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プロフィール
コメント数 901
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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301.  ワイルド・スピード/MAX 《ネタバレ》 まさかミシェル・ロドリゲスさんを殺す設定になっているとは。まずそれに驚いた。このシリーズにおいて彼女の存在は大きいのに。てか、個人的に好きな女優の一人なのに。残念。 まあこういうシリーズにおいて登場人物たちのモラルとか気にしてても仕方ないんですが、やっぱり出てくる人たちの社会的レベルの低さに閉口してしまいます。自分達は平然と窃盗や器物破損をするくせに、いざ他人に同じことをされたらぶちきれるって・・・。マフィアか!!と言いたくなる。ゴッド・ファーザーみたいだ。ドミニクも冒頭トラックの運ちゃんの命なんか知ったこっちゃないような事をしてるくせに・・・。 これが車にだけは純粋で、普段は誠実に過ごしてるとかそういうのなら応援したくもなるんですが。3歳児並に自分勝手な理屈で動く連中にあまり魅力は感じませんでした。[DVD(字幕)] 5点(2011-07-22 10:37:36)《改行有》

302.  ブタがいた教室 《ネタバレ》 作中で豚を食べるのか、生かすのかという形上の決着は出ましたが、どっちがいいかという本質的なところでは結局結論は出ずでしたね。しかしそれでいいんだと思います。最終的な結論や立場は違えど、一匹の豚の生命に対して真正面から向き合って考えるという最高の教育はできたのではないでしょうか。どっちの立場の子供も、今後スーパーで豚肉を見ても今までのようにただの売り物の食糧とは見なくなってるのではないでしょうか。 ペットとして愛情を注ぐか、自分たちが生きるための糧として見るかは大人でも意見が分かれる問題かもしれません。しかしそんな葛藤を通じてあの子たちは豚に限らず、自分たちが頂く命に対して真剣に向き合えるのだと思います。映画として多少大げさな誇張やゲタ履かせはあったかもしれませんが、それを飲み込んで充分満足な作品だと思います。現実にあそこまでうまくいくかどうかは別として、子供たちの討論の様子に心打たれました。良作★[DVD(邦画)] 8点(2011-06-24 23:56:22)《改行有》

303.  TEKKEN 鉄拳(2010) 《ネタバレ》 鉄拳ではポール使いなのですが・・・、出てない。木人ですら出てるのに(道具ですが)。 こういうゲーム元映画シリーズはだいたい無理にストーリー練りこんで結果ひどいことになるんですが、この映画もそうでした。てゆーか日本語・・・。せめてエキストラやらキャストやらの言葉をどうにかできなかったのか。不自然すぎる。あそこだけ吹き替えにしてくれって感じでした。 いろんな意味で完成度の低さに2点としたいと思います。[DVD(字幕)] 2点(2011-06-05 20:10:11)《改行有》

304.  砂の器 《ネタバレ》 自分も知らぬ間に年を取ったのだろうか。。。事件を追いながら日本各地の名所を点々とするその過程が楽しくてしょうがなかった。いくつか現代の日本で訪れたことがあるところもあり、40年前と比べての比較もとても楽しかったです。その辺の資料館とかで昔を知るよりよっぽど勉強になりました。あ~、この時代の日本を旅してみたい。。。 さて映画はというと、一応原作も既読の状態で、大変楽しませていただきました。何ていうか、本よりも良かった気がします。原作のほうは本当に淡々と進んでいきます。手がかりを突き止めて、それが行き詰るところまで丁寧に描かれており、個人的にはそれがちょっと丁寧すぎた感がありました。丁寧すぎて、「早く展開進めて!!」って気持ちが強かった気がします。 しかし映画のほうは、原作から余分な肉を削ぎ、良い味付けまでして映像化してくれました。前半は原作同様淡々と事件を追っていくのですが、終盤にかけて本浦親子の全国行脚を回想しながらの音楽は素晴らしかったです。 やはり年をとったのか(28ですけど)、この時代の日本に変なノスタルジーを感じつつ、私の中にとても重い余韻を残してくれた映画でした。[DVD(邦画)] 9点(2011-05-30 23:55:54)《改行有》

305.  SP 革命篇 《ネタバレ》 野望編はアクション重視の映画だったと思うのですが、革命編のほうは緒方達の正体とその目的・井上との決着など、物語を収束させていく作りだったので、アクションとしてはおとなしめな作りでしたね。音楽なども重々しい感じで、派手な感じは息を潜めていました。そのせいか、一緒に観にいった嫁は途中一瞬寝オチしていましたが(苦笑) そういう私も個人的には野望編のほうが好きでした。革命編のほうでは国会議事堂乗っ取りなどは迫力あったのですが、途中ちょくちょくはさまれる官僚たちのリッチ会などは蛇足。見ていて不愉快だし、あんな連中が実は日本を動かしてるのかと思ったら、なんかイヤ。実際の官僚に知り合いはいませんが、実際もみんなあんなに高慢な感じなのでしょうか??日本を背負ってる!っていう自負をもってくれるのは結構だが、自負と思い上がりは全然別物だろう、と映画を観ながら思ってしまう。 あと少し不満だったのは、冒頭からいきなりSPメンバーが国会議事堂で仕事を始めてしまったことでしょうか。もっとドラマ版のようなSPメンバー同士の絡みが見たかったので、始まってすぐ本筋に突入してしまったのは、個人的にはちょっと残念。笹本さんとか超好きなんですけど。 ズバッと本題にいってくれたほうが良い!!っていう人ももちろんいると思いますけどね。[映画館(邦画)] 6点(2011-04-25 21:55:46)《改行有》

306.  告白(2010) 《ネタバレ》 原作既読です。わりと本で読んだとおりのイメージで映画も展開されていき、スムーズに鑑賞することが出来ました。 しかしあそこまで計画的に復讐を考える森口先生は「あなた本当に先生ですか!?」って言いたい。子供たちの考えの浅さも、本当に子供だなって感じでリアリスティックで良かったです。 出来れば描いて欲しかったなと思うのは、下村君が引きこもってまで母親にエイズを感染させまいとがんばってる姿でしょうか。作中ではなんで彼があそこまで引きこもったり家族を遠ざけるのかが明確には描かれてなかったので、手段はともかく彼のその気持ちはちょっと汲んであげて欲しかったかな。[DVD(字幕)] 7点(2011-04-18 20:11:16)《改行有》

307.  ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ 《ネタバレ》 男(大谷)の心情がさっっっっっぱり!!理解できなかったので、彼への感情移入も、彼に対する周囲の対応への理解も難しすぎます。窃盗・不倫・アルコール依存に心中騒ぎと人間のダメなところを掻き集めたような男に魅力を感じられずに、それが障壁となって話に入っていけませんでした。 彼がなぜそんなにダメダメなのか。そのダメさに一体全体どれほどの意味があるのかというところが全く描写されませんでした。結局彼を通じて何が言いたかったのか。彼を支える立場の佐知(=松たかこさん)も夫に不平を漏らすことは一度二度程度で、甘やかすばかり。不倫相手と心中しようとした人間に対してあの態度はあまりに不自然。不自然なら不自然なりに、そういう行動にはどんな意味があるのか示してしかるべきなのだけど、それもない。そんな時代だったってことなのか??理解するには原作を読むべきだろうか。というか、理解のために原作を読むべきと思わせてしまう段階で映画としては終わってると思います。[DVD(邦画)] 4点(2011-03-17 14:41:36)《改行有》

308.  忍 SHINOBI 《ネタバレ》 漫画『バジリスク』をベースに鑑賞すると痛い目にあいます。まず弦之介が漫画と比べてチャラ過ぎる。女のことばかり考えて、「オレが頭だ!従え!!」とわめきちらすなど、漫画のほうのカリスマ性溢れる弦之介からは遠すぎる。弦之介と朧の瞳もだいぶ漫画とは違ってますね。朧なんか、無敵すぎやしないか。 実写なので漫画みたいにはいかないとは思ってましたが、キャラの性格まで変えて欲しくはなかった・・・。ぶっちゃけ、原作どおりに作る気が無いならキャラの名前とか使わないで欲しい。 でも別物の忍者映画として見ればそこそこ楽しめました。[DVD(邦画)] 6点(2011-03-14 17:02:48)《改行有》

309.  酒井家のしあわせ 《ネタバレ》 ロケ地がうちに近い場所だったので、内容度外視でそこにばっかり注目して「これ知ってる景色や!」とかそんなんばっかり言ってました、すんません。 よくある邦画といった感じの映画で、雰囲気的にも嫌いな映画ではありませんでした。ただイマイチ地味な印象は残ります。あまりストーリー的な起伏は感じられず、割と淡々と進行していくので、たまたまロケ地が知ってる場所でなければ退屈で寝てしまってたかもしれません。 一人の少年を中心に、親の離婚やら不仲やら、学校での出来事などが描かれていきます。彼は色んな出来事を通して「親ってくだらねえ」とか「学校も面白くない」とかいう不満を持っていくわけですが、結局最後に今まで自分が見下していた人達が実はそうではなかったということに気づきます。わけわからん父親だと思ってた人が、実はすごく家族のことを考える人だったとわかった時や、何も知らずに別居の準備を進めていたと思っていた母親が、実は入院の翌日からその事実を掴んでいた事など、彼は親の凄さみたいなものをちょっと感じたと思います。 映画なのに表情が少ない少年だったので、変化がちょっとわかりにくかったですが。[DVD(邦画)] 6点(2011-03-14 15:45:36)《改行有》

310.  美しき運命の傷痕 《ネタバレ》 冒頭で、ある鳥の巣に別の種類の鳥が卵を産みつけ、その別の鳥のほうのヒナが元々あった鳥の卵を全て巣の外へ落としてしまう(托卵というらしい)シーンがすごく印象的で、ここから始まるドラマもさぞそういった"住み処の奪い合い"みたいな要素が盛り込まれた内容を期待したのですが、私にはあまり両者の接点は見えてきませんでした。とても思わせぶりな冒頭のシーンだっただけにもったいない。 内容は3人の女性(どうも姉妹らしい)のそれぞれの恋愛模様を描いていくもの。DVだとか不倫だとか、それぞれがそこそこに"ドラマ"やってるんですが、ただでさえ短い映画に3人分の話を詰め込んだもんで、言わんとすることを理解できるほど丁寧ではない。ていうか私には理解できなかった。托卵-不倫-妊娠-DV-父の真実-母の達観-で何が起こったの??話に出てくる全ての要素が観ている側にはちぐはぐで、最後に一つの絵にはならない。理解したかったらもう一度観る必要があるのかもしれないが、そこまでする気も起こらない。文化観の違いかもしれませんが、全体的に冗長な感じがします。特に次女役の電車でよく寝るお姉さんの話は私には退屈でした。一番私が興味を引かれたのは三女の大学教授と不倫してた女の子の話でしたね。あれはもう少し引っ張って欲しかった。てかあの教授は本当に事故死なのか? まあ個人的にはサスペンスとかホラーとか抑揚のハッキリした映画ばかり観る人間なので、そのせいで退屈と思ったのかもしれません。私には3点くらいの映画でした。[DVD(字幕)] 3点(2011-03-03 09:47:46)《改行有》

311.  クローズZEROII 《ネタバレ》 前作に引き続き、滝谷源治に魅力ナシ!!知りもせずにみんなが守ってきた休戦協定破って鈴蘭のアタマもなにも無いもんだ。鈴蘭がまとまったのは彼の力によるところではなく、ほぼ無条件で彼を支えてくれる周りのみんなのおかげ。 鳳仙が意外とまともな学校でびっくり。いやあくまでこの映画の中では、ですけど。校内に落書きもほとんど無いし、統率とれてるし。鈴蘭よりよっぽど進学率も就職率も良さそうだ(笑)。道場で実践組み手みたいなこともやってるし、そんな彼らが酒とタバコとマージャン浸りの鈴蘭に負けるのは納得がいかない。数も鳳仙のほうが多かったはずなのにねぇ・・・?? あと学校変わっただけで自分の立ち位置もコロッと変わるヤンキーを見てると、彼らの関係性が薄いのか厚いのかわからなくなる。ヤンキーにとってクラスとか学校って、群れるのに大事な要素なんですね。組織への帰属意識が高いのはいいことだ。自分にはあんまわかりませんが。 個人的に熱くなったセリフは、漆沢が芹沢に挑戦した後に滝谷が言う「オマエハズレくじ引いたぞ」でした。5点の評価がそれで+1ということで6点です☆[DVD(邦画)] 6点(2011-02-10 10:43:32)《改行有》

312.  ファースト・ミッション 《ネタバレ》 別の映画の予告編に魅せられ鑑賞☆同予告編で日本語吹き替えが秀逸とのことだったので、普段は字幕主義なのをあえて吹き替えで鑑賞☆☆ストーリーはシンプルだしアクションはスカッとしてとても面白かったです☆☆☆ また、シンプルなのにご都合主義にまとまってなかったのは良かった。アクション主体の映画としてはわりと人死にがある映画だったので、誰も罪に問われないのかな~とか思ってたらジャッキー自ら投降。そして刑務所暮らしってのが妙にリアルだった。あんなに兄に尽くした挙げ句捕まってしまったのに、それでもやはり兄弟なんだっていうシーンはアクション映画らしからぬ感動が。。。ムショ暮らし中もちゃんとジャッキーの周囲の人が兄の面倒を看てくれて、なんか人情味溢れてる感じがうまく昭和のヒューマンドラマテイスト。 兄のサモハンが全くの無罪って言うのも気にはなりますが、下手に裁判とかされても興ざめだしね。 ほとんど手を入れられていない当時のアクションってシンプルですけどその分なんか手に汗握りますね。観ていて楽しくてワクワクします。ただのフィルムの早回しみたいなシーンでも面白い。やっぱり自分昭和の人間ですわ(笑) 個人的におおってなったのは、『カンフー・ハッスル』の仕立て屋のおっちゃんがこの映画に出ていたのを発見したこと。ほんの一瞬のシーンでしたけど、こんな古い映画で知ってる顔が出てきたのでちょっとテンション上がりました↑↑[DVD(吹替)] 7点(2011-02-07 11:07:49)《改行有》

313.  クローズZERO 《ネタバレ》 自分の趣味以外の映画も観るべきと思い至り、人にオススメを聞いて言われたのがこれ。基本、ヤンキー映画って酒・女・暴力のオンパレードで、そういうのに魅力を感じない性格上敬遠してたんですが、これはけっこう面白かった。個人的には人を殴るときの効果音がいかにもテレビ的に大げさでよかった。実際にはもっと鈍い音がするんですが、「バシッ!!」「ドカッ!!」と派手な音をさせてケンカするもので、見ていて変な爽快感があります。 正直冒頭で屋上の壁に「たきやげんじ」の時点でだいぶ冷めました。わざとでなければせめて漢字くらい書く頭持てよと思ってたら、チンピラヤクザのいうとおりに動く主役の源治クン。男気だけであまりに頭の悪い男に魅力は感じられなかった。それならまだ芹沢クンの方がよっぽどついていきがいがある。彼も舎弟の統率がイマイチですけど。てゆーか舎弟が盛り上がってばっかりで本人別にやる気ない? 自分的に最悪だったのは時生クン。自分病気のくせに「なんもしねーで100%治してやる」とオバカ発言。そんで結局病院に担ぎ込まれる。手術受ける。超ダサい。それがかっこいいのか?さっぱりわからん。他人の心配も真剣に汲み取れないような男に、てゆーかガキに、魅力なんか感じるわけがありません。彼だけ出直してきてください。マジで。[DVD(邦画)] 6点(2011-01-31 10:43:53)《改行有》

314.  笑う警官 《ネタバレ》 子どものころ、麦茶だと思って飲んだら泡の抜けたビールだったと言うことがありました。これはそんな映画。ある種世代間ギャップを感じるテイストとでも申しましょうか、自分がもう15年くらい年をとってれば良い味だと感じるのかもしれない。 原作はどうだったかは存じませんが、映画を観るかぎりではどのあたりが『笑う警官』だったのかさっぱりわからない。みんな苦笑しかしていない。本を映画にするのって最近はよく散見されますけども、それを高いレベルでやるっていうのは実はとても難しいことなんですね。小説もとの映画をたくさん観ましたが、そう思います。 キャストも好きな俳優がいたり、演技がすごい下手と感じた俳優もいたり、デコボコが目立ちます。個人的に一番ひどいと思ったのは町田警官役の野村祐人さん。ひどい。素人が聞いてもわかるくらい棒読みの台詞回し。あれでよくOK出たなと思う。新人警官役の新宮君(忍成修吾さん)もなんかくさい。勢いだけの新人と言う意味ではいいのかもしれないが、それっぽくしようというくささがある。これも素人が「演技」と割り切って見てしまうようなレベルでした。宮迫??ああ、それは・・・(無) ストーリーも脈絡が無さすぎて、テンポがついていけない。ジャズが流れてる時点でもっとゆったりした展開かと思いきや、婦人警官殺しの犯人が「そこで認めるの!?」ってタイミングであっさり自供。内部告発者誰だろうってこっちもゆっくり酒を飲みながら見ていると、「自分がチクリました」とこちらもあっさり自供。突如進行する脈絡の無い展開に困惑を覚えます。 他の豪華俳優人とか、雰囲気だけで持っていけそうな映画なのに、それでも押さえ込めなかった欠点と言うのはある意味貴重。色々欠点を書き連ねましたが、私はその雰囲気の部分や、最初に書いたように後々面白いと思える可能性もあると思い、5点。[DVD(邦画)] 5点(2011-01-28 14:18:17)《改行有》

315.  孤高のメス 《ネタバレ》 こういう映画を作らせたら邦画は本当に感動させてくれる。それを再認識できた今作です。映画の中で当麻先生(=堤真一さん)はものすごく変わり者の医師として出ていますが、もし自分や家族が病と向き合ったとき、医療に関わらない一般人のほとんどはこんな先生こそ望んでいるんですよね。理想像であるがゆえに現実と乖離し、「孤高」である。的を得たタイトルだと思いました。 鑑賞前は物語の主人公の先生はもっと変人的で、人に何を言われてもやり方を変えない孤立型の役を想像していたのですが、役中の当麻先生は紳士的で仕事にまっすぐで、自分のこだわりより周囲との人間関係を大事にする、とても尊敬できる人柄でした。スタッフに言われてしぶしぶ都はるみを諦めたシーンも、本当に子どもがおもちゃを取り上げられたみたいな反応で、彼を薄ら怖い陰険な先生と思っていた周囲のイメージがそこで消えていくのが分かりました。本当にこんな先生がいてくれればと心の底から思います。 生体肝移植までの人間関係の流れも、そこまでの荷物がラストにズンッとくるような衝撃で、響きました。実際の医療現場でここまで医師と患者が深く立ち入ることはないとは思いますが、医師の患者を助けたいと努める姿勢、レシピエント患者の家族の不安・心配、ドナー患者の母親の葛藤、この三点には素直に感動し、現実もこうであって欲しいと切に願いました。 場面場面で語られる映画が多い昨今、この映画はストーリー全体のつながりという点でとてもレベルが高く、逆にどこが特筆して良かったと言うことがなかなか難しい作品と感じました。その上で上述のようにレビューさせていただきましたが、また観ていない方には是非ともオススメしたい作品です☆[DVD(邦画)] 10点(2011-01-05 16:02:59)(良:2票) 《改行有》

316.  曲がれ!スプーン 《ネタバレ》 とても心温まる作品だったと感じました。 出てくる人物は超能力を使える人も使えない人もとにかく変な人だらけ。でも見ていて不快になるような人はおらずキャスト的に違和感を感じるような人もいなかったので、こちらも平和な気持ちで鑑賞することができました。 現代の科学技術が進んでいる情報化社会では、UFO・ネッシー・超能力などいわゆるマユツバ的な事象はほとんど否定されてきました。ひどいものではサンタなどは「それはお父さんだ」とか「そんなものいない」とテレビで堂々と言われてしまうような時代です。そういう意味では、自分の担当する番組の中で自分の信じていたものをこきおろされるのを目の当たりにする米の気持ちは、見ていてとても胸が苦しくなりました。 さすがにラストシーンのUFOの描写はやりすぎ感が否めませんでしたが、別にあのシーンで「超常現象を信じろ」といったメッセージを送っているのではなく、そういったものを神秘的なものとして「思いを巡らせてみて欲しい」というメッセージがあったように個人的には思いました。 前半の導入部分は少し間延びしましたが、カフェ・ド・念力内のキャラたちのやり取りは大変テンポが良く、ゆる~く楽しむことが出来ました。 別に超常現象に限らず、自分が信じるものをそう簡単に否定しないで欲しい。こんな世の中だからこそのメッセージを強く感じる作品でした。[DVD(邦画)] 8点(2010-12-09 16:56:56)《改行有》

317.  SP 野望篇 《ネタバレ》 まずあらかじめ、TVドラマ版を観た上での本作レビューだと言うことを書いておきます。その立場で観ると、これはとてつもなく面白い!! TV版ラストでの緒方(=堤真一さん)の発言に対する井上(=岡田准一さん)の疑念が映画ではすでに不信になっており、人間関係は複雑に。と同時に、尊敬する上司だった緒方の口から彼の本当の狙い(野望)を聞かされ、SPという職務そのものに疑問を抱き始める井上。しかし事件はそんな井上の戸惑いに時間を与えてはくれない・・・。 というあらすじ。 キャストはもうバッチシ!ですね。主要メンバーは全員しっかりとキャラが立っていて、新しい登場人物以外ではふわふわしてるような立ち位置の役柄は誰一人としていません。井上超人、渋めの緒方(腹黒?)、男勝り笹本、実直石田、イジられ山本。田中とかもスパイみたい。公安って本当にこういうのが仕事??覆面家族シーンには地味な驚きを隠せませんでした。 内容の方はやはり映画になったということでそこそこ誇張表現はあります。冒頭のような追跡劇は実際ならまあ無いだろうし、中盤以降のテロリストとの攻防は、いくら早朝とは言っても首都であれだけ大騒ぎがあって誰も出てこないというのは不自然に極まりますが、でも許せます。 ちゃんとドラマの流れをスポイルすることはなく、きちんとつながったストーリー展開が、ドラマからきている観客にはまさに流れるように進んでいきました。 しかし最初であらかじめことわっているように、これはドラマの流れを全て把握した者としての意見であり、感想です。もし予備知識ゼロ状態でこれを観たら・・・う~んどうだっただろう。おそらくあまり面白くなかったと思います。 そもそも緒方と井上の不仲の理由が初めて見る人には浅すぎると思う。回想シーンでちらっと「大儀のためだ」という名(?)セリフは出ますが、やはりドラマ版の中で緒方と井上の強固な信頼関係があったというのを知ってる上で見たほうが、インパクトとしては強いですよね。 そういう意味ではこの映画は単体としては成り立っていないと思います(続編もあるし)。映画としての評価は10-1=9点で付けたいと思いますが、普通にドラマの続きとして観にいくんであれば間違いなく10点の出来ですね。 続編、必ず観に行きます☆[映画館(邦画)] 9点(2010-11-08 17:37:42)《改行有》

318.  アウトレイジ(2010) 《ネタバレ》 「バカヤロウ」という言葉にこれほどの幅があるとは!出てくる主要キャスト全てが一度は「バカヤロウ」。あの小日向さんですら、「バカヤロウ」。場面ごとに意味の違う「バカヤロウ」が鑑賞中に完全に耳にこびりつきました。 テーマそのものは「ヤクザ同士の権力争い」。以上です。それだけ聞くと取り立てて特筆するような特徴はない映画なのですが、中身が凄い!!こんなに痛々しい映画は久しぶりに観ました。観るだけで「痛い!」って思う映画と言う点では『SAW』シリーズと通ずるものがありますね。カッターナイフで指を切ったり、耳に菜箸突っ込まれたり、そういう映像を見てるとなぜか自分も同じ場所がうずきながら、顔をしかめてしまいます。痛いわ・・・。 しかし現代のヤクザを描いていることからも、世界観もどこかモダンなヤクザ映画。「ショバ代」なんて単語この映画ではほとんど聞かなかった気がします。その代わりにカジノを経営したり流暢に英語を話すヤクザが印象的でした。ヤクザも近代化してるんだな。そういう視点で見ると、最後大友組が一人残らず殲滅されたのも、彼らみたいなヤクザはもう古いという時代の変遷を象徴してるのでしょうか。でももしヤクザに「格好良さ」を求めるなら、大友組みたいなのが一番支持を受けるんでしょうけどね。[映画館(邦画)] 6点(2010-10-01 14:04:29)(良:1票) 《改行有》

319.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 一言で言うなら、「説得力に欠ける」ですかね。 世界観は素晴らしい、言うこと無しです。『アリエッティ』という人物を通して、普段自分達が住んでいる世界を小人視点でじっくりと堪能することができました。少し規模は違いますが、自分が100cmにも満たない子供だったときのあの視点の記憶がよみがえりました。 一方、作中で役割的にも登場頻度的にもかなりのウェイトを占める翔君があそこまで薄っぺらい人間だったことはあまりにもひどかったと思います。病弱でずっと本を読んでるからなのかは知りませんが、実際に見聞きもしたことの無い世界をしれっと数字で語るシーンなどは興醒めです。「君たちは絶滅する種族なんだよ」って要するに何が言いたいの!?病弱な自分と小人の弱さを重ねてシンパシー感じたいんだろうか?? 例えば同じ台詞を年嵩のお爺さんから言われたならだいぶ印象は違ってきたと思います。(風の谷のナウシカの大ババ様のように) 自分の心臓の手術に対する心構えもどこか他力本願だし、彼をストーリーに組み込んだことは最大の失敗だったと個人的にはそう感じます。原作から今作を作るにあたってどこがどう変わったかは知りませんが、彼の部分だけはもう少し何とかして欲しかった。 他の方のレビューも拝見して、「借りる」「返す」などの言葉遊びの部分は別にして、彼ら小人の存在が自分たちの生活にこんな良い影響を与えてくれてるんだ、というシーンを挿入してくれたらだいぶ良くなったのではと思いました。 例えば彼らが砂糖をもらっていく代わりにコップを一つ洗ってくれるだとか、ティッシュをもらう代わりに床のごみを一つ拾ってくれるだとか、そういう話ならとても夢があるのになと想像しました。 逆に言えば、「夢が無い」。そういう映画でした。[映画館(邦画)] 5点(2010-09-02 16:15:30)(良:1票) 《改行有》

320.  ダーリンは外国人 《ネタバレ》 「相手を認めたり理解することが恋愛なんだ」ということを外国人同士の結婚と言うテーマで教えてくれた作品です。作中ではアメリカ人と日本人と言う組み合わせで、そんなしゃべる言葉から文化まで全く違う二人がどのように惹かれあい、どのような結婚生活を送るのかという内容です。 結論から自分の感想を言わせてもらえば、結局相手が外国人であろうが同じ日本人であろうが、大事なのはお互いの違いを尊重して相手を想う態度なのだろう。作中でもあったように、人間二人揃えば色んなことが違います。朝はパン派、ご飯派。マメに掃除する派、しない派。友達>恋人派、恋人>友達派。その他好物の食べ物や、結婚ともなれば家具の好き嫌いまで様々です。お互いに違うところがあって、それを埋めていく作業には国籍は関係ありません。この映画の二人の場合なら、数え切れないほどある二人の差異の中に、国籍と言葉の違いというのがあるだけなんだとそう思いました。そういう意味で、個人的にはこの映画で恋愛に対して少し前向きな気持ちになれた気がします。 でもこの映画を観て思いましたが、やっぱり日本人ってもっと英語を勉強するべきですよね。いや別にそれが韓国語でもフランス語でもいいんですけど、基本的に相手の文化や言葉を理解しようって態度に、特に日本人は欠けている気がする。「日本に来たんなら外国人は全員日本語しゃべれ」ってよくよく聞くと何て自分勝手な理屈だろうと思ってしまいます。と、そこまでは言いませんが、さおり(=井上真央)もアメリカに行ったトニーを追いかける段階や結婚生活の中でもっと英語勉強しろよ、とツッコミを入れたくなりました。相手が日本語をしゃべれることに依存しまくりで、そこが気に入りませんでした。 それ以外は文句ナシです☆9点!![映画館(邦画)] 9点(2010-06-14 23:11:58)《改行有》

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