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プロフィール
コメント数 826
性別 男性
自己紹介  好きな女優が大勢いて、その女優が出演してる映画はどうしても評価が甘く成りがちですw
 逆にロマンス物なんかでヒロインが好みじゃないと厳しく成りがちなのは、自分でも困ったものだと思っています。w
たまに2ch用語が出て、ご不快の方もいるかと思いますが、ご容赦を。
 あとですます調と、た、だ調が混在しますが気分次第です。

2016年3月 ブルーレイでマイインターン鑑賞中、ふと気づいたこと。自分にとっていい映画の必要条件は 面白いこと 好きな女優の魅力が十分出てること。

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201.  人間の証明 《ネタバレ》  クライマックス近くの犯人の「日本デザイン大賞授賞式」での独白。ここは感動するところなんでしょうが、大爆笑してしまいました。いや、話してる内容そのものも結構むしゃくしゃなんですが、それでもここまでストーリーを追ってきたもの、あるいは事件の全容を知る刑事たちには、それなりに感慨もあるでしょう。でも、あの会場にいた全く事情を知らない人々にとってはどうですか?有力代議士夫人でもある有名デザイナーが大賞を受賞する。そしてその第一声が「息子が死にました」w。そしてうつろな目をしながら、その息子は私が殺したと言ってみたり、あるいはいきなり西条八十の詩を朗読しだす、あげくがむぎわら帽子を人生に例えて熱く語りだす。何にも知らない人にしてみれば、この人緊張のあまり少しおかしくなったんじゃないと思うのが普通だと思いません?だから自分も当然、観客のそういう反応を予想し観てたら…… みんな、こんな、訳わからない話に感動して拍手喝采。この映画のリアリティの無さを象徴するようなシーンに声を上げて(一応勤務中なのにw)大爆笑してしまいました。  この頃から薬物の影響を受けていたかもしれない製作者ご本人以外は、みんなこんな馬鹿らしさ当然気がついてたと思うんですが、周りが怖がって自分に対する客観的な評価を一切与えられなくなった独裁者って、かえって気の毒ですね。  5点は仮。原作を読んでから再評価[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-03-09 13:06:42)(笑:3票) 《改行有》

202.  刑務所の中 《ネタバレ》  山も落ちもないストーリーなんで、映画としての面白みは無いんですが、ノンフィクションとしては十分楽しめました。映画の内容を真に受けるなら、正月に支給される「ご馳走」、模範囚への映画上映会、室内でのテレビ鑑賞や、エロ小説まで、思ったより囚人に対して優しい国なんだなというのが正直な感想です。強制的な思想改造がなされる中国の刑務所や、あるいは管理が行き届かず、囚人同士のリンチが横行するアメリカの刑務所に比べても随分上等かと。  規則の細かさを気にされてる方が見えるようですが、もともと社会の規則に対する重大な違反があったからこそ、あそこにいる人々なわけで。まずは規則というものに従わせる学習、習慣づけが大事なのではと。例えば、消しゴム一つ拾うのに許可がいるのに違和感を持たれるかもしれませんが、じゃ、自由に拾わしたらどうなるか?すぐにそのことを口実に席を離れ、やがて怠業、喧嘩騒ぎになるのは目に見えてるのでは。  ただ、人の命を奪ったことに全く罪の意識が無い殺人犯たちはちょっと嫌だったな。過失致死や傷害致死との絡みもあるんで、全て死刑なんて暴論は吐きませんが、ああいう根本的に人間性に欠けた人間に対しては懲役という刑罰はあまり意味がないなと言うのが素直な感想でした。[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-03-06 14:20:46)《改行有》

203.  シーサイドモーテル 《ネタバレ》 残念な、おそらく真面目に作ってる製作者が気の毒になる映画。一つ一つのエピソード、会話、あるいは微妙に時間軸をずらしたエピソードのつなげ方、どれも悪くはないし、面白い映画を作ろうとしてるのはわかるんだけど………  つまらない。別に途中で放り出したくなるつまらなさではなくて、なんとなく最後まで見て、何も残らないつまらなさ。ヤクザに追われる男のエピソードとか、あるいは最後の写真の落ちとか、もう少し面白く感じてもいいはずなんだが「あ、そう」っていう感じ。  ただ、麻生久美子さんの素敵さ、(今回は特に太股w)で大幅加点してこの点数。 平成25年2月22日再見  ちょっとした会話、あるいはギャグには面白いものもないわけじゃないんだけれど、とにかくストーリーがつまらない。4つのエピソード、それからまとめとしてのオチ。どれもつまらなくて。まず、スーパーの社長の話。「妻が外出する前に、浮気防止に女装させられました。外出した妻が浮気相手と交通事故で死亡。それでも夫は女装姿のまま悲しんでます。」この話のどこが面白い?どこで笑えと、あるいは何かを感じろと。それからキャバ嬢と客の話。確かにキャバ嬢の人物設定には、「ある、あるこういうつまんない女」と少し面白くないわけでもなかったが、結局はキャバ嬢をだまして、やすく落とそうとした男が、逆に振り回され、最後には無理な体位のためにぎっくり腰になりました。これのどこが、面白い、どこで笑えと。それからコールガールとセールスマンの話。実は麻生久美子さんの魅力爆発で一番楽しんだんだが。ストーリーとしてはね。二人がだまし合いする目的が全く分からない。何か目的があって、相手をだまそうとするんだけれど、だんだん愛し始めてって感じじゃなきゃ面白くないのに。だます目的が見えなくては。そして、やくざの取り立て屋の話、これだけはストーリーらしいストーリー、落ちらしい落ちもあったし、細かいギャグもそこそこなんだけど……。話がグロ。それから、どうでもいいような奴が金儲けをたくらんで挙句が内輪もめのあげく交通事故で死亡……全くどうでもいいようなストーリー(笑)  そして、極めつけが落ち。ここまである意味、現実的な流れできてるのに、いきなりタイムスリップで円環。しかも何にも説明もなしに。このストーリーを書いた人には、落ちとは何かから説明する必要があるかもしれない(大爆笑)[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-02-23 14:38:34)《改行有》

204.  十三人の刺客(2010) 《ネタバレ》  最初にはっきりさせたいのは、この映画の主人公たちの行動は「武士道」じゃありません。極めて現代的な、当時の主持ちの武士にはあり得なかった「正義感」に基づく行動です。赤穂浪士達が賞賛されたのは、別に「正義」の彼らが「悪」の吉良を倒したからではなくて、亡き主人に対して忠義をつくしたから。それ以上でもそれ以下でもありません。当時の武士道から考えれば、この映画の主人公達は主君(将軍)の意に背き、勝手に江戸を離れ、主君の肉親を殺し、(ここからは推測ですが)先祖代々受け継がれてきた家を潰してしまった、主君にも不忠、先祖には不孝、まったく旗本、御家人として問題外な存在なわけで。ただし、それが悪いというわけじゃない、ただ、そう言った大きな壁を乗り越える重さが全く感じられず、「悪い奴がいると上司に聞いたから斬りに行きます、ホイホイ」という軽さがたまらなく違和感があった。。その癖、既婚女性の眉を剃って見せたり、どうでもいいとこだけリアルなのもおかしな映画。  ただ、そうは言ってもほんの一瞬だけワクワクした瞬間もあった。宿場町に仕掛けた罠に敵を追い込み、どんどん追い込んで行くシーン。特に一軒だけ残された家に爆薬が仕掛けられてるあたり、かなり楽しんで意外と名作かもと思った。  けれども、それだけにわざわざその有利な状況を捨てての、暴れん坊将軍×13みたいな全くリアリティのない斬りあいはひたすら退屈で危うく居眠りをするところだった。  あと、そもそもこのストーリーのもともとの作り方が想像がついてすごく嫌ですね。 おそらく、行列の前に飛び出てきた子供を無礼打ちにして尾張藩領を通れなくなったとか、その子供の父親の漁師に鉄砲で撃ち殺されただとか、二つとも事実と全く反する俗説を聞きかじっただけで、膨らませて映画にしちゃう適当な創作態度。あの主人公の兄弟で大名家の養子になった人って何人も何人もいるわけで。それがみんなあの調子で威張ったらw そして何よりも絶対このストーリーが成り立たないのは、あの当時の尾張藩主が彼の同母兄であるという事実。全く同じ立場で、家格がはるか上の相手にあの態度をはずがない。  民間伝承をもとに、裏の歴史的なストーリーを作るのは否定しないし、それなりの成功例もあると思う。ただ、もう少し、ほんの少しでも真実味がある話じゃないと。聞いた瞬間、嘘だとわかる話は嘘としての価値もない。[CS・衛星(邦画)] 2点(2013-02-18 13:15:04)(良:1票) 《改行有》

205.  夜明けの街で  自分は女優中心で映画を見るんですが、この作品の場合、木村さんと深田さんがだいたい同じくらい好みなんで、思い入れの対象が定まらない不安定な鑑賞になりました。 しかし、深田さんの方はともかく、木村さんの方があまりに冷静で怖いなあ。自分だったら、地獄だ、地獄だって騒ぐ前に、取りあえず土下座して「ごめんなさい」しかないと思うんですがw  あと、他の方が書いてた深田さんの露出の無さも同感ですが、夫婦二人が布団をかぶって、もぞもぞってのもなんだかなあ。撮影の時、さぞ暑苦しくてやりにくかったでしょう。まさか平成になってあんなもの見せられるとは思いませんでした。木村さんの方の事情で、あんな撮り方になったのなら、そうまでまでして撮る必要があったシーンかどうか疑問です。  落ちは、なんかあるなとは思ってましたが、それまで一切伏線も何にもはられてないんで、東野さんにしては面白みに欠けますね。つか、いずれにしろ、そういうことがトラウマになってる女性は、多分どんなに不安定な状態でも自分は絶対不倫とかしないと思われ。[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-02-16 10:53:29)《改行有》

206.  地下鉄(メトロ)に乗って 《ネタバレ》  これほど手間がかかった映画もなかった。まずテレビ放映のカット版で見て腑に落ちず、図書館で原作を借りてきて読んでも一向に解決せず、最後に今日レンタルで借りてきて完全版を見たわけだが。  結局理解できたのは、映画が駄目だったのはすべて原作のせい、原作の意味不明、理不尽さがそのまま映画に残ってしまっただけの話。結局最後に残った最大の謎は、なぜこんな小説が映画化されるほどヒットしたかということにつきる。  主人公と父親の話は、とりわけ感動するほどでもないが、貶すほどでもない。一方的に嫌っていた父親と過去に出会うことによって父親の人間性や子供に対する思いに触れる。まあ新味には乏しいけどある種の感慨はあるでしょう。(ただ、他人の子供を妊娠した女性と結婚し、生まれた子供を愛情を持って育てるなんて、手垢が付きまくった流れで読者の感動をよべると考えるならば、浅田さんもそんな程度の小説家だったと、かなり落胆を感じる。それから人物設定、他にどんな美点があるにせよ、やたら女、子供に暴力をふるう人間に魅力を感じろと言われても。不倫することに全く後ろめたさを感じてないなんて点でそっくりな親子も嫌だな。)  しかし、なんと言っても納得できないのが、他の多くの皆さんと同様ヒロインの行動と、ここまで書いて突然気がついてしまった。要は、近親相姦の恋愛に苦しむこと、あるいは近親相姦してしまった苦しみから主人公を完全に救うために、自分の存在を最初から完全に消すことを選んだのか。だから罪と罰ね。ただ、なんか生臭い話だし、自分の存在が引き起こす苦しみから救えばそれで幸せっていうのもちょっと。何よりも、ヒロインが自分の存在を根本から消し、ヒロインの母親が子供を産み育てる幸せを完全に奪われたわりには、結局ヒロインの記憶を徐々に無くしていった主人公は、実質的には何も失わない。なにかぼんやりした温かみを持ちながら平凡な人生を営むだけ。ほんと、どなたかが書かれたように、男性に都合のいい話ですね。 本当にたった今、この映画を理解できたわけだけれど、それで嬉しいとも全然思わない。二、三度映画を見直した時間。原作を読んだ時間。本当に無駄な時間を費やしてしまった。[DVD(邦画)] 2点(2013-02-14 09:23:16)(良:1票) 《改行有》

207.  きいろいゾウ 《ネタバレ》  映画館に映画を観に行って、これほど後悔したのは久しぶりです。131分が長くて、長くて。映画を見ている間に何度も、何度も時計を見るのも稀な経験でした。  登場人物の言動が全く理解できませんでした。ツマとムコ、特にツマの方が、どのような育ち方をしてきて、どのような人生を送ってきたか、あるいは正常なのか、少し精神に障害があるのか?なぜ、二人の間には普通のコミュニケーションが成立しないのか?等等、頭の中が疑問符だらけになり、そしてそれが結局最後まで解決しないという、非常にフラストレーションのたまる作品でした。(もちろん原作は読むつもりですが、原作読まないとここまでイミフというのは映画として失敗では)  それから、ツマは別にしてもあの画家の女性とか、精神に異常をきたした人間にストーリーのキーポイントを持ってきたがるのも、純文学系の邦画の悪癖だと思います。  設定も何もない、ご都合主義の緩いファンタジー要素も苛々して。  とにかく、自分の嫌いな要素を集められて見せられたような実に不愉快な2時間強でした。(5点は宮崎あおい出演作の最低基準点ということで、しかしさすがに劣化は隠せないなあ。カナシス)[映画館(邦画)] 5点(2013-02-11 14:52:38)《改行有》

208.  パコダテ人 《ネタバレ》 いやいや、なかなかのファンタジー作品でした。 シップが原因で尻尾が生えるとか生えないなんて問題よりも、 函館市ってとこは、日本国憲法が適用されない、基本的人権が全く保障されない都市だという大胆な設定には驚かされました。(しかし、ご当地ムービーとしてはどうかな、 あと舞台あいさつで監督が「子供の心に帰って」とか言っていましたが、子供の心に帰ったらこの設定の奥深さは理解できないと思われ(笑) ぶっちゃけ、いくら好きな女優でも昨日見たきいろいゾウといい、今日のこれといい二日続けて脚本に頭抱えるような映画見てしまって相当ヘビーですw 5点は宮崎あおい出演作品の最低基準点ということで[DVD(邦画)] 5点(2013-02-03 18:28:43)《改行有》

209.  戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河 《ネタバレ》 一見客観的な事実描写を重ねながら、それを離れた小細工で観客の思想を誘導しようとする意図が見え見えで姑息です。  例えば、「天皇機関説」が何十年にもわたって、通説であったこと、およびそれが軍部によって弾圧されたという客観的な事実、あるいは関東軍など出先の軍部が中央の統制を離れてしまっている事実をきちんと描写しているならば、明治憲法下に置いても、 天皇の統治行為は国務大臣の輔弼を必要とされていた(天皇機関説)時期がずっと続いていて、それが崩されたあとは今度は軍部の暴走によって事態が進展したのであって、天皇の意思などある意味無視されていた事実を知っているはず。それでありながら登場人物に「天皇制」反対を叫ばせる、あるいは「大元帥天皇の命により」等のナレーションを入れる。  事実にプロパガンダを挿入する手法、非常に嫌悪を感じます。  もう一つ、左翼が平和を守るために闘争していたような描写、もううんざりです。皇族や資本家を全員抹殺するようなロシア型の暴力革命を目指していた事実を隠ぺいするのはあまりに姑息では。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-01-28 10:59:02)《改行有》

210.  戦争と人間 第一部 運命の序曲 《ネタバレ》 この監督で、この題材なら多分、画面にポストがあってもわからないくらい、まっかっかな作品を予想したんですが、済南事件での蒋介石軍の日本人に対する略奪、暴行(架空の日本人にはリアリティないねw)、馬賊が支配して、ほとんど無秩序状態な満州、革命が起こったら金持ちは皆殺すと公言する日本の共産主義者の暴力革命志向等、おもったより客観的の面があったので驚きました。  しかし、歴史的事実の取捨選択において、やはり最初から立ち位置が決まってる監督の作品にプロパカンダ以上の値打ちを見出すのは難しいです。  ただ、女優陣が若くて綺麗なのは見てて楽しいですね。それと現在中国に対して極めて強硬的な立場の人物の弟さんが、対中融和を説く外交官役を演じてるのは面白かったです。 (わざわざ吹き替えしてまで、女優の胸を映した意図がわからない。こういうテーマの映画では無用なサービスかと思われ)[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-01-21 11:33:41)《改行有》

211.  コクリコ坂から 《ネタバレ》  中途半端に古臭いの一言につきる。古い街並みや生活を丁寧に描いてるのは悪くないんだけれど、メインの二つのストーリー(古い建物を守る話と恋愛話)があまりに古風で気持ちに響いてこない。それでいて登場人物の言動や一部大人の妙にぬるい態度には違和感があって居心地が悪い。  どなたかが言ってたように吉永小百合くらいが出てる古い映画として見たのなら、ある程度楽しめたかもしれないけれど、このストーリーを現在、しかもアニメで表現する意味がまるで分らない。[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-01-21 10:03:24)(良:1票) 《改行有》

212.  聯合艦隊司令長官 山本五十六―太平洋戦争70年目の真実― 《ネタバレ》  どんなに偉大な人間でも必ず欠点はあるものだから、もし本当に尊敬し真実の姿を表現しようとするならば、その人の長所だけではなく短所、欠点も描くべきでは?それを神聖化し完全無欠の存在にするために、その人の失敗を全て他の人に押し付ける、北朝鮮や中国で「偉大なる」指導者を称えるために行われるならともかく、この日本で、一流の作家、随筆家と言われる人が監修した映画でされるべきことでしょうか?山本五十六は海軍の航空兵力を育てた軍政家としても、三国同盟に断固反対した政治家としても大変優れた人物だと思います。しかし、戦略家、戦術家としてはどうでしょう?島の占領か、機動部隊の撃滅か全くはっきりしない作戦目的(南雲にはっきり伝えたというのは、完全にフィクション。)。どう見ても無理な短い準備期間(索敵の潜水艦部隊は配置に間に合いませんでした) 意味不明な戦力分割(アリューシャンに行っていた航空部隊がミッドウェーにいれば。嗚呼) 作戦前に行われたシミュレーション結果の強引な改ざん(実行者は宇垣ですが、認めたのは山本です)全て、この分野に少しでも興味がある人間にとっては常識的な事実ですが、何一つ触れられませんでした。そして作戦失敗の全責任は南雲の「命令違反」のせい!?確かに南雲も航空部隊の指揮に関する限り山本とあまり変わらない凡将です。しかし、少なくとも「命令違反」はしていない、いやするはずもない。永野に吹き込まれて、最初から攻撃機に全て陸用爆弾を装備していたとか、どうしてそんな出鱈目がまかり通るんでしょうか?信じられません。史実はきちんと山本の命令どおり半数は魚雷装備でした。第一次攻撃隊からの二次攻撃要請の報告を受けて、その魚雷を陸用爆弾に転換しようとし、その最中に敵機動部隊発見の連絡を受け、また魚雷に再転換、その混乱の最中に敵の空爆というのが歴史的事実です。もちろん自分的にも「そのまま陸用爆弾でいかせろよ」と、彼の判断ミスを残念に思う気持ちが無いわけではありません。しかし、映画の中に描かれてるような確信犯的な命令違反が原因の失敗と、史実のような混乱した戦場での判断ミスが原因の失敗とでは全く意味が違います。一人の人間を神格化するために別の人間に架空の犯罪的行為(命令違反)を押し付ける、これがこの国で一流の作家と呼ばれてきた人が行うことでしょうか?南雲さんにだって、子孫や親族は現存するだろうに[CS・衛星(邦画)] 3点(2013-01-19 11:26:26)(良:1票)

213.  ワイルド7  実は、最近の漫画の映画化ははずれが多いんで全く期待してなかったんですけれど、 思ったよりは……。特に最初の「退治」シーン、ワイルド7の警察機構の中での位置づけ、隊員たちの性格、気質等々、なかなか原作のイメージをとらえてて楽しめました。  ウイルスの事件は、少し何百万人もの死者を出すだろうというわりには緊迫感があまり。そしてラストは突っ込みどころ満載でしたが。  ただ、この映画のすごいところは、結局この国のすべてを動かしているのが、官僚たち(この映画では公安調査庁と検察庁)と彼らに極めて忠実なマスコミであるという今の日本の現状をさらりと描写してるところ。(今までの凡百なアクションものなら最終的な黒幕として「悪徳政治家」wを設定するところですけど、なかなか分かってるな、この本の脚本書いた人)  その点と、すっかりスリムになって最初誰かわからなかった深田恭子の魅力を+して7点。[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-01-14 14:15:32)(良:1票) 《改行有》

214.  遠くの空に消えた 《ネタバレ》  「信じたら奇跡が起こる」というのが唯一のルールのファンタジー世界の話。 だからミステリーサークルを作ったら、それで工事は中止になるし、(そもそも空港ができないと信じた方が早いんでは?というのは無用の突っ込みですねw)、泥の中に靴を残したら、それが造成工事のときに見過ごされそのまま滑走路の中に埋め込められる。(説明が無かったけど、誰かがそう願ったんでしょ)  行定さんがファンタジーとはそういうものだと考えるなら、別に無理に否定するつもりもありませんが、今後二度と彼の「ファンタジー」には付き合うつもりは無いだけで。  ただ、下ネタをだせば笑いを取れるというギャグセンスだけは何とかした方がいいと思われ 2013年1月2日 最近行定さんの他の映画を観て感じたんだけれど、絶対この人はファンタジーを撮っちゃ駄目な人。現代の恋愛ものや時代物を撮っても、リアリティ無視のファンタジーにしちゃう人が、最低限のしばりすらない(多分本人的には何をやってもいい)ファンタジー映画を作ったら…… 結果はご覧のとおりですw[DVD(邦画)] 2点(2013-01-02 21:35:51)《改行有》

215.  クローズド・ノート 《ネタバレ》 エリカ様が綺麗で清純で、中の人とはどうみても別人です。 (ただ、女優とゆうのは演技してる姿に魅力があればいいんで、その他の行動で演技する場を奪われてしまうのはどうかなと思われます。もちろん法律を破って容疑者になれば別ですが) あと、映像が美しくて窓から見える街の光景とかすごく好きです。 褒めるのはここまで。 まず人の日記を読む行為を美化するのが有り得ない。原作者の常識を疑います。 ましてや、わざわざその日記を返しに行くって…… 「貴女の日記を読ませてもらって私は感動しました」でもいうつもりだったんでしょうか。(相手に渡せない状態だったから、逆にいいようなものの) だいたい人を殺さないと感動を生み出せないのにはもう、うんざりです。 生徒同士の苛めも、モンペアも上司の干渉も全く無く、彼氏といちゃつきながら答案を採点するくらいしか事務仕事の無い小学校教師生活ってのも相当ひくところはありますが、 あそこまで現実離れするとかえってファンタジーとして捉えられるのであえて、その点での批判は避けます。 エリカ様の美貌に4点、美しい映像に2点 2013年1月2日追記 もし自分がこの作品を映画化することを任されたらどうだろ?伊吹パートで相当苦しむと思う。上司、同僚からのいろいろな掣肘、子供だって、その保護者だっていろいろな性格の人間がいるわけだから、伊吹先生が理想的なクラスを築いていく過程をリアリティを持って描こうとしたら相当苦労したと思う。ところが行定さんは、ただバッサリ切り捨てるのみ。つまり彼にとってはつまらないリアリティよりは、自分の描きたいテーマを描く方がよほど重要なんだろうな。それでつまらないどうしようもない映画なら切り捨てるだけなんだろうけど、美しい映像、音楽が印象に残る映画だから、始末におえない。映画をもっと楽しむためには、自分の中のリアリティに対するこだわりをもう少し少なくすべきなんだろうか?[DVD(邦画)] 7点(2013-01-02 21:27:02)(良:1票) 《改行有》

216.  幸福の黄色いハンカチ 《ネタバレ》  古い映画を見るのって、実はその時代の風潮、考え方を教えてくれるものなんですね。実は、他の映画と筋を混同してたので被害者にもなんらかの落ち度があったかのように誤解してたんだけど、今回初めてじっくり見て被害者側には全く何の落ち度もない、言ってみれば全く天から降ってきたような災害みたいな事件。健さんは被害者にも、あるいはもしいたとすれば被害者の家族にもどれだけ謝っても足りないはず。ところが、映画の流れでもあるいは健さんの心境でも、そういう申し訳なさ、謝罪の表現は全く無し。人一人の命ってそんなに軽いものだったんでしょうかね。刑務所で数年過ごせば償えるくらいの。  あまりにあまりの犯罪者の人権優先、被害者の人権無視のこの時代の風潮が実感できました。(あと、桃井かおりのあまりの若さ、若いころですらあまり可愛くなかったことw、それとよく女優続けられたなと思うほどの極端な滑舌の悪さも面白かったです。)[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-12-31 21:21:48)(良:1票) 《改行有》

217.  もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 《ネタバレ》 前田さんに対して、全く魅力を感じないんで、かなり期待薄でしたし、案の定前半部分は、かなりだれまくり、そもそも主役が全然好きじゃないアイドル映画とか見る方が間違ってるかなと思ったんですが……。それがそれが中盤から後半どんどん引き込まれて最後にはある種の感動さえ覚え、見て良かった、ある種得した気分です。  ドラッガーでもなんでも、とにかく人が何かをきっかけにして「真摯」に+の方へ変わっていく話は非常にさわやかでした。特に押し出しで負けた試合の後のミーティングでの監督の変化、大好きです。  ヒロインに魅力を感じないのもかえって純粋に物語を楽しむにはよかったのかもしれません。(ただ、病気の友人に本格的な美少女を持ってくるキャスティングは少し配慮が足りないかもw)  ぶっちゃけ、野球に関しては言いたいこと、突っ込みたいことが山のようにあるんですが、「フレフレ少女」に対して全く無批判な人間(笑)がそれをやっちゃうとダブスタの誹りを免れないので避けます。  平成24年12月12日 ようやく何か月も経って、図書館で原作本の貸し出しが回ってきたので一気に読みました。少し驚いたのが実に原作に忠実な作品であること。その点は評価できるのかな。ここから原作批判。上記に述べた理由で具体的な批判は避けますが、著者は野球に関しては通り一辺倒の表面的な知識しか持たないのが確認できて少し残念でした。物語を生み出すことを一つの事業と考え、顧客(読者)に満足感を与えることをその使命と考えるならば、当然専門家(この場合野球の)を上手に利用しなければならないはずなんですが……。そもそも専門家に一切頼ってませんね。おそらく。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-12-08 13:35:52)(良:1票) 《改行有》

218.  カイジ2 人生奪回ゲーム  面白くなかったというと嘘になる。ただその面白さは原作が持ってる面白さのみであって、自分にとっては単に好きな漫画の好きなエピソードが映像化されたのが楽しかっただけであり、それ以上でもそれ以下でもない。  従ってオリジナル部分は違和感のみを感じた。特に「姫と奴隷」の設定と勝ち方、製作者の福本ワールドに対する無理解を如実に表していましたね。あんな3分の1の確率で勝ってしまうものをブレイブロードと同等に扱うとはっ!何たる無知っ!  しかし、映画作りにあたっての一番重要な作業が、短い時間で表現するための原作エピソードの取捨選択、そしてそのことによって矛盾が生じないようにするための摺合せ、こんな映画作りって、表現行為でもなんでもない、単なる事務的作業にしか思えないな。 今他サイトのレビューで原作者が脚本に加わってたということを知った。だったらなんなんだろうあの「姫と奴隷」は?十年以上福本ワールドに親しんできた人間にとって全く理解できない。[地上波(邦画)] 6点(2012-12-02 05:46:16)《改行有》

219.  紅の豚  ファンタジーってのはこうじゃなきゃ。ものすごくきちんとした魅力的な世界が、ほとんど説明的な台詞とかなしにきちんと描かれていく。最近、ファンタジーとは名ばかりの、単なる思い付きの寝言の垂れ流しみたいな映画によく出会ってしまうんで、こういう本物のファンタジーをたまに見れるとその良さをより一層感じます。 「ウヨになるくらいなら豚の方がましだ」って一生に一遍くらい、言ってみたいような、 言わずにすんだらその方がいいやら。 ジブリで一番好きな作品。 音楽の良さを再認識して+1[DVD(邦画)] 10点(2012-11-29 18:21:47)《改行有》

220.  アイデン&ティティ 《ネタバレ》  麻生久美子がいいなあ。ああいう風に、上から目線で「君、君」って言ってもらえたら、ぞくぞくする。(すいません、自分でも気持ちが悪いw)  この役柄と麻生久美子のマッチングは奇跡的なパーフェクトだと思う。 あと?ロックとか全然分からないんでw 平成24年11月26日 決して音楽に無縁の生活を送ってるわけじゃなくて、例えば外出の時もデジタルプレイヤーが手放せないくらいなんですが、ただいかんせん好きなジャンルがアイドル系とユーミンとか竹内まりやなどの小奇麗なフォークで、一度たりともロックに関心を持ったことがない人間にとっては、自分にとって全く無縁の人たちが、自分にとって全く関心のないことを熱く語ってる映画で、麻生久美子が出てないシーンは、眠くならないようによそ事をやりながらぼんやりと鑑賞。(ただ熱気にはなんとなく当てられましたけどね)  だけれど、この映画の麻生久美子が本当にいい。単にルックスのみならず、たたずまい、声、しゃべり方、何年も知っていて、しかも好きな女優に改めてときめくという稀有な体験をさせてもらいました。こんなふざけた鑑賞法、あるいは採点法はないとは自覚してるんですけれど、それでも+1点[DVD(邦画)] 8点(2012-11-26 11:10:36)(笑:1票) 《改行有》

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