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プロフィール |
コメント数 |
1047 |
性別 |
男性 |
年齢 |
30歳 |
自己紹介 |
とにかくアクションものが一番
感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます
備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません 10点…大傑作・特に好き 9点…好き・傑作 8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く |
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281. 妻よ薔薇のやうに
《ネタバレ》 成瀬監督も小津監督同様、敬遠していて一人でした。しかし「映画は語る」において淀川長治さんに「凄い」と言わせるほどの作品がどれほどのものなのかと見る事になりました。いやー凄い映画でした。成瀬監督はこれが初めてですが、もうビックリですよ。見事な「夫よクズのやうに」。妻と娘を養うため山に金を堀に行った夫。だがその夫は別の女に入れ込んでいた・・・「だって嫁が怖いんだもの」ビックリですよもう。娘さんも最初こそお父さんを引き戻そうと頑張りますが、諦めたのか父の浮気を許しちゃいますし、奥さんなんか完全に冷めてます。そして娘の彼氏は空気になりました。お父さんを叱りつける叔父さんだけが唯一まともに父を説得しましたが、お父さんは浮気先の奥さんの事で頭がいっぱいです。浮気先の娘さんとの冷ややかなやり取りも忘れられないです。何も知らないであろう小さな弟さんの存在も・・・本当の娘を取るか浮気先の家族を取るか・・・そんな状況を自分で作り上げてしまったこの男は大馬鹿野郎です。
男の駄目さ加減と女のドロドロが凄い作品でした。もうなんべんだって「凄い」と言っておきますよ。[DVD(字幕)] 9点(2014-01-08 10:39:46)《改行有》
282. もののけ姫
《ネタバレ》 アニメ版「ナウシカ」の補完とも言うべき本作。実在したであろう日本古来の世界観の再現、それを取り巻く神々の幻想的な存在・・・。自然の呪いに蝕まれつつも最後まで人間として生きようとしたアシタカ、自然で育ち人間と自然の狭間で苦しむサン。そんな彼女もアシタカに惹かれて少しずつ変わってく。「自然」のサンに惚れてしまったアシタカ、「人間」のアシタカに惚れてしまったサン。どんな映画でも淡い恋心を匂わせる。けれども一線は超えない。それがジブリ映画の良さかも知れません。「共に生きよう」と二人は苦難に立ち向かっていく二人・・・「ナウシカ」のアスベルとナウシカを思い出しますね。[地上波(邦画)] 9点(2014-01-03 17:16:01)
283. かぐや姫の物語
《ネタバレ》 内田吐夢の原案というのがまず面白い。内田吐夢というとどんな地味な題材もダイナミックかつ面白くしてしまうキング・ヴィダーのような名匠でした。「土」なんか農村の様子を延々と撮るような内容で「誰がどう考えても売れない」題材をヒットさせてしまいました。流石に「かぐや姫」はアイデアが斜め過ぎて没になってしまったようですが、そこに目を付けた高畑監督。
五年の歳月を駆けた作画の動きは流石です。今回の「竹取物語」は何故彼女が竹の中にいたのか?何故彼女は月からやってきた?などなど古典で語られなかったテーマについて新しい視点で描いていきます。
そうテーマは斬新で良かったのですが・・・いかんせんヒロインの性格が面倒くさい。
言いたい事があるならストレートに言えばいいのに・・・物凄く遠し、だけどズケズケとした物言い。解ったからハッキリ言ってくれよ・・・少くとも多くの人間を言葉で振り回す彼女は「罪な女」です。彼女を竹の中に閉じ込めた月の両親も真っ青です。
いやー高畑監督は良い意味でマジの「キチガイ」です。富野由悠季監督でもここまで狂ってません。「トトロ」で盛り上げておいて「火垂る」でハートフルボッコのリバーブロー・・・まともな人間がこんな凄い映画を作れる筈がありません(褒めてます)。
かなり長さを感じましたが、中々の作品でした。[映画館(邦画)] 8点(2013-12-31 19:57:22)《改行有》
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