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21. めし 《ネタバレ》 男の立場から言うと、これは怖い映画だと思った。 旦那は、飲んだくれでもなく、株屋ながら投資とかギャンブルもしない、浮気をするわけでもない堅実な男。決して悪い旦那ではないし、当人もそう思っているはず。 でも奥さん側には確実な何かが溜まっていく。 姪が来たことがきっかけとなり、実家に帰らせていただきますとなるんだが、旦那にしてみれば、明確な理由がわからない。 この状況、自分もそうなっちゃいそうで実に怖い。 長年一緒にいると敬意や関心も薄れていくし、若い奔放な女性が近くに来たら、そりゃ優しくしてしまうよ。浮気とは別次元でね。 この映画を見ていて本当に良かった。(と将来も思いたい・・)[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-10-20 22:19:09)《改行有》 22. 蒲田行進曲 《ネタバレ》 82年製作ということもありコメディ演出、音楽等、若干古さは否めない。 がストーリーが良い。 特に小夏がヤスに心惹かれていくあたりから急激に面白くなる。 そして松坂景子が急激に綺麗になる。 なんで銀四郎に惹かれたんだ?という疑問は最後まで消えないが、小夏とヤスとの成就を願わずにはいられない。 実家の風呂場のシーンが心に残る。そこでの小夏が綺麗すぎる。 そして大きな谷があって最後のクライマックス。エンディング。 撮影所を舞台にした映画しかできない、いやこの映画のラストはこれ以外にはあり得ないと思ってしまったくらい、「やられた」感があった。 余談だが、JACトリオのシーン、カッコよすぎて本編が見たいぞ![CS・衛星(邦画)] 7点(2012-05-02 00:20:21)《改行有》 23. 眠狂四郎 勝負 おお、狂四郎のカッコ良さ、加藤よしのキャラ、おつや坊の可愛さやられてしまった。 時代劇での「話のわかる老年実力者は飄々としている」の定石通りの加藤よし。 このお爺ちゃんの愛おしさは群を抜いている笑 絶対死なせてはならない、頼むぞ狂四郎!って思っちゃうもんな。 そして随所に狂四郎のニヒル感が出ていて引きつけられるが、豚姫はいくらなんでも言い過ぎだろ笑。こういうの好きな人にはたまらんだろうな。 中盤、それぞれの事情で手錬たちが集まってくる過程も面白いが、それを狂四郎は一人で片づける! 円月殺法、その立ち姿が美しすぎる。 といいつつも、個人的に一番お気に入りのシーンはおつや坊と狂四郎のやりとり。 続編ではこの二人見られないのかな。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-04-28 14:48:21)《改行有》 24. アンノウン(2011) 《ネタバレ》 全体としては、『まあまあ面白かった』という感じだが、 ユルゲン氏のシーンだけは、とてつもなく印象的ですばらしい。 これだけでも見る価値は十分にあるとさえ思う。 ヒトラーを演じた俳優ですな、さすが。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-20 02:28:14)《改行有》 25. 鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》 二番館にて遅れて鑑賞。 うーん、どうも乗れなかったなあ。 前半の人生入れ替わりコメディはとても楽しく、大いに笑わせてもらった。 が、話が収束していく後半は、なんだろう、三つ巴のような感じになって話が複雑になり、プロットが崩壊したような印象。理解力が悪いのかなあ。。 特にヤクザが出てきてからはドタバタコメディになり、「お話」の面白味が一気になくなってしまった感が。シチュエーションコメディとしても一切楽しめず。 邦画でSitcomって難しいのかな。。あ、ラジオの時間は好きです。[映画館(邦画)] 6点(2014-08-03 22:20:54)《改行有》 26. スウィングガールズ 《ネタバレ》 全般にリラックスしてまあまあ楽しめた。 最後の演奏シーンと電車の演奏シーン、良かった。 が、ストーリーが弱すぎないかい? これって主人公の成長を描いているのか?パソコンを序盤で象徴的に出すということは、成長させるつもりだと思ったが、、 誰か言ってたけど、主人公が何でジャズは三日坊主にならなかったのか判らないし、主要以外メンバーの合流も、なんか良く判らない。。 ご都合主義は別にきらいじゃないが、成長物語なら、少ないに越したことはないと思う。 テープの送り忘れ、あれいる??他校の辞退というムリヤリ設定しなきゃいけないほど。 そのあと、友情深まってるわけでもないし。。その分、修行シーンがもっと見たかった。 やっぱ、たくさん準備して準備して、苦労すればするほど、本番の感動は大きくなるのに、ネズミだけじゃあねえ。 やはり、吹奏楽部の復帰がいくらなんでも早すぎたのでは?と思う。 終盤だったら、彼女たちがわんわん泣いたときに一緒に泣けたと思う。 プロットの部分がもっと良ければ、もっと良かったかな~[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-06-03 14:19:22)《改行有》 27. 里見八犬伝(1983) 《ネタバレ》 でました里見八犬伝。子供の頃にTVで見て以来の鑑賞。 八犬士それぞれに見せ場が用意されていて、「ここは俺に任せろ!」と皆さん持ち味を発揮します。 ムスカは雑魚を巻き添えに爆死(扱い悪くないか?)、怪力と子供はセットで石化、京本政樹は大好きな妹と心中。 そして我らが志穂美悦子は中ボス相手に相討ちで戦死。 さらには敵方から寝返った真紅の具足姿がカッコいい大葉健二は、皆の身代わりとなりあえなく戦死。むむ、ギャバン仕込のアクションを見られずに無念。 ほかにも見所はたくさんあるが、白眉は桜吹雪のなかでの大立ち回り! ちょっと桜多すぎないか?というのは野暮の極みで、生首もった志穂美悦子と桜吹雪がまあ美しいこと。随一の名シーンかな。 ところで真田広之に対して、皆冷たすぎないかい? 姫様を助けたというのに、玉を持ってないからって完全に邪魔者扱いって。 なんやかんやで玉をゲットすると、手のひら返しでウェルカムモード笑 ちょっと長く感じるのが残念なところかな。[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-04-27 02:01:46)《改行有》 28. 二百三高地 旅順攻撃を題材にした作品は映画ドラマと数あれど、本作は乃木大将の描き方が最も魅力的に感じられた。 親の顔、現場総責任者の顔、一武人としての顔を含有した実に魅力的な人物として自分には写った。 仲代達也は、ほんとにいろいろな役を演じ分ける凄い役者だなーと思う。 その点、三船敏郎は何の役をやっても、全部オーラ出まくりの三船敏郎。 さすがに、明治天皇役でもそのまま三船敏郎なのにはびっくりした笑。大好きだけど。 誰かも書いていたが、インターミッション直前の歌詞だけを延々と映す珍シーンには、正直苦笑い・・・[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-04-26 00:36:26)《改行有》 29. アルキメデスの大戦 《ネタバレ》 どうもいまいち。 大和が作られるとわかっているので、ストーリー上どうオチをつけるのか気になって見ていたが、結論は最後の10分、そうか、風立ちぬ的なオチか。 最後のそれでも大和を作る真の意義の部分、それはさすがに無理やりでは。。後世の評価としては確かに大和の沈没が一つの象徴となった、あきらめの機運のきっかけになったというのはわかる。がそれを見越して、というのはいくらなんでも・・ 漫画や小説でみると不思議な説得力があるものも、映画や実写で見させられると話が違う、、というのは良くあるんだよなあ。 全体的な演出についても、ちょっと凡庸。2時間ドラマで十分な出来。映画として後世見続けられるようなものではないかもね。[映画館(字幕)] 5点(2020-06-15 09:03:48)《改行有》 30. キングダム(2019) 邦画のアクションにしては評判が良かったので、「期待」して鑑賞、その上での感想です。 2巻までは読んでいたので前半はストーリーをそのまま踏襲しているという印象。吉沢亮はキャラ得もあるとはいえ、外見とキャラがマッチしててとても魅力的。一方主人公は原作キャラがそうなのだが、大変漫画的で直情的なキャラのためか、感情移入しづらく、演技もいまいちの印象。こういうキャラクターって映画にマッチしないのでは?と考えてしまった。ほかのキャストならうまくいったのか?とか。大沢たかおは、これまた漫画的なキャラにもかかわらず、よくこれだけ魅力的に成立させたな、と感嘆させられた。 問題はプロットで、小が大を喰う戦争なのであれば、もう少しハラハラさせられたり作戦で唸らさせられたりとか、もう少しなんとかならなかったのか。単純にストーリーがあんまり「面白く」ないんだよなあ。。 これは続編は見ないかも。[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-02-04 23:13:57)《改行有》 31. キル・ビル Vol.1(日本版) 《ネタバレ》 正直いまいちだったかな。 ほら、タランティーノといえばレザボアとかパルプとかの衝撃を思い出してしまうから、どうしてもハードルが高くなってしまう。 タランティーノ映画って以外とストーリーが面白かったりするけど、これは全くつまらない。 でも大場健二とかのチョイスはいいよね。あ、志穂美悦子がいないから減点![CS・衛星(字幕)] 5点(2012-05-14 02:47:21)《改行有》 32. ラスト サムライ 《ネタバレ》 サムライってアメリカ人から見ればこんな感じなのかね。 サムライを格好よく撮ってるのを認めるのはやぶさかではないが、侍とサムライはやっぱり違う。 明治に入ったのに集落でサムライが抵抗?いやいや、やっぱ榎本武揚で最後でしょう。 「侍」としては土方か。 それに外国映画での「侍」描写ならレッドサンの方が上かな。 合戦シーンはさすがハリウッド、どれも良いね。「ニンジャ」が攻めてくるところもいい。 個人的には真田広之のアクションが見られて幸せだった。 まだまだアクションが凄いことを確認できるだけでも価値がある作品。[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-05-14 03:10:43)《改行有》 33. いつかギラギラする日 《ネタバレ》 これは素直にだめ。酷い。 ストーリーは、仲間割れしたところまでは面白いが、それ以降は良く分からなくなってくる。荒唐無稽だし、詰め込みすぎ感が満載。(バスジャックにはさすがに苦笑) 描き方は、やくざ、木村一八、荻野目慶子が全く好きになれない。ロックバンドも雑音にしかなってなく、・・ただダサい。 アクションに力が入っているが、邦画らしいジグザグ走行(笑)、絶対当たらない銃弾(ハリウッドは、まだ当たらない説得力がある)、低速バスジャック、バイクでマシンガン(!)など、ハリウッドと香港の真似をして失敗した感がある。 製作された時代のせいか演出のせいか、なんか邦画のチープ感が際立ってしまっている印象。(3年後にはGONINが作られることを考えると、ちょっとね) 80年台角川映画のようだ、というのは言い過ぎか。 ショーケン、千葉ちゃん、蓮司の3人のお話を見たかったな。[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-06-25 19:33:40)《改行有》 34. リリイ・シュシュのすべて 《ネタバレ》 これは嫌いな映画だ。 なんだろう、「リアル」というものを履き違えている気がしてならない。 中学生や中学校生活が残酷というのは経験値としてわかるが、これは全く現実味がない。説得力がない→暴力シーンが苦痛なだけという映画。 集団強姦、ゆすり、売春、自殺、残酷なキーワードが並ぶが、元締めが中学生とはありえない。そうなった理由として一家離散等々説明がされるが、説得力がないし理解ができない。はあ?甘ったれるな、としか思えない。 やむにやまれぬ事情、不運の積み重ね、自分がもしその立場でも同じ行動をするかもしれない・・という丁寧な作りになっていないので、「そんな馬鹿な・・・」となってしまう。 結果、苦痛映像を綺麗に撮った場面が並ぶ。 チャットが続くシーンは、経験値の少ない少年少女が、経験したことのない感性と出会って神格化していくイタいやり取りが続いて、赤面すること必定。 「リリイは宇宙」とか「リリイは何の影響も受けてない」とか、無知な子供達の熱意が「やっちゃった」感丸出し。黒歴史ってやつでしょう。 まあ、ジュブナイル向けのジュブナイル映画、として見るのが遅すぎた、ということか。[CS・衛星(邦画)] 1点(2012-04-28 16:56:02)《改行有》
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