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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
261. 私の優しくない先輩 《ネタバレ》 金田もうざいがヤマコもうざい。どっちもどっち。 最初の10分で自分には合わないと思いリタイアしそうになったが、みんシネで高評価をつけていらっしゃる方達がいるのを思い出し、きっと何か理由があるのだろうと我慢して見る事に。 で、確かにキクコあたりがストーリーに絡みはじめてから、物語は少し陰を帯び始めてちょっと面白くなります。ミステリーな雰囲気も出てきて、ちょっと好きです。この感じ。 おそらくヤマコが愛治と付き合うことはないだろう。かと言って、不破先輩と恋仲になるのもそれはそれで違う気がする。いったいこの作品の落とし所はどこなのだろうと興味深く見ていたら、でたでたでた。病気。なにかってーと日本の映画はこればっかり。 今作にいたっては原作があるようなので致し方ないのかもしれませんが、なんとかならんもんでしょーか、安易な病死による感動演出。 必然性があれば良い。ストーリーに合っていれば良い。でもこの映画にヤマコの死は要るかな?とゆーか死んだのかどうかも分からない終わり方。 愛治がいるときのキクコのローテンションの原因(告白されたから?)。愛治はなぜキクコに告白したのか。愛治はなぜタコヤキの練習に来なくなったのか。知りたいことが全然明らかにされない。私はこーゆー示唆的すぎる映画は好きじゃないです。[DVD(邦画)] 4点(2021-07-19 03:29:42)《改行有》 262. ソラニン 《ネタバレ》 あんまり人が死ぬ映画を悪く言いたくはないんですが、これはダメ。 原作があるのも知りませんでした。下手に悪く言うと原作批判にもなっちゃうかもしれませんので気が引けますが、これはレビューなので、自分の気持ちに正直に書きたいと思います。 種田の死に方が納得いきません。 ふっきれたと思ったのに泣き出して、信号無視して死ぬなんて、事故死ではなくこれは自殺ですか?自分勝手すぎます。 残された人間はどうなりますか?事故に巻き込まれた車はどうなりますか?かわいそうな自分に酔って自分のことしか考えていないあまりに身勝手すぎる行為ではないでしょうか。悩める20代の若者は何でも許される免罪符なんですか?これを美談になんかしてほしくないですね。 いや、そもそもこいつはかわいそうなのか? かわいい彼女がいる。友人は良い人ばかり。職場だってバイトかもしれませんがブラックではなさそう。そして『バンド』という燻り続けている夢もある。いや、大好きな音楽をいまだに演り続けているだけでもかなり恵まれていると思いますが。 彼女に背中押されて一念発起。そして挑戦して惜しくも今回はチャンスをものにできず。で、たった1回チャレンジしただけで、その1回が失敗したらもう自暴自棄ですか?甘ったれるのもいい加減にしてほしい。こーゆー自分に酔った人間嫌いです。 そして映画としては前半がとにかくだるい。丁寧さとダルさは紙一重かもしれませんが、今作に関しては完全にダルさが圧勝。 宮崎あおい、高良健吾、桐谷健太。そして誰か知らないベースの人。役者さんは良い人ばかり。なのに前半は退屈すぎて死にそうでした。 ・・・でも終盤からラストにかけてはちょっと泣けました。大切な人を失う悲しみはわかるので。そして最後のライブは素直に感動しました。うん、最後は良かったかな。[DVD(邦画)] 4点(2021-05-19 07:38:40)《改行有》 263. ヒーローショー 《ネタバレ》 思っていたのと全然違う映画。 うだつの上がらない主人公の成長物語。あるいはサクセスストーリー。 そんなものを期待するとものの見事に裏切られます。 ただのチンピラ映画です。しかも結構暴力的。 前半はセックスシーンもあり、とても家族で見るにはオススメできない映画。なんて危険なタイトルなんでしょう。 登場人物の誰にも共感できず、応援もできない。 『ヒーローショーが始まった途端、子供がトイレに行きたがっているから待っててという母親』 『子供に飴を上げたのに、お礼も言わない母親』 メインの人たちからモブに至る人たちまで、嫌な人間しか出てきません。 終始イライラさせられっぱなしです。 また、映画に起承転結を求める人間には、はっきり向かない映画。 登場人物の人物像もぶれぶれで、一貫していたのは鬼丸と鬼丸の弟ぐらい。 それにこの内容で2時間超えはきついっす。 ヤンキー映画が嫌いではないので、中盤くらいまでは結構面白く見ていたのですが、後半から終盤にかけてが本当につまらない。みんな何がしたいのかわかりません。 そして個人的に福徳の声が苦手。コントだったからまだ許せるけど、ドラマや映画には向かない声質だと思います。[DVD(邦画)] 4点(2021-03-29 17:40:42)《改行有》 264. Re:Play-Girls リプレイガールズ 《ネタバレ》 非現実的な設定も最後まで見れば腑に落ちる。なるほど。そーゆーことですか。 キャストはアイドルが多く、ヴィジュアル的には悪くない作品です。 『血まみれの女子高生』という、こーゆー作品ではおなじみの映像もちゃんとあります。 とは言え、脚本、ストーリー、決して面白いとは言い難いレベルです。 前半の自殺志願者たちの独白。これはそれなりに面白かったのですが、如何せんそれぞれの志願理由が弱く、共感できない。 当然集まった女子高生の誰にも感情移入できるはずもなく、あらかじめ決められたプログラムを黙々と消化していくような無味乾燥なイメージ。まさにB級Vシネマのクオリティ。 私はアイドルに疎いので、ほとんど知らない人ばかりなのですが、主人公のミチより、アリサ役の人がちょっと好き。 総評としては、オチが弱く、ストーリーが弱く、ヴィジュアルはまあまあ。暇つぶしの粋を出ない作品。オススメはできません。[DVD(邦画)] 4点(2020-08-03 06:05:32)《改行有》 265. 南極料理人 南極。料理人。想像もできない世界で、どんなドラマが待っているのだろうと期待して観賞。結果、ドラマなんてありませんでした。 フィクションのドキュメンタリーをコメディテイストで描いただけ。私が期待していたものとは全く違いました。 私は映画に起承転結のはっきりしたドラマを求めています。 ハリウッド映画が凡作と評されながらも、世界中で愛されてやまないのは、私のような凡人の心をぐっと掴んでいるから。 映画を見るほとんどの人は普通の人であって、やはりみんなそこに娯楽を求めていると思うのです。 私は起承転結がはっきりしているハリウッド映画が好き。なぜならエンターテイメントの定石をきっちり守っているから。メッセージ性の強い作品だって、映画というエンターテイメントの中でそのメッセージを伝えています。だから商業主義と言われようが、私はハリウッド映画が好きです。 この映画にはそれがありません。 事実の羅列に終わっています。 もちろん、コメディテイストな演出や、心温まるエピソードで、鑑賞後の後味は良いものに仕上げています。でもそんなことでごまかさないでほしい。 堺雅人という類稀なる天才俳優が主演を務めているからこそまだ見られる作品になっています。裏を返せば演者頼り。 『こーゆーのが良い映画』みたいな邦画のノリ嫌いです。[ブルーレイ(邦画)] 4点(2020-07-30 14:44:16)《改行有》 266. 逃走中 殺人ハンター(OV) 《ネタバレ》 有名なテレビ番組をパロった作品。元ネタとなる番組はほとんど見たことがありませんが、少なくとも1回は見たことがあります。結構雰囲気は似ているのではないでしょうか。途中に指示とか出るし。 役者さんの演技はほぼ棒読みだし、とても見ていられないレベル。ですが脚本はそんなに悪くない気がします。 C級エンターテイメント作品としてのつぼを押さえる、シンプルに楽しめる構成。 ちょっとだけ近未来の日本で、国民が『生死を賭けたゲーム番組』に夢中になっているっていうのは『デス・レース』シリーズを思い出させます。 街中を逃げ回り、捕まると殺される。ただそれだけ、でもそれだけだから面白い。 ハンター達の持っている武器がそれぞれ違うのは良い。 ランナー達がそれぞれゲームに参加した経緯を簡潔に説明したのも良い。 ランナーがハンターに反撃して良いっていうのは良くない。こーゆーのは理不尽だからこそ楽しいのです。 ラストでハンターが主人公を助けるのもマイナス。 で、総評は、『C級作品ながら大事なポイントは押さえてある手堅いエンタメムービー』ただし、『演技、特にセリフの棒読みがひどいので、楽しめるかどうかは人による』といったところでしょう。[DVD(邦画)] 4点(2020-07-27 03:24:41)《改行有》 267. 川の底からこんにちは 《ネタバレ》 ダメ人間が開き直って頑張る。その発想自体は好きだし、面白いと思う。 実際、最初の90分を我慢すれば、最後の20分はちょっとだけ楽しいかもしれないです。 でもね、この映画自体は結構マニアックなのではないかと思うのです。見る人を選ぶのではないでしょうか。 決してオーソドックスなサクセスストーリーではありません。いや、そもそもサクセスストーリーではないのか。 佐和子が開き直ってからが見ものだと思うのですが、その開き直り方がいかんせん弱い。 『もっと主張しろよ』といらいらさせる主人公。ダメ人間の健一。主人公以外も無気力と変人の集まり。 そんな負のオーラにつつまれた人々を散々見せられてフラストレーションがたまりまくったところで、待ってましたといわんばかりの佐和子の開き直り演説。いやいや。あの中身すっかすかの演説はなに。あんなんじゃ全然スッキリしないんですよ。 歌を作るのだって、てっきりスーパーとかで流すやつかと思ったのです。で、それがヒットして、蜆が飛ぶように売れて・・・。みたいな。でも実際は職場で社員が歌う歌。あとは蜆の値段とパックがちょっと変わっただけ。で、売り上げがなぜか倍増。意味がわからないんです。あれだけ『人生はままならない。でも頑張るしかない』って主張しておきながら、この安直なストーリー展開。『ちょっと気持ちが変われば誰でも成功するよー。』みたいに唐突なシフトチェンジ。 そんなんじゃカタルシスを得られないんですよ。頑張るんだったらもっと頑張って、アイデア出して、社員も家族もみんな一丸となってもらわなきゃ。さんざん我慢して見てきたのに、それに対する見返りが少ないのよ。 もっと素直でストレートな娯楽作品に仕上げても、この作品が伝えたいメッセージってのは伝わるのではないでしょうか。 私は終始この映画に出てくる人たちが気持ち悪くて仕方がなかった。特に健一。まじでくそすぎてイライラします。[DVD(邦画)] 4点(2020-06-26 12:10:34)《改行有》 268. 天使の恋 《ネタバレ》 佐々木希をはじめとした女の子たちの演技がクソすぎて、全然ストーリーに入り込めなかったです。 コメディタッチなシーンはまだ全然良いんですが、シリアスな演技は総じてだめ。友子役の女の子は佐々木希と逆で、シリアスな演技は上手だけど、はしゃいでいる演技はわざとらしすぎて寒気がします。 谷原章介は良かったです。演技の上手さが際立っていました。映画が谷原章介でもっているという感じです。 イジメ、レイプ、中絶、援交、かつあげ、脅迫、殺人、飛び降り自殺。あまりにもメインストーリー以外の不純物を盛り込みすぎ。それに盛り込んだ内容も全体のバランスを崩しているだけ。 例えば、理央の『14歳でレイプ、中絶』って壮絶な過去に同情はするけれど、かと言って他の人間をひどいめにあわせて良い理由にはならない。理央たちが友子にした仕打ちは到底許せるものではありません。天使?どこが?理央という人間に共感できず、物語に入り込めません。 奈緒子の自殺は理央のせいではありません。ですが、この重すぎるエピソードのおかげで、病気の悲劇が薄まってしまいます。 唯一良かったのはコメディパート。ここは、脚本、演出、演技、すべてにわたって冴え渡っていたように思えます。主演二人の何気ないやりとりだけでも楽しい気分になれるからたいしたものです。公共の場で猛然と大声アピールをする理央にとまどう光輝。少しずつ理央にほだされていく様子が微笑ましい。 いろんな要素を詰め込みすぎず、すっきりラブコメ一本に絞ったほうが良かったんじゃないかな。[DVD(邦画)] 4点(2020-05-28 12:08:44)《改行有》 269. 天然コケッコー 《ネタバレ》 終始雰囲気にごまかされている気がします。こーゆーほのぼの系って退屈になりがち。この映画も例外ではありません。そんな中、『そよ』を演じる夏帆が大変魅力的であること。また、『海』『修学旅行』『バレンタイン』など、それなりにエピソードが充実していること。そのおかげで最期まで見られる作品にはなっています。 ただ、裏を返せば夏帆の魅力に頼りきった映画とも言えます。役者は映画の一部。それを否定する気はありません。しかし『そよ』が『夏帆』じゃなかったとして、魅力ある作品になっただろうか。そんなことを言い出せばきりがないのはわかっていますが、そんなことを考えさせちゃったこの退屈極まりないエピソードの羅列集にも非があるでしょう。 シナリオ、プロットはあってないようなもの。短いエピソードの切り貼り。『父の浮気』や『床屋から父に連れ出されるコータロー』など、その後の結末、落としどころがほったらかしになっているエピソードすらあります。正直この辺のエピソードは全部割愛しちゃったほうがすっきりするんじゃないかな。 舞台はあまりに田舎過ぎて、自分の心象風景とは合致せず。ここまで自分の思い出とかけ離れているとノスタルジーを感じることもできません。 2時間苦痛とまではいいませんが、少なくとも見て良かったと思える作品ではないです。[DVD(邦画)] 4点(2019-05-18 03:43:21)《改行有》 270. 恋するマドリ 《ネタバレ》 ガッキーかわいい。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ガッキーかわいい。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ガッキーかわいい。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。パリン。え?なになに?ちょっとだけ急展開。ちょっと面白くなってきた。そんでそんで?ええ?えええ・・。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ガッキーかわいい。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。助けて。引越し屋。空港。パパ。告白。おばちゃんかっこいい。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ガッキーかわいい。ねえちゃんブサイク。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ガッキーかわいい。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ガッキーにっこり。私はぐったり。 『問題。ガッキーかわいいって何回言ったでしょーか。』[DVD(邦画)] 4点(2019-05-05 05:26:23)(笑:1票) 《改行有》 271. トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 期待していたSFの感じとは趣きが大分違っていました。 『18年前から人類は生殖能力を失った』『世界最年少の若者が殺されて世界中が悲しむ』 このように、マクロの世界観で始まるプロローグに興奮。いったい、どんな世界が、物語が待っているのだろう。 しかし物語が進むにつれて、世界はどんどんミクロの世界へ。ラストはただの脱出劇になっちゃって、それはそれで面白かったのですが、見たかったものとは違います。 例えば、『生まれた赤ん坊が人類の大きな希望となって内戦が終結する』とか、スケールのでかいストーリーを期待しちゃいましたね。 それが、ずっと行動を共にしていた助産師が急に戦線離脱。あれよあれよという間になんか戦争ものみたいになっちゃって。 更にこの映画の設定がやや複雑なのも気になりますね。世界情勢もそうですが、通行証とか不法移民とか。子供が生まれなくなって人類は滅亡への道を歩んでいるはずなのに、それ以外の問題がクローズアップされすぎている感があります。 だから、はっきり言ってわかりにくいし、不親切な映画だと思います。そーゆー理由もあって、面白いとかいう以前に、こーゆー作品って好きになれません。[DVD(字幕)] 4点(2019-03-08 04:53:31)《改行有》 272. リンダ リンダ リンダ 《ネタバレ》 なんか、邦画の悪いところがいっぱい出ちゃっている作品。 思わせぶり。テンポが悪い。間延び。単調。動機がない。起承転結がない。目的が見えない。 それでも最後まで見たら何かあるのかと思って見続けてみて、結局何も出てこない。 全体的にダラダラしていて、いったい何を見せたかったのかがよくわかりません。そこにはドラマ性もなければ感動もありません。あるのは雰囲気だけ。なんか懐かしい学校の雰囲気。ちょっとだけタイムスリップできる感覚。ノスタルジー。でも映画としてはちっとも面白くありません。 体育館で、主役の4人以外のバンドが演奏をしています。男の子3人グループの学生バンド。そのときはお客さんはほとんどいません。 でも終盤、4人のときは大勢集まってきます。二つのバンドの『差』が自分にはよくわからなくて、ラストの盛り上がりには『高揚』とか、『爽快』とかよりも、『違和感』しか感じませんでした。[DVD(邦画)] 4点(2018-02-03 09:18:59)(良:1票) 《改行有》 273. ヘヴンズ・ドア 殺人症候群 《ネタバレ》 アイデアが面白い。 『死にたがり』が集まるサイト。『死にたがり』が他の『死にたがり』の希望を叶えていくというのが大まかなプロット。 『死にたがりA』が『死にたがりB』『C』『D』と殺していき、その『A』は『E』に殺される。警察が『E』に追いつくと、『E』は『F』によって殺されているという終わりの見えない鬼ごっこ。抜群に面白くなりそうなストーリーです。 ですが、映画そのものはアイデア先行で素材を活かしきれていない感じがします。 かなりの死人が出るにも関わらず、緊迫感のかけらもありません。中盤からは『またか』くらいの感覚で、中だるみを覚えるほどです。 致命的なのは、田中美奈子や前田耕陽の『火曜サスペンス劇場』みたいなノリの演技が、作品の雰囲気にまるで合っていないことです。 また、『死にたがり』の望みを叶えるというのが、この作品のコンセプトであり大事な要であるはずです。にもかかわらず、関係の無い神父を殺す。刑事を人質にとる。途端に俗っぽさが前面に押し出され、本当に火曜サスペンス劇場に成り下がります。これはもったいない。 ただ、『オカルト』と『サイコパス』の融合にみせかけて、実はちゃんとした真犯人がいるというサプライズ的展開は、悪くはないと思います。 そしてラスト。オチに再び意味不明なホラー要素のつけたし。潔さがないですね。脚本のセンスのなさを感じます。[DVD(邦画)] 4点(2016-11-16 15:13:54)《改行有》 274. トワイライトシンドローム-卒業- 《ネタバレ》 しょぼいしさむい。 『何がでるかな、何がでるかな』的な演出はまだ良いとして、実際何かが出てきてからのバトル、CG、演出、演技、すべてがしょぼすぎる。一番魅せなきゃいけないところで大したものを見せられないのであれば、最初からこーゆージャンルにチャレンジすべきではありません。子供向けのテレビドラマならまだしも。 それに、全編通してホラーにしたいのか恋愛ドラマにしたいのか、どっちつかずで中途半端。 期待感をもたせるストーリーの運びなど、つなぎの部分は良いのに、曲でいうならサビの部分がしょぼすぎなんですよ。 みなさんの演技もどーにかならんもんですかね。『のさばらせておくわけにはいかない』くらいちゃんと言ってください。 お姉さんの『行っといで。おいしいご飯作って待っているから』には爆笑しました。[DVD(邦画)] 4点(2015-11-28 05:26:20)《改行有》 275. Avalon アヴァロン 《ネタバレ》 理解するのが難しい映画を『難解』とするのであれば、この作品は難解ですらない。 何故なら不確定なまま鑑賞者任せに映画を終了させてしまうからです。 『難解』な作品は嫌いではありませんが、これは不親切かつアンフェアなだけでしょう。まさに作成者の『自己満足』『自己陶酔』の世界だと思います。 正直、バーチャルゲームの世界観を体験できると思って楽しみにしていたのに、バーチャルゲームならではの良さってのが微塵も感じられません。そもそも『バーチャルゲーム』の設定にも関わらず眠気を誘ってしまうようなゲーム内容で、こんなゲームに世界中の若者が熱中しているというのが最早謎。 『ゲームをクリアしていけばリアルマネーを手に入れられる』とか、『それぞれの職業に特性がある』とか、すごくわくわくしますが、そういった様々な設定がほとんど劇中で活かされません。 そもそも戦争ゲームみたいなジャンルにも関わらず、『戦士』だの『盗賊』だの『ビショップ』だの、職業はファンタジー路線。そんで『ウィザード』は主人公がもといたパーティ名だったりして、紛らわしすぎます。 『SA』というステージにたどりつき、突然フルカラーの世界になったので、『もしやマトリックスのようなオチか?』と思いきや、撃たれたマーフィーが普通に消えちゃって、もう理解不能。結局この映画の見所って何なんでしょう?[ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-11-15 01:56:06)(良:1票) 《改行有》 276. 岸和田少年愚連隊 《ネタバレ》 中身のない映画は苦手です。 中身がなくても、見ている間楽しめたり、爽快な気分になれたり、頭を使ったりする映画は大好きです。 この作品にはそのどれもありません。 言うなれば、雰囲気と会話の妙を楽しむ映画でしょうか。 報復→報復→報復→報復→報復・・・・ 何回繰り返すねんっていうくらい、延々と仕返しが続きます。 その報復のシーンだって、過激な割りにリアリティを追及するためか迫力には乏しくて、何か毎回消化不良のまま終わる感じなんですよね。 もちろん、絶妙な会話の面白さと、登場人物たちのなんか憎めないふんわりとした雰囲気によって、暴力描写が見事に緩和されて見やすくなっている点は評価できると思います。 ですがそれだけなんですよ。 最後まで見終わっても、それぞれが何かのゴールにたどりついたとか、成長したとか、そんなエピソードは最後までないわけです。 もちろん、それが青春だよって言ってしまえばそれまでですが、「なんのために2時間近くもこれ見てたんだろ」って気持ちになります。 雰囲気は良いし、会話も面白いし、映画全体に漂う閉塞感と疲労感も何かを訴えてくるし、悪くはないと思うのですが・・・・ ナイナイの岡村の大ファンの妻が、途中で見るのをやめた・・・ それがこの映画のすべてなのかなって思いました。[DVD(字幕)] 4点(2013-05-19 19:07:33)(良:1票) 《改行有》 277. 鉄拳(1990) 《ネタバレ》 人情ドラマ・・・不良映画・・・?いや、・・・ボクシング映画?サクセスストーリー・・・いや、復讐もの?・・・・(変な制服集団出てきた・・・)・・・ま、まさかのSF?というかファンタジー?・・・ヒーローもの? うぉぉ、この映画のジャンルは何~? 何で最後ざるうどん食ってんの~?なんでラストそんな満足そうな笑顔なの~? あ!わかった!この映画のジャンルは「ミステリー」だ!! ピンときました☆[DVD(字幕)] 4点(2013-04-09 05:01:43)《改行有》 278. プルシアンブルーの肖像 《ネタバレ》 中盤くらいまですごく面白かったのに、あろうことか途中でこの映画のノリに飽きてしまいました。 ってゆうか、この学校で働いている人、問題あるなぁ。 玉置浩二の演技だけ良かったです。 ただ、結局わかんないこといっぱいで、もやもや・・・ なぜ青い鳥はにぎりつぶされなければならなかったのか・・・ 行方不明になった人達はまさかの女の子の幽霊のただのいたずら? さすが1980年代の邦画は違いますね・・・ [DVD(字幕)] 4点(2012-04-19 05:06:36)《改行有》 279. クライング・ゲーム サスペンスとしてもラブストーリーとしても中途半端な印象です。前半の人間ドラマは見応えがありますが、それでも少し演出に物足りなさは感じます。良い映画かどうかはわかりませんが、10人が見て10人が面白いと思う映画ではないです。[DVD(吹替)] 4点(2011-10-20 11:43:27) 280. (ハル)(1996) 深津絵里が好きなので、期待して見ました。結果、思ったより退屈な映画でした。昔似たようなドラマがあったのですが、そっちのほうが面白かった。[DVD(邦画)] 4点(2011-07-07 13:20:57)
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