みんなのシネマレビュー
rhforeverさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 826
性別 男性
自己紹介  好きな女優が大勢いて、その女優が出演してる映画はどうしても評価が甘く成りがちですw
 逆にロマンス物なんかでヒロインが好みじゃないと厳しく成りがちなのは、自分でも困ったものだと思っています。w
たまに2ch用語が出て、ご不快の方もいるかと思いますが、ご容赦を。
 あとですます調と、た、だ調が混在しますが気分次第です。

2016年3月 ブルーレイでマイインターン鑑賞中、ふと気づいたこと。自分にとっていい映画の必要条件は 面白いこと 好きな女優の魅力が十分出てること。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122

201.  回路 《ネタバレ》  別にお金をかければ、いい作品になるわけではないから、ああ製作費つかってないなと思わせても別に駄作とは限らないんだけれど、やはりあまり無理な大風呂敷をひろげたり、大規模な話を避けた方が。  霊によって生きている人間がどんどん消し去られ、やがて世界が崩壊していくという、なかなか「雄大な」話ではあるんだけれど、実際に描かれる世界崩壊の描写は、延々と流される行方不明者のアナウンス、こわれた自動販売機、たった一台(失笑)の壊れて燃えている自動車、あまり上手でない墜落する飛行機のCGぐらいかな。非常にちゃちで、これで全人類が滅びるような事態を感じ取れと言われても。なんか大学生が映研でつくる自主製作映画みたいな感じですね。  よくよく考えて見ると、ここで描かれている世界の終末ってすごいですよね。戦争とか伝染病、(伝染病によるゾンビw)あるいは隕石の落下、極端なことを言えば、宇宙人の侵略でさえ、なんらかの意味では我々の想定内なんだけど、霊によって一人ひとり消し去られていくとか、もう今まで築き上げられてきた、文明、文化、世界観の完全な崩壊であるわけで。これ以上すさまじい終末の迎え方はないですよね。 ところが、そんなすさまじい世界を描いているようにはまるで感じられなかったわけで。[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-04-23 10:00:10)(良:1票) 《改行有》

202.  SPACE BATTLESHIP ヤマト 《ネタバレ》 (数少ないよかった点)一部BGMとか制服とかキャラクター設定とか(佐渡先生を女にして、本来の佐渡先生的人物を徳川機関長にしちゃうのは許容範囲)、懐かしい台詞「急いであわてず正確に」とか「地球か、なにもかも」などを生かすとか、デスラーの声優に伊武さん起用など原作への最低限のレスペクト、宇宙空間に限定してのCG、目立たない役柄の割に可愛杉て絶えず眼を惹いた相原(笑) (駄目な点)原作者として犯罪者の名前がクレジット(民事裁判の判断がどうあろうと、松本零士原作とされた方が絶対イメージいいって。これだけメジャーな作品でそんなこと許されるんなら、ひとつ屋根の下再放送してよ(笑)、艦内に画面が切り替わったとたんいきなりしらける学園祭の演劇レベルのセット、宇宙の広さ、旅の困難さ、ガミラスの強大さをまるで感じさせてくれないストーリー展開、特に中枢部を攻められても、せいぜい数百人の雑兵部隊がワラワラとわいてくるだけで、たった一台のアナライザーや数人の人間に防がれてしまう適当さには失笑。 (最悪、絶対許せない点)やたら、目つきの悪い、ぶっきら棒な森雪。(ま、黒木メイサ、ここまで好みに合わないのを確認できたのは、ある意味収穫だけど)  船体が逆さまになった時しか使用されないはずの第三艦橋に配属(爆笑)される死亡フラグ立ちまくりの浅利君(案の定、即死亡)、と彼が死んだことで盛り上がって子作りに励む主役二人。(黒木メイサってよほど子供作るの好きなんだなw)[地上波(邦画)] 3点(2012-04-14 10:20:48)(笑:2票) (良:1票) 《改行有》

203.  シコふんじゃった。 ぶっちゃけ、相撲に関心がない人間が見るべき映画じゃないですね。塚、ぶよぶよした尻とか太ももが画面いっぱいに映るのをみて楽しいと思うのは、相当特殊な趣向の方では(笑)。自分のような関心がない人間に、相撲というスポーツの面白さ、楽しさを感じさせるだけの説得力を持った画面作りには失敗してると思います。  ただ、出てる俳優がみな若くて、その点だけは楽しめました。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-04-14 09:50:03)《改行有》

204.  ケータイ刑事 THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀~決闘!ゴルゴダの森 《ネタバレ》  正直、作品と見た場合、小ネタは楽しめたし夏帆も可愛かったので、高い評価つけたいんだけれど、その小ネタに製作者の不真面目さがかえってうかがえて少し興ざめ。  ぶっちゃけ、ケータイ刑事が好きな層、あるいは夏帆に萌える層で、「トミーとマツ」とか「岸辺のアルバム2級検定(おれだってリアルタイムじゃ知らない)」で笑える人間がいるだろうか?(実は、そう書いてる自分自身はそうなんだが(苦笑))  つまり、容易に想像がつくこの映画を見る層にとっては、年代的に考えてまったく面白くもなんともない小ネタ、ギャグが全編にちりばめられたわけで。  製作者の自己満足、悪ふさげとしか言いようがないですね。こういうことやりたかったら、私産でやるべきでしょ[DVD(邦画)] 5点(2012-04-09 11:59:55)《改行有》

205.  死刑台のエレベーター(2010) 《ネタバレ》  実はオリジナルの方も、若いバカップルに相当いらついてあまり好きな映画では無いんだけれど、こちらの方は好きな女優が出てることもあるし、ある意味、旧作のあくまであの時代特有の性質をどういう風に現代風にアレンジするのか期待したのだが…… 見てあきれ返ってひっくり返った。どうみても1950年代風のことをそのまま再現しちゃってるんだもんな。  実は、法規とか調べるつもりだったんだけれど、こんな駄作にあまり時間取られたくないんで手間を省くが、現代の日本の、これだけ安全管理がうるさい訴訟社会で、電源切ったら途中で止まるエレベーターとかあるかあ?するとなんですか、あのビルでは停電のごとにエレベーターは途中で止まるんですかと。普通は、電源切ったらどこかの階に止まって一定時間扉が開いて、それから停止するのが当たり前だと思うんだけれど。  それから、「完全犯罪」の幼稚さ。どんなにぼんくらな警察でも眉間に銃痕がある死体を自殺とは考えてくれません(笑)。それから普通に捜査すれば手すりに何か金具をひっかけた痕とかもろわかりですよね。(少なくとも科捜研のマリコさんなら絶対w) 50年前と現代の捜査手段の違いが全くわかってない脚本家って?ひょっとしてあまり推理物とか見ない人かな(大爆笑)  で、原作にないオリジナルな部分が少しはましかと言えば、これがさらに。もう邦画の脚本家に、ストーリー展開で偶然に頼るななんて無理なことは言うまい。(まれには、上手に演出された偶然が感動をもたらすこともあるし、たとえば猟奇的な彼女とか)  だけど、物語の本質に関係ないどうでもいい部分に、ありえない偶然を使うのだけは勘弁してほしい。  警官と喧嘩して拳銃を奪った暴力団の親分の情婦が、彼の昔の恋人で、親分とたまたまその日、その時間一緒に車に乗ってるとか。東京って確か1千万人くらい人口いましたよね。(こういうやたら偶然で、登場人物同士が関係するのって、今はやりの安手の外国ドラマの悪影響かしらん)  最近、大好きな女優の出てる映画を録画したDVDがゴミ箱直行が続いて悲しい。 (北川景子の役柄ひどかったなあ。ほとんど昆虫なみの思考能力に描かれてた)[CS・衛星(邦画)] 1点(2012-04-07 10:45:34)《改行有》

206.  婚前特急 《ネタバレ》  やっぱり、たとえ架空であっても自分を知らないか、あるいは知ってても無視してる人間の強がりは見苦しくて。ああいう厚顔無恥な人間を、劣等感の裏返しと受け止めてあげるだけの度量は自分にはありません。  だから、彼が無茶苦茶不幸になる結末だけを期待して見てたので、終わって不快感爆発です。(結局、きわめて小心者だからああいう無神経極まりない生き方に嫉妬してるんでしょうね)  ところでふつう原付でも50~60は出るでしょ。自転車じゃ追いつかないって(笑)[CS・衛星(字幕)] 2点(2012-04-07 10:10:05)《改行有》

207.  武士の家計簿  製作にあたっての真面目さというのが、面白い映画、いい映画の必要条件であっても、十分条件ではないことがよくわかりました。  時代考証とか、原作の活かし方とかきわめてまじめに作ってるのは理解できるんだけれど、さっぱり面白くない。やまもおちも、伏線も回収もなく淡々とエピソードが流れていくだけで。  やはり、ノンフィクションの面白さと映画の面白さはまったく別物では。企画自体が安易なんですよね。少し面白い、話題になった本があったからと言って、「発見された昔の武士一家の家計簿とその解説」に過ぎないものから、いきなり映画にしようって無理ありすぎ。あるいは基本的な枠組みだけ借りてもっと大胆なストーリーを作った方がましだったかも。  しかし、残念だな。無位無官の武士が最高権力者の法王の前に乱入して暴れても処罰されない馬鹿ドラマが国営放送で放送されたり、将軍の弟が老中になって江戸時代を戦乱の世にしようとする馬鹿映画がもてはやされたりする時代に、この映画のような真面目な映画は貴重なんだが。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-03-31 12:04:00)(良:1票) 《改行有》

208.  ギミー・ヘブン 5点というのは、自分的に宮崎あおい出演の映画の最低基準点で。 映画としてはまったく駄作。 誰でもちょっとした面白いアイデアを思いつくことはあるんですよ。ただ、そのアイデアをきちんとストーリーまで持ってけるかどうかは、また別の話。 共感覚とか兄と妹の関係、真犯人の犯行の動機なんかは悪くないんですけどね、それへの肉付けがまったくダメダメ。登場人物の行動の動機、手段がひたすら説明不足で。 それと、ちょっと年配の製作者にありがちなんだけど、パソコン、ネット、オンラインゲームなんかをなんでもできる魔法の道具みたいに描写するのもやめてほしいな。こちらまで恥ずかしくなる。 そもそも、なんで芸能プロのマネージャー上がりで、ドキュメンタリーやPVしか撮影経験のない人物に、映画の製作が任されたのかすっごく不思議。よほど人好きのする話術の上手な人なんでしょうね。  あと、しょぼかったなあ。主要な出演者はお金かかってるんだろうけど、それ以外の面。怖い、怖い(笑)暴力団関係者として登場するのがたった一人。行動するのがすべて単独行動ってどんだけしょぼいやくざやねん。それから殺人事件を追う警察官がたった2名(大爆笑)いまどきwowowのオリジナルドラマだってもう少しはお金かける。  別に製作費がかけれなきゃ商業映画作るなとか言わないけど、かけれないならかけれないで、その範囲でできる作品を選ばないと。[DVD(邦画)] 5点(2012-03-26 10:21:38)《改行有》

209.  蒼き狼 地果て海尽きるまで 《ネタバレ》  とりあえず見てる間は退屈しなかったが、二度と見たいとも思わない映画。 もう、いろんな意味で残念(笑)な映画で。 まず、企画そのものが残念。なんでジンギスカン?別に、日本風の自虐史観を他国にまで強要するつもりはないんで、モンゴルの人々がジンギスカンを称賛するのにイチャモンつけるつもりは毛頭ないんだけど、なんで日本人が称賛しなあかんのかなあ?あんまり古い話もあれだけど、700年くらい前に彼の子孫が作った国が我が国を侵略しようとして、現に壱岐、対馬の人々は犠牲になってるわけで。たとえば、カーチス・ルメイの生涯を日本の映画会社が、日本人の俳優使って(ぜってぇ無理w)、「悪の帝国を打ち破って世界を平和に導いた偉大な空軍司令官」なんて描く映画作るのと本質的に変わらないと思われ。  こりゃ、こけて大損害するのも当たり前だって。  それから、戦闘シーンも残念。確かにものすごく大勢の人と馬を使ってる戦闘シーンは、迫力があっていいだけどね。角川さんってつくづく面白い人だと思った。戦国自衛隊、天と地と、そしてこの作品。角川さんは大勢の軍勢が戦うシーンは大好きなんだけど、実は戦術とか戦略には無知、無関心。だから、この作品でもなぜ、テムジン側が勝ったかまったく理解不能。ただ、普通の製作者ならなんとかつじつまを合わせるんだけど、角川さんのすごいところは「テムジンの優れた指揮で」ってナレーション一つですましちゃうところ。ある意味感動した(笑)[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-03-12 21:14:23)《改行有》

210.  トラ・トラ・トラ! 《ネタバレ》 非常にまじめな映画。開戦直前の日米両国の様子を客観的に、塚、どちらかというとアメリカ側の油断、手落ちを批判する形で描いているのは好感がもてる。また、日本側の描写も、若干直訳調のセリフが気にならないといえば、嘘になるが、パールハーバーにあったような、意図的な歪曲、中傷がなかったのはやはり日米合作のかいはある。 しかし、残念だなあ、ちょっと肝心の戦闘シーンが迫力不足。あきらかにスタジオ撮影とわかるシーンも目立ったし。  この映画のストーリーとパールハーバーの撮影技術があれば、完璧な真珠湾映画になったと思う。  ところで、絶対、時間に間に合わせなければならない外交文書のタイプ打ちを指二本で打ってる姿は違和感バリバリだが、実際はもっとひどかった。同僚の送別会の宴会をやってて遅れたというのが事実。  ところがその時の担当だった外交官二人は、責任をとるどころか戦後事務次官まで出世してる。嗚呼、今も昔も、国家にどれだけ損害をもたらそうが、キャリア官僚は絶対個人的な責任を取らされないのがこの国の仕組み。  これは、永遠に変わらないんだろうか?[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-15 17:23:42)《改行有》

211.  麒麟の翼~劇場版・新参者~ 《ネタバレ》  久しぶりに、きちんとした映画らしい邦画を映画館でみたような気がします。原作、脚本、演出、キャスティング(自分的には特に)、全て完璧で2時間以上の時間を全く長いと感じませんでした。(他の方も同じようで、ほぼ満員の映画館、普通でしたら途中でトイレに行く人が必ず何人かいるんですが、今回は全くいなくて、タイトルになった瞬間、かなりの人がダッシュ(笑)してたのが印象的でした)  正直、東野さんの、家族最優先主義、身近な人間最優先主義には違和感を感じたり、苛っとすることはあるんですが、やはり家族間の情愛を描かせたら最高ですね、この人。  ただ、ドラマを全く見てない人間には、少し入りづらい面があった分だけ減点させていただきます。[映画館(邦画)] 9点(2012-01-30 12:01:00)(良:2票) 《改行有》

212.  江戸城大乱 《ネタバレ》  いったいどういう層にお金を払って見てもらうつもりだったか、頭を抱えたくなる作品。もっとメジャーな題材、例えば戦国~江戸初とか幕末とかせめて3代目の継承争いだったら、歴史とかほとんど知識もない層もある程度は来るかも知れない。しかし、なんで五代綱吉の継承争いをわざわざ題材に?  そりゃ確かに歴史好きにとっちゃ酒井が親王将軍を迎えようとしたとか、堀田がそれを阻んだとか、なかなか興味深い題材であるんだけど、そんなのこの映画の出鱈目具合を看過できる層にとっては知識も無ければ興味もない。つまり映画館にお金を払って見にくる可能性は非常に低い。  それじゃ歴史好きにとってどうかと言えば、綱吉の兄が生きているとか、綱吉の母が大名家に仕えていたとか、あまりにあまりな出鱈目が多すぎる。塚、そもそも中学生レベルの歴史の知識があれば、犬公方と呼ばれ悪政をしいた人物を主要な登場人物で肯定的に描いたストーリーに魅力を感じろといわれても無理な話で。  緩い、実に緩い、こんな企画が通ってしまう邦画。嗚呼[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-12-24 20:00:18)《改行有》

213.  十三人の刺客(2010) 《ネタバレ》  最初にはっきりさせたいのは、この映画の主人公たちの行動は「武士道」じゃありません。極めて現代的な、当時の主持ちの武士にはあり得なかった「正義感」に基づく行動です。赤穂浪士達が賞賛されたのは、別に「正義」の彼らが「悪」の吉良を倒したからではなくて、亡き主人に対して忠義をつくしたから。それ以上でもそれ以下でもありません。当時の武士道から考えれば、この映画の主人公達は主君(将軍)の意に背き、勝手に江戸を離れ、主君の肉親を殺し、(ここからは推測ですが)先祖代々受け継がれてきた家を潰してしまった、主君にも不忠、先祖には不孝、まったく旗本、御家人として問題外な存在なわけで。ただし、それが悪いというわけじゃない、ただ、そう言った大きな壁を乗り越える重さが全く感じられず、「悪い奴がいると上司に聞いたから斬りに行きます、ホイホイ」という軽さがたまらなく違和感があった。。その癖、既婚女性の眉を剃って見せたり、どうでもいいとこだけリアルなのもおかしな映画。  ただ、そうは言ってもほんの一瞬だけワクワクした瞬間もあった。宿場町に仕掛けた罠に敵を追い込み、どんどん追い込んで行くシーン。特に一軒だけ残された家に爆薬が仕掛けられてるあたり、かなり楽しんで意外と名作かもと思った。  けれども、それだけにわざわざその有利な状況を捨てての、暴れん坊将軍×13みたいな全くリアリティのない斬りあいはひたすら退屈で危うく居眠りをするところだった。  あと、そもそもこのストーリーのもともとの作り方が想像がついてすごく嫌ですね。 おそらく、行列の前に飛び出てきた子供を無礼打ちにして尾張藩領を通れなくなったとか、その子供の父親の漁師に鉄砲で撃ち殺されただとか、二つとも事実と全く反する俗説を聞きかじっただけで、膨らませて映画にしちゃう適当な創作態度。あの主人公の兄弟で大名家の養子になった人って何人も何人もいるわけで。それがみんなあの調子で威張ったらw そして何よりも絶対このストーリーが成り立たないのは、あの当時の尾張藩主が彼の同母兄であるという事実。全く同じ立場で、家格がはるか上の相手にあの態度をはずがない。  民間伝承をもとに、裏の歴史的なストーリーを作るのは否定しないし、それなりの成功例もあると思う。ただ、もう少し、ほんの少しでも真実味がある話じゃないと。聞いた瞬間、嘘だとわかる話は嘘としての価値もない。[CS・衛星(邦画)] 2点(2011-12-10 16:22:52)(良:1票) 《改行有》

214.  花とアリス〈劇場版〉 《ネタバレ》  たったのワンシーンで映画の評価を最終的に決定してしまうのもどうかと思われますが、そうせざるを得ないほどラスト近くの蒼井優のバレーシーンが素晴らしかったです。  鬼に金棒、虎に翼、蒼井優にバレー。[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-12-10 14:49:22)《改行有》

215.  カイジ 人生逆転ゲーム 《ネタバレ》  いつも好きな漫画や小説が映画かされると不満を持ちがちなんだけれど、この作品に関してはかろうじて合格点。  時間的な制約の中で鉄骨渡りを中心に据えたのも正解でしょう。一番、金というもののシビアさ、「命より金が大事」というこの社会の本音、金を持っているものの傲慢さ、醜さが象徴されるシーンだから。  自分的には今の社会に蔓延する甘えをばっさり切り捨てる利根川の人生哲学に魅かれるものがあるもので、それがスクリーンで再現されただけでも嬉しかったです。 (ただ、さすがに「イチローは負けていれば、いけすかないマイペース野郎」とは言ってくれなかったけどw) 平成26年7月8日 女優が好みではない映画は愛着を持ちにくい 7→6 ※3 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-28 13:02:24)《改行有》

216.  無法松の一生(1943) 《ネタバレ》  実は、「車夫が軍人の未亡人に思いを寄せるなどけしからん」というような無粋極まりない検閲があったことは知っていたけれど、ここへ来るまでいわゆる三船版の存在は知りませんでした。  ただ、検閲でずたずたにされた後でも、酒場のポスターへの視線、そして彼の死後残されて風に舞うそのポスターで十分彼の未亡人に対する慕情は表現されていたような。  むしろ葉隠れにもあるように、忍ぶ恋こそ至極の恋かと感じさせてくれる映画でした。 ただ、暴力団の親分を社会の名士のように描く表現はどうもなあ。少しこの問題の病根の深さを感じました。 平成26年7月8日 点数のみ7→6  ※行方[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-28 12:48:05)《改行有》

217.  雷桜 《ネタバレ》 今、この瞬間この映画に対する感謝の気持ちで一杯です。おそらく、こういう機会が無ければ一生読むことの無かった「雷桜」という小説に出会わせてくれたことで。  素晴らしい小説ですよ、多少筋に映画と共通の無理(藩が他藩の名主と直接に対立とか、百姓あがりの中間が御三卿の家臣に取り立てられるとすぐに側近に取り立てられるとか)はありますが、きちんと江戸時代の人間、現代人が失ってしまった自分の立場をわきまえる節度を持った人間を描いたあらゆる意味で美しい小説です。是非、ご一読をお勧めします。 映画?原作の大まかな人物設定とストーリーの大枠だけ「盗んだ」全くの別物と考えてもらえればいいかと。 原作を読み終わった直後、なぜこんな脚本を原作者が許したのか、自分の「子供」に対する愛情という点では遊に完全に負けているなと、疑問を通りこして怒りさえ感じたんですが、脚本家の経歴を見て納得。シナリオ作家協会の会長や早稲田大学の准教授まで勤めたこの業界の大物。一時代小説家が異論をさしはさめる相手じゃないわけで。  しかし、これだけのキャリアを持ち、後進に指導する立場にいる人間が、時代考証無茶苦茶、登場人物の発想、物言いが全て現代風の脚本を仕上げて、堂々と映画化してしまうとは!?  敢えて言おう「邦画は終わった」  できたら、「花のあと」かせめて「武士の一分」の脚本家、スタッフに映画化して欲しかった。[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-11-01 05:29:10)《改行有》

218.  モテキ 《ネタバレ》  途中まではワクワクして見てた。主人公のオタクっぽさ、駄目さ加減、そして巨乳好きwがまるで他人とは思えなかったし、音声に出して表現される主人公の内面の声、弱気の主人公を楽しむ、性格の悪い職場の人たち、そして極めつけがあの楽しいミュージカルシーン、全てがツボで久々にはまったかなと思ったが……。 後半、ありきたりの純愛物になってしまい残念。(塚、この話を四人の美女に同時に好かれて…みたいなストーリーとして紹介するのは少し看板に偽りありすぎ、仲と真木を恋愛の対象ってのは無理でしょう、単なる行きずりの人と、多少好意を持ってくれる職場の同僚に過ぎないわけで)  あと、麻生さん、涙そうそうに続いて長澤に二連敗のわけですが、世界中の誰が納得しても自分は納得しないw  追記 基本的に長澤が好きじゃないとちょっとしんどいですね。麻生さんいいんだけど比重軽くて。十代の女優さんがちょっと少年ぽいのはすごく好みなんですけど、20代しかも後半になってもそのままでは、自分の好みからいうと少し。長澤まさみという女優を好きになることは今後もないだろうな[映画館(邦画)] 7点(2011-10-01 13:44:42)《改行有》

219.  フィッシュストーリー 《ネタバレ》  文字通り馬鹿なほら話ではあるんだけれど、これだけ壮大なほら話、馬鹿話はかえって心地良かった。  だいたい、想像ができるエピソードの繋がりを最後に時系列を直してつなげて見せてくれるのも親切かと。  何かいままで味わったことのない新鮮味のある面白さ。 原作を読んで再見。う~ん、この監督は伊坂さんと相性いいはずなんだけど、どうなんだろう。もちろん、原作の面白さを殺すようなことはしてないんだけれど、アヒルと鴨や、ポテチまでの完成度は感じられなかった。どちらかというと、映画オリジナルの部分に不必要だったり、不必要に長かったりするものが感じられて。あと、最初に濱田君をいたぶるジャイアン男とか、あるいは石丸さん演じるかまってちゃん男とか、必ずしも必要性がないのに、あからさまに不愉快な登場人物をオリジナルで作り出す意図がわからない。ただ、意外なことに、多部みか子という女優を知ってから初めて、ほんの少しだけ魅力を感じたのは、自分でも意外だった。(どこか体調でも悪いんだろうかw)[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-08-29 15:22:12)(良:1票) 《改行有》

220.  狂った果実(1956)  胸がドキドキするくらい、北原三枝さんが素敵ですね。自分が生まれるずっと前だもんな、この映画。こんな素敵な女優さんと世代をともに出来なかったのが残念です。  ま、あまりにもヒロインに魅かれたためその他の欠点が一切気にならなく成りました。 しかし、昔は少し遊んでる感じでも言葉遣いが男女とも上品でうらやましい。 平成24年4月2日 得点のみ7から6へ[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-08-27 21:58:22)《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS