところでとりあえず日々を生きるしかないのだ。 「あなたの代わりはどこにもいない」と、いつかそんな風に言われたい、思われたい、そして誰かを満たしたいと願いながら。 鑑賞後、ジワジワ来る。 [映画館(邦画)] 9点(2010-02-19 10:41:05)(良:1票) 《改行有》

19.  インスタント沼 《ネタバレ》 三木聡映画といえば、子ネタや登場人物のクドさが映画のほとんどを占めていたり、そうでない場合は、それらが内容の邪魔になっていたりすることもあったりと、見づらいものが多かったが、本作は今までの作品で最もバランスが良い。 前半はちょいとダラダラしてるけれど、小ネタを抑えながらも、ストーリー全体がほどよいネタ感を保ちながらも、暴走感はなく、しっかりと見れる面白さ。 奇人変人にならない程度におかしいけれど魅力的な登場人物達も良い。 しかもメッセージ性が強いことにちょっとビックリ。ラストシーンで全部セリフでまとめちゃうのはダメだけど、蛇口のくだりとか、心に残るセリフやシーンも多く、意外性もあって、とても良かったです。沼のシーンで終われば良かったのに。 それにしても麻生久美子かわいかったなー。[DVD(邦画)] 9点(2010-01-01 19:45:03)(良:2票) 《改行有》

20.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 「懐かしい」っていう感覚はただの娯楽として捉えるのが正しいと思うんです。「懐かしい」が、「昔は良かった」に代わり、しまいには「今も未来も最悪だ」になっちゃって、現実に目を向けられなくなっちゃうとダメですよね。 だからといって、これを観た子供が「懐かしい」という感覚を悪と認識し、古いものに興味をもたなくなってしまうことが心配です。 ってのは考え過ぎですかね。なんだかんだ言って、二回目の鑑賞ながら最初から最後まで存分に楽しめたのは、問答無用で面白いからでしょう。[DVD(邦画)] 9点(2009-08-29 12:47:22)《改行有》

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