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21. 東京タワー
《ネタバレ》 若く美しい男と年のわりに綺麗な人妻の恋愛。でもなぜに透にとって詩史でなくてはならなかったか、なぜ詩史にとって透でなくてはならなかったかという理由がわからない。「空気で惹かれあう」なんて安易な説明でごまかさないでほしいものです。俳優陣は皆一定の水準を保っていたと思う。特に余貴美子さんはいい味だしてたし。映像もいい。岡田准一は10代のころはおっさんくさかったけどすごくいい感じに発酵しはじめてます。にもかかわらず…「葉山の別荘」ってとこでもうひいちゃいました。なんか発想が古いというか。これだけ皆ががんばっていいなと思えないのは、やはり原作か(未読)脚本が悪いとしか思えない。これは40代の女性たちへのおとぎ話なんでしょうか?だとしたらちょっと見くびりすぎ。だいたい40にもなっておとぎ話が必要な人間てどうなんだ?深窓の令嬢がそのままおおきくなったらこんな妄想しかないのか。うーん、とにかくもったいないっていうのが本音です。しかしこれが男女逆転していたらふつうの話ですよね。若いときに不倫していて、年をとったら今度は自分が男の役をやってみたいってことでしょうかね。[地上波(邦画)] 2点(2006-06-03 22:44:45)
22. 電車男
《ネタバレ》 こっちがだめならあっちというようなポジティブな?恋愛観の持ち主には理解できない映画だろうなぁと思いました。「電車男」は映画・TVドラマ・舞台と形を変えて演じられたけれど、わたしは映画が一番いいと思う。山田孝之は人を好きになることへの恐れをはっきりと感じさせてくれたし、ひ弱でおどおどした役があっていた。中谷美紀さんは儚げでやさしい女性をうまく演じてさすがに芸達者な感じがしました。ただの美人のいいひとというだけでは、電車男のよさをわかってはあげられないわけで、彼女自身も孤独と向き合うひとでなければこの物語は成立しない。「自分を助けてくれたから」という理由だけでひとを好きになることなんて絶対にないもの。ただキスシーンはしつこすぎます。連ドラじゃないんだから花火まであげるのはいきすぎ。これで☆マイナス1です。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-05-20 14:10:53)
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