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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  凶悪 《ネタバレ》 原作未読。読みたくなります。誰も知らない三つの殺人。上申書殺人事件を基にしたフィクション。冒頭のケンちゃんや日野、五十嵐の理不尽な死は主に映画版オリジナルの創作のようだ。時系列が行ったり来たりしていて、二回目三回目の視聴で全体像が繋がりました。この創作の殺人三件を冒頭に置くことによって、より告発者須藤の残虐性を念押ししたかったのだろう。実在の「先生」はこの作品のリリーよりもっとサイコパスで、クソらしい。リリーもかなりヤバいですが。つまり実在の事件と比較して須藤はより凶悪に、「先生」はマイルドに(あれで)アレンジされているらしいです。だとすると、私は原作の方に興味が湧きます。この映画版においての拾い物は、須藤の内縁の妻役、松岡依都美。この人の演技がとてもいい。[インターネット(邦画)] 6点(2018-06-22 10:06:05)(良:1票)

22.  本能寺ホテル 《ネタバレ》 主人公が本能寺の変の前日にタイムリープしてしまう。さあどうする。そういう話で、ただそれだけなんだけど、いかにもフジテレビの、例の奇妙な、お話なんだけど。ここは一丁無理やりいろいろ考えてみようと試みる。京都の美しい家屋は、現代も戦乱の世も美しいまま、ちょっとしたタイムリープなど諸ともしない佇まい。普通の女子である主人公はひょんな事から、選択肢がたくさんあり過ぎて迷ってしまう現代から、生活する=生きることという至極シンプルな時代へ投げ出される。そこで、魅力的なパワハラ上司とそれに怯えつつも畏怖の念を忘れない部下という、過去の日本人の人間関係に触れ、自分がいかに平和ボケした現代人であったかと思い知るも、この平和ボケだって先人が積み重ねてきた思いや行動によってようやく築かれた産物であるんだなと。信長は「写真」から未来が太平の世である事を読み取り、歴史を変えることなく散って行ったのだなぁと。うん、無理やり考えてみると、なかなか面白かったとも言える。[インターネット(字幕)] 7点(2018-02-22 19:37:12)

23.  花とアリス〈劇場版〉 《ネタバレ》 平凡な女子高生の日常を切り取ったような何気ない風景を、独特の映像美で表現した飾らない作品…。いやいやそれだけではないから想像以上の高評価を得ているのだろう。微妙な感情と細かな伏線が、縦糸と横糸のように巧く織り込まれた、なかなか良く練られた作りになっている。ところてん。ウォーアイニー。トランプ。バレエ。水木、石ノ森、藤子、手塚。上手に繋がっているんだなぁ。アトムも大活躍している。[地上波(邦画)] 7点(2014-09-05 15:38:00)

24.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 敵役のMUTOは昆虫のような造形で誰が見ても好きにはなれないヴィジュアルなわけだが、出産(産卵)した母MUTOは我が子たちを焼き払われ、悲痛な表情で泣き叫んだ。エイリアンもゴジラもモスラも、この「母性」というものによって突き動かされている局面がある。どんな破壊者でも生物として、本能としての母性があると。それはいい。ただそこに便乗してか、主人公の父母、妻子、迷子の母子までもが親子愛や母性愛をアピールしていて、単なる純粋な怪獣映画では予算が付かないから、教育的にも体裁の良い家族愛を入れたよというハリウッドの事情のような物を感じざるをえないような、取って付けたような安いヒューマンパートではあった。が、特撮場面はとても良かった。恐竜のようでもどことなく哺乳類っぽい体温を感じさせてくれるゴジラ。昆虫のようでも母性愛を感じさせるMUTO。決着の付き方もあっぱれでした。けん・わたなべがゴジラの事を「ガジーラ」と言ってなかったのも本当に安心した。[映画館(字幕)] 7点(2014-08-02 16:53:19)

25.  エンディングノート 《ネタバレ》 上手に死ぬ。これが出来たら何て幸せだろう。何てかっこいいんだろう。人は一人で生きてるんじゃないと良く言うが、生きる事の延長に死がある以上、死も含めての人生である。一人では上手にその瞬間を迎え、その先の段取りまでは出来ないのである。伴侶、子供、そこから広がる家族、孫。近親者は多い方が良い。皆に支えられ上手に死ぬ。砂田さんは自らの段取りでかっこ良く逝った。遺書には残して逝った家族たちのマネープランまで心配し、記されていた。かっこいい。ただそのプランは、ノープランで誕生した末っ子のカメラによって大幅に修正された事は間違いない。天国の砂田さんはその事をどう思っているのだろう。人生計画通りにはなかなかいかないものだと首を傾げているいるだろうか。「カメラ止めて」と言って話した教会コストの話や、夫婦二人だけの最後の会話まで全国に公表してしまう末娘に、頭を抱えているだろうか。天国へ旅立ったその後まで想像してしまうような、そんな砂田さんの素敵なキャラがあってこその温かい作品です。[映画館(邦画)] 8点(2014-07-04 16:48:46)

26.  かぞくのくに 《ネタバレ》 腐った資本主義も悪くない。[映画館(邦画)] 6点(2014-06-19 18:32:46)

27.  劇場版 SPEC~天~ テレビシリーズは、小ネタとサスペンスSFのバランスが良ろしく、回を重ねる毎にSPECの世界にハマってゆく感じにワクワクしたものですが。小ネタなどは連ドラにしか出せない連続性の面白さとか、今度はそう来たか的な意外性を見つける楽しさとかが無いとダダスベリする危険性があるのは分かっているであろうに、そのまんま映画化してしまいましたね。単発物(たとえシリーズものであろうと映画は単発として成り立たなければならないと思うから)である映画が、連続ドラマと同じ事をやろうとしても無理。いっそドラマよりSF色を強くして、ドラマ観てない人でも分かるようなものに作り直して、続編に向けてしまっても良かったのではないか。[地上波(邦画)] 4点(2014-05-14 22:01:21)

28.  大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇] 《ネタバレ》 原作漫画未読で、二宮×コウ版を観た時の観てはならないものを観てしまった感は半端なかったが、ドラマ版家光有功編でその背景をしっかりと説明していただき、二人が結婚するきっかけにもなり、私自身元々の大奥好きもあって、本作は期待して鑑賞。しかし残念、としか言いようがない。ドラマ版を観ていないと分からない設定になってしまっているし、なぜ大奥が逆転したかもやはり描かれていない。ドラマでやってください。 [ビデオ(邦画)] 4点(2014-04-26 22:20:24)《改行有》

29.  手紙(2006) 《ネタバレ》 ミュージシャンからお笑い芸人に設定を変え、原作には無いエピソードをラストに付け加えた事によって、原作とは違ったメッセージを全面に押し出した別物に仕上げた。原作では、殺人(犯罪)は当事者のみならず、その関係者、血縁者及びそれに少しでも関わりを持つことになる者にいろいろな影響(もちろん悪影響)を及ぼすし、その悪影響も全てひっくるめたものがその者が犯した犯罪なのだ、というのがテーマだったと思う。日常に於いて私たちが度々考えるような種類のものではない。映画の方は、兄弟愛、夫婦愛、家族愛といった至ってポピュラーなことを着地点としている。作品としては悪くないし、ラストも普通に良かったと思うが、ちょっと物足りなさを感じる。電気店会長の言葉と、被害者遺族の言葉、ここが重要なシーンだったのだが、案外あっさりしていたし、「捨てたくても捨てられない、血のつながった兄弟だから」というセリフからもテーマはやはり兄弟愛。原作どおりの、犯罪者とその家族が背負っていかなくてはならない重たい十字架みたいなのをテーマにしたバージョンも誰か撮ってください。[地上波(邦画)] 6点(2014-04-21 13:20:10)

30.  永遠の0 《ネタバレ》 いろいろ考えさせられ、その一部もここに書けないかもしれない。そんな作品だった。ので一部だけ。当時の日本兵はじめ日本国民は皆「お国の為」をキャッチフレーズに、大国アメリカを相手に本心から勝利を信じて邁進していたと思っていた。それはもちろん洗脳であり、洗脳されていなければその時代、その戦局で耐えることは出来なかったのであろうと考えていました。だからこの宮部久蔵のような人は存在したのか、と不思議な感覚で鑑賞した。天才的な操縦技術を持ち、なおかつ冷静に空戦の前途を考察する一パイロットとは、実は未来からやって来たタイムトラベラー?などと見まがう程だ。だが少し調べるとそのような人物も実在したようで、洗脳された集団の中にはそうならなかった人間もいたという事。そりゃあもう生きにくかっただろう。自分の教え子たちが次々に無謀な特攻に出され死んでゆく姿を目の当たりにし、換われるものならと思ったのだろう。自分は死んでも家族の元へ帰ると言って、若い兵士たちに平和な日本を託そうと。それが特攻を志願した理由かなと。出来過ぎた人だとは思う。が、かっこいい人物像だ。途中度々目頭が熱くなったりしたが、ラスト孫が泣き叫ぶシーン、あそこに全てが詰まっているように思う。戦争の虚しさに改めて気付き、自分の無知を知っては後悔し、自分が今ある事へ感謝し、そして先人達へ尊敬の念を抱いたのだろう。名ラストだと思う。そして主題歌でまた泣く構造になっているのが少し狙いすぎかと思うが、名曲にやはり泣いてしまうのである。[映画館(邦画)] 7点(2014-03-18 08:35:04)

31.  探偵はBARにいる 大泉洋がかっこよかった。小雪が、良かった。この作品はこんな率直な感想だけで評価して良いと思う。[地上波(邦画)] 7点(2013-12-07 08:31:22)

32.  トゥモロー・ワールド 設定はSFだが極めてヒューマンな作品。主人公は至って普通の常識人(過去は活動家だったようだが)で、ここでの「子供」という存在が文字どおり神々しく何事にも替えられない存在で、 その「人類の子供」を目の当たりにすると、それまで凄まじく繰り広げられていた戦闘(殺し合い)が一瞬でも収まるシーンは脳裏に焼き付いて消えそうにない。ラストも良い。[地上波(字幕)] 8点(2013-10-15 13:47:21)

33.  キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK- まず、このような形でキャプテンハーロックという人物を再び世の中に送り出してくれたことに感謝したい。松本零士先生の頭の中だけに存在した世界が、自らの手によってマンガという形でこの世に産み落とされてから40年、フル3DCGという最新の技術で実在の人物であるかのごとく私たちの前に再び姿を現したのである。何てありがたいんだろう(泣)。そのCG映像は想像以上に素晴らしく、人物や艦隊、背景等あっぱれでありました。ストーリー部分に不満を持たれるのは多少仕方ないとは思います。あの、絶対にかっこいいハーロックが、実は!なんて信じたくないという心理から、昔からのファンはまず拒絶から入ってしまい、減点したくなるのは当然かと。でもそもそもハーロックという男、原作でもその人物像ははっきりしていないところが多く、とにかくかっこいい宇宙海賊のキャプテンという漠然とした存在なのだ。決してぶれないカリスマ的男の中の男として、絶対的な父性の象徴として、とにかく誰が何と言おうと君臨している。でもやはり影のある「海賊」なのである。ヤマトの古代や沖田艦長とは違うのだ。その闇に隠されていた彼のダークな過去を今回「これが真実だ」として発表したその勇気と決断あってこそのプロジェクト、これを実行し実現させたスタッフの皆さんに労いと感謝の言葉を贈ることしか出来ない。 [映画館(邦画)] 9点(2013-09-23 08:25:39)(良:1票) 《改行有》

34.  トイレット 《ネタバレ》 言葉も心も通じない異国のばーちゃんと、孫たち一人一人がそれぞれのきっかけでばーちゃんと少しずつ通じることが出来た。ママのミシン。餃子とトイレ。エアギター。引きこもり兄のピアノとスカートは最後に見事四人を繋げた。味のある小物使いと空気感、そしてそれだけに終わらせず、人情味溢れる素敵な作品だったと思う。悲しいシーンを清々しくズッコケさせたラストも秀逸。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-03-13 15:09:21)

35.  夢売るふたり 西川美和という人はかなりのハイパーなクリエイターであると思う。原作脚本監督でこんなに深い作品を作り上げてしまうのだから。女性ならではの視点とか、そういうことは既に超越している。確かに登場人物は様々な「女」であり、描かれているのは様々な女の「業」である。いろんな種類の女がいていろんな愛し方があって、それでも皆生きていく。詐欺師と詐欺られる女の話から、結局は生きるしかないんだよという普遍的な理論まで語っている。もちろん大きなテーマだけでなく、全ての登場人物をそれぞれ人間臭く、ちょっとしたシーンにも血を通わせ細部まで作り込んでいる。風俗嬢の紀代ちゃん、ウエイトリフティングのひとみちゃん、ラーメン屋の店主など、何かいい。俳優さんはこんな監督に撮ってもらいたいと思うんだろうなと思う。 [映画館(邦画)] 8点(2012-11-19 16:57:56)(良:1票) 《改行有》

36.  おおかみこどもの雨と雪 狼人間を生み育てるというおとぎ話。それは誰もが通り過ぎる思春期と親離れ子離れを語っていた。子供が人間になるか、狼の道を選ぶか、それは私たち人間界で言う所の「人生の岐路」であり、どちらを選ぶか悩み揺れ動く時期時間が思春期である、という事。このお話の場合、どちらを選ぶが正しいかとかではなく、それがその子の幸せならばと、母(親)は遠くから優しく見守るという子育ての最終ステージのような段階があり、それがむしろ一番大切(であり難しい)という事を語っている。「狼の道を選ぶ」とは一見悪い道に進むという比喩のようだが、山を仕切る「先生」を師事し、山を歩き風を読み自然と同化して行く事に本能を憶えた雨の選択なのである。10才の雨が親離れしようとしたら「まだ何もしてあげてない」と泣く母、このシーンにこの作品のメッセージが込められていると思った。世の母(親)がこんな気持ちで子離れし、世の子はそんな親に感謝の気持ちを持って、正しく親子離れできれば素敵だなと思う。雪についても、元気だった狼っ子が普通の女性に成長してゆく様が自然で美しく可愛かった。自分の運命を呪った時期もあったろうに。狼の子供を育てる覚悟とか、そもそも何で生んだのかとか、そんな前提論ではなく、人間だろうが何だろうが生まれたものを育て上げる責任、生まれたからには生きていく責任がある。ということなんだろう。[映画館(邦画)] 7点(2012-10-18 23:20:12)

37.  鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》 とても良くまとまっていて、良く出来ています。物足りなさ蛇足一切なく、最初から最後まですっきりとまとまっているのは、監督脚本力でしょう。広末演じるヒロインが雑誌社のアルバイト募集の条件に「健康で努力家の人」と挙げ、そのままの男を結婚相手に選ぶ所、無駄がなく説得力があります。バイトにも採用して。確かに健康で努力家の人間に間違いは無い。そんな感じで全てのシーンは無駄なく説得力を持って最後まで繋がっています。心地良いです。前半はふわっとソフトなコメディで、香川に記憶が戻った所から香川×堺の演技対決のような緊張感漂うサスペンスコメディ(?)風に変わります。後半は二人の本領発揮という感じで、別人を「演じる」演技は素晴らしかった。[映画館(邦画)] 8点(2012-09-29 15:31:10)

38.  切腹 《ネタバレ》 武士の面目が上辺だけを飾るものになってしまったと嘆き体を張って批判する浪人。武士たちによって死に追いやられた娘婿の無念を訴える浪人。庭砂を投げ人を盾にし、変な格好の構えで抵抗する浪人。かっこ悪いけど美しいではないか。切腹=名誉ある死、と捉えていた時代に、死なんて美しくも名誉でもなく、生にしがみつく姿こそ美しいんだぞと訴えている。家宝の鎧兜なんて何の価値も無い。武士ごっこもいい加減にしろと。かっこいい殺陣なんかより、泥臭い真剣な斬り合い(実際丹波哲郎との決闘の撮影では真剣が使われたという)がそのまま本作のメッセージ。殺陣立ち回りに美しさを求めていない。だがしかし最期は惨めに朽ちてゆく。死は惨めである。家督を護らなければならない宿命を背負わされた井伊家家老の三国連太郎がラストで見せた切なげな表情も印象的。[CS・衛星(邦画)] 10点(2012-03-20 21:04:05)

39.  ブタがいた教室 《ネタバレ》 泣いてしまいました。残酷すぎて。ブタも子供も可哀そ過ぎて。実在の話らしいのでシナリオに苦言を言うつもりは無いです。映画の「出来」とか、妻夫木君が「どう」とか、そこに達する以前に、この授業って、この結論て、正しかったんだろうか…と、疑問を抱いたまま終わってしまいました。どうしても納得がいかない。そういうレベルで物申します。この授業は人間のエゴを育てる為のものとしか思えなかった。自分とは異なった意見・結論をも受け入れなくてはならない事がある、それに耐えてこそ強い人間だと、ブタをエサに(文字通り)人間様な立場で幕を閉じます。「食育」って何だよ。そんな言葉無かったでしょ。新語ですよ。そんなモノを、愛すべき「映画」という媒体でわざわざやるこっちゃ無いでしょ。こんなもん映画にしちゃいかんです。泣いてしまいました。[地上波(邦画)] 0点(2011-08-29 22:02:01)

40.  さや侍 《ネタバレ》 松ちゃんが生み出したものはほとんど素晴らしいと思ってしまう傾向がある私、てらちゃんの事なんてもちろん見た事も無いのに、既に超可愛いですから。でもそこは一映画ファンとして心をフラットにして、松ちゃんが監督という事を忘れて鑑賞しようと試みました。最初のうちはテンポが良いとは言えず、途中で席を立つ観客の感覚が分からんでもなかった。しかし三十日の業の数日目頃から、徐々にテンポ良くギャグの無茶振りが続き、それに全力で答えようとする侍野見勘十郎が芸人になっていった。体を張る笑い、伝統芸、馬鹿馬鹿しい笑い、シュールな笑い、大掛かりでお金をかけた笑い、観衆を巻き込み感動すら呼び起こす笑いなどなど…、監督の存在を忘れるどころか、お笑いに人生を奉げた(たぶん)松ちゃんにしか作れない作品ではないか。そして最後は、男、侍、父のプライドで、かっこ良くまとめています。あそこは巧いなぁ。そして遺書を読み上げて歌い出しちゃう坊主には泣かされた。あれは卑怯です。何で急に坊主が歌うんだってそれは映画だから。とにかくお笑いと映画を愛している松ちゃんが、コテコテの笑いとコテコテの映画を融合させ、新たに芽生えた父性を滲ませた素晴らしい作品。そして深い。[映画館(邦画)] 8点(2011-06-19 17:35:46)

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