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プロフィール
コメント数 2287
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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21.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》  絵があまり好きじゃないです。アニメを見たかったのであり、芸術作品を見たかったわけではないので。  そんでストーリーは、まんま竹取物語。まあ捨て丸のようなオリジナルの味付けがされてはいますが。まんが日本昔話とあまり変わらないなぁと。それでこの長尺はきつい。  キャラクターも良かったのはおばあさんと小太りの侍女くらい。あとはかぐや姫も含め、魅力的なキャラクターは皆無。帝は論外。かぐや姫も翁も自業自得なところがおおいにあって、まるで共感できません。しらけた気持ちとイライラした気分を行ったり来たりしていました。  捨て丸だけジブリのキャラクターっぽくて良かったのですが、最後の最後で裏切られた気分です。あーゆー持っていきかたにするのであれば、結婚しててほしくない。結婚しているという設定にするのならば、家族を大事にする姿をかぐや姫に見せてほしい。そうすれば、本当の幸福とは何かを考えるきっかけになるでしょう。  富や権力、名声を手に入れれば手に入れるほど、かぐや姫の表情は曇っていきます。まるで道徳の教科書を延々と見せられている気分です。普段はあまり感じないのですが、なんか今作は説教臭さが鼻につきます。  夢オチも多いし、ピーターパンみたいな描写まであるし。  なんか期待とはまるで違う代物でしたが、なぜだか最後まで目を離せない、独特の味わいがあることは確かです。  せっかくこのタイミングで古典をアニメにするのであれば、ラストくらい大改編して、思いっきりハッピーエンドにしてくれたほうがよほど爽快でした。このラストにするのなら、わざわざアニメにする必要なくない?[ブルーレイ(邦画)] 4点(2023-06-24 18:57:08)《改行有》

22.  ジェイソン・ボーン 《ネタバレ》  ・・・旧3部作を見直してから見るべきだったかなぁ。ニッキーは旧3部作すべてに登場しているのに、何者だったのか全然覚えていない・・・。愛着があればニッキーの再登場に喜び、そしてその死に悲しみと憤りを感じることもできたのでしょうが、残念。  ボーンシリーズは、ボーンの無敵感と、あっと驚くような機転にすごく魅力を感じていた覚えがあるのですが、あれ?こんなもんでしたっけ?  そしてストーリーが決定的に面白くない。ボーンは過去をはっきりさせたいだけ。デューイはボーンが記憶を取り戻しちゃうと復讐されちゃうかもしんないから、先に殺っとけ?みたいな?ボーンもデューイも大義名分とは程遠い動機で、気持ちがノルはずもなく・・・。  例えば、『アイアンハンド』がどれだけやばい作戦で、もう自分のような工作員を増やしたくないボーンが一肌脱ぐ、みたいな内容だったらアツくなれたかも。  女CIAリーのビジュアルは最高。でも、CIAの重要な役職に就いている人が、CIAの重要機密をペラペラボーンに話しちゃうのはどうだろう。ちょっと引いてしまいます。あまりにボーンにとって都合が良すぎる味方キャラ。しかもそこまでのリスクを冒すほどの理由がリーにないまま、ボーンを手助けさせてしまっているのはホント良くない。  最後のカーチェイスはちょっとしつこい。そもそもプロの工作員が、私情でこんな派手なカーチェイスしちゃだめでしょ。  で、さんざん好き勝手やっておきながら、デューイとライバル工作員の最期は実にあっけないもの。ディープドリーム社とCIAの闇取引の暴露もうやむやにされたまま終幕。はあ、2時間見続けて、最後なんのカタルシスも得られないまま終わっちゃうとは。  う~ん、ディープドリーム社の社長をボーンが守るという展開にもっていっても良かった気がするんですけどねぇ。  ボーンの過去に決着をつける旧3部作。  なら今度は未来に目を向けたボーンシリーズにしてほしかったものですね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-06-24 01:23:29)《改行有》

23.  ボーン・レガシー 《ネタバレ》  ジェイソン・ボーンの遺産ということか。ジェイソン・ボーンが前3部作で好き勝手やったから、ほかの工作員たちが証拠隠滅のために消されちゃうストーリーという認識でまちがってないですか?前3部作を断片的なシーンでしか覚えていないので、ボーンが何やらかしたのか全然覚えていないんですけど・・・。  今作のストーリーは組織の追手をかわしながら、薬、もしくは薬の代わりとなるワクチンを手に入れるというもの。だから逃げの一辺倒。アクションのレベルが高いので、逃げながら戦うスタンスでも、それはそれで面白い。面白い・・・んだけど、やはりそれだけだと物足りないですね。カタルシスに欠けます。  アーロンVS他の工作員、という夢の対決もなし。  さすがに面白味に欠けるので、美人研究員という華でも添えておくか、といった感じ。  それから、個人名がたくさん出てくるだけでも大変なのに、トレッドストーンとか、ブラックブライヤーとか、アウトカムとか・・・もうパニックです。私が前作見たとき、まだこの映画公開されていなかったので、見るのがこんなに遅くなってしまって・・・。もう覚えているわけない・・・。  え?なぜ復習しないのかって?  え?いつから映画は復習しておかないといけなくなったの?娯楽なのに?[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-06-21 03:01:58)《改行有》

24.  凶悪 《ネタバレ》  いやはや、恐ろしい人間がいたもんだ・・・。  『実話をもとにしたフィクション・・・』のナレーションで始まる本作。  どれくらい実際の事件が反映されているのか気になるところ。まあ、フィクションって自分から言っているくらいだし、ほとんどフィクションなんだろーなーって思っていたのですが・・・。  ほぼ全部ノンフィクションやんけ~。まじっすか~。名前と顔が違うだけ。あとは記者の家族エピソード、これがおそらくフィクションなんじゃないかなぁ・・・。  それにしてもこの映画、時系列の使い方が上手です。回想シーンがずっと続いていたところに、突如リリー・フランキーを撮る山田孝之が映し出される。この辺りうまいなぁ。実に自然に過去から現在へと戻ってきます。  さて、他の方も言及されているように、私もこの藤井記者がどーにも好きになれません。いくらなんでも妻をないがしろにしすぎ。そっちが気になってしまって、序盤と終盤は藤井家のごたごたが邪魔で仕方なかった。真相を暴く記者の姿だけ映してくれたらよかったのに。それに山田孝之は声を張り上げる演技があまり上手じゃない。感情を押し殺した演技はうまいんですけどね。  でも終盤、法廷で『生きる喜びなんか知るな』って須藤にキレるシーンは良かったです。ただあんたにそんなこと言う資格はないけどね。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2023-05-09 15:12:59)(良:1票) 《改行有》

25.  真夏の方程式 《ネタバレ》  『容疑者Ⅹの献身』に比べると、非常にガリレオっぽくてこちらのほうが好き。特に序盤はキレキレの湯川節がザ・ガリレオって感じで楽しい。くそ真面目、超クールなのに、そこにユーモアを生み出すのが湯川学最大の魅力だと思います。  ミステリーとしてはやや弱いか。演者の表情や雰囲気でなんとなく真相が読めてしまう。そしてその想像の範囲を出ない真相。さもありなんといったところ。ごりごりに推理を楽しみたい人たちにとっては物足りないことでしょう。  そのぶん人間ドラマに魅かれるところがあるかと言えば、それもぼちぼち。前作『容疑者Ⅹの献身』では犯人の皆様にすごく感情移入できたのに、なぜでしょう。他の方のレビューを見てなるほどなと思いました。必然性の欠如。これは原作の問題かもしれませんね。  唯一良かったのは男の子かな。理科は嫌いって言う恭平君に、「聞き捨てならない」と理科の魅力をペットボトル探査機を使って伝える湯川さん。2人のやりとりに終始ほっこりしてしまいます。  ・・・だからこそ恭平に殺人の片棒をかつがせたことは許せいないです。それに気づいている湯川さんが、成美に恭平を支えてやれと言ったシーンはぐっとくるものがありました。  総評。傑作とまではいかないかもしれません。ですが万人に愛されるガリレオシリーズの一品だと思います。  ※ちなみに東野圭吾作品、すべて読んでいるわけではありませんが、彼の作品は過程はすごく盛り上がるのですが真相やオチがいまいちなものが多いです。そういった意味では、この作品はとても東野圭吾っぽいです。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2023-05-06 09:05:57)《改行有》

26.  るろうに剣心 最終章 The Beginning 《ネタバレ》  なるほど。原作では十本刀編が好きでしたが、映画では雪代巴編が最高に良いですね。  今作の完成度と熱の入れようを見ると、監督さんが一番撮りたかったのはこれなんだろーなー、とすら思ってしまいます。  アクション重視、エンタメ重視の今までのシリーズとは打って変わって、ドラマパートが大部分を占める本作。ティーンうけは悪そうですが、原作ファンには胸アツのドラマとなっています。  なにしろ有村架純演じる雪代巴が最高に良い。これぞヒロイン。武井咲演じる神谷薫もよかったのですが、ちょっとヒロインとしての格が雲泥の差です。  佐藤健演じる剣心も今までで一番良い。  元ネタを知っているだけに、最後は悲劇で終わるとわかっていても、二人の幸せを願わずにはいられない。それほどの求心力が本作の剣心と巴にはあります。  もう日記を読むあたりから涙腺がやばくて・・・。最後は結末を知っていたのに決壊しちゃいましたね・・・。  1作目のオープニングで終劇となるところも憎いじゃないですか。映画を見てきた人たちにとってはこれ以上に感慨深いラストはないでしょう。  1~4までは、すべて原作のほうが上でした。  ただ、このBeginningだけは映画が原作を超えてきたと思う次第です。  この感動は映画にしか出せない。[ブルーレイ(邦画)] 9点(2023-04-30 20:57:24)《改行有》

27.  るろうに剣心 最終章 The Final 《ネタバレ》  私は個人的に、るろうに剣心の原作は十本刀編がピークで、縁編はいまいちだったんです。十本刀編に比べると、雪代縁編は敵の数が少なくなるうえに、質もいまいち。せっかく『幕末の人切り抜刀斎への復讐』という贖罪のテーマを掲げたのに、まともに復讐しに来ているのは縁と鯨波くらい。みんなが剣心に恨みを持っているのならまだ良かったんですけど、ただの戦闘狂や殺人狂が混ざっている。しかもあんま強くない・・・。その辺りが原作では残念な感じだったのですが・・・  まあ、乗りかかった舟ですし、こちらでの評価も高かったので見てみることに。結果良かったです。原作より良かったんじゃないかな。鯨波とか乙和とか八ツ目とか、みんな見せ場がありましたし。この映画1本で完結させたのも高評価です。  原作コミックには無いシーンが追加されていて、それが思いのほか良かったです。冒頭の列車アクションとか、宗次郎の参戦とか。個人的に『昨日の敵は今日の友』的な展開は胸アツなのでテンション上がります。  一番謎だったのは刀狩りの張・・・彼はいったい何がしたかったのか・・・結構好きなキャラなんですが、終わってみればいてもいなくても良いキャラでしたね。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2023-04-29 04:32:48)《改行有》

28.  脳男 《ネタバレ》  あまりにもカルト臭、B級臭のするタイトル。でも出演者のみなさまはなかなか豪華。で、実際見てみたらこれが何とも面白い。こうなってくると、なんだかタイトルでずいぶん損している気がします。  ぴりりとした緊張感のサスペンスフルな展開。冒頭、いきなりおばさんが舌を切られるショッキングな映像。ここで女の子二人の顔はまだ見せないことで、より不気味さと狂気が強調されています。  更にはそこからのバス爆破。これ以上ないつかみ。これだけでもおなかいっぱいなのに、次に登場するは脳男。ぶっとんだサイコパス相手に冷酷無比な殺人マシーン。これ以上ない純度100パーセントのダークヒーローもの。厳しい評価も受けているようですが、私はこーゆーの大好きです。  女の子たちはオープニングで。脳男は留置所で。これ以上ないくらいの見せ場を作ります。この両者が相まみえるときが楽しみでならない。そんな期待を抱かせるのです。  中盤はだれそうになるものの、効果的な音楽の使い方と、何かが起こりそうな雰囲気が常に一定の緊張感を与えてくれます。これはうまい。それに鈴木一郎の正体に興味津々。退所して会いに来た志村の不気味な存在感もパンチが利いています。  唯一不満があるとしたら終盤。まず茶屋刑事が脳男を殺そうとしたことにドン引き。それに、新米を救うために殺そうとしたのは百歩譲って許せはしないが理解できるとして、駐車場で脳男に引き金を引いたのはマジで意味がわからない。新米が死んだあとに脳男を殺そうとするのは違うでしょ?茶屋刑事には最後まで刑事としての正義を貫いてほしかった。  そして最後の対決。これまでさんざん盛り上げておいて、ただ車ではねるだけって、それは芸がないんじゃない?  脳男もあれだけ天才っぷり強調してきたのだから黙ってはねられないで。  絶対このままでは終わらないと思っていた志村のラスト、良しです。すっきりしました。[DVD(邦画)] 9点(2023-04-25 14:25:04)(良:1票) 《改行有》

29.  るろうに剣心 伝説の最期編 《ネタバレ》  もし原作を知らなければ7点~8点くらいなんでしょうけど・・・。  原作をリアルタイムでずっと読んでいた者としては、ちょっと残念な出来です。  そもそも十本刀編最大の見どころは、十本刀と、剣心メンバーとの壮絶なバトルにあります。  例えば宇水と斎藤のバトルなんて、原作ではかなりのお気に入り。なのにこの映画では一瞬で終了。その一方で比古との修行にはダラダラと余計な時間をかける。なんともバランスが悪いです。  いや、その修行のシーンは大切ですよ。でももっと短い尺で、大切なんだってことをばしっと伝えてくださいよ。何をだらだらと・・・工夫のない。  安慈と左之のバトルをおちゃらけさせないでください。安慈は十本刀のなかでも、ダントツで悲しい過去をもつ人物。その安慈の気持ちを汲み取りながらも戦う左之助、名バトルなんだから~。金的だとかくすぐりだとか、原作レイプもはなはだしい。  薫VS鎌足、弥彦VS蝙也、比古VS不二、すべて割愛。  いやいや、どこを割愛してんのさ~。せっかく目覚めた薫も、ここで成長を見せるはずだった弥彦も出番なし。それは悲しい、悲しいよ・・・。  前編、後編に分けて計4時間越え。にもかかわらず、見せてほしいところの大部分を割愛。  もうこれは脚本に難ありです。監督が原作のファンなら、少なくともこんなことにはならなかったはず。  この映画だけ見た人は、るろうに剣心つまらない、とか思わずに、ぜひ原作を読んでほしいものです。[ブルーレイ(邦画)] 6点(2023-04-15 15:15:33)(良:2票) 《改行有》

30.  るろうに剣心 京都大火編 《ネタバレ》  アクションに関しては1作目よりスピード感が増して好き。スケールも大きくなって、これぞ映画って感じです。  残念だったのは、これ1作で完結しなかったこと。まあこの時代、スターウォーズにしろロード・オブ・ザ・リングにしろ、マーベルにしろ、シリーズ化するのは当たり前みたいなので仕方ないか・・・  ・・・でもいかにも『続く』みたいな終わり方はどーなんでしょ。テレビドラマみたいで萎えるんですけど。そこはもっときりの良い終わり方をしてほしいものです。この作品はこの作品で、ボス的ななにかとの決着をつけるとか、一応めでたしめでたしの形をとるとか。そのうえで、エンドロール後に何か不穏な空気を漂わせて終わる、みたいな。映画という形式をとる以上、それが最低限のマナーというか礼儀のような気もするんですがねー。  内容はとても良かったですよ。原作ファンなら熱くなること間違いなし。原作の重要人物、人気キャラはほぼすべて出そろいますからね。  巻町操役の土屋太鳳が圧巻のアクションを見せてくれたり、見所たくさん。ラストの京都大乱闘は否が応にも盛り上がります。  ただみなさん絶賛されている志々雄役の藤原竜也。私は個人的にミスキャストだったなぁ。声やセリフに、重さと迫力が全然足りないんです。どうせ包帯ぐるぐるまきで顔なんかわからないんだから、もっとドスの効いた声の役者さんのほうが良かったんじゃないかなあ。  駒形由美ははまりすぎ。方治はだめ。この人熱狂的だけど、実は切れ者なんだから、ただのバカキャラクターにしないでほしい。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-04-09 00:23:17)《改行有》

31.  るろうに剣心 《ネタバレ》  『おろっ』とか『ござる』は漫画であれば違和感を感じないのですが、リアルでは違和感ありまくりですね。  マンガの映画化ですから、期待はしていませんでした。ですが、思っていたよりは大分良かったです。  左之助、刃衛、高荷恵のエピソードをひとつにまとめちゃったわけですが、上手いことひとつのストーリーとして成立しています。たいしたものです。  原作では剣心がやたら技の名前を叫ぶのですが、今作ではそんなマンガチックな表現を避けたのも功を奏していると言えるでしょう。技の名前を叫ぶのは少年漫画では定番。一番盛り上がるところ。その一番盛り上がる部分をあえてしなかったのはこれ以上ない英断です。  キャスティングは概ね良かったのですが、武田観柳役の香川と高荷恵役の蒼井優はちょっとイメージと違いましたね。  香川が演じると、コメディ色が強く出すぎてしまいます。  蒼井優は好きな役者さんだし、演技も良いんですが、いかんせん役と合っていない。どうしても子供っぽくなりすぎてしまいます。そこが残念。  過去を振り返る回想シーンは、剣心、刃衛、高荷恵、どれもよくできていて、作品に深みを与えています。特に剣心の回想シーンは涙を誘います。  ちなみに私は原作をばりばりに読んでいる世代なので、大きな混乱もなくすんなり見られましたが、原作を知らない人が見たら登場人物の多さに混乱したりするのかな?[ブルーレイ(邦画)] 7点(2023-04-06 01:57:28)《改行有》

32.  探偵はBARにいる3 《ネタバレ》  シリーズのなかでは一番好きかなー。  でも8点つけるほどではないので、7点で。順番では3>1>2。  まず、今までで一番探偵らしいのが良い。寄り道もほとんどなく、無駄が少ないです。  キャストも良かった。ヒロインの北川景子は最高です。華があります。演技も良い。  緊張感のあるサスペンスで始まるオープニングも良いですねー。この女の子は何者なのか。なぜただの運転手が銃を持っているのか。そしてその運転手もいきなり撃ち殺されてしまう。いったい何が起きているのか、興味をひく仕掛けとしては100点でしょう。  もうひとつのオープニングがエロ教頭。いきなりゆるい推理から入るゆるいオープニング。このギャップがなかなか楽しい。  それでいていつものアクションもちゃんとある。  前半丁寧にミステリー仕立てにしてくれたのに、後半のネタばらしはやけにあっさり。  大泉洋が観覧車の中でその推理を披露。・・・・で、その推理したとおりでした・・っていうのはいささか拍子抜けです。  それに、これは最後まで見ないとわからないことではありますが、岬マリが赤の他人のためにそこまでリスクをおかす、いや、殺人までしちゃうっていうのは、少々共感しづらいものがあります。そこはストレートに岬マリの子供でよかったのではないかな。  切なさや悲しさを感じるよりも、『え?まじ?』っていう気持ちのほうが勝ってしまいます。  リリー・フランキーにしろ、北川景子にしろ、キャスティングはすごく良かったと思います。[DVD(邦画)] 7点(2023-03-26 01:26:03)《改行有》

33.  任侠ヘルパー 《ネタバレ》  まあ、こーゆー映画を見るときに大切なのは、あくまで娯楽だから、という優しい目線になることでしょう。  オープニングうまいです。なんか引き込まれます。  剛くんの存在感抜群。この人のドラマは結構見てきましたが、どんな役柄でも起用にこなす印象。ハードボイルド系は初めて見ましたが、なかなかどうして、堂に入ってますね。  ただ、オープニングのつかみは良かったものの、そこから先の展開はあまり好きではなかったです。なぜなら主人公を含め共感できる人物が一人もいないから。底辺とクズと悪い人間ばかりで気が滅入ります。  ・・・ただ、ただ、ただ!  しばらくして主人公が一念発起。突然老人ホーム?の立て直しをやり始めるところから俄然面白くなります。  お客さんであるはずの住人たちにも手伝わせちゃう。認知症のお年寄りたちに仕事を与える。この常識では考えつかないようなことを実行しちゃう破天荒なストーリーこそ映画の醍醐味。そしてこれがあれよあれよとうまくいっちゃう。なぜか人間関係も良くなっちゃう。こんなあからさまなご都合主義が許されるのも娯楽映画の特権。サクセスが好きな自分にとって、この展開は素直に気持ち良かったです。  弱い人間を食い物にする悪人代表の組の親分たちに反旗を翻し、一矢報いるのも気分が良い。  ラストは主人公以外は新しい人生を再スタートで、小さなハッピーエンドがたくさん。主人公だけが割を食う。  普通だったらもやもやしたものが残りそうだけど、主人公のキャラがそうはさせない。この後も痛快な任侠道を突っ走ってくれるのだろうと思わせてくれる。  アウトローなヒーローにしか出せないこのスッキリ感がなかなか良い感じです。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2023-03-20 02:18:27)《改行有》

34.  探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 《ネタバレ》  こんなの犯人わかるわけない。ほとんど何のヒントも脈絡もなく、突然『俺が犯人でした』って、脇役のやつに言われても…  意外性はありました。そりゃ意外ですよ。動機だってあってないようなクソつまんねー動機だし。  『探偵』の2文字を冠しているから、つい騙されちゃいますが、このシリーズは推理ものとして見ないほうがよさそうです。  おかまバーに助けにいくエピソード。今まで散々逃げ回ってきた大泉洋が急に勇敢になる。きっと何かあるんだろうと思ったら、まったくの無策。こんなオシャレなタイトルつけるんだったら、もっと華麗な頭脳バトルであっと驚かせてほしいものです。  北海道でのカーチェイスは蛇足もいいとこ。前回の敵をなんの脈絡もなく出してくる意味がわからない。あの一連のドタバタを省略するだけで20分は省略できるし、作品も引き締まったものになったと思います。  でも一番いらないのは冒頭のサービスシーンでしょう。すぐにマサコちゃんの犯人捜しをしたのであれば、もっと感情移入もしやすかったのに。マサコちゃんが殺されたにも関わらず、自分の欲望最優先。で、女に捨てられてたらススキノにリターン。で、開口一番、『おめーらマサコちゃん殺した犯人捕まえたくないのかよ』って息巻かれても、今更『はぁ?』って感じです。  このオープニングで主人公の好感度が著しくダウン。  前作のほうが良かったです。  まあ、でも、暇つぶしにはもってこいのシリーズなのは間違いない。  あとなんだかんだで続きが気になる。[DVD(邦画)] 6点(2023-03-14 01:22:22)《改行有》

35.  探偵はBARにいる 《ネタバレ》  私は単純なので、最初の乱闘シーンでちょっとこの映画に期待しちゃいました。  ただの情けない主人公かと思いきや意外に強い。そして松田龍平はもっと強い。そう、主人公が腕力でもいい、知力でもいい、とにかく強いと私は映画を楽しめてしまうのです。  でもねぇ。やっぱ探偵なわけですから、腕力は副産物、大事なところは頭脳で勝負してほしいものです。  ・・・・あんまり頭脳戦でしびれるシーンやストーリー展開は、・・・ないかなぁ。  表向きはお調子者でひょうきん。でも実は冷静で頭が切れる。そんな探偵だったらよかったのに。  感情的だし。すぐ罠にはまるし。頭脳プレーで相手の鼻を明かすようなシーンもない。  夫婦が殺された現場に駆け付けたとき、感情のままに暴れるシーンは正直ひきます。  まあその一方で、アクションについては過激なシーンも多く見ている分には飽きないタイプの映画。  そして思い切り好みの問題ですが、大泉洋も松田龍平も小雪も好きな役者さんなので、3人が出ているだけで満足っちゃあ満足。  小雪演じる沙織の壮絶な最期も見ごたえがありますねぇ。  全編通してややコメディ調なテイストが感じられたので、このバッドエンドは意外ではあります。  エンターテイメント作品としては及第点ではないでしょうか。[DVD(邦画)] 7点(2023-02-22 04:16:39)(良:1票) 《改行有》

36.  悪の教典 《ネタバレ》  こーゆーサイコパス的な映画は結構好き。  特に前半から中盤にかけての不穏な空気がたまらんです。  何かが起こりそうな予感。あるいはもう起こってるんじゃね?っていう雰囲気。そのただならぬ雰囲気がクセになります。  カンニング。不良。万引き。セクハラ。モンスターペアレンツ。  問題ばかりの学校で、唯一まともな教師はすみ。  ところがこいつが一番とんでもないサイコパスだった。  ほとんど予備知識なしで見たから面白かったです。  毒を以って毒を制するような展開になりそうだったところも好き。  ただそこは期待していたほどには盛り上がらなかったです。  映画の尺の関係上仕方が無いことなのかもしれませんが、3人とも一方的にやられちゃうのがもったいなかったかな。  いや、それはそれで『はすみ』の圧倒的な恐ろしさを際立たせるのには一役買っているわけですが。  子悪党が雁首並べたところで、本物の悪には傷一つつけられない、っていうことですかね。  この映画のピークは『けいすけ』が拷問されるところまでかなぁ…。  ラストの大量殺戮は何の芸もなくて面白味に欠けます。ただのスプラッタ映画に成り下がってしまいました。  アーチェリーの少年。ゲイの少年。東大を目指しているヤなやつ。印象的な生徒がたくさん出たのに、ただ銃で撃ってまわるだけ。  AEDの伏線があったんだから、それで局部を感電死させるぐらいのゴア描写があっても良かったんじゃなかろうか。終盤のたたみかけはもう一工夫欲しかったところです。  『モンスターペアレンツ』『たで』『つりい』『けいすけ』までは8点から9点くらいつけちゃおうと思っていたのですが、最後の大暴れで減点です。  正直最後はバトルロワイアルと何が違うのかと思ったり、思わなかったり…[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-12-26 04:51:53)《改行有》

37.  鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》  コメディ弱め。サスペンス弱め。恋愛要素やや強め。  力の入れ具合が期待していたものと違う~。  まず桜井はダメ人間すぎて共感できません。偶然入れ替わってしまうならまだしも、故意に入れ替わったら犯罪。  それに対し、コンドウ?山崎?は良いキャラクターだった・・・  広末演じる水嶋香苗も良い。水嶋香苗が働く職場の人たちも良い味出しています。  一番好きなシーンは、合コンの候補を尋ねられているシーン。  『アリです。』『アリです。』『アリです。』  『え?これもアリなんですか?』  の直後に、直属の部下のスマホをのぞき込んで『ギリ、アリです。』  『あ、これはうちの旦那です。』  ここだけは笑いました。  でも笑えたのはここぐらいかな…  コンドウの正体には気持ちよく騙されましたね。まさかただの便利屋だったとは…  いえ、裏稼業専門の便利屋ですから、それなりに凄いんでしょうけど‥  最後はどーやってとっちらかった物語を収束させるんだろうと思ったのですが、割とあっさり。長時間引っ張った割には味気ない結末でしたねー。お金はすべて価値ある物に代えられていたってねぇ‥‥  で、その価値あるものをあげたらあっさり引き下がるヤクザの面々。挙句に通報されちゃって。  結局一番ワルイのは綾子でしたって、なんだそのオチ。  香苗がコンドウのノートを見て、キューンってなるシーンはとても好きです。[ブルーレイ(邦画)] 5点(2022-10-23 09:47:24)《改行有》

38.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》  かなり好きなタイプのアニメです。  この作品に対する批判的な意見。それは裏を返せば、批判的な意見を持たざるを得ないほどに、見た人がこの作品にリアルを感じてしまっている証明にもなるでしょう。アニメなのにだ。狼男という架空の生き物が出てくるファンタジーなのにだ。これは凄いことではないでしょうか。  まず第1部の母と父が結ばれるまでの導入部がよくできています。普通にラブストーリーとして心温まる物語だし、二人を応援したくなります。それにプラスして、狼男だと明かす最初の名シーン。この序盤が一番好きかもしれないです。  第2部ではお母さん奮闘記が描かれます。ここは何をやってもうまくいかないシーンが多くて辛い。シングルマザーの子育ての苦悩を追体験するだけでなく、子供たちの秘密まで守らなくてはならない。普通だったら心が折れます。ですがこれはアニメでありフィクション。心は折れない。頑張り続ける。私には狼男の存在以上にこの母親の存在がファンタジーでした。  そして第3部。子供たちの成長。  主人公は花から次第に雨と雪にシフトされていきます。  すばらしかったのは、雨と雪がそれぞれ違う人生を選択したこと。雪は人間として生きることを選び、雨はオオカミとして生きることを選ぶ。子供のときは雪のほうが野性味あふれていたのに…。このあたりのポジションチェンジがさりげなくてうまいです。  大きな目的に向かって突き進むような映画ではありませんが、何とも言えない余韻を残してくれる名作。  そして声優さんたちが実に良い![ブルーレイ(邦画)] 8点(2022-09-26 04:37:10)(良:1票) 《改行有》

39.  カラスの親指 《ネタバレ》  阿部寛は好きな役者さんですが、唯一の欠点が台詞が聞き取りづらいこと。この作品ではそれが特に顕著に感じられます。あんまり台詞が聞き取りづらいときは撮りなおしたりしないんでしょうかねぇ~。それをせずにOKが出ちゃうってのは、なんだかなぁって感じです。  原作、脚本はよくできていて面白いと思います。ただ長い。この内容だったら90分とは言わないまでも、2時間以内にはまとめられそうです。特に、中盤のみんなが仲良くなっていくシーンは明らかに尺を取りすぎだと思うのですがいかがでしょう?  ストーリー上必要な尺は長さを感じさせないものです。途中ではっきり中だるみを感じてしまった以上、おそらく無駄な部分はあったんじゃないかな。  一番の見せ場であるヒグチ達から金をだまし取るシークエンス。緊張感を演出したいのはわかるのですが、ここはもっとテンポよく見せたほうが爽快だったように思います。冒頭のユースケ・サンタマリアをだますシーンの爽快さに負けちゃうのはいかがなものかと。  それにしてもタイトルのカラスの親指が武さんではなくて入川のほうを指していたとはね…これは一本取られました。  アパートのボヤ、嫌がらせ、脅迫、まさか全部仕込みだったとは…まんまと騙されちゃったなぁ…  石原さとみも能年玲奈もかわいいし、ストーリーも良い。好きな役者さんが揃っているのに、‥‥なんか惜しい。[ブルーレイ(邦画)] 6点(2022-09-18 21:53:56)(良:1票) 《改行有》

40.  スプリット 《ネタバレ》  シリーズもの2作目ということで鑑賞。  1作目とはうってかわってホラー色の強い内容。めちゃめちゃ怖いわけではありませんが、途切れない緊張感で最後までハラハラさせてくれます。  終盤で女の子たちが必死で逃げようとするシーン。あと少しで扉の鍵が開く…!そこまで見せたら次はビーストとの攻防…!と思いきや、次のシーンではすでにビーストに捕食されちゃっている女の子たち。この辺はシャマラン監督独特のセンスを感じます。  本来であれば一番観客をひきつけるビーストとの攻防シーンをあえて省くなんて、よほど腕に自信がなければできないと思うんですよね~。  主演のジェームズ・マカヴォイもすごい。  仕草だけでなく、雰囲気や声色まで変えて複数の人格を演じ切ります。  ヘドウィグのときは子供にしか見えないし、パトリシア?のときには女性に見えます。  この人の演技力があって、初めて成立する映画ですね。  ヒロインはやられちゃうのかと思ったら、生き延びましたね‥‥。次作でも出てくるのでしょうか。  それにしてもビースト以上にケダモノの叔父。この人に何の罰も与えられないまま物語が終わっちゃうのが消化不良。こいつにこそえぐい罰を与えてほしかったものです。  次作ではいよいよダンと相まみえるのか…今から楽しみだ…[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-09-05 03:33:10)《改行有》

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