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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  マルサの女2 やはり2作目につきものの不必要な派手さがあるのが否めない。私は一作目が好きです。でも三国連太郎、津川雅彦っていくつになっても色気があるね。適当に油の抜けたセクシーじじいって感じ?なぜか独裁者とか怪しい団体の指導者?って最後は大金と一緒に逃げたり隠れたりするのよね。トカゲのしっぽきり、怖いね。悪いことする人たちの末路って決まってる。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-17 20:20:05)

22.  マルサの女 おもしろかったね~これ。あの手この手を使った脱税とそれを暴くマルサ。初見時はへ~ほんとにこんなことがあるんだと感心するやらびっくりするやら。世の中には知らないことがいっぱいあるのね。ところで不正が発覚するきっかけってチクリなんだってね。不当に生活保護を貰ってるなんて場合は友だちとか近所の人がチクってることが殆どらしい。妬みなのか、正義感なのかどっちなんだろうね、お金が絡むと怖いということだけはわかるけど。宮本信子のキャラもさることながら大地康夫の顔といい演技といいもう最高!立ってるだけでなぜか笑いを誘う。風刺が効いててリアルでけっこうエロいというのは伊丹監督の持ち味かな。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-17 20:09:30)

23.  シンプル・プラン コレずーっと観たい、観たいと思ってた。オープニングからその全体の雰囲気、登場するキャラクターの感じといい、コーエン兄弟の「ファーゴ」を思い出させる。大金を目にしてから狂っていく人間関係。語りつくされ、わかりきっていることだけどラストのオチに期待して観てた。まったく滑稽で愚か、反省→再生なんてことはあり得ない、許されないといった救いのないオチでした。たぶんあの夫婦は未来を語ることもなく、ただ淡々と毎日同じことを繰り返しながら一日をやり過ごしていくしかないでしょう。ある意味死ぬより辛いことかもしれない。誰がといわれればいちばん冷酷で信用できないのは、自分は何もせず、あれこれ画策して指示していたブリジット・フォンダでしょう。彼女が何かさせる度に人が死ぬ。つまりそういうことを潜在的に望んだ結果ですね。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-07 09:30:21)(良:1票)

24.  砂の器 これは中学の時友人と観にいきました。当時はハンセン氏病に関する知識はなかったから「宿命」という言葉がなにを意味するのかわからなかった。でもやっぱり泣けたなあ。その後原作を読み、消し去ってしまいたい重く辛い過去がどういうものだったのかが理解できた時、胸が痛くなったわね。邦画はほとんど観ないのですが、邦画で感動したのは?と聞かれれば「砂の器」を間違いなく挙げます。余談ですが、それまで加藤剛ってテレビでは善玉役しか見たことなかったから、ちょっと意外に感じましたね。[映画館(字幕)] 8点(2005-06-26 00:57:08)

25.  生きる これは小学校高学年の時に祖母と一緒に観ました。いじっぱりな私は、泣いているのを祖母に見られたくなくて、必死でこらえてた(笑)自分の生きた証なのかなあ。世のため人のためと言う人より、自分のために自分がこうしたい、こうするのが好きだからと無欲で動く人ほど、結果的に世のため人のためになったりするのかもしれない。公務員に限らず、仕事中にサボチャなどといってしょーもないサイトでしょーもないチャットをしてるヤツがけっこういる世の中、これを観て自分を見つめなおしなさいと言いたい。[映画館(字幕)] 8点(2005-06-25 16:31:36)

26.  ラストコンサート 「カサンドラ・クロス」と一緒に上映されてました。生き別れた父を探して旅をする若い女の子が主人公。ひょんなことから落ちぶれたピアニストのおじさんが彼女に巻き込まれ一緒に旅をする。けれど彼女は白血病をかかえている、という悲恋ものです。中学生だった私はボロボロと泣きました。主人公の女優さんはパメラ・ピロレージというのね。イタリア人にしてはあっさりとした感じで品がよくてきれいな人なの。多感なころにワンワン泣かされた映画というのは何年たっても忘れないのね。♪ラララ・ランララ・ララララ~・ララララララ~というメロディと季節外れの海辺のシーンがきれいでした。ハミングが入るところもあったよね。映画館であんなに泣いたのはこれが初めてだったと思う。この点数は当時の素直な気持ちです。8点(2004-08-15 22:58:49)

27.  ナイト・オン・ザ・プラネット 私にとってジム・ジャームッシュの作品は当たり外れがはげしいです。でもこの作品は好き!オムニバスというのは短編小説みたいで退屈しないのがいいですね。ウィノナとジーナ・ローランズのLA編が好きです。ガムをクチャクチャ、たばこをスパスパしてるウィノナがかわいい。彼女はブスっとした仏頂面がよく似合います。ニヤリとしたのはパリ編。ベアトリス・ダルが盲目役で出てきたとき「ベティ・ブルー」と被ったのは私だけじゃないと思う。8点(2004-05-21 09:03:42)

28.  ラスト サムライ やっと観てきました。つっこみどころ満載ですが、このテの作品はつっこむのは野暮というものでしょう。私としては謙さんより真田さんがよかったわ。シブい役どころです。今あっちの俳優でいったらデヴィッド・モース、クリス・クーパーあたりが演じそうなキャラといえるかな。真田さんといえば、その昔は千葉真一(前はたしかソニー千葉じゃなかったっけ?今はサニー千葉なのね)の弟子でアイドルっほいアクション俳優だったと記憶しているけど、いい俳優になったわね。ティモシー・スポールの色物な脇役もいい。トムとスポールの日本語もしっかり堪能しました。サムライスピリットに感銘を受けたアメリカ人とアメリカ人にサムライスピリットを見た最後の武士、こんなふうにも感じました。なんだかんだといってもやはりハリウッド映画というのは凄い。だってこんなにかっこいい渡辺謙と真田広之を観たのは初めてだもの。よくぞここまであの二人を素敵に撮ってくれたと感激、感動の涙を流しました。そしてどことなく皮肉なものを端々に感じるのね。なんといいますか現在のアメリカの問題とかノーと言えない日本人とかね。教訓的なものもあったわね。小雪の上の息子、ティム・ロビンスが子供になったみたいと思いながら見てたのでした。8点(2004-01-30 17:03:39)

29.  川っぺりムコリッタ 《ネタバレ》 「かもめ食堂」の監督らしいなと感じる作品でした。 特に何かあるわけではないんですが、みんな何かしら抱えていて孤独でそういう人たちがハイツ・ムコリッタに集う。 さりげなくて優しい再生物語。 ごはんを食べるシーンがしっかりあって、フードスタイリストはやっぱり飯島奈美さんなんですね。炊き立てのご飯がやけに美味しそうで、 松山ケンイチとムロツヨシもすごく美味しそうに食べてるし、無性にイカの塩辛も食べたくなってくる。 食べる事って大事ですよね。これを観てたら日本人てご飯と味噌汁があればなんとかなるぞと思えたのでした。 キャストもそれぞれの演技も良かった、良作。[インターネット(邦画)] 7点(2023-07-03 20:23:55)(良:1票) 《改行有》

30.  ある男 《ネタバレ》 ミステリーというよりヒューマンドラマといったほうがあってると思う。 里枝とその息子にけっこう時間を割いているんですが、中学生の息子くんがやけに物わかりが良くてお利口さんすぎる。 そうじゃなくて、死刑囚の息子、原 誠。伊香保温泉の老舗旅館の次男坊、谷口大祐。在日韓国人3世で帰化して日本国籍を持つ弁護士の城戸。 この3人をそれぞれもっと描いていたら人間ドラマとしてかなり見応えがあったんじゃないかという思いが拭えないのです。 仲野大賀をキャスティングしていながらあれだけっていうのが納得できないんですよね。 オープニングとラストに出て来る不思議でちょっと不気味な絵画のタイトルは「複製禁止」だということで、この映画にぴったりですね。 ひと仕事片付いた直後、奥さんの裏切りを知ってしまった城戸は、バーのカウンターでたまたま一緒になった人に現実から逃避するように 谷口大祐となった原誠になりすまして話し「複製禁止」の絵に城戸が重なる。彼は自分をどう名乗ったのか。。。私は「城戸です」と言ったと思うな。 日本アカデミー賞、8部門受賞ですか。。。その中に録音賞があるのね。コレかなり納得。 ジャンルからしてボソボソとセリフが聞き取れないんじゃないかと思ったけど、全くそんなことはありませんでした。 家のテレビでU-NEXTで観たけどボリュームは通常でしっかりセリフが聞き取れました。 「ようこそ映画音響の世界へ」で「セリフが聞き取れないなんてあり得ない」と確かセリフの編集?アフレコ担当?の女性が仰ってましたね、 その通りですわぁ。[インターネット(邦画)] 7点(2023-04-29 23:49:26)《改行有》

31.  愚行録 《ネタバレ》 かなりネタバレします。 主役の名前が日本人では相当ありふれた田中武志でその妹が光子ときた。主役の割に簡単な名前だなあと何気なく思ったんですが、 そんなどこにでもあるような名前であることの意味に後半気付くことになるわけです。 どっちも田中さんであっても違和感がないんですよね。 兄は妹がやらかしたことを最初から知ってたんじゃないかな、この兄妹は繋がり、関係性がかなり深いですから学生時代から妹はなんでも兄に話してたんじゃないかと。 そして妹がネグレクトで逮捕されたタイミングで未解決である1年前の田向一家の事件の取材をなぜか再開してる。ネグレクト逮捕が別件の未解決事件も解決なんてこともありますし。 被害者をよく知る人物に喋りたいだけ喋らせて、メモをとるでもなく細かく質問するわけでもない。 しかし妹の名前が出た時に行動を起こすのよ、これが目的だったんだと私は思った次第です。 吸殻をとってあったのも偶然じゃないですよね。 そもそも冒頭のバスでのシーンで武志は相当ひねくれた腹黒い人間だとわかるので、正義感からではないし再取材は「何のため?」というのが後半までわからない。 妹を庇うというより、自己保身じゃないですかね。一家惨殺事件の犯人の実の兄であり生育環境から何から何までマスコミに書き立てられるのは雑誌記者の自分がいちばんよく知ってるしね。 光子を演じた満島ひかりの狂気と正気の狭間みたいな雰囲気と演技がいいです。 新興住宅地としてこれからって時に一家惨殺事件が起こり、それ以来人が寄り付かなくなってしまった閑散とした宅地という風景が素晴らしい。全体的にカメラワーク、ロケーションが良かったです。[インターネット(邦画)] 7点(2023-03-13 15:53:08)《改行有》

32.  るろうに剣心 京都大火編 《ネタバレ》 1作~3作は今まで数回一挙放送されてまして、時間が合う限り何度も観てます。 佐藤健のファンというわけじゃなく、佐藤健の剣心が好きなんです。ライフワークにしてもいいんじゃないのと思うくらいハマッていると感じる。 左之助、四乃森蒼紫、ヘビースモーカーの斎藤、、、みんなかっこいい。藤原竜也の志々雄の存在感は凄いですね、 セリフもいちいち面白い、「ござる」「薫殿」突っ込まれてましたね。 現実離れしたキャラばかりですし話の内容もよそ見しててもついていけます。それよりもロケーションとセットが素晴らしい。 小舟が行き交う水路とその周辺、小さな橋がかかる山道、木々の緑などなど時々ハッとするような美しい景色が現れる。小さな橋っていうのがよく出てくるんですが、かなり好きな景観です。 ところでバッキュウサイを演じてたのはなんていう人?あと、蒼井優は主役を食っちゃうくらいのインパクトと存在感がありますね。[CS・衛星(邦画)] 7点(2022-08-22 16:04:53)《改行有》

33.  彼女がその名を知らない鳥たち 《ネタバレ》 オチの部分は何度も観たことのあるタイプの映画なんですが、オープニングから十和子のモンスタークレーマーぶりと 面倒をみてもらってる陣治への態度、その他諸々でもともとメンタルに問題のある人っていうのがわかるわけです。 陣治はたぶん病気ですね、先は長くないことを自身でわかっていたんだと思います。 40代半ば~後半の見るからに善人な男と30代前半と思われる情緒不安定でワケアリと感じる女の同居生活は これぞ共依存という感じ。 精神的に自立できず生活力も無いいい年した女をまるで下僕のように守り庇う冴えない男と、 イケメンだけど性格も素行も最悪な男、そしてオチの部分とか原作者が女性ということに物凄く納得できてしまうのよね。 十和子は被害者ではないので、あのラストは好きではありません。十和子への明確な厳しさもほしいところです。 なんといっても阿部サダヲの役作りと演技は秀逸でした、「陣治の献身」陣治の「愛のメモリー」です。 映画全体の雰囲気はリアリティを感じますし、後味が良いか悪いかは別として余韻の残る作品であると思います。[インターネット(邦画)] 7点(2022-03-19 16:27:22)《改行有》

34.  怒り 《ネタバレ》 「悪人」の監督ですし、あらすじに興味をひかれ鑑賞。 やっぱりひと味もふた味も違うと感じます。日本人監督には表現できないヒリヒリ感というものがちゃんとあるように思う。 社会派サスペンスの群像劇、三者それぞれに社会問題が割り当てられて最後まで交わることはないんですが 全体的には見応えのある作品だと思います。 怨恨が動機のように感じる殺人事件が発端になって展開していくも、最初は焦点がどこにあるのか何を語ろうとしているのか わからなくてちょっと戸惑う、しかし凄惨な殺害現場を初っ端に見せられるので、???と思いながらも見続けじゃうんですねぇ、これが。 社会問題がいくつか掲げられているんですが、三つのパートに共通するのは信頼関係ですかね。 しかし信頼とは結果であり、そうそう簡単に得られるものではなく、やっと得られたと思っても確実とも言えず無くすときは一瞬ですし、 一点の曇りもなく信頼しきる、できるって人間同士ではなかなか困難なことかもしれないなと。 どこがと言われたらラストが物足りなかったです、みんな泣いたり叫んだりで終わってほしくなかったな。怒りに対する答えが出ないままなんですよ。 怒りの矛先や、人々の怒りが世の中を変える、変えてきたっていうのがわかるものがほしかったです。 ロケーション、カメラワークは一級品だと思います。 キャストも豪華、でもすみません沖縄の男の子はもうちょっとなんとかならなかったのかと、ほんとにすみません。 そして未だに森山未來と柄本時生の区別ができない私、柄本佑は大丈夫です。 鑑賞後、ソダーバーグの「トラフィック」が浮かんだのでした、麻薬問題をテーマにした三者のアンサンブルだったけど。 愛子ちゃんを見ながらジュリエット・ルイスも浮かびました。[インターネット(邦画)] 7点(2022-03-16 15:29:59)《改行有》

35.  39 刑法第三十九条 《ネタバレ》 もうずいぶん前にラスト10分くらいを観たことがあったんですけど、この度最初からじっくり鑑賞しました。 堤真一の演技には感服しちゃいます、そして当たり前だけどみんな若い。 しかし、検察官に弁護士、刑事、鑑定人、みんな何かどこかがヘンという人ばっかりで、ボソボソと何言ってんのかよくわからんというのがいちばんストレスな映画でした。時々流れて来るジャズぽい音楽があわないし、グルグル回るようなカット割りが見辛いのね。 遂に決行、となって部屋へ行ってみたらすでに奥さんが。 女鑑定人の登場と同じくらいの誤算じゃないかと思うんですよね。 私が想像するに、奥さんは凶悪な人物の唯一の目撃者になるはずだったんじゃないかと、わざと飲み屋で絡んでるし。 あの奥さん、自分の旦那の事どこまで知ってたんだろ?確実にどっかおかしいていう歩き方してたし。 工藤啓輔の事件現場での犯行は実にあっさりとしていて、積年の恨みをはらすっていうものはあんまり感じないのね、 目には目をという具合の復讐の是非よりも、刑法39条の問題点、そしてたった6か月で社会に戻り、またやったということなんだと思います。[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-09-14 00:10:40)《改行有》

36.  アイネクライネナハトムジーク 《ネタバレ》 原作があること自体知らないです、あくまでも映画を観た感想です。 群像劇は大好きです、ダラダラとしがちですしそれぞれがラストできれいに繋がるものもあればそうじゃないのもありますね。 本作は全体としては、「そうか!!」と感銘するようなテーマ、メッセージ性は弱いと思います。 でもキャストがいいです。ボクサーと試合のシーンについてはいろいろ突っ込みどころはあるものの群像劇にありがちな 登場人物それぞれにとりとめもなく愚痴を語らせていないのがいい。例え映画でも他人の愚痴を延々と聞かされるのはたまったもんじゃありません。 日常の中のありがちな出来事、偶然、幸福感、挫折感などを描きながら最後にはそれぞれきちんと前進して結論があるのよ。 これといった強烈なものはないけれど、私は最初から最後まで心地よく観られました。「小夜曲」によく合ってるんじゃないかと。 夜景の観えるレストランを予約してまで試みたプロポーズに期待とは違う反応の上、彼女は実家に帰ってしまう。 ひとりになった部屋、しょぼんとしながら食パンを袋から出してそのままかじり、グラスに注いだだけの牛乳という侘しさと寂しさを感じる朝ごはんの様子。 このシーンがいちばん印象に残っています、現実の三浦春馬のことと重なってしまったのかもしれません。 でも、それがなくてもこのシーンはたぶんいちばんズキンときただろうな。 セリフもなく短いシーンですが最も心情を表現していて秀逸だと感じました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-05-01 14:29:54)《改行有》

37.  ファースト・マン 《ネタバレ》 人類初の月面着陸を果たしたアポロ11号と宇宙飛行士たち、なのに地味でエンターテイメント性はほぼ無し。失敗した「アポロ13」とは違い過ぎてびっくりした。 なぜアームストロング船長役にライアン・ゴズリングがキャスティングなのかよーくわかりました。 華々しいヒーローじゃなくて苦悩の人という感じで描かれているわけだからね。語らずともその複雑な内面を演じるゴズリングなんです。 ソビエトに遅れをとり、なにがなんでも月には先に行く、これがあれだけの犠牲者を出す原因のひとつとも思われ、「白人が月に行く」スピーチはインパクトがあり、いよいよ月面着陸というシーンでは「カプリコン1」が浮かび、今まで観た宇宙へ行く映画のなかでは最も考えさせられる映画だったことは確かです。 描き方を大きく変えたことで成功はしてると思います、でもスピード感とハラハラ感と爽快感を味わいたい人には期待外れな作品だと思います。 ところでゴズリングがはっちゃけてる主演映画ってないのかな??[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-19 14:34:14)《改行有》

38.  コンフィデンスマンJP 《ネタバレ》 詐欺モノは大好きです。 TVドラマを観たことはないです、本作は現実味を全く感じない箱庭みたいな詐欺モノだなと感じました。 犯罪コメディということで笑えるところは存分に用意されているんですが、ドキドキハラハラそしてラストで 「そうだったのか~~」「ヤラレタ~~」と感心、満足というものが全く足りてないし、突っ込みどころが多すぎて こっちで適当に納得しとかないといけないところがちょっと気になる。 娯楽映画として徹底してると思うし、俳優たちはいい味をだしていると思います、でも俳優たちの演じる面白おかしいキャラが売り物という感じで、詐欺モノとしてのインテリジェンスな粋さ、面白さがもっとあったらいいなと思いました。 特に意識したことは無く、じっくり鑑賞したことは無いけど三浦春馬のことはどういうわけか、かなりびっくりしたしショックでした。「申し訳ございません」と土下座するとこはアップで見たかったなぁ、ボコボコに蹴られるとこは三浦春馬のアイデアなんだそうですね。土下座しようが、蹴られようが、すたこらさっさと逃げようが、何がどうなっても彼はかっこいいです。[CS・衛星(邦画)] 7点(2020-08-11 12:53:01)《改行有》

39.  万引き家族 《ネタバレ》 各世代がきちんと揃っている疑似家族、とにかくお風呂場の汚さには参ったんですけれども日常の会話はいつもどおりリアルで面白い。安藤サクラのだらしなさは感動ものです。それらしい風情は秀逸でディテールへの拘りは毎度すごいなと思います。 「万引き家族」なんてタイトルのわりには特に万引きを強調しているようには感じず、ワザと捕まるということで祥太自身に善悪を示させているわけでそれはそれで納得できました。 この映画を観ていると、ほんとに何がいいのかわからなくなりますね。あの一家がやっていることはよくないことばかりです、けれど正論だけじゃ生きていけないのも確かです。おばあちゃんは死ぬまで仕返ししてるんですよね、思えばこれがいちばん怖い。 私が拘るのは警察で調書をとられていても、りんが自宅に帰ったと聞いても、どうしてひどい虐待を受けてたことを誰も言わないの? 自分の子どもがいなくなったのに警察に届けない親をどうしてもっと追及しないの?あの虐待夫婦が野放しっていうのがこの映画でいちばん矛盾と怒りをおぼえる部分です。「三度目の殺人」の時に感じたモヤモヤ感が残ります。[CS・衛星(邦画)] 7点(2019-05-12 17:16:12)《改行有》

40.  グッドナイト&グッドラック 録画してから3~4年たってやっと観賞しました。 「赤狩り」なんですけど、古き良きアメリカの雰囲気が出ていて、過剰な演出も娯楽性もなく淡々とした史実に基づいた映画という感じでとてもクールで知的。バーで談笑しながら仲間と飲んでるシーンは粋です。デヴィッド・ストラザーンがかっこいい、特に目がいいです。 「ER」のロス先生で知ったジョージ・クルーニー、あの風貌といい個人的にチャラいイメージがあるんですが、面白いとは言えなかったけど「コンフェッション」とか、映画の題材を選ぶセンスはかなりイイと思います。批評家たちにけっこうウケがいいんですよね、確か。やっぱり録画したまま未見となってる「ミケランジェロ・プロジェクト」あるから近いうちに観てみよう。[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-08 13:37:10)《改行有》

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