みんなのシネマレビュー
TANTOさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 901
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123456789101112131415161718
投稿日付順123456789101112131415161718
変更日付順123456789101112131415161718

281.  嗤う伊右衛門 《ネタバレ》 「情けにしても恨みにしても受けるほうにその気がなきゃ成り立たねえ」 「想いっていうのはね、どんな想いでもそのまんま相手に伝わるなんて事はねえんでさ」 なぜか又市(=香川照之さん)のこの台詞が残りました。 良いか悪いかはともかく、とかく台詞の長い作品だったと感じます。ワンシーンの中にとても長い台詞が入れられており、またその台詞がとても熱がこもっていて良い!!それは時代を反映してなのか京極作品所以なのか、はたまた俳優陣の名演なのか。ともあれなんとも情緒的で粋な表現に京極作品を感じました。 京極夏彦さんの本は京極堂シリーズでいくつか拝読しましたが、この作品は未読。どんな話なのかと思いながら観ていましたが、かなり地味な展開の話という印象でした。もし仮にこの時代設定当時の感覚を持っていてその上でこの映画を観るならだいぶ違った印象になるのでしょうが、テクノロジーが発達しまくった現代人文化にどっぷりの私には、怪奇の一つでも起こってもらわないと少々物足りず。 というのも作中に起こる出来事は、まあ言ってみれば時代劇的ドロドロラブドラマ。痛々しいシーンやグロテスクなシーンもありますが「おおっ!」というシーンは皆無といって良いでしょう。上述のように俳優陣はとても怪演されているのでそれだけでも見る人には見応えがあると思います。私がドンパチやSFが好きな子供っぽい性格というだけで・・・。 しかし作品に合ってない演技の人もいました。椎名吉平さんと池内博之さんなんかはまさにその例。なんというか二人とも、時代劇の悪役って言うより現代のチンピラって感じの演技で、雰囲気出してる他の俳優と比べるとだいぶ浮いて感じる。成りきれていない感じ。そこがマイナスかな。 しかしそれ以外の俳優陣がとても見応えある作品だと思います。出演してる方に興味があれば是非。[地上波(邦画)] 5点(2012-12-08 02:59:38)(良:1票) 《改行有》

282.  カイジ2 人生奪回ゲーム 《ネタバレ》 レビューを書く前に・・・。 少し前にやはり漫画が原作の映画についてのレビューでも書いたのですが、アニメや漫画が原作の話を実写として映画にする場合、それは「実写」なりのリアリティが求められるみたいなことを書きました。実物大の人間を登場人物として使うのだから、実物大なりの演出が必要で、かつ原作の世界観は大事にしなければならないと。そしてそれが出来ないなら実写化などしてほしくないというのが私の個人的な意見です。 で、そんな視点で本作を鑑賞したのですが、まあ現実味の薄いこと・・・。こんな内容ならいよいよ実写化する意味が分からない。普通にアニメで『劇場版 カイジ2』でも作ったほうが断然面白いと思う。 基本的にはギャンブルものの漫画というのは人間対人間だから面白いのだと思う。人間同士の読み合い・騙し合い・裏のかき合いが面白いのであって、本作の人間対パチンコ台という設定には心底ガッカリした。多少は人間による心理戦のようなものもあるのですが、基本的にレベルの低いイカサマの域を出ません。台そのものも玉あたりの金額・賞金とその仕組みが若干特殊なだけで、基本的に普通のパチンコ台となんら変わりません。その意味では前作のほうがまだ見応えがあった。「沼」に関わる全てのエピソードはそんな理由で霞んで見えました。 山本太郎さんや吉高さんが出てくる必要もあったのかなかったのか。ぶっちゃけ別にいらん。吉高さんの台詞の棒読み具合にもガッカリ。あれでよく女優をやっているものだ。とは言い過ぎか。しかし本当に棒読みがひどかったので・・・。エキストラならともかく、メインヒロインでしょう??こうなると監督のいい加減さも窺える。いいものを作ろうという気概が見えない作品でした。[地上波(邦画)] 3点(2012-12-03 18:32:16)《改行有》

283.  ピラニア 3D 《ネタバレ》 モンスターパニックものとしては良い意味で予想通り。そう私はこれを借りる時、間違いなくこういうものを期待して借りていた。 なかなか面白い映画でしたが、人物描写は今一つ。こういった類のモンスターパニック映画ではおバカなキャラとエロいキャラは定番ですが、主人公まで真正のバカなのはいただけない。 子供に対して、「お前らのせいでオッパイ祭りを見に行けないんだよ!」 「じゃあ行っていいから代わりに60ドルちょうだい」 そして素直に出す主人公・・・。なんだかなあ。 頭の中はエロエロでどうしようもないのに、何か変なところで自制しようとするのはあのおバカディレクターじゃなくてもイライラする。まあそれだけにリアルでしたけどね。 あとあのセクシー美女は死んじゃうんですね。綺麗なキャラだったのに、残念な最後だ。 中盤、お祭り会場で最初の一人がピラニアの犠牲になったとき、誰かが言った「ジョーズだーーー!」の一声で周囲が瞬時に何が起こったか把握できていたのが印象的。実際にはサメではありませんが、「水の中に何かいるぞ」と言われるよりよっぽどわかりやすく周囲に伝わる表現だなーと変なとこで感心しました。 しかしそんな彼の奮闘?むなしく大量虐殺な展開。まさに惨々たる内容。自分の足を食べられながらも船外機のプロペラで応戦する警官とか・・・。どんだけ勇者だよ。 途中ピストル撃って警告しようとしたとき、見つけた死体でも一緒に見せて警告してやれば彼らもあんな結果にはならなかったろうに。でもそれだと映画としては失敗か。モンスターパニックって意外と作るのが難しいのかもなあと思った作品でした。[DVD(字幕)] 6点(2012-11-27 10:27:04)(良:1票) 《改行有》

284.  巨神兵東京に現わる 劇場版 《ネタバレ》 『Q』のレビューをしようとふとHPを見たら・・・、おやあの上映前に観たショートムービーもレビューされているではないか。ということでこちらもレビュー。 「また何かの広告だろう」くらいに思ってボケーっと頭空っぽ状態で観てましたが、けっこう面白かった。ただよくよく後で思い出してみると、どうにも安っぽい小説感が気になってきました。 「不幸の前には必ず予兆や警告がある」とか「いびつに生きながらえようとする人間を滅ぼすためにやってきたのだ」とか別にそんなナレーション要らないのだが。 最初これは今から観る『エヴァンゲリオン劇場版:Q』のための布石かなんかだと思いました。巨神兵の槍とか、口から出るレーザーとか、あまりに符号点が多すぎるし。完全にそうだとは言いませんが、ちょっとそんな風に作ってやろうというスタッフの意図は感じる。事実、本編の『Q』に入っても脳内で巨神兵がちらついてしまってた。 だから何ってワケでもありませんが、とりあえずインパクトに圧倒されてたのは確かです。同時に『ナウシカ』のことも考えたり、脳が疲れた一日でした。 「火の七日間」の説明は面白かったですね。ただ、地球を滅ぼすのに七日かかるのに、太陽と月は一日で消せるんですか??そこだけ突っ込んでしまった。[映画館(邦画)] 8点(2012-11-24 15:55:37)《改行有》

285.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 《ネタバレ》 今作の『エヴァンゲリオン新劇場版:Q』 いやあ、展開が「Q(uick)」過ぎて、頭の中が「Q(uestion)」マークだらけだ。ずっとこのタイトルの「Q」って何だろって思ってたんですが、そういう意味だったのかな。冒頭の鑑賞後そう思った私の感想を裏付けるように、物語はどんどんQ展開。今までディティールに変化をつけながらも基本はTVドラマ版のストーリーの踏襲でしたが、ついにTVドラマ版から大きく飛躍し、舞台は前作から14年後の世界。ネルフはゲンドウ、冬月、綾波を残しほぼ全壊。ミサトは新組織「WILLE(ヴィレ)」を立ち上げ、神の船「ブンター」を駆りゲンドウに対抗。14年後の世界は凄まじいまでに荒廃、その原因となったシンジはさらに綾波も救えていなかったことに愕然とし、前作までの自分の思い・活躍を全否定され失意の底に落ちてゆく。そして世界を逆に否定していく・・・ ほんとすごい展開なのですが、個人的な感想としてはちょっと展開が乱暴すぎる気がしました。まずあれほどシンジが冷遇される理由が不明瞭。サードインパクトを起こしたからだというのはわかるのですが、そこに至るまでの流れはシンジが誰かに反抗してそうなったわけではなくむしろネルフ本部や綾波を守ろうとした結果で、しかもミサトさんもそれを「誰かのためじゃなく自分自身の未来のために行きなさい!」という形でがっつり支援していたのにもかかわらず、である。シンジの子供っぷりに辟易する内容になっていますが、同時にそんなところに同情もしたり。 カヲル君との展開はある意味予想通り、ホモっ気全開。どこまで行くのかと心配になってしまいました。 結局槍のくだりは良くわかりません。ゲンドウに嵌められたらしいのですが、「???」状態。そもそもちゃんと槍が揃っていれば「世界を創れる」ってカヲル君は言ってましたが、それってどうやんの??何で槍がすりかえられてたらフォースインパクト引き起こすことになるの?? まあわからん。 元々エヴァってこういうアニメですけど、この『Q』は特に「ネタ&材料バラ撒き」映画だったように思う。今後のためのネタであるとか、内容を読み解くための材料を詰め込んだ映画ってところですね。その判断の是非は観る人次第でしょうけど、私は上記のように個人的には好きではありません。何故かというと「営業CM」感があるので・・・。 あくまで私見ですのであしからず。[映画館(邦画)] 6点(2012-11-24 15:29:29)《改行有》

286.  探偵はBARにいる 《ネタバレ》 「おっ、大泉さんついに全国区の映画に」と思って観てみたらやはりロケーションは北海道オンリーでした(笑)ある意味さすがだ。 キャストで印象に残ったのは松田龍平さん。『剱岳』や『誰も守ってくれない』などでの私の彼への印象は良くありませんでした。そういう演技をしてただけなのかもしれませんが、「ガキ」とか「チンピラ」という雰囲気がぴったりの人だなって印象でした。で、今回再び登場。「あー、出てきちゃった。」と思ってたらこれがもうハマり役!!あまりベラベラ喋らない寡黙な役のほうがとても松田さんの雰囲気に合っていると思いました。しかも強い。魅力満点ですね☆ さて肝心の映画の内容ですが、一言でいえばとても小説的ミステリー。ただミステリーとはいえ電話の主や大方の展開は大体読めてきます。原作があるのかどうかは知りませんが、あるとしたらとても原作に忠実な作りにしたんだろうなという印象です。そのくらい典型的と言ってもいい小説造り。内容はまた異なりますが、情景やノスタルジーを感じるという意味では『砂の器』を観てるような気持ちで観ていました。あくまで私個人の感覚ですが。 BARの雰囲気も良かったです。エントランスから地下に下りていく造りのカウンターBARで、中には年季を重ねた年嵩のバーテンが一名。とても粛々とした店内で指定席のカウンターの上にはオセロが1セット。指定席の大泉さんに電話が入ればそっと電話(黒!)ごと受話器を持ってきてくれる。それくらい店員との阿吽の呼吸になっているBARなら居心地良いだろうなあと羨ましくなる。タイトルに「BAR」とあるだけあって、その雰囲気にはこだわりを感じました。良!!です。[DVD(邦画)] 7点(2012-11-16 22:34:18)(良:1票) 《改行有》

287.  イン・ザ・プール 《ネタバレ》 たまたまですが原作を以前に読んでいました。本と映画でキャラクターのイメージが異なるということはよくありますが、松尾スズキさんはほぼ伊良部先生のイメージどおりでしたね。どっちかというと本と比べて違和感があったのは看護師のまゆみちゃんでした。本ではもっと美人を想像していたのですが(失礼)。まあ映画という時間制限の中、まゆみちゃんがクローズアップされること自体ほとんどなかったわけですが。 さて内容はというと;(1)勃起がおさまらない男性。(2)ガス・電気・鍵の締め忘れなどが気になる強迫観念にとらわれ、なかなか物事に集中できない女性。(3)一日1時間はプールで泳がないと落ち着かない男性。 の三者三様の物語が進行していきます。 どの話も「伊良部先生」という共通点以外はほぼ独立しており(プールの男性などは伊良部との関わりもほぼゼロ)、本でショートストーリーとして読むならともかく、一本の映画としてはどうだろうという印象です。 しかし映画そのものの雰囲気としては、私は好きです。派手なBGMやどんでん返しなどを多用せず、ただキャラクターたちの葛藤を粛々と見せていく過程は、何故だかボーっと見入ってしまっていました。そのへんは邦画の良さなのかな~とか勝手に思っています。 あとは強迫神経症の女性が好感を持って見られました。ちょっと不思議ちゃんな様子とか「ガビ~ン」とか言ってるのがちっとも不自然でなくて、むしろ普段からあんなんなんじゃないかと思うほど役柄にはまっていたと思います。ナイスキャスティング!どちらかというと、オダギリジョーさんのほうが本人とキャラクターとの設定が乖離していた気がしますね。よくTVに出る方なのでなおさらかもしれませんが。[地上波(邦画)] 6点(2012-11-01 17:03:54)《改行有》

288.  アウトレイジ ビヨンド 《ネタバレ》 本作の副題、とでも言うのでしょうか。『ビヨンド』。ご存じのとおりこれは「~を越えて、」「~を過ぎて、」という意味なのですが、私はこれを見て本作に対して、「一線を越えた映画」「度を過ぎた映画」というとても過激なものを観れるという期待を抱いていました。さてそんな期待を持って鑑賞してきましたが、肩すかしをくらったというのが正直なところでした。これならタイトルは『アウトレイジ イージー』でも良い。多くの客層を取り込もうとしたのか、前作を観てない人にも見れるようにしたかったのか、大変シンプルな流れで悪い意味で気づいたら映画が終わってしまっていた。 個人的な感想としては、ヤクザ映画というかなにか政治家の映画を観てるようでした。表向きは組同士協力体制にあるかのようにしながら、裏ではお互いけん制し合い、何なら相手をつぶしてそのシマを乗っ取ろうとしている。組とつながりのない第三者を巧妙に使って相手を追い込むところとかはまさに政治。前作はそういう現代のヤクザと、仁義を重んじる大友組との対比が美しい作品でしたが、本作はその点にやや欠けます。全体的にトーンダウンした感は否めません。これでどこが『ビヨンド』なのかと・・・。 前作からの名台詞、「バカヤロー!」より今回は「コノヤロー」が多かったのも違和感を覚えました。どこか迫力が少ない。あっちもこっちも「バカヤロー」で、しかし色んな意味の「バカヤロー」が出てくるその言葉の妙に感動した作品だったのに、今回はそれがない。結局大局的にはただのヤクザのシマ争いになってしまってるのが残念でしたね。名前負けの作品、と言わざるを得ません。[試写会(邦画)] 5点(2012-10-15 11:22:30)(良:2票) 《改行有》

289.  コクリコ坂から 《ネタバレ》 ジブリ映画と言えば、ほとんどどの作品もある種のノスタルジーを抱く作りになっているように思われる。自分が生きてもいない時代の描写を見せられてもとても懐かしく思えるのは、やはり我々の心のどこかにある「昔の風景」を細部にわたって再現するその技術力・創造力にあると思う。 とりわけ『コクリコ坂』のそれは強く出ている。冒頭のシーンから女子学生が早起きし、花の水と写真に備える水を替え、旗を揚げ、ご飯を用意する。となんとも現代に生きる女子学生の大多数とはかけ離れた生活を送っており、またそれがなんとも郷愁感に溢れていて、見ていて清々しく感じます。 しかしこの時代でも海のような生き方は珍しいものと描かれており、我々はどっちかと言えば妹や同居人の女性達の方に親近感を覚えるのではないだろうか。 郷愁感についての話が長くなりましたが、内容のほうは大きく二つ、<カルチェラタンと呼ばれる古い造りのクラブハウスの存続運動>と<主人公=海の恋物語>が展開されていました。 カルチェラタンのほうはというと、「古いから」という理由で取り壊しが決まったという程度の説明しかありませんでしたが、学校側が取り壊しに至った経緯を見せてくれたらもっと面白いと思いました。例えば建物の歴史についてもっと詳しく説明したり、学校側の財政上の問題で取り壊すなど「なぜ取り壊すのか」という説明が十分ではないために、学生側もどこか奥行きがない運動をしてるように見えてしまった。 恋物語のほうはこれまでのジブリにはなかった隠し子問題勃発!踏み込んだな、と思いきやそれはただの勘違いという結末。その問題に踏み切っといてそんな安全策とるのか!?という私はそんな気持ちでした。なまじあまりにご都合主義の結末だっただけに、映画が終わった後も「いや、あの話は嘘でやっぱり本当は隠し子だったんじゃ・・・」などと疑って見てしまった。 その辺に変なしこりが残ったのが残念でした。[DVD(邦画)] 8点(2012-09-11 14:50:33)《改行有》

290.  ルパン三世VS名探偵コナン<TVM> 《ネタバレ》 普通に面白い作品でした。私はこの二つならどっちかと言うとルパン党になりますが、ゲスト的に扱われての出演に特に疑問も感じませんでした。むしろそんな風に陰でさりげなーく活躍する渋さがルパンの魅力だと思ってますので、この作風は好きですね。 それよりどっちかと言うとコナン側のストーリーに不満が・・・。冒頭のハンティングのシーンなんてあの時点で既に犯人の予想がついている。むしろあからさますぎて製作側のミスリードを疑ったぐらい。でもやっぱりその通りの犯人だったので少々がっかりしました。 それと伯爵役のキースという人の強引さに呆れる。実際あんな風に人ひとりを外国に連れ去ったりするだろうか。理由があるならそれをちゃんと伝えた方が簡単な気がするのだが。まあそれも製作側の意図と思えばそれまでの話なのですがね。 でもやっぱりルパンキャラの登場にはテンションが上がりますね。とっつぁんが出た時はまさに「キターッ!!」でした(笑) コナンとルパン、コナンと不二子、コナンと次元などのやり取りは見ていてとても楽しかったです。よくできたコラボだと思いました。[DVD(邦画)] 7点(2012-08-22 17:11:27)《改行有》

291.  名探偵コナン 天空の難破船 《ネタバレ》 たまたまTVでやってたから観ました。内容はお決まりの王道路線で展開もまあ見えてるんですが、なんとなく観てしまうコナンマジックはあなどれない。 しかしアイデアの安っぽさやキャラクターたち(特にコナン)の行動の浅はかさはちょっと気になりました。発疹は、「まさか漆なんてオチはやめてくれよ・・・」と思ってたら案の定でした。まあそれは良いとしましょう。気になるのは無策で飛行船屋上のリーダーの目の前に躍り出るコナン君。何か考えがあって現れたのかと思いきや、いきなり拳銃で撃たれるという素人でも予想できた展開により重傷を負う、ておいおい。大体細菌兵器を持ち込まれてるってのに、誰も口を押さえようともしないし、発疹出た人を素手で運んでいくし、一事が万事この調子で緊張感はかなり薄れてしまった。そのせいで漆説あるんじゃねーかと思ってしまった。 狙ってた獲物がいきなり仏像と言われてもピンとこないと言うのもありますね。一体あたりいくらになるとか教えてほしかったかも。 まあでも最初書いたように、文句を良いながらもなぜか観てしまうんですけどね。[地上波(邦画)] 6点(2012-08-21 01:07:46)《改行有》

292.  ボックス!(2010) 《ネタバレ》 公開当初から「観たい!」と思っていたが結局時間が取れずに地上波で観てしまった本作。 冒頭、関西圏に住んでるものとしてはかなーーーーーり気になる関西弁を喋る鏑矢君(=市原隼人さん)を見て、正直けっこう萎えました。やはり身近に本物の関西弁を使う人がわんさといる環境ですので、TVや映画でこういう急ごしらえの関西弁を見ると、作り物感がブワッと出てきて物語に入っていけないのです。「ちゃんと関西弁使えるキャスト取れよ・・・」といつも思ってました。ま、今回も入りがそんなんでしたんではっきり言って期待してませんでしたが、いやあ面白かったですね。シンプルに「スポ根!」「友情!!」ってのがわかりやすい。木樽君(=高良健吾さん)の家に早朝訪れて一緒にトレーニングに誘う鏑矢君なんか最高でした。さらにさらに、木樽君が栄養ドリンクに負けた後の鏑矢君の自主トレのシーンなんかもう・・・。てか、ボクサーが商店街流すのはもう定番なんでしょうかね(笑) また、木樽君がメキメキ強くなっていくのを見ていると、見てる方も「早く試合やんねーかなー」とだんだんワクワクしてきます。木樽君に関してのみ言えば、『はじめの一歩』観てるみたいでした。真面目だけが取り柄の少年が、その真面目さゆえひたむきにボクシングに取り組むという・・・。あ、欲を言えばもっとフェザー級のエントリー増やしてほしかった。日本ではフェザーってけっこうありふれた階級だと思うんだけど、実際あんなにエントリーないものなんでしょうか??多くて4名って・・・。下手すりゃエントリーだけで地区大会優勝してしまうんじゃ・・・とか思ってしまった。映画だし、そこは多少盛ってもよかったと思う。 最後に、亀田とかいたんですね。他の方のレビュー見るまで知らなかった。TV版にもいました??おかしいなあ、見てない。[地上波(邦画)] 9点(2012-07-10 16:09:36)(良:1票) 《改行有》

293.  悪人 《ネタバレ》 ちょうどTVでやっていたのを録画して観ました。実は私はこの映画を観ようとして途中で挫折した過去が2回あります。なぜでしょうか、引き込まれるものがなかったのか、単に時間がなかったのか、とにかく自分の中で中途半端で終わってしまっている作品でした。 で今回ようやく最後まで鑑賞できたわけですが。。。率直に言ってあまり魅力を感じるストーリーではなかった。暗い映画なら暗い映画なりに魅力はあるものですが、『悪人』にはそれもさして感じませんでした。そもそも清水(=妻夫木聡さん)に全く魅力を感じられなかった。「嘘をつくな」とか「怖かった」とか彼の言ってることは一応正論で正直である。 しかし正論吐いて正直であればみなOKというほど世の中甘くはない。実際やってることはただの子供。いわれの無い罪で訴えるといわれて動揺するのはわかるが、それで殺そうとするのは、当たり前だが間違い。それだってそもそも場当たり的に人を求め、嫌がってるのに携帯で裸を撮影なんてしたばかりに、最初の女性(=満島ひかりさん)に気持ち悪がられるからである。自業自得とも言える。私はそう思った。 その最初の女性にしても冒頭からあまり良い性格ではないのがうかがえた。友人に対する接し方や清水に対しての応対でもそうである。だのに被害者になったというだけでやたらとその後の描写を美化することにとても抵抗を覚えた。殺害現場で父親の前に現れた姿も、さも清純無垢な少女が殺されましたと言いたげな表現であったが、そこで辟易とした思いを私は抱きました。娘を殺された父親が死後も娘をかばいたい気持ちはわかるが「お前は何も悪くない」というのはやや盲目すぎやしないだろうか。 ラストで光代(=深津絵里さん)が締めくくったように、彼は『悪人』だったのである。それならそれなりの映画の作り方があったと思うが、話を美化しようとする動きがあまりに目につき、鼻についたために、私はこのような評価となりました。 TV版鑑賞ということで、カットされていたシーン等もあったかもしれませんがそれを含めての評価ということで、あしからず。[地上波(邦画)] 4点(2012-06-25 14:02:51)(良:1票) 《改行有》

294.  ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵 《ネタバレ》 TVバージョンは観てませんが、マンガのほうは全巻持ってます。そんな自称ファンの目から観ると、正直この映画は物足りなかったです。 まず短い。ガッツが傭兵として独り立ちした後鷹の団に入団し、その鷹の団がミッドランド王宮で確固たる地位を築くまでの内容でしたが、なぜもっと上映時間を取らなかったのでしょう。あれだけサクサク話が進むとベルセルク読者としては逆に違和感が・・・(笑)単行本なら数年分かかる話をたった80分弱で・・・。 あとは意外とアニメーションが固かったのが気になりました。確かに絵は綺麗で壮大な雰囲気は出ているのですが、いかんせん動きが固い。スムーズさという意味ではやや不満が残ります。 最後に豪快さ。まあまだ黄金時代編という、ベルセルクとしては「綺麗」なお話だからなのでしょうが、ガッツの大剣から繰り出されるアクションは、もっと魅せられるものに仕上げてほしかったです。バズーソとやっている時の「カン、カン、カン」という音には若干興ざめしました。 色々不満を書き立てましたが、でも続編も見ます。楽しみにしてます。[DVD(邦画)] 5点(2012-06-09 13:41:12)《改行有》

295.  マイ・バック・ページ 《ネタバレ》 当時の学生運動について無知なせいもあると思いますが、心情的に理解できないシーンが多すぎた。まず、騙されたかられ利用された澤田(=妻夫木さん)がそれでも梅山(=松山ケンイチさん)と共に行動しようとするのかがさっぱりわからない。澤田は単に梅山のことを信じたかったからと言われればそれまでなのですが、個人的感情に振り回されすぎるジャーナリストに辟易。あんなブレやすい人に記事を書いてほしくない。「事実だけ書いてればいいんだよ!」という出版社のえらいさんの言葉はある意味正しい。彼は出版社辞めて正解だ。 一方梅山の方も理解に苦しむ。あそこまで汚く生きられる人間をむしろ理解しろって方が無理がある。自分の周りの人間を道具としか見ていない。己の目的のために簡単に人を利用し裏切る彼の不遜な態度にはもうがっかり。思想犯でもなんでもない。ただの私利私欲の塊にしか見えなかった。中途半端に頭が良いことが余計に彼を傲慢に見せている。 以上のようにメインキャストの二人に魅力が感じられなかったために評価はちょっと・・・。妻夫木さんは童顔過ぎて、何しても幼稚な行動・考えをしてるように見えるのはもったいないですね。[DVD(邦画)] 4点(2012-02-08 16:19:03)(良:1票) 《改行有》

296.  インシテミル 7日間のデス・ゲーム 《ネタバレ》 どう・・・評したらいいんでしょうねこういう映画。。。良くはない。それは確か。ただ、どう悪かったかということを表現する語彙力が自分にはない。いっぱいレビュー書いてきたつもりだがまだまだだな。。。 結局【唐突】で【深みが無い】ということになるんだろうか。いきなり人が死んだり、各部屋に凶器が置かれてたり、凶器と一緒に殺し方の指示まで書いてあったり、ラストあの方が生き返ったり。かなり【唐突】。視聴者には実験の意味がほとんどわからない(インターネットに流したいだけ?)、何を動機に急に人を殺したいのかもわからない。お金のためというには短絡的過ぎる。そういった点は【深みが無い】。まあ全体にわたって【深みが無い】作品でした。 実験の主催者側はライブ映像で視聴者集めて、お金はもちろんだけど、ネットの神にでもなりたかったんだろうか。にしては組織的過ぎるしその辺の説明でもちゃんとしてくれないと、やっぱり底が浅い作品としか評せない。 『SAW』シリーズやら『es』やらにインスパイアされたのでしょうか。心理学実験モノとしてはシチュエーションのみでしたね。もっと作りこみましょう。不気味にすればいいってモノじゃない。[地上波(邦画)] 2点(2011-10-31 11:46:17)《改行有》

297.  キャタピラー 《ネタバレ》 第二次世界大戦中、徴兵された旦那が四肢を失った状態で生還し、その畏怖を覚える容貌から彼は誰からともなく軍神と奉られるようになる。これはそんな彼と彼を介護することになった妻との物語である。 こういう歴史ものの映画やドラマを見るとき、登場人物の考え方や容姿・仕草が現在のそれっぽくて、不自然に感じることがよくあります。この映画を観てても、シゲ子(=寺島しのぶさん)の考え方はとても現代的で、いきなりだんなの介護をすることになった妻のストレスや葛藤がよく描かれているのですが、対照的にその周りにいる人間は「大日本帝国」のことで頭がいっぱいの典型的な当時の人というイメージで、その両者の雰囲気のギャップが妙に気になりました。シゲ子が特殊だったのか、周囲が特殊だったのかというところが最後まで判然とせず、観てるほうとしてはそれ以上思考が先に進まなかったのが少し行き詰まりを覚えました。あくまで私は、ですが。 [DVD(邦画)] 6点(2011-08-31 16:26:23)《改行有》

298.  裁判長!ここは懲役4年でどうすか 《ネタバレ》 冒頭のやり取りからこれは裁判員裁判を描いた映画なのかと思いましたが、どっちかというと傍聴人目線がメイン。良くも悪くも裁判所で関わるのは、「所詮他人の人生」という描きかたを最後まで貫きます。 ラストの裁判の結果はとてもしこりを残す形になりましたが、あれが逆にとても現実的な結果で、映画としてドラマチックな展開に固執しない良い形を見せてもらった気がします。 ていうか肉親はともかくとして、周りの人間がああまで盲目的に誰かのことを無罪と思えることがまずすごい。自分なら「もしやっぱりこの人が犯人だったらどうしよう」って疑問を持って、あそこまで熱心に弁護活動を出来ないと思う。彼が犯人で無いという根拠も「彼がそんなことするはず無い」とか「マッチを持ってただけで犯人と決め付けられた」と主観的意見ばかりで客観的証拠がほぼゼロに等しい中で、あそこまで自信満々に彼の擁護をすることは私にはできない。 一方で、「傍聴人の力」というものも少なからずあるんだなと思いました。中盤、やや大げさながらも女子高生がいることで力を発揮する裁判官がいたりしました。あそこまでではないにしても、聴いてる人次第で雰囲気が変わるというのはあると思います。本当に膨張に命かける人ならそれもいいかもしれません。 ただ、個人的には私は人を裁くなんて大仕事に関わりたくないと思ってます。なのでそうやって「傍聴の力」を認めるがゆえに、関わりたくないとこの映画を観て心底思いました。 傍聴なんて親族か関係者がいればそれでいいと思います、基本。縁もゆかりも無い人に傍聴されてもそれは100%興味本位。真面目にやってる人には不愉快だろうな・・・。[DVD(邦画)] 7点(2011-08-29 09:22:34)(良:1票) 《改行有》

299.  アンダルシア 女神の報復 《ネタバレ》 前回同様、「アンダルシア」という場所自体に大きな意味はない。ただ銀行マフィアのボスの根城だというだけ。むしろタイトルは「アンドラ スペインとの国境」でいいのではないだろうか。というくらい舞台はスペインメインだった。 でも相変わらず劇中のキャラクターは魅力的。外交官の仕事も国際警察の仕事もどっちも憧れる。といっても実際にどっちの仕事もやりたいとは思わないけど。仕事よりプライベート優先主義の私には、息子と離れ離れになっても仕事をとるって気持ちにはとてもなれない。しかし自分には絶対できない存在として、ある意味「仕事人間」というものは憧れます。 さて内容のほうはというと、一言で言えば黒田と神足メインの国際刑事コンビドラマ。ただやっぱり『外交官黒田康作』らしさが出てたというとそのへんは怪しい。「外交官」っぽさが出てたのはロケーションと外国人のみで、あとは日本国内でやってもいいだろうって内容。良くも悪くも日本のドラマになってしまったのは残念でした。[映画館(邦画)] 6点(2011-08-01 11:48:14)《改行有》

300.  大日本人 《ネタバレ》 ただ誰かの頭の中を映画にしただけの作品。ぶっちゃけ、こんな自由なやり方でいいなら小学生や幼稚園くらいの頭の中を映像化したほうがもっと自由で斬新で面白くなりそうな気がする。 バラエティー番組の中で芸人がトークのネタとして使う分にはこういうコンセプトの世界観は面白いと思う。突発的に「獣」の話などを松本さんがすればそれはそれで笑いも取れそうな気がします。しかしそれを100分以上の尺のある映画という媒体で出そうとすると、これは観てる側には苦痛。プラス、インタビュアーの質問の仕方がいちいち腹が立つ。なんであんな人間のインタビューを素直に受けているのかも不可解だし、世論が大佐藤に対して批判的過ぎるのもよくわからん。形はどうあれ、自分たちを守ってくれてる存在に対して、今の日本人ってあんな対応しますかね??極端すぎ、批判的過ぎるないように辟易しながらの観賞は自分自身よく耐えたと思います。 「処女作だから」とかじゃなくて、もっと世に作品を出すものとして、いろいろわきまえてほしいと思った作品でした。[DVD(邦画)] 1点(2011-07-25 13:07:17)《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS