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コメント数 3885
性別 男性
年齢 53歳

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361.  ザ・ドリフターズの極楽はどこだ!! 「ドリフで育った世代」というのは、「ドリフを見て」ではなくまさに「ドリフで」育ったのであって、もう絶対に逆らえないというか、なんというか。ドリフというのはあくまで「テレビ番組のドリフ」であって、ドリフ映画が好きなわけではないんだけど、それでもドリフ映画にあの懐かしいメンバーの顔が登場し、そして何よりもあの懐かしい声を聞くと、何だか細胞の隅々までしみ通ってくるような。 こればかりはもう、どうしようもないのよ。 面白いか面白くないかはさておき、ドリフの姿を記録してくれたという点だけでも、やはりドリフ映画には感謝せねばなりません。 で、この作品ですが。通例であれば、いかりや長さんが他のメンバー、特にカトちゃんをイジメて、逆襲されたりされなかったりするところですが、この作品では、憎まれ役の面は後退しており、むしろ、長さんが周りから邪険にされてる状況。頑固オヤジの孤独と悲哀、といったものが、あのゴリラ面と相俟って、何とも言えない味わいを出してます。 出征体験を持つという役どころは、長さんの実年齢とちょっと合わないのですが、しかし合わないと言っても、あとホンの数年、早く生まれていたら、、、という、それが、あの戦争。 ドリフはメンバーの年齢差が大きかったからうまくいった、という話もありますが、年齢差がこの映画ではうまく活かされてます。 でもやっぱり、うまく活かされてるのは、やっぱり、このゴリラ顔、かな。 なかなかイイお話でした。[インターネット(邦画)] 7点(2022-02-24 23:09:45)(良:1票) 《改行有》

362.  デッド寿司 元ネタは、キラートマトですかね。キラートマトの日本版、寿司版、残酷版。モーレツにクダラない点は、同じ。 それにしても井口カントクは、武田梨奈の起用法を熟知してますね。そして彼女の一番ブサイクな、じゃなかった、一番イイ表情が、ワカッテますねえ。 襲い来る寿司との、果てしなき戦い。←意味不明だけど、実際そうなんだから仕方がない。 という、グルメパニックホラーアクション映画の決定版です。[インターネット(邦画)] 7点(2022-02-22 22:52:51)《改行有》

363.  結婚案内ミステリー 某御曹司の婚約者のフリをして欲しい、というよくわからん依頼を受けた渡辺典子が、よくわからん事件に巻き込まれる。というオハナシで、ストーリーだけみるとだいぶ強引で無理矢理な感じがアリアリと見て取れるのですが、そのまま開き直って突っ走っているのは悪くないです。ストーリーがツマラナイからといって、映画自体が面白くないとは限らない。 ガランとした洋館の雰囲気。その中で繰り広げられる、若干グダグダで強引だけど意外性アリと言って言えなくもない展開。 ちょっとゾンビ映画、入ってます(?)。[インターネット(邦画)] 7点(2022-02-16 23:17:33)《改行有》

364.  原子力戦争 Lost Love マスコミが、カメラさえ持ってりゃ市民は自分の味方、何でも許されるとばかりに、非常識な取材して、わざわざ相手を怒らせてはその映像を正義ぶって垂れ流す。というのは、どうも好きになれないのだけど(というかキライなんだけど)、そういうシーンが、フィクションの映画の中に、突然ドキュメンタリー風に挿入されると、これはかなりのインパクトで、さすがに驚いてしまう。 警備員に撮影を止められる中で、飄々と演技を続ける(いや、もはや演技かどうかもわからんけど、自らの役割を体を張って、しかしあくまで飄々とこなす)原田芳雄が、頼もしいというか何というか。スゴいなあ。 音楽は、大御所の松村禎三。ライブエレクトロニクス風に、電子音と楽器演奏が絡み合う、不安を誘う音楽の一方で、シューマンの「子供の情景」を引用したと思われる素朴な音楽が流れる場面もあり、それ以外の場面では虫の声、波の音、風の音といった自然音が音楽の代わりに取り入れられて。 ラストシーンではこの3つの音楽の要素が重ねられるも、不安な電子音だけが、最後に残る。この不気味さ。[インターネット(邦画)] 7点(2022-02-07 22:40:10)《改行有》

365.  天使の恍惚 低予算のあまり、まるでヤケクソになっちゃってるような映画、ってのはたまにありますが、この作品は、まあ言ってみれば、ヤケクソと言うモノそのものを正面から描いたような映画。 いわゆる「活動家」の集まりが、闘争を企て米軍基地に侵入するも、色々と犠牲が発生し、その後も内ゲバみたいな展開でリンチがあったり、さらにそこにポルノ映画風の濡れ場が再三挟み込まれて、混沌の世界。 終盤はひたすら爆破、これぞヤケクソの世界。パワフルで、そしてどこか虚しい。 山下洋輔トリオの前衛ジャズが、ヤケクソ感をこれでもかと、いや増します。[インターネット(邦画)] 7点(2022-02-07 22:18:46)《改行有》

366.  ライヴ(2014) いやー、わろたわろた。人が凄惨な死を遂げるたび、こんな笑ってていいんだろうか。 この映画もまあ、多すぎるセリフに過剰な演技、いかにもダメダメな感じで始まるのですが、どうもそれがワザとやってるっぽい。ダメダメ映画を装った、そういうクサい演出の延長上に、とことん悪ノリが展開されます。謎の犯人に身内を誘拐された人々が恐るべきゲームに巻き込まれる、という話だったはずなのに、ムダに残酷な絶命シーンの数々の末、ワケの判らないバトル映画と化して行きます。 登場人物たちが人知れず、このゲームに巻き込まれる、という展開かと思ったら、登場人物たちは堂々と街中に繰り出し、ゲリラ撮影という訳でも無いんだろうけれどまるでそんな雰囲気。まさにタイトル通り、ライヴ感が溢れていて、変にテンション上がります。 ラストの最終決着の場面なども、意表をつく舞台が準備されていて。スローモーションが効果的。 いやはや、まさかまさかのオモシロさ。[インターネット(邦画)] 7点(2022-02-03 23:00:25)《改行有》

367.  亀は意外と速く泳ぐ いい意味で、マンガ的。 微妙な荒唐無稽さを、微妙に悪ノリして微妙に荒唐無稽に描き、爆笑ではなくクスクス笑いを引き起こします。それでいて少しスリルも盛り込んで、一体どこまでが本気なのやら。なんか、楽しい。 この上野樹里は、いつまでも眺めていられそう。[インターネット(邦画)] 7点(2022-01-31 22:43:23)《改行有》

368.  MIFUNE:THE LAST SAMURAI 日本のチャンバラ映画の歴史を織り交ぜつつ、俳優・三船敏郎の人生を追ったドキュメンタリー。スコセッシやスピルバーグ、錚々たるインタビュイーが登場してミフネ像を語るのですが、「ヨシ、ワカッタ」のオジサン(加藤武)までは良いとしても、なぜ中島貞夫さんが??? 確かに70年代後半から、何本かの映画で接点はありますけれど、アレって、三船プロの苦しい台所事情につけこんで東映が無理やり三船敏郎をブッキングしただけ、というのは、いささか穿った見方か? いずれにせよ、ルーカスでもコッポラでもなく、サダオ・ナカジマがスコセッシやスピルバーグと肩を並べるように登場しているのがウレシイではないですか。まさに彼らこそが現代を代表する三大巨頭、みたいで。 最初の方で、邦画の歴史としてサイレントのチャンバラ映画が紹介されてて、見てるとなんだか、ワクワクしますねえ。この異常なまでのスピード感、流れるような殺陣。一部、スピード感を欠いた「?」な作品もありますが。 つまるところ、後に時代劇の殺陣にもリアルさが求められるようになって、そのリアルさとかつての様式美とを同時に表現できたのが、三船敏郎のスゴサ、ということになるんでしょうか。 インタビューシーンで、それぞれ語り手の背景が、意表をつくという程ではないんだけど、何となく気になるものがあって、シーンごとに雰囲気を変えるのがイイなあ、と。ミフネに関係するポスターだったり、関係しないけど「和」を感じさせる場所だったり。 娘が登場しないのは、オトナの事情と言うヤツなのか、特には不要というコトなのか。[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-12-26 09:53:19)《改行有》

369.  人生劇場 続・飛車角 《ネタバレ》 前作の最後でまず間違いなく飛車角は死んだと思うのだけど、死体を確認するまでは油断するな、というワケで、実はちゃっかり生き残ってて服役中、という設定。 弟分にあたる存在が、前作の高倉健から長門裕之に代わっただけで、だいぶコミカルな感じが出てきますが、実際、映画の前半はコメディ調と言えそうな雰囲気。 だいたい、佐久間良子が気性の激しい女性の役、というのがいかにも無理があって、可笑しさに繋がってます。 ところが中盤からは舞台が満州となって、えらくぶっ飛んだオハナシになってきます。満州の地でも相変わらず着流し姿の鶴田浩二。ハッキリ言ってヘンですけど、でもシビれます。 なんだかだんだん、国際スパイ映画になっちゃうのじゃないか、というくらいのスケール感になってきますが、それでもあくまで、任侠モノ。 殴り込みとはひと味違うクライマックスで、ラストはちょっと感傷的に過ぎるかな、という気もしますが、でも、いいじゃないですか。 いやまさか、今度もまた、蘇ったりして・・・。[インターネット(邦画)] 7点(2021-12-22 22:33:15)《改行有》

370.  ならず者(1964) またも香港ロケ、と聞くと、もしかして同年の作品『東京ギャング対香港ギャング』の余りフィルムで一本、でっち上げたのではないか、などと邪推をしてしまうのですが、おそらくそんなことは無くって、あのザラつきまくった映像は今回は見当たりません。 が、ロケならではの独特の雰囲気(どこかアヤしく、いかがわしさも感じさせる)、ってのは本作でもしっかり味わう事ができます。 特に今回は、香港から横浜、さらにはマカオ、という、ある意味フルコース。 主演の健さん、いかにもギャングです、という格好をした、一匹狼。まずは殺しを成功させるものの、思わぬ展開が待ち受ける。 基本、スマートでクールな役柄ではあるのですが、殴り合い取っ組み合いのシーンがなかなかに凄まじい。中国人の婆さんをシバキ上げる場面の容赦の無さ。丹波哲郎と殴り合う場面などもヒヤヒヤさせられます。終盤の乱闘の激しさもまた。 いや、この作品、カッコいいです。[インターネット(邦画)] 7点(2021-12-21 23:00:02)《改行有》

371.  バトル・ロワイアル 特別編 「特別編」と「特別でない編」とを厳密に比較したわけじゃないけど、シーンの追加で、なんだかちょっとポエムな作品になりましたねえ。 でも、実はもともと、こういう作品なのかもしれんなあ、と。そりゃまあ、テーマとしては、殺し合いが最初から最後まで行われる殺伐とした作品、ということになるのですが、実際はその殺し合いの多くは主人公のあずかり知らぬところで発生している、という点では妙なオハナシ。殺し合い以外にも、自殺しちゃうヤツもいて、実際、殺し合いには違いないものの、どこか、クラス全員が集団自殺に追い込まれていく姿、のようにも見えてきて。 という、いささか求心力には乏しい一種の群像劇、緊密さばかりでなく、こういう、少し弛緩したようなポエムな空気もあってもまたよいのでは、という気もいたします。 それにしても、当時、政治家も問題視したこの『バトル・ロワイアル』、まさかこの出演者の中から、後に政治家が出てくるとは、思わなんだ。勿論、キタノ先生のTV番組(元気が出るテレビ)にメロリンQで出てた頃は、さらに思わなかったけど。[インターネット(邦画)] 7点(2021-12-19 13:58:46)《改行有》

372.  にっぽん泥棒物語 松川事件を基にした、半分社会派、半分喜劇、といった感じの作品。 主眼は、泥棒(というか、元泥棒)である主人公が裁判で証言する場面、ということになるのでしょうが、あくまでその描写は終盤に絞り、主人公の半生のあれやこれやが描かれてます。 なので、このオハナシは一体何処に向かうんだ?という感、無きにしもあらずですが、そこまでで描かれてきた主人公の人柄、あるいは人となりが、最後の裁判シーンで絶妙に活きてきます。裁判を取り上げた映画はいくつもあるでしょうけど、こんな楽しい裁判は、貴重です。 方言を駆使したセリフ回し、正直、ここまで訛がキツいと聴き取れない部分もあるのですが、それでもやはり、方言の強さ、というものを感じます。[インターネット(邦画)] 7点(2021-12-19 13:29:01)《改行有》

373.  脅迫(おどし)(1966) 三国連太郎演じる主人公は、立派そうな会社の営業部長、ということで(壁にはモーレツ会社であることを示すような過激な標語が)、それなりに裕福らしく、マイカーにマイホーム。しかし時代そのものがまだ裕福ではないもんで、あくまでローンでの購入。ってそれは今も大差ないか。 マイホームと言っても周囲はまだようやく区画整理がなされたのみの土地分譲中。まだまだ寂しいポツンと一軒家状態。 そこに悪党二人が闖入し、主人公ごときの資産には興味ないとばかり、あろうことか彼に誘拐事件に片棒を担ぐ事を強要する。 人質は赤ん坊。泣き喚いたかと思えば上機嫌な顔を見せたりして、それが映画のアクセントになってます。いっそ助演賞の一つでも差し上げたいところ。 主人公は身代金授受の役をやらされるのですが、どうやら裏ではすでに警察が動いているらしい。刑事らしき連中の姿がチラホラするけれど、描写は基本的に主人公の視線、警察がどの程度の規模でどう動いているのか判らないサスペンス。 それが終盤に、映画の視線が犯人ベースとなって、主人公が何を考え、どう動くのかが判らなくなる。それまで超然としていた兄貴分の方の悪党・西村晃の顔に焦りが浮かび、物語が一気に加速します。 映画全体を見れば、さほど意外な展開もないのですが、さまざまな「疑念」によって物語に起伏をつけるあたりは、なかなかの上手さです。[インターネット(邦画)] 7点(2021-12-19 12:51:41)《改行有》

374.  新 仁義なき戦い 組長最後の日 《ネタバレ》 物語は繋がってないけれど、前作の舞台が北九州で、少し関西へと広がりかけたところ、今回の作品ではいよいよ西日本全体を股にかけたような展開となってます。 菅原文太はもうだいぶ落ち着いてしまって、あのギラギラした感じは影を潜めていますが、新シリーズの掉尾を飾るに相応しい貫禄、とも言えましょう。 総じて、新シリーズは(初回はともかく)オリジナル方向に舵を切って、正解だったように思います。 金子信雄はいませんが、代わりに関西弁の最終兵器:藤岡琢也を投入。銃撃戦を交えたカーチェイスもあり、ラストの衆人環視の中の襲撃シーンも見どころ。[インターネット(邦画)] 7点(2021-12-18 15:12:51)《改行有》

375.  暴力街(1974) さすが、「暴力街」というだけあって、なかなかのバイオレンス。というか、もはやスプラッター。ビンで殴りつけるたび、血飛沫が飛び散る。マネキンで殴っても血が飛び散る。この分なら豆腐の角で殴っても大惨事になりそうな。 さらにはオカマさんの殺し屋が振り回すカミソリで、またまた大流血。中盤の養鶏場における死闘が凄まじい。ラストにも養鶏場が再び登場するけれど。 監督は五社英雄。だからなのかどうなのか、エロさもなかなかのもの。 物語の中心は、安藤昇、そして小林旭。正直、あまり噛み合ってない気もして、安藤昇はそりゃ「ホンモノ」なので眼光の鋭さはピカイチだけど、主演には地味だし、小林旭は小林旭で、なかなか出番が無いと思ったら急に取って付けたように大立ち回りをしてみせたりするし。 他にもトラック野郎とか大霊界とかも出てるけれど、今さら感のあるタイミングでの登場で、ほぼ存在感無し。 しかし、誘拐事件の醜悪なる顛末に始まり、この流血とエロの、いかにも不健康な感じの作風が異彩を放っていて、作品をしっかり特徴づけてます。その点は、さすが。 ところで、裏社会の大物、といった役どころで森山周一郎さんが登場(?)しますが、声は確かにあの渋い声なのに、一体いつの間にかこんな顔になってしまったのか? こういうのを、声の吹き替えと言うんでしょうか、それとも顔の吹き替えと言うんでしょうか。[インターネット(邦画)] 7点(2021-12-16 22:48:09)《改行有》

376.  仁義なき戦い 完結篇 四作目で概ね、終わった感があり、肝心の主人公も当面シャバには出られない状態、さぞかし蛇足めいた「完結篇」なんだろう、と思いきや、意外に違和感が無い。 もともと、起承転結とは無縁のシリーズですからね。例によってあれやこれやの抗争が描かれて。前作よりは多少、大人しい部分もありますが、それは前作がほとんど暴走気味だったからで、今回もしっかり、銃弾が飛び交い、血の雨が降る展開。 完結篇という割に、最後はあまり終わった感がないのですが(これも、前作に終わった感があり過ぎたせいか)、でも登場人物たちのメイクの老け顔を見ると、何となくしみじみとしてしまいます。しかし菅原文太だけが老け顔ではないのは・・・?[インターネット(邦画)] 7点(2021-12-07 23:27:12)《改行有》

377.  仁義なき戦い 頂上作戦 ひたすら続く、抗争また抗争。暴力の嵐。 さすがにちょっと、やり過ぎか、と思えるほどで、これまでの作品以上に荒削り(カメラがブレ過ぎて何が何やら)なシーンも目立ったりするのですが、とにかくパワフルな作品に仕上がってます。 逮捕され蚊帳の外に置かれた菅原文太を余所に、事態はどこまでも暴走、醜悪と言ってもよいような展開となった挙げ句、映画は諦念のようなものを漂わせながら、静かに幕を閉じて。 これでシリーズ最終作ではない、だなんて。信じられんよ。[インターネット(邦画)] 7点(2021-12-06 23:04:42)《改行有》

378.  点と線 私、中高生の頃って、推理小説というものをバカにしてて全く読んで無かったんですけど、大学生になってから、読むようになったキッカケがこの、「点と線」。18切符で東京~大阪間を鈍行乗って帰省するのに、推理小説なら時間潰せるだろ、と読んでみたら。 いやコレ、時刻表モノを列車に乗りながら読むのって、ハマるのなんの。もっとも、その後今に至るまで読書に占めるミステリの割合は常に最上位だけど、なぜか時刻表モノはあまり読んでないんだなあ。 原作は割とコンパクト、骨組みだけで出来ているようなところがあって、正直、映画化には向いてないような気もするのですが、そして実際、この映画でもトリックをうまく表現できているような気はしないのですが。 本作の楽しみはそういう部分では無くって(判りづらかったら原作読んだらいいやん。と言ってしまうと身も蓋もないけど)、九州から北海道まで、日本各地のロケ映画が、情緒があっていいじゃないですか。旅と言えばグルメ、食事の場面もまた楽し。 多重露光みたいな映像も前衛チックでトリッキー、スピード感も感じさせます。 アリバイトリックなので犯人はすでに判っているのですが、犯人側の描写を交えることで、サスペンスとしての味わいも盛り込まれています。[インターネット(邦画)] 7点(2021-12-05 22:06:56)《改行有》

379.  まむしと青大将 《ネタバレ》 まむしの兄弟シリーズの最終作。というより番外編かな? 少々、印象の異なる作品となってます。とは言え例の二人は例のごとく、短絡的でオッチョコチョイ、なんですけど、川地民夫は小さいながらも自分の組を持つようになった、ということで、最初の方は出所した菅原文太ただひとり、という展開。物語の方も、イカサマ麻雀で一攫千金を夢見る男女3人の物語のウェイトが意外に高く、彼らの挫折で幕を閉じる、苦みを伴ったストーリー構成となっています。 もちろん青大将と行っても、邦衛さんではありません。シリーズの会社が異なる、という以上に、ストーリー的に無理がありますもんね。ってか、なんで若大将じゃなくて青大将なんだ、と。 それにしても、さすがインチキ麻雀だけあって、凄まじい空中戦です。全員、役満しか狙ってない(笑)。[インターネット(邦画)] 7点(2021-12-05 13:49:44)《改行有》

380.  まむしの兄弟 刑務所暮し四年半 まむしの兄弟シリーズ第5作は山下耕作が監督。このアホらしいシリーズにも格調というものが生まれるのかと思いきや、しっかりバカやってくれてるのが、嬉しいですね。 でも中盤に入ってくると、人情モノの色合いが加わってきます。幼い娘と離れ離れの女性(浜木綿子)。そしてその彼女と、幼い娘の祖母たる母親との関係。この幼い娘ってのが、なかなかにブチャイクなんですけど、たどたどしくも実に見事な関西イントネーションのセリフが、ブチャイクな表情に完璧にマッチしていて、イイんですねえ。 で、親子関係に飢えているまむしの兄貴は、当然のごとく、この家族関係の中にズッポシとはまり込んでいく、その姿が微笑ましくも、泣かせます。 と、やはり格調らしきものが出てきたかと思ったら、ラストの殴り込みはどこから入手したのやらマシンガンまで持ち出し、殆ど『不良番長』みたいなノリになってます。が、やはり基本テイストは明るく楽しく、敵を蹴散らし、殺しまくる。 まむしの兄弟、こうでなくては。[インターネット(邦画)] 7点(2021-11-15 23:09:18)《改行有》

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