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プロフィール
コメント数 112
性別
自己紹介 アメリカ在住

名前の由来は赤塚不二夫先生の作品(天才バカボン)からです。 実際金属フェチでヘルメット持ってますけど

配点分布をみると8点がピーク。 高得点評価が多い。 これは好きな映画の評価が多いから。 つまらない映画のことはあまり書かない。

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  東京タワー これはおとぎ話。 ほとんどありえない設定だけど、おとぎ話だからいいじゃない。 ちょっと美化しすぎなのかも知れないけどおとぎ話だからいいじゃない。 いろいろ考えさせられる台詞があちこちにちりばめられている。 いろいろな立場の人の心情が描かれる。 そんな中で一途に思いを貫く。 なかなか出来ないことだ。 でもおとぎ話だからいいじゃない。 「恋はするものじゃなくて落ちるものだ」 でも「恋に落ちればいいってもんじゃない」。 深い意味を持った言葉だ。 だけどなんで題名が東京タワーなのだろう。 何かの象徴なのか?[DVD(邦画)] 8点(2007-08-20 06:25:05)

22.  はるか、ノスタルジィ おじさんの妄想映画かと思ったらそうでもない。 そういうにおいをわずかに感じさせつつも実は心理劇の様相。 「過去を記憶し苦しみ続けることだけが贖罪になる」 そのテーマは心の奥深くに響いてくる。 過去の自分と向き合うという映像にしにくい話をうまい具合に処理している。 映画の演出としてはなかなか興味深い。 「おじさん」と「少女」のこんなめぐり合いもほとんどあり得ないけど、でもあるかもしれないなんて思う。 石田ひかりがとても魅力的だ。 若さゆえか、撮影がきつくて体調崩したのか、肌荒れが結構気になったりするのだけど、でもそれが返って生々しい「少女」を具現化していた。 大林監督の作品は演劇的というかなんというか、いかにもお芝居って言う感じの作品が多いと思う。 この作品も例外ではない。 でもその独特の雰囲気になじめるのなら思いっきり楽しめるだろう。 しかし監督、原作者の「古里」への想いがとにかく強いのでそれを受け入れるもやり過ごすも観る人しだいだけど肯定的に受け取れなければこの作品を受け入れることは難しいだろう。[DVD(邦画)] 8点(2007-08-07 08:43:41)(良:1票) 《改行有》

23.  紅の豚 「飛ばねぇ豚はただの豚だ」 宮崎監督の趣味丸出しの映画。 粋な会話がとてもよい。 かっこ良くて楽しい映画。 何なんだろうね、豚だよ、豚。 何で豚なの? それが何でこんなにかっこ良いんだろう。 ほかの登場人物や、細々した設定、小道具など、宮崎監督のほかの作品に通じるものが多いが、それもまた楽しい。[DVD(邦画)] 8点(2007-08-01 15:53:57)《改行有》

24.  僕の彼女はサイボーグ 《ネタバレ》 スケールが大きくてびっくりした。 元は韓国人向けの脚本なのだろうか、最初から日本人が演じることを考慮したのだろうか。 どうも違和感があるな。 良し悪しではなく、何か違う。 「ターミネーター」以降タイムトラベルと言うとみんな同じ演出。 想像力の欠如だ。 過去を(いや映画では現在だが)変えることによって未来もどんどん変わっていくと言うことなのだろう。 タイムパラドックスの極みだが、そもそも空想の世界なのだからこんな展開があってもまー良いか。 無理やりな展開でも全体的にうまくまとまっているが、途中のジローの田舎へのタイムトラベルだけは余分に思う。 郷愁を誘う演出で盛り上げようとしているのだが、わざとらしくてかえって興ざめ。 でもなんだかんだ言っても最後まできっちり描いてハッピーエンドにしてくれたからすっきりと観終えることが出来た。 それに綾瀬はるかはとても魅力的だった。 あれ、でもジローが最初に「彼女」に出会ったのは2007年の11月22日だよな。 そのときの彼女は生身、100年後の未来からジローに会いに来た。 なぜ彼女が来たのか、それは彼女が自分そっくりのサイボーグを手に入れてその記憶を共有したから。 でも彼女が手に入れたサイボーグはジローが後に大地震で壊れた「彼女」を修理したものだ。 つまりジローは銃撃でけがをしなかった。 でも2008年に銃撃でけがをしなければジローはそもそもサイボーグを作って過去に送り込んで自分を守ろうとはしなかった。 さらには大地震のときに100年後の未来の彼女はジローと生きることを決意してやってくる。 つまりジローは生身の彼女を手に入れたわけだ。 もう壊れたサイボーグを直す必要もない。 でも直さないと未来の彼女はジローのことを知るすべがない。 だめだ。 やっぱりタイムパラドックスは矛盾に満ち溢れている。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-12-01 14:32:06)《改行有》

25.  檸檬のころ 青春ってみんなこんなさわやかだったのかな。 もっと生々しいし、うじうじしているし、そんなすっきりしてない。 のが少なくとも私の記憶だ。 確かに映画の中でもいろいろ悩んでいるようだが、みんなうまい具合に出口を見つけて進んでいく。 そうじゃないと映画として完結しないのは確かだが。 そんな違和感を感じつつこの手の青春映画を観ている。 榮倉奈々演じる秋本加代子と野球選手(名前忘れた)の恋愛。 なんかしっくりこない。 不釣合いとしか思えない。 いや、単に見た目で言っているんだけど。 しかし後半に向かって谷村美月が俄然光ってくる。 彼女が絡むエピソードがとてもよい。 とてもよい余韻を残してくれた。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-12-01 13:51:20)《改行有》

26.  腑抜けども、悲しみの愛を見せろ なかなか面白かった。徹底的な勘違い女役の佐藤江梨子は確かにはまり役なんだろう。 でもどうも主役という感じではなかったのはなぜだ。 たぶん脇にいた永作博美が強烈過ぎるのだろう。 むしろ彼女が主演と言いたいような存在感だった。 永作博美演じる女もかなりゆがんでいる。 そのゆがみを見事に演じていた。 いやなりきっていた。 すごかった。 それと比べるといかににはまり役とは言え佐藤江梨子はあくまで演技なんだ。 いやどちらにしても演技なんだけど。 これが実力の差というものか。 佐藤江梨子も10年後にこんな演技が出来るようになったらすごいんだけどね。 永瀬正敏が演じた男は嫁に暴力を振るったりするくせに妙に常識的な感覚を持っていてどっち付かずというかアンバランスな感じがした。 これが意図したものならたいしたものだと思う。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-05-07 03:00:24)《改行有》

27.  ドラッグストア・ガール ある意味おっさんの妄想映画と言える。 観るまではこんなドタバタ喜劇だとは思わなかったが、とにかくおっさん達がいい味を出していて、ばかばかしくて良い。 題名は1989年の映画「ドラッグストアカウボーイ」のパロディか。 ヒロインであるべき田中麗奈は特徴のある顔立ちではあるが、おっさん達があれほど夢中になるオーラを感じない。 でもミニスカート姿はとてもよかった。 これは彼女が猫娘役で出ている「ゲゲゲの鬼太郎」でも言える。 ミニスカートじゃなかったけどそれに近い姿が実に良かった。 演技に関しては、役を表面的に演じているという感じであまりしっくりこない。 特に冒頭のシーン、用を足した後の顔の表情がまるでなっていなかった。 無防備な顔になっていない(確かにこれは難しい注文だけど)。 映画としては細かいことは考えずにばかばかしさを楽しめばよい。 ちぐはぐではあるが、面白いから良い。 [DVD(邦画)] 7点(2007-12-13 13:53:22)《改行有》

28.  ごめん 精通の描写が生々しすぎる点を除いて全体的に良い雰囲気で話が進む。 前向きな終わり方にも好感が持てるし、彼らの今後がどうなるかという想像が膨らむ良い終わり方だった。 しかし、こんなに開けっぴろげな子供はありえない。 こんなに素直に思いを告白できる子供はありえない。 観ていてそんな思いが常に付きまとった。 でもいい映画であることに疑いは無い。 ほのぼのした気分になれるし(でも自分の記憶と重なることはない。 なぜなら私はあんなにオープンに告白できなかったし、友達に何でも相談なんてしなかった。)。 [DVD(邦画)] 7点(2007-12-13 13:46:28)(良:1票) 《改行有》

29.  バトル・ロワイアル 特別編 《ネタバレ》 どう理解したらよいのだろう。 深作欣二監督がこの映画に込めた想い、それをどう受け止めるか。 監督は敗戦時に15歳。 ちょうど映画の出演者たち中学三年生と同じ。 直接戦場には赴いていない。 しかし沖縄なら熱血勤労隊といった形で同年齢の子供たちが直接戦闘に参加した。 戦場にいつ駆り出されるかという切迫感は持っていたかもしれないし、都市部にいたなら空襲によって殺戮を身近に見ていたかもしれない。 監督がこの映画で一市民が、子供でさえもが国家権力によって人殺しを強要される理不尽さを観客に感じて欲しいと思ったのなら、それは成功したといえる。 これは戦争映画ではない。 しかし一個人が理由なんかどうでもいいとにかく人を殺すことを国家から命じられ、それに従わなければ殺される。 こういう状況は大儀、理念はどうあれ現実に国家、軍隊が戦時に一個人に強制してきたことと重なる。 そういう意味ではその状況に身をおいた人間にとってこの映画は戦争と同義といえる。 この状況に置かれて生徒たちはそれぞれに反応する。 生き残るために友人を殺す者。 殺し合いを拒否する者。 拒否してどうするのか。 自ら死を選ぶ者。 仲間を集う者。 しかしその仲間たちも疑心暗鬼で崩壊する。 様々な人間模様は極限状況に置かれた人間がとる行動を具現化している。 あまりにストレートな演出ではあるが、人間の真実を抉り出していることは確かだ。 ビートたけし演じる教師キタノの行動が不可解だった。 鬱屈した精神はわかる。 実の娘におじさん呼ばわりされるほど毛嫌いされ、教え子たちとも断絶状態。 唯一生徒中川典子との淡い交流が彼の荒廃した心に咲く一輪の花。 その感覚は理解できなくも無いが、最後の行動はいったいなんだったのか。 その中川に銃(水鉄砲)を向けわざと七原秋也あるいは中川典子が彼を撃つ様に仕向けた。 自らの死でキタノは何を生き残った生徒に伝えようとしたのか。 最後に娘との電話の会話で(あれだけ撃たれて死んでないのか!)人を嫌いになるにはそれなりの覚悟が必要だと言ったがどういう意味だ。 国家というものは時に理不尽に個人の自由を奪う。 理由は何でも良い。 とにかく強制される。 これは一個人が抑えることも止めることも出来ない。 でもそんな状況に置かれた時にどうするのか、それはあなた次第よということか。 映画に明確な答えは無い。 [DVD(邦画)] 7点(2007-12-07 13:56:56)《改行有》

30.  初恋(2006) 3億円強奪事件をリアルタイムでおぼえているかいないかで見方がちょっと変わるかもしれない。 1960年代の日本、町並みをうまく再現している。 数十年前の過去を描く時くすんだ色合いにしたりして古臭い雰囲気を演出することは多い。 でもそれって過去なんだよね、描いてるの。 だけど60年代を映画にするということはその時に現代として生きていた人たちを描くわけだ。 その時の町もその時に現代だったんだ。 古臭くなんかなかったよその時は。 過去じゃないんだよその時は。 この映画を見てつくづくをそれを実感した。 映画全体で色調が少し不自然な感じだったけど古臭さの演出としては使われていなかったと思う。 大家石の壁。 道の角に置かれたゴミ箱。 何気ない風景がまさに60年代だった。 役者の演技も良かった。 口調が当時と比べてどうだったか。 多分ちょっと違う。 でもわざと当時の言葉使いを台詞として口にされるよりも自然な口調で話したほうが当時を生きていた人が生き生きと描写されると思う。 もちろんいつもそうだとは限らないけど。 少なくともこの映画ではそんな気がする。 素直に受け入れられた。 宮崎あおいの演技はすばらしい。 しかし3億円事件の顛末としてはどうだろう。 記録された事実に合わせてうまく話を作ってあるがやや不完全燃焼な印象を受けた。 俳優の演技、雰囲気が良かったのであまり気にはならないが。 最後の歌に違和感があった。 [DVD(邦画)] 7点(2007-12-06 05:21:13)《改行有》

31.  LOVE MY LIFE ラブ マイ ライフ なかなか面白く興味深い作品。 役者の演技も良い。(父親役だけは感心できなかったけど) やっぱり一般的には女同士のキスは絵に出来ても男同士はだめなんだろうな、と男としては思うのだが、これを女性が見るとどう感じるのだろうか。 主演の吉川怜、実年齢は知らないけど顔のアップも多かったし、18歳にはまったく見えないのがちょっとつらい。 でも体当たり演技といえるがんばり、好感度は高い。 しかし彼女の顔はかわいいのか怖いのか良くわからない不思議な顔立ちだ。 重苦しくならず、ほのぼのした感じで最後まで行ってくれたので良かった。 [DVD(邦画)] 7点(2007-11-01 14:44:04)《改行有》

32.  どろろ 原作を知らないので比べてどうこうという評価は出来ない。 単純に映画としてみて、良くも悪くも日本のアクション映画という感じ。 だけど、架空の世界、架空の時代設定で化け物のオンパレードだから、ひょいひょい飛び回るふざけたワイヤーアクションも(その不自然さは置いておいて)許せる。 ちょっと時間が長すぎる感じはしたけれど、面白かった。 化け物の一人を演じた土屋アンナが妖艶な感じで良かった。 あの終わり方、続編のにおいがぷんぷんする。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-10-29 04:33:51)《改行有》

33.  サマータイムマシン・ブルース 最初の30分は何がなにやらさっぱりわからない。 面白くもなんともない。 このままの調子で進んだらどうしようと心配になる。 しかしその後タイムマシーンが登場してから俄然テンポが上がってくる。 前半のシーンが後半につながって行く。 なるほどと思わせる。 うまい演出だ。 タイムマシーンが出てきて、さあどうなるのだろうという期待が高まったが小さな枠に収まってしまって怒涛のような面白さにつながっていかなかった。 うまく話は作られていたが途中のじれったさ、登場人物たちがあまりに間抜けに描かれていてはらはらどきどきの展開にならずにじれったくて腹が立ってきた。 ほのぼのとした終わり方は良かったが、ちょっと説明的過ぎた。 確かに面白い。 良く出来ている。 でも演出過多かな。[DVD(邦画)] 7点(2007-09-17 16:34:21)

34.  NANA 原作を読んでから映画を見るとエピソードや登場人物の削り方に不満が出るかもしれない。 その後また原作を読むと奈々、ナナのぶっ飛んだキャラにいまさらながら驚く。 原作の奈々はもっと壊れてるしナナももっときつい。 それだけ映画が毒気を抜いた温い作品になっているということなのだが、だけど映画としての出来は良いと思う。 エキセントリックな部分が削り取られてかなり普通の青春恋愛映画になっている。 それはそれで良いと思う。 ストーリーのまとめ方もうまい。原作の奈々からはかけ離れた感じだけど宮崎あおいはやっぱりすごいし。 でもこの映画ではかなりナナ役の中島美嘉に食われてしまっている印象を受けた。 中島は決して演技がうまいわけではないが存在感が際立っていた。 NANA2で宮崎が降板したのもこの辺りに本当の理由があるのではないか、なんて勘繰ってしまった。 [DVD(邦画)] 7点(2007-09-14 05:11:58)《改行有》

35.  APPLESEED アップルシード やっぱり映像がすごいというのが一番の売りになるか。 たしかに映像はすごかった。 でも人物の動きがやや不自然。 演技しすぎって感じ。 背景から浮いて見えるシーンが散見された。 ストーリーに新鮮さはないけど十分に楽しめた。 英語吹き替え版を鑑賞したが人物が日本人じゃないので(日本名の人も出てたけど、日本人にはとても見えない)まったく違和感がない。 どちらかと言えば英語のほうがしっくりくる。[DVD(吹替)] 7点(2007-09-09 15:59:15)

36.  愛の流刑地 ずいぶんといろいろな人が出ているというのがまず最初の印象。 この映画を観てどう受け止めるのだろう。 お互い現実逃避してるだけ? 男が女に利用された? これぞ究極の愛? 文学作品? 不倫はいけない!? 見る人の価値観、倫理観でずいぶん違う印象になるのだろう。 私はどんな愛の形もありだと思うから、こんな物語があってもいいと思う。 本当に深く深く愛していたらこんなことにもなり得るのだろうか。 「殺して欲しい」という感覚はわかるような気がするけど、でも相手を殺す気になるか。 たぶんだめだろうなと思う。 冬香は本当に夫から愛されていなかったのだろうか。 夫との関わり合いは映画ではすっぱり欠落していて、わずかに村尾菊治の記憶の中での冬香との会話、それと法廷での冬香の夫の言葉から推測するしかないのでどうも冬香が追い詰められたようにはあまり感じられない。 逢瀬のシーンではベッドシーンがかなり多いのだが、湿度感がやや薄いというか、あまりエロティックな感じではなくこれもまた切実感、切迫感の希薄さに通じているように思う。 検事役の長谷川京子、全然検事って感じじゃないけど独特の雰囲気で艶かしくてそれはそれで良かった。 冬香役の寺島しのぶは(良い意味で)普通の体つきをしていた。 だから現実感のある色香を出すことは十分に可能だったはずなのだが、そこまで昇華されなかったのが実に惜しい。 なかなか理解されにくい愛の形だったのだが、映画の中では一通り筋の通った説明がなされ特に驚かされることなく裏切られることもなく素直に映画は終わってしまった。[DVD(邦画)] 7点(2007-08-16 17:56:23)

37.  日本沈没(2006) 《ネタバレ》 さまざまな酷評を目にしたが、やはり自分で観ないとわからない。 小松左京原作の映画化2度目なのだが、1973年版とは明らかに違う展開、演出。 しかしながらこれはこれで楽しめる。 独立した作品として完成された映画だと思う。 確かに草薙君は神出鬼没だし、俯瞰シーンの特撮はやや興ざめだし、特に最後の爆破シーンはお笑いとしか言いようが無いほど低レベルのCGだし、無理やりな設定で話を盛り上げているのは確かだ。 せっかく掘削船を使って爆薬を設置したのに最後の起爆剤の設置には潜水艇でもぐらなければいけないなんてありえない。 それに引退して展示されているふるい潜水艇を整備するまもなく使うなんていうのもありえない。 そんなことするくらいなら諸外国に協力を求めたほうが早いし確実だろう。 実際掘削船は外国からかき集めたじゃないか。 だけどそれで映画が楽しめなくなるわけではない。 無理やりな設定はありがちなもの。 そもそもの日本が沈没するという設定自体が無理やりだ。 十分に楽しめた。 1973年版と比べてはいけない。 同じ原作だがこれはまったく別の映画だ。 [ビデオ(邦画)] 6点(2011-07-20 03:26:43)《改行有》

38.  GANTZ 前半のネギ星人、田中星人退治の辺りまでは大変面白く引き込まれた。 しかし後半の戦いは全くいただけない。 かなり迫力があるシーンが続くのだが、必然性がまったくないのだ。 一発で相手を爆破できる強力な武器を持っているのだからさっさと撃てばいいのに。 これは田中星人との戦いでもそうだったがこれは事実上初めての戦いでビビッて体が反応しなかったという言い訳はできる。 しかしそれ以降の戦いはまったく話を長引かせる演出のためにわざと撃たないという感じ。 じれったくていけない。 しかしなんで毎回違う星人なんだ。 そんなにたくさん種類があるのか。 頭数が少なすぎやしないか。 なんてことは考えちゃいけないんだろう。 後半のじれったさはいかにも残念だが、なかなか面白い作品ではある。 次回作が見てみたい (原作コミックは未読、内容も知らず)[ビデオ(邦画)] 6点(2011-07-17 07:48:15)(良:1票) 《改行有》

39.  リンダ リンダ リンダ 《ネタバレ》 映画の題名になっているこの曲、いつの歌だ。 確かに聞いたことはあるが相当昔のような気がする。 などと言うことを考えつつ観たこの映画、また典型的日本映画だなこれは。 確かに韓国俳優を起用したのは良かったと思う。 いいアクセントにはなっている。 でもそれがなかったらあまりにもメリハリに欠ける映画になっていただろう。 全体的な雰囲気は良い。 決して退屈にはならないし、いい印象を残してくれた。 が、やはり演出が稚拙であることは否めないように思う。 群像劇でありながら各個の掘り下げがなく感情移入するに至らない。 だれがだれやらよくわからない。 当日、寝坊して遅れる、しかも雨が降る。 無理やりな設定だ。 でも、悪くはないね。 嫌いじゃない。 [ビデオ(邦画)] 6点(2008-12-01 14:00:28)(良:1票) 《改行有》

40.  ラブドガン 観始めてまず最初に持った印象は、何がなんだかわからない映画。 何から何までありえない話ではあるが、最後まで観てみれば、なんか普通の日本映画のようにも思える。 要するにぶっ飛んだ雰囲気を持ってはいるが、あくまで雰囲気のみ。 突飛な演出、変な編集で惑わされるが終盤は演歌っぽい話になって、飛びきれていない、そんな印象だった。 でも面白かった。 [ビデオ(邦画)] 6点(2008-01-25 16:58:13)《改行有》

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