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プロフィール
コメント数 826
性別 男性
自己紹介  好きな女優が大勢いて、その女優が出演してる映画はどうしても評価が甘く成りがちですw
 逆にロマンス物なんかでヒロインが好みじゃないと厳しく成りがちなのは、自分でも困ったものだと思っています。w
たまに2ch用語が出て、ご不快の方もいるかと思いますが、ご容赦を。
 あとですます調と、た、だ調が混在しますが気分次第です。

2016年3月 ブルーレイでマイインターン鑑賞中、ふと気づいたこと。自分にとっていい映画の必要条件は 面白いこと 好きな女優の魅力が十分出てること。

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21.  男はつらいよ 寅次郎純情詩集  謝るべき時に謝らないで、不貞腐れる、おちゃらかす、逆切れする、もうこの時点で人間として終わってると思う。 どうして「すまなかった、さくら」の一言が言えないだろう。 こんな人間を、家族が、社会が、警察が、そして映画が甘やかす。その場の感情での熱情があったって、そんなものは絶対免罪符にはならない。 なんてくだらない映画なんだろう。 もう温泉での顛末で不快感マックスで、よく最後まで観れたと思う。 メインテーマだって、京マチ子が美人だったから成立する話で、あの母娘が不細工だったら、寅が見向きもせず、したがって寅屋の人々との交流も生まれなかったことを考えると、さほど美談とも思えず。 (最初の方で檀ふみに惹かれる寅をたしなめる、「お前もまともに結婚していればあれくらいの娘が」なんて台詞が胸にぐっさり突き刺さったのは内緒w 今押しの女優なんて娘どころか孫だもんなあw)[CS・衛星(邦画)] 1点(2022-02-12 21:11:45)《改行有》

22.  男はつらいよ 寅次郎相合い傘 《ネタバレ》  基本的に寅次郎という人間が嫌いなんで、レビューすることもないと思っていたが、とても自分好みに寅という人間のつまらなさ、 小ささ、駄目さ加減が描かれていたのでとても楽しめてつい。 メロン騒動、寅のあまりの小ささにイラっとしたが、リリーさんの啖呵にすっきり。お前がそんなこと言える立場なんかと、明確に寅に指摘したのは後にも先にもこれだけじゃないだろうか。 あと、かねがね寅は妹が好きすぎて女性経験が皆無の人間じゃないかという説を唱えているんだが、今回ますますその思いを強くした。 そうじゃなきゃ、さんざん人の気持ちとか言う人間が、さくら、ひろし、おいちゃん、おばちゃん、そしてリリーの気持ちを、あそこまで軽く踏みにじれるのが説明できない。相当こじらせてるんだなと考えれば初めて理解できる。 まあ、自分みたいな主人公が大嫌いな人間まで楽しませてくれるのは名画と言わざるを得ないかも[CS・衛星(邦画)] 7点(2022-01-22 22:21:22)《改行有》

23.  燃えよ剣(2020) 《ネタバレ》 「ゆきは今宵乱心します」いいですよねえ。思わず原作を探してしまいました。下巻の184ページです。参考までに。 それと同じくらい 「なにを口に入れているのです」「いいえなにも」「すると、お雪さんの唇は自然(じねん)に甘いのですか」(下巻181ページ) ここの部分も大好きでした。 実は、ストーリーとか台詞に関して、原作がずいぶん大胆に改変されていて、まあ、それは限られた映画の時間を考えれば覚悟の上だったんですが、そこに時折加えられる上記のような珠玉の司馬テイスト、悪くない、本当に大好きです。いや、むしろ司馬遼太郎ってこういう面もあったんだなって何十年ぶりに再認識させていただけたくらいで。  この監督関ケ原の印象があまり良くなかったんで、若干迷いがあったんですが見て良かったです。(まあ、自分の人生の書、第一位が映画化されて見ないわけにもいきませんし、ちなみに第二位は宇宙の戦士 三位以下は未定w) オリジナル部分も七里の処理とかそんなに悪くはなかったし、エピソードの取捨選択、メリハリもまあまあかと。(もちろん、騎馬でピストル振り回すのが、土方が学んだ西洋兵法かよとか、五稜郭のあの段階であんなに兵隊残ってませんとか、突っ込もうと思えばいくらでも突っ込めますが、敢えて避けます) ただ、キャスティングだけは、どうしても残念。土方、近藤、お雪、沖田、あと松平容保、慶喜 おっと忘れかけた芹沢鴨、ここらあたりは、最高申し分ないんですが他がちょっと。まず他の方も触れてられたけど、源さんが年寄りすぎます、あと加齢による認知力不足を棚にあげて言わせてもらうと、出番があまり多くない脇には、もう少し知名度が高い俳優を使ってもらわないと。ぶちゃけ原田と永倉の区別が最後までつきませんでしたw。全くお笑いの必要がない映画に、わざわざお笑いの人を起用するのも意味不明です。(使うなって言ってるんじゃないでよ、ハンサムスーツ大好きでマイレボリューション聞きながら通勤する人間がそんなこと言えるわけがない) 上記で我が人生第一位の書とかいいながら、実は何年も読んでない。できたらもう一度読み返してから再度鑑賞したいです。[映画館(邦画)] 7点(2021-10-18 19:36:48)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

24.  富江 最終章~禁断の果実~  富江さんの女優に終始、全く魅力を感じなかったのでひたすら不条理にしか感じられない映画。ヒロインが美人じゃないと成立しない映画でのキャスティング ってとても重要だと再認識しました。(お前の主観だろって言われそうだけど、まあ、富江さん演じた女優さんの短い芸能生活を考慮すればね)  宮崎あおい映画あるある。 宮崎あおいが演じる人物が地味なブス扱いされる。これって、すごく無理筋じゃないですか? 不細工で自分の容貌に自信がない女の子を演じさせるんなら、少なくとも宮崎あおいを使うなよと。[DVD(邦画)] 3点(2021-10-05 18:18:32)《改行有》

25.  家族はつらいよ 基本的にこの監督の作品はツッコミながら見るというスタンスなんだけど、さほどツッコミどころも感じず、むしろつい先日長年認知症を患った父を亡くした自分としては、いざ父の死を前にした時の、悲しさはまあ置いておいて、実務的な「大変だああ、どうしよう」みたいな騒ぎに大いに共感するところがあって、 まあ普通に面白かった。 なんてことは置いておいて、自分でもびっくりしたのが蒼井優の魅力に多いに魅かれたこと。ぶっちゃけ、ルックスレベルは自分がボロカスにけなしがちな何名かの女優さんと大差がないんだけど、声がいいねえ。ちょっと好きな女優になりました。[地上波(邦画)] 7点(2021-09-28 16:13:50)《改行有》

26.  いのちの停車場 《ネタバレ》 広瀬すずが可愛かったなあ。去年の二本の映画ではあまり可愛いカットがなく、特にラストレターなんかアップすらごくごく少ししかなかったので、可愛さを本当に久しぶりに大きな画面で堪能できました。髪型はやっぱり前髪ぱっつんがいいなあw 他にも、石田ゆり子、中山忍、南野陽子、好きな女優がいっぱい出て、キャスティングしたの俺かよって映画ではありました。(ただ、南野陽子は劣化がきつくて、かつて一押ししてた自分としては少々泣けましたけどね) ただ、ストーリーがね。これではテーマは訪問医療ではなくて安楽死がテーマではないかと思います。しかも、そのメインテーマとかした安楽死で、最後の最後の決断を観客に丸投げされてはね、脚本家が無能というより無責任ではないかと感じます。 また、いくつかのエピソードを取り扱ってるわけですが、濃淡のつけ方が少し。どのエピソードも中途半端に力が入っているので、かえって全体として薄い印象に。  自分的にあまり感動できる要素が少なかったです。 批判的な書き込みで8点てのはどうかと思うんですが、広瀬すずの基本点で。[映画館(邦画)] 8点(2021-06-01 12:34:09)《改行有》

27.  ガールズ&パンツァー 最終章 第3話  明日にも緊急令が発動されそうな状態で、映画館へ行くのはかなり迷ったが、あまり流行ってない映画館(その名もコロナw)、でしかも平日の午前中の回を選んで観に行ったら幸い自分を入れて4人、これならぐちゃぐちゃ大口開けて喋る人間がいる満員電車よりよほど安全と、安心して鑑賞。 観に行ったかいはありました。とても面白かった。本編の知波単戦よりも、挿入される他校同士の試合の方がしっかり描かれていて楽しめました。 特に黒森峰VSプラウダ 戦。現在某戦争ゲームの タイフーン南方でモスクワめがけて快適に進撃中の自分(残念ながら4号戦車はまだF2も開発されてなくて、使い物にならないんだけど、その分史実では試作機に終わったチートな対戦車自走砲が大活躍w)にとってわくわくする一戦となりました。 とりわけKV2が乗員を含めて大好きです。(まあ、ゲームでは結構やっかいなんで見つけしだい、スツーカで潰しますけどねw) ただ、いかんせん、この映画はあまりにも短い時間に、あまりにも多くの情報量が提供されて、軍事ヲタとしても、ガルパンおじさんとしてもまだまだ半端な自分にはついていくのが、なかなか大変で100%理解して観れたかというと、とてもとてもなんでそれはブルーレイを待ちます。 半面、BC学園の生徒や、海賊チームも十分物語世界に溶け込んで、いつものガルパンの世界をとても楽しめたので、満足感は大きかったです。[映画館(邦画)] 8点(2021-05-11 08:23:09)《改行有》

28.  旅の重さ 《ネタバレ》   町の風景、人々の姿、魚の行商、映画の製作は1972年だが、おそらくはそれよりも昔の日本を描いた映像がとてつもなく懐かしい。逆に戦前の映画を見ると違和感しか感じないので、これくらいの時代がいちばんしんみりくるのかな。  実は原作も大好きで何十回も読み返してて、その暗さ、暗黒面がほとんど反映されていないことには気づかないでもないが、あえてマイナスとはしない。 映画は映画、原作は原作。  この映画の最大の魅力は、原作者もおそらく映画製作者も気が付いてないかもしれないが、脳内遊技に終始して性をほどんど意識してない少女が、醸し出す耐えられないフェロモン。そりゃあ、旅役者の女が切れまくるのは当たり前だし、漁師の高橋さんよく耐えたな。[DVD(邦画)] 10点(2020-09-24 16:40:30)《改行有》

29.  フレフレ少女  DVDのビニールが買ったまま、そのまんまだった。ということは、おそらく十数年ぶり二回目の鑑賞。(封切り時、2回目観に行こうとしたらもう打ち切りになてったから)  はっきり言います。精神力は肉体の力をフルに発揮させるのが限界で、それ以上の力を発揮させることは不可能です。 だから、応援の力だけで、実力差を超えてスポーツで勝たせるのは無理。 というわけで、この映画の基本的なコンセプトそのものが自分的にはだめなんだが。 いやあ、十代の少年少女が何かを一生懸命やってる姿はひたすら美しい、尊い。突っ込むを忘れてひたすら見入ってしまった。 また、応援団の時代錯誤的な所作が、ちょっとした様式美になっていてそれも楽しめた。 一番の収穫は、まあ十数年もヲタやってて今更なんだけど、ガッキーのどこに魅かれてるかはっきり認識できたこと。 正直可愛い系ではない。また端正な顔立ちだけれども典型的な美人というのには躊躇を感じる。 端正な顔立ちで表現される、生真面目さ、生硬さ、ひたむきさ そういったものにずっと魅かれてきたんだなあと、しみじみ感じられて、 観る前に感じたよりずっと楽しめた鑑賞だった。 (今の時代、映画をDVDという形で手元に持たないと気が済まないというのは、自分でもオールドタイプだと思うけれど、無作為に、あるいは何気なく選んで観た映画を楽しめるというのは、そういう人間にのみ与えられる特権だと思う。)[DVD(邦画)] 8点(2020-07-20 22:27:44)《改行有》

30.  ラストレター(2020)  未咲がそれまでずっとしていたマスクを、妹に促されて外す。その瞬間のうわっとした感覚を若い乙坂と共有できて本当に嬉しかった。(まあ、部屋中にポスターを貼り、数ヶ月前まで毎日朝ドラを精魂こめてみてた人間が言う言葉でもないがw)  乙坂も妹もDV元旦那も、みな未咲への思い、追憶を捨て去ることはなくそのなかで生きていく。 美貌だけじゃなく、声が醸し出す雰囲気、存在感が毎度のことながら実に心地よい。 妹(従姉妹)もよかった。[映画館(邦画)] 10点(2020-01-18 19:35:32)(良:1票) 《改行有》

31.  男はつらいよ お帰り 寅さん 《ネタバレ》 真面目に生きている人間を軽率に馬鹿にするところとか、実は器がすごく小さいところとか(メロンw)、いい年こいて家族に迷惑をかけて少しも恥じず改善しようとしなところとか、女好きを装ってるけど実はこじれたシスコンの童貞(少なくとも素人童貞w)であるところとか、無知無教養趣味も下品なことを全く隠しもせず逆に強がるところとか、実は寅次郎という人物が大嫌いでこの映画にもほとんど思い入れがない(まあ5CHの実況はつっこみどころ満点の映画で楽しいし、終盤期のゴクミ 数々のマドンナ(個人的に言えば林寛子が絶品って、マドンナのむすめだけどw)はいいけどね)  だから、全く金を払って見に行くつもりはなかったんだが、最低3回はトイレにいくだろう認知症親父の世話ががりという大命を仰せつかっての鑑賞。 端的に言えば「勘違い映画」 製作者も、登場人物も、そして観てる側の9割9分も勘違いしてる映画。 貴方たちが懐かしがってるのは寅次郎という人物じゃないですよ。寅次郎という人物がいる光景、寅次郎という存在が許される時代、それを懐かしがってるだけなんですよ。 みつお君、すごく懐かしがってるけどもし存命してたらどれほど大変か想像してみたことあります?おそらく貴方の穏やかな生活をぶっ壊いかねない破壊力が。 運動会の応援に来ると言われた時の絶望感を忘れちゃだめでしょ、 ただ、製作者側がノスタルジーに浸って勘違い映画を作る、そして観る側もその勘違いに気付かないままノスタルジーに浸る。 これで、興行収入的に成功するんなら まあつまらない批評は加える必要はないかとも思えるんですが…… どうしてもっていう点が2点 まず ノスタルジーに浸る、そして浸ってもらうことが最大の目的の映画なら、配役はとことん大事にしましょうよ。 なんで泉の父親が橋爪さんなんだろうなあ、顔が写る寸前まで寺尾さんを期待してた自分的には、脱力感とがっかり感がひどかった。 (まあ、これに比べればみつおが旅先で出会った、ちょっと変わった性嗜好の人物がいつのまにか御前様2代目になってるのは、どうでも) それからみつおの娘。いくら爺婆しか見ない映画でも、ここまでリアリティがない存在はどうなんだろう。 家族の時も思ったけど、山田さんの脚本、設定 10代の若者になるととてつもなく劣化する。 そりゃ80代の人間に10代の人間を描けっていう方が無理ゲーです。 若い登場人物に関しては、誰か若い脚本家にまかすべではないかな。 そんな当たり前の忠告をする人間が周りにいないとしたら、彼もずいぶんつまならない独裁者に成り下がったものと思うんですが[映画館(邦画)] 5点(2020-01-07 20:49:04)《改行有》

32.  ルパン三世 THE FIRST 《ネタバレ》 単発機を俊敏に追い回すことができる巨大飛行機とか、そこら辺に人力でしがみついたり、あるいはヘリコプターが操縦で振り切れる「ブラックホール」とか、まず設定がかなり適当。  ストーリーも、幾人かの登場人物に関して謎めいた表現をするが、それがちっとも謎になってないところとか、秘宝にたどりつく3つの罠のすごく安易な解決(っていうか、いくらルパンでも光より早く動いたらまずいと思うw)とか、まああまりいい出来ではない。 ところが自分にとっては……  レティシアが口を開いた瞬間、「まるっきりすずそのままじゃん!」 というわけで、大変魅力的な楽しめる映画になりましたw もう、途中からアニメの少女が広瀬すずに見えたぐらいでw。 自分のようななんらかの思い入れがあれば、お勧めできますが、そうでなければ地上波を待った方が[映画館(邦画)] 7点(2019-12-07 18:14:10)《改行有》

33.  彼のオートバイ、彼女の島 ものすごく好きだった映画なんですよね、これ。どれくらい好きだったかって言うと、封切り時に何回も何回も映画館に観に行き(映画館で観た回数としてはこれか「恋空」が圧倒的に一位)、それだけでは飽き足らず、撮影現場の尾道まで何百キロもバイクで行って実際に映画に出てくる坂道を走って感激した、それくらい好きな映画「だった」んですけどね。(その時はあと、「さびしんぼう」のお寺に上がりこんで御住職のお話しを伺ったり、同じく「さびしんぼう」に出てくる商店街を歩いたり、あるいは「時かけ」の家を眺めたり、「ふたり」に出てくる渡し船に乗ったり、今思い出しでもちょっと胸が熱くなるくらい楽しい旅行でした。閑話休題) ただ、長い年月を経て今観ると、う〜ん、どうなんだろう。少なくとも絶対、人にお勧めできるレベルの映画じゃないなあ。 まず、後半の原作にないオリジナルな部分の脚本。確かに原作のままじゃあまりに起伏に乏しくて映画として成立しないのは、理解できる。 しかし、何なんだろう、あの無理矢理な盛り上げ、クライマックス。少なくとも脚本書いた人が片岡義男を理解してないことだけはわかる。(じゃあ、おまえは理解してるんかって突っ込まれると困るけど(笑)) それから、高柳良一さん、俳優業は学生時代のバイトとスッパリ割り切って(だから上達する努力とか皆無だったんだろうな)卒業後はおそらく上手く作ったコネで一流企業に就職、現在は部長、そのとても上手な人生設計とは真逆にそして致命的に下手な演技、台詞回し。彼が大林映画に残した傷跡は大きいなあ。画面に出てくるともう映画とは別の世界に(笑) 片岡義男の「かっこいい」世界を表現しようとして空回りしてダサくなってる演出も困ったもので。 封切り時に失笑が客席から聞こえたくらいで。 原田貴和子さん、嫌いじゃない、決して嫌いじゃない。でもこの映画ではあまり美人に撮ってもらってないんだよね、大林監督にしては珍しいなあ。 なんかけなしてばっかりになったけど、台詞を覚えてしまうくらい自分という人間に染み込んだ、楽しい思い出と結びついたかけがえのない映画。 軽く追記 上で喜和子さん、美人にとってもらってないって書いたけど、実はかなりブサイクにしか撮れてない。 しかし、声と雰囲気がとてつもなくいいんだよねえ。彼女が歌う主題歌がデジタルになってなくて残念。 でも、つくづく大林って雰囲気名画しか取れない監督。[DVD(邦画)] 10点(2019-11-26 00:40:44)《改行有》

34.  花のあと 《ネタバレ》  期待度が全く低かったので見終わって、嬉しい意味で裏切られた気持ちが強かった。。 期待度が低かった理由は、まずひとつが歴史小説ファンとしては「時代小説」というジャンル全般に対する評価が非常に低く、今まで見た「時代小説」を原作にした映画がたいてい、「テレビの長時間ドラマと同じくらい」の評価しか与えられなかったこと。 もうひとつは、北川景子さん、かなり好きな女優なんだけれどやはり現代風のイメージが強すぎてちょっと時代劇は?という気持ちが強かったこと。  それが一旦見始めると、これはこれは。 まず、良かったのが制作態度の真面目さ。おそらく原作(未読)の力によるものが大きいのだろうが、同じ武士の中でも細かく区分された階級社会の厳しさ、また当然現在とは違った価値基準の元に行動する主人公たち(凡百のテレビ時代劇なら、当然のごとく主人公は早々に許婚を捨てるだろう)、そして現在とは全然違う重みを持った、そういうもののなかでなおかつあふれ出る人の気持ち。全てが非常に面白かった。  あと甲本さん演じる許婚の男性が実に良かった。最初は、非常に凡庸に見せながら、徐々に人柄の良さ、頼もしさを表現していく演出は秀逸。  北川景子さん、確かに台詞回し、現代的な外見は気にならないといったら嘘になるけれど、そうかといって、この役に求められる綺麗さと、凛々しさを同時に表現できる女優さんって他にはなかなかいないと思われ。特に横顔の綺麗さ!!!!  ま、商人から賄賂を受け取ってというような筋の凡庸さ、あるいは真相に近づく容易さとかは、若干減点かなともうけれども、それでもこの点数。 しかし北川景子は作品ごとに評価が変わるんで困る(苦笑) 平成27年8月16日 このコメント書いたころは相当北川景子が好きだったんだなと、ちょっと苦笑。読んでて自分自身がちょっと恥ずかしい。w で、熱が冷めてしまえば、まあ彼女のルックスの髷との致命的な合わなさ、というかぶっちゃけ不細工さに気づき1点ぐらいは減点なのかなとも思われるが、 今でも剣士姿はすごく凛々しくて美しいし、鋭い視線にすごく魅力を感じるのであえてこのままで 令和元年10/8 北川景子、最初に意識したのが2007年のモップガールだから、ずいぶん長い間知っているわけで、まあ一時の熱意は全く無くなったわけだが、決して嫌いになったわけでもなく、ましてやアンチになったわけでもなく、一定の条件下で一定の表情をすればそこそこ綺麗な女優さんだとは今現在でも思っている。 ただ、昨今の彼女を美人の典型のように扱う風潮にはどうしても違和感が。額を出した時、かなりブサイクになってしまうなと、つくづくこの映画を観ても痛感したわけで。やっぱり美人の典型っていうなら、髪型に関係なく美しくないとね。(ガッキーや広瀬すずのように) あと、今回すぐに原作を読んだわけだけど、ちょっと脚本家オリジナルの部分が酷い。思いっきりこけてます。 まず紹介者の旗本を通すべき書状を直接老中にって、なんじゃそりゃあ?wwwww そうするとあそこに控えてて説教たれたのは、老中自身? いや騙された方が剣術馬鹿で非常識のかたまりでまんまと騙されたとしても、老中だって大名だからね、そこらあたりの平藩士が思いっきり勘違いして訪ねてきもすんなり会うわけないじゃないでしょうが?常識ないなあ 脚本家。 あと、主人公の一家がいちいちいちいち揃って夕食食べてるのも?そこら辺の商家や百姓家ならともかく高級武士って設定ですよね、これ。 さすがに女優目当てで観てる映画で、肝心のその女優に対してブサいなあとつぶやくこと数回、それからこの改変のあまりの下らなさ。 2点原点かな。まあ決闘シーンの北川景子の表情などは今でも好きなんで処分はしませんが[CS・衛星(邦画)] 6点(2019-10-08 15:23:41)(良:1票) 《改行有》

35.  人間失格 太宰治と3人の女たち どんなに面白い優れた小説を書いたからと言って、必ずしもその作者の人生にとりわけなにか見るべきものがあるとは限らないのは自明の理であるのに、なぜか太宰だけは彼の人生そのものが一つの作品であるかのような錯覚を持たれることが多い。  まあ、彼の小説が一人称で語られ、読み側に直接訴えてくるからこその錯覚なんだろうが、かなり彼のリアルな人生に忠実に描かれたこの映画を観て、やっと実はどうってこともない極めて通俗的なだらしない人間なんだなと見極めがつけれたのは幸い。ただ、それはあくまえ個人的な感想であり、製作者がそこまで大胆な意図をもっていたかどうかは疑問だが。 ただ、  ブサイクが女優やるなとは言わない。容貌に関係ない役どころはいくらでもある。(例えば、武士が遠島に流刑されそこでしょうがなく娶る現地妻とか) ただ、美的感覚に鋭敏な文学者をとりこにし、宮沢りえの正妻、沢尻エリカの先の愛人をさしおかせて、半ば強引とはいえ、一緒に死を選ばせる相手が一般人レベルで考えても並以下のルックスの女優さんではひたすら不条理さ、倦怠感しか感じないんだが。 なにか意味があるんだろうか、このキャスティング。 これほど、胸の露出にありがたみがないのも珍しいw[映画館(邦画)] 5点(2019-09-16 19:03:03)《改行有》

36.  Give and Go ギブ アンド ゴー<OV> 実は、この映画自体には全く興味も関心もなく、おまけの特典映像として入ってた橋本愛とは別の女優が主演の短編映画が見たかったら購入したわけなんだけど、今回そちらの女優に全く関心がなくなったので断捨離候補のひとつとして購入以来数年を経て初鑑賞。  意外といったら、失礼かもしれないけど面白く抵抗なく観ることができた。 やたら登場人物に感情移入しすぎる病があるので、身障者が主人公なのはかなり辛い鑑賞になるだろうという悪寒があったのだが、不当な扱いに断固抵抗できる気の強い主人公でその点はクリア。まあ、ストーリー自体は既視感が強く新鮮味には欠けるし、低予算ならではの安易な流れが無いわけではないんだけど、そんなこともさほど気にならず、さくさく観ることができた。  っていうか、12歳の橋本愛が異常に可愛い。ほとんど同年代の宮沢りえや後藤久美子と匹敵するくらいに。それだけでも購入してて良かったと思う。 ※ 少女 バスケットといえば、デビューした年齢自体がもう少し後になるので完全に無いものねだりになるけれど、12歳の広瀬すずでこの映画を観てみたかった気もする。[DVD(邦画)] 7点(2019-09-15 22:46:59)《改行有》

37.  グッモーエビアン! 《ネタバレ》  能年玲奈が実に可愛い。くしゃくしゃになった笑顔、真剣なまなざし、出番はさほど多くなかったけど全てのシーンでくぎ付けでした。もう来年の朝ドラは全話録画決定です。(って、そんなことしても結局見ないのは、純情きらりで経験済みなんですがw) もう、こんな美少女女優をしっかり認識できたことで、1300円の前売り券代、名古屋駅から豪雨の中数十分歩いたこと(映画館のHPの地図がいい加減なので曲がり損ねてはるかかなたまで歩いてしまいましたw)、すべてそれだけのかいはあったと思います。この映画は予定外だったけど本当に見に行って良かった。  あと、三吉さん、さほど好みではないけれどなかなかの美少女、麻生さんも撮影時期が時期だけにちょっとお肌が残念だけれど綺麗なものは綺麗で、とにかく女性キャストに関しては満腔の満足感です。  それから舞台が名古屋で知ってる地名がばんばん出てくることも嬉しいし、名古屋弁が上手で上手で。地元民としては好感度大です。  ただ………、ストーリーの世界観、人間観が……。少し作中の娘のセリフにダブりますが、まともに働いてお金稼いだこともないし、これからも稼がないで好き勝手に生きてる人間が偉そうに「家族」とか言ってるんじゃねーよ。に尽きますね。いくら優しくても、いくら人間味があっても、自分の生活を自分で支えない、あるいは「幸せにする」と言った対象の人間の暮らしを幸せにする具体的な手段もない、言わば「言うだけ番長」 こういうのを理想にされても。安定した暮らしをむやみやたらに否定するのって、自分自身は安定した暮らしをしている人間(原作者・製作者)の驕りみたいな気までってのは、不安定な生活送ってる人間の僻みですか。 能年ちゃんの基本点7点なんで、いくらなんでも麻生さん0点はない罠ということで、 1点up 上記の文章が7年前かあ。文章そのものに懐かしさがひとしおでない。思えば、この時点で能年に注目したというのが長らく自慢の種でした。それから あまちゃんの大ブレイクがあって、その後不幸にも仕事から遠ざかって。順調に女優として仕事をこなして女優として成長してたらなと、すっかり他の女優に乗り換えてもう何年もたった今でさえ思わざるを得ません。ため息が出る。 ただ、基本的に女優を愛でるために映画を観てる自分で、この映画に関しても能年、麻生、三吉、3人とも素晴らしいんだけど、さすがに映画としてはちょっと。 あまりにも、物語世界内の論理が空虚です。というか論理にさえなってない。もうのりと勢いだけってどこかの学校の戦車道チームみたいなんですが。これを一つの物語として楽しめというのはかなり無理があるなあ。 あと、ノン 彼女はどんな役をやってもノンですね。最近アニメを見て、ヒロインが口を開いた瞬間、ノン以外の何物でもなくなりました。 最近、彼女の他の映画(カラスの親指)を観た時も思ったのだが、彼女はたまたま あまちゃんのキャラクターとおあまりに合っていたからこそ大ブレイクしたのであって、女優としての能力はどうだったんだろうと疑問をいまさらながら感じざるを得ません。 だが、捨てない、このDVD たとえかなり短い間だったけど自分が熱愛した女優が光り輝いてる映像を捨てれるわけがない。[映画館(邦画)] 5点(2019-08-06 18:50:27)(良:1票) 《改行有》

38.  アルキメデスの大戦 《ネタバレ》 (非常に申し訳ないけど本質的なネタバレあり) 突っ込みどころには困らない映画。 そもそも個々の軍艦のスペックなど、それこそ「軍機」で決して国民に知らされることなどあり得ないわけで、たとえ山本五十六の偽りを主人公が真にうけてしまったとしても、素晴らしい戦艦ができたらそれが戦争への流れを加速するなどという論理はそもそもあり得ない。 また、終戦が決まったのも、大和が沈んで国民があきらめたからなんて、そんな強引な解釈聞いたことがないし、むしろ昭和天皇の聖断と国体護持を賭けてのつばぜり合いの結果であるというような事実もしならないのかと思うと、好きな原作者だけにちょっとがっかり。(もちろん、原作は読みますけどね) ただ、物語世界内の整合性は一応保たれていたので、史実というよりはフィクションとしては十分楽しめたのでさほど苦にはならなかった。  そんなことよりも、この映画の肝は、武器、兵器の頂点とも言うべき戦艦の 美 し さ! 最初は、戦争や軍隊を忌み嫌っていた主人公が、自分で大和の設計図を復元する過程でどんどん魅かれていって、やがては建造に協力してしまう流れが非常に説得力があった。  機能性を追求する兵器、武器が美しくならないわけがない、そういった観点で「風立ちぬ」と相通ずる点がある映画だと思う。 (白蛇さん、この映画を観るたびになくだろうな、たとえ共通の場面はなくてもお母さんと最後の共演作だと思うと)[映画館(邦画)] 7点(2019-07-30 18:03:14)《改行有》

39.  カラスの親指 《ネタバレ》  2019年7月25日全面改訂。 処分前の確認のための鑑賞とはいえ、これほどいろいろな批判を持つことになるとは思わなかった。 まず最悪なのが冗長さと配役。 劇場公開映画で2時間40分はない!あり得ない、こんなものを配給された各映画館のわずらわしが目に浮かぶようで。おそらく2週目からは思いっきり回数減らされただろうことは想像にかたくない。 どれだけ長かろうが、内容が充実してれば問題ないんだろうが、このシーンも削れる、あのシーンも削れる、そんなのばっかり。最後の詐欺エピソードが終わったあとで残り30分ってもう愕然とするしかない。 次に配役。主役以上の一番のキーパーソンに村上って、それはないでしょう。なぜ彼を選ばなければならなかったんだろう。ラストの物語の肝とも言える台詞部分の棒読みには泣ける。 個々の詐欺、あるいは大枠のだましも(あなた、劇団員が人の家に、火をつけてくれだの家を壊してれだのって引き受けますかw)あまりにつっこみどころが多くてつっこむのにさえ、くたびれるぐらい。 能年は確かに可愛い、っていうか少年ぽさがあってあまちゃんより可愛いぐらい。でもそれだけでは。[ブルーレイ(邦画)] 4点(2019-07-25 19:38:28)(良:1票) 《改行有》

40.  翔んで埼玉 《ネタバレ》 一連の堤の映画を「地方差別」だって厳しく批判してる人間が、こんなこと言ったらダブスタにもほどがあるという自覚はあるが、かなり面白かった。普通に笑えた。 とにかく、ものすごく馬鹿な絶対ありえないことを、物凄く真面目に手間暇とお金といいキャスト使って(ガクトと伊勢谷がキスするんだぞw)作ってるのがいい。原作を是非読みたくなった。 ただ、BL物の主人公二人の一人に女優使っちゃうってのはどうなんだろ、別に二階堂にそれほど不満があるわけじゃないけど、ここはジャニでもなんでもいいから、普通に美少年つかってガクトとしっかりラブコメやらせて欲しかったので2点減点 あと、何気に現在パートにも麻生とパルルというちょい好きな女優を使ってくれてるのもかなりお得感が[映画館(邦画)] 7点(2019-02-25 22:08:08)《改行有》

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