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コメント数 1648
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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461.  火花(2017) 《ネタバレ》 『劇場』を観たので、こっちも。両方とも原作未読だが、なんか似た様な話ですね。かつ、これも薄いなあと。 ごく終盤まで、人間としては多少ユーモラスだけどあんまり売れてないという芸人がグダグダグダグダしてるだけ、という風に感じられる。何故、彼らがどう苦悩し、いかに闘ったのかをもっと掘り下げて描かないのか。「これからの全ての漫才に俺たちは関わっている」いい言葉だ。原作者も唯これが言いたかったのだろう。しかし、ある程度芸人として成功した原作者が単なる落伍者たるあの2人にそれを言わせたら、意味が変わってくるでしょ、と思う。要は、この言葉だけが浮いている(少なくとも、この映画では)。 菅田将暉の演技は素晴らしかった。ラスト漫才、初めて神谷にキレるシーン、どっちもやはり薄っぺらくはあるが、込められた熱は十分に届いた。流石である。[インターネット(邦画)] 4点(2020-07-18 16:35:21)《改行有》

462.  鉄男 TETSUO 《ネタバレ》 低予算ながら、随所に工夫された非常に独特な表現が見て取れるのも確かなのだが、とにかくこの作品、撮り方から何から色々とメチャクチャで全編非常に「見にくい」のだよね。加えて、音響も終始かなり耳障りで、観てる聴いてるだけで凄く体力を削られるのですよ。更には、話の方も正直サッパリ訳が分からない上に、基本的に妙なハイ?テンションがずーっと続いていくのでメリハリを欠いていて、その意味でも気が休まる隙が無いつーか(数少ない台詞主体のシーンが来るとややホッとする、というくらいで)。 正直、最初観たときも率直に「合わないなあ」と思ったのですが、再見してもそれは変わりませんでした。ごめんなさい。[DVD(邦画)] 4点(2020-07-12 20:51:41)《改行有》

463.  ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 《ネタバレ》 12軒のパブをハシゴするという部分と、途中から展開されるSFスリラー的な話と、主な筋が2本あるのだが、正直どちらもややよく分からないオチを迎えるというか、ラストまで観ての達成感があまり無い。じゃあ途中笑いに笑えたかというと、これもそーでもない(個人的にこの監督とはあまりコメディセンスのフィーリングが合わないってのも大いにあるケド)。面白かったのは率直にブランクとの格闘シーン(喧嘩において「質量は正義」と言わんばかりにデブのアンディが無双してるサマはある意味爽快だった)。 私も酒飲みとしては、酒絡みの無茶を昔取った杵柄でもう一度、という部分には大いにノスタルジィを感じるので、その部分に何か痛快なラストが観れたらそれだけでも良かったのになあ、という思いが強い(SFとかどーでもいいから)。UKパイントは568mlなので、12杯で約7リットル、生中14杯分である。昔なら一晩くれれば余裕だが、今では絶対に無理だ。[DVD(字幕)] 4点(2020-06-21 23:24:27)《改行有》

464.  血を吸う薔薇 《ネタバレ》 第三弾は舞台が学園(女子大)ということで若い女の子が複数出てくるが、揃ってかなり陰惨な最期を迎えるという点でシリーズの中では序盤から比較的ハードな展開(田中邦衛もイイ味出しているが、中盤で殺されてフェードアウトしてしまうし)。また、特にラスト付近では敵方が矢鱈と腕力に頼って攻めてくるのが少ししつっこく、観ていて飽きるし、そもそも岸田森の吸血鬼の優れた風情ともややアンマッチな様に思える。数百年を生き抜く不死身の魔性、とかの設定や、驚かし系のホラー的カメラワークなどはまずまずなのだが、中盤から終盤にかけての雰囲気の盛り上げ方だとか、前述のアクションの長さだとか、少し緩急の配分に改善できる点が見られる様に思う。やや残念作気味。[インターネット(邦画)] 4点(2020-06-08 00:21:50)

465.  コーヒーが冷めないうちに 《ネタバレ》 特に第4話は、色々と展開が急すぎて正直置いてきぼりになってしまった感がある。それも含めて、やはり連続ドラマだったらもっと面白く観れただろう作品だと強く思う(毎回、ゲストのメイン話+吉田羊のコメディ描写+有村架純の恋愛話で構成して、最終回が件の有村架純の話ならもっと入りこめただろう)。結局、映画にするほどストーリーに力が無いとしか言い様が無い。[インターネット(邦画)] 4点(2020-04-28 21:18:41)

466.  リング0 バースデイ 《ネタバレ》 なんつーか、日本版『キャリー』てな感じ。ただ、展開運びにはかなり無理繰りな感があるのと、前半が矢鱈と内容が薄くて退屈なのと、ショック描写がこれも非常に地味なのがとにかく大きな減点要素。仲間由紀恵はビジュアル的にはこれ以上無い程に適役だが、意図的な演出とは言えいくら何でも「貞子」感(霊的な感じつーか)が無さすぎて、個人的にはイマイチ。[DVD(邦画)] 4点(2020-04-10 00:25:03)

467.  岬の兄妹 《ネタバレ》 非常に強烈な映画である。観たひとすべての心に確実に爪痕を残すだろう本作は、人間の感情を励起するという意味では、ひとつの高度な可能性を備えた作品だとも思う。 しかし、私自身は、この苛烈な嫌悪感に優るナニかを感じ取るというところまでは辿り着けなかった。嫌悪感が分厚過ぎて、その何者かが突き抜けてこれなかった、とでも言うべきか。本作が備えている多様な嫌悪感は、それだけでもある種、観て損は無いと思わせるに十分なユニークさを持っている、とも言えるのだケド。[DVD(邦画)] 4点(2020-03-17 23:03:19)《改行有》

468.  惡の華 《ネタバレ》 言葉は受け売りだが、冷めた常識人より熱いバカ。変態だろうがクソムシだろうが、最も重要なのは過程や結果ではなく、意志だ。個人的には、どんなにイタイ行動であろうと(特にガキなら)それはよいのだ。「思い」がそこに在るならば。 残念ながら本作の主人公は本当に本当に空っぽで、そこには欲望も理性も慈しむべき他者への配慮も、普通の人間ならば当たり前に備えているだろうものがまるで欠落している様に見える。「仲村さんのため」という愛とも恋とも同情ともつかぬ感情が垣間見える「夏祭り」は個人的にはむしろまだマシで、前半の「教室」事件辺りはそれが本当に顕著で、過激な行動だけが完全に浮いている。言い方は悪いが、汚物を撒き散らす獣を見ている様なもので、観るに堪えず、微塵の共感も出来ない。漫画もアニメも未見だが、これってホントにこういう話なんですかね?ホントに、という意味では、台詞が微妙に当り障りの無い表現に改変されている様に感じる箇所が散見されるのも気になる。 もう一点、ド級に可愛い玉城ティナのイカレ芝居・ゲスい台詞回しを存分に堪能できるのは本作の数少ないウリだとも思うが、仲村と春日の関係が単純な恋愛感情に集約されてしまいかねないこの配役は、やや疑問に思う。私の勝手な思い込みかも知れないが、仲村が佐伯より明確にブスである方が(てゆーかドブスでいんじゃねーかって気もする)より正しくなる物語にも思う。[インターネット(邦画)] 4点(2020-03-08 21:41:49)《改行有》

469.  東京喰種 トーキョーグール 《ネタバレ》 原作未読。設定や世界観&ダークでハードな話の内容自体は、原作が良いのだろうが決して全く悪くはない。役者の演技も好きなものが多い。窪田正孝の狂気の芝居もかなり良いし、脇役連中も中々(清水富美加はメチャ可愛いし、大泉洋や鈴木伸之も良い芝居に思う)。 問題は演出で、妙に盛り上がらないローテンションが終始続くので、正直かなり退屈。結局テンションが上がるのはアクションシーンなのだが、アクションのつくり自体はまま平凡だし、CGが流石に世界最高レベルとはいかず少しチープなのも痛恨。残念ながら、世界水準のダークアクションには程遠い出来と言える(ハリウッドがリメイクしたら、やや観れる作品になるかも)。続編については、清水富美加の降板をどうカバーするかが恐らく最大のキモかと。[DVD(邦画)] 4点(2020-03-08 01:49:32)《改行有》

470.  スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 《ネタバレ》 前作の犯人・浦野には、実はネット犯罪を伝授した闇の師匠が居た…その男こそ、悪の天才ハッカーにしてダークウェブの支配者、Mだ!! とか言い始めて以降は半笑いで観ていたが(大体開始15分くらいから)、前作で二人だけ評判の良かった千葉雄大と成田凌だけ残してのサスペンス展開は中盤まではそこそこ観れなくもない出来にも思う。終盤はなんかよう分からんが、コミカル要素もふんだんに盛り込まれ、少なくとも前作程度には楽しめるのではないか(個人的な一押しシーンは、お盆を持って登場するアキラ100%)。あと、神奈川県警の無能ぶりはもはや内閣総辞職必至レベルで、これには旧態依然とした日本の警察機構に対する崇高な批判精神を大いに感じ取れる(嘘)。 一点だけ、せっかく北川景子をクビにしたのに、続いて連れてきたのが白石麻衣というのは何がどうなっているのか。こいつらには学習能力というものがないのか。[映画館(邦画)] 4点(2020-02-24 00:01:51)《改行有》

471.  家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。 《ネタバレ》 ひたすら可愛い榮倉奈々のコスプレ合戦と、安田顕のコミカル芝居の掛け合いはかなり面白いが、全体的にはややテンション下げ下げな夫婦問題の話(しかも間延びしてる)が続いてゆく。元ネタの一発ギャグ風味を何とか映画に仕立てようという試みが、もう一歩の所で成立し切っていないという印象(試み自体はチャレンジングで良いとも思うのだが)。ただ、特に安田顕の演技は前述どおり非常に面白かった。流石の芸達者。[インターネット(邦画)] 4点(2020-02-15 02:12:43)

472.  スマホを落としただけなのに 《ネタバレ》 サイバー犯罪の身近な危険性を様々に映画に取り込んでいるが、社会性のあるテーマに挑戦しようという姿勢自体には個人的には非常に好感が持てる。しかし、幅広くトピックスを扱っているつくりからも、どことなく社会啓発ドラマの様な(映画とは言えない)質感にも感じられるし、その大きな原因が一部出演者の大根な演技にあるのも間違いが無い。と言うかなんか全員(更に言えば演出全般も)、低いレベルの方に合わせてしまっているかの様な統一感のある締まりの無さが感じられる。冒頭から終盤までに及ぶテンポの悪さ、入れ替りの不可解さ(いくら何でもDNA鑑定とかするよね?大体なんで友人名義で借金しといて本人名義の借金が無いのよ?)、なんの変哲も無い幕切れも含めて、高評価とはし難い作品。[インターネット(邦画)] 4点(2020-02-11 12:03:00)

473.  時時巡りエブリデイ 《ネタバレ》 鳥居みゆき主演作だが、肝心の鳥居のキャラはちょっと変な人程度にとどまっており、サイコな芸風を生かし切れてはいない印象。ストーリーのアイデアも平凡、演技も全体的にやはり稚拙と言う他ないレベルで、超低予算「らしい」作品としか言えない。一点、ババア役の女優が鳥居に増して毒電波を垂れ流しており、あと20年経ったら鳥居もこんな感じになってんじゃねーかと思ったり。[DVD(邦画)] 4点(2020-02-10 23:37:14)

474.  血まみれスケバンチェーンソー 《ネタバレ》 原作を読んでないと見どころが無い映画なんだろうなあと思う。設定の説明は(特に序盤)殆ど無く、ストーリーもどうでもいいし、その他の見せ場も(原作再現と内田理央のフンチラ以外は)特に無い。だが、その辺のクソB級映画に比べれば、なるたけクオリティ高くつくろうとしてるのは分かる(スプラッタシーンや、演技もイマイチながら役作りは頑張った感が出てる、等)。ただしその分、Z級的な楽しみが少ないのは頭の痛い所。中途半端なクオリティとも言える。[DVD(字幕)] 4点(2020-02-04 20:29:37)

475.  映画 賭ケグルイ 《ネタバレ》 ギャンブルが題材の作品として致命的に不出来だと思うのが、借金がどーたらゆってはいるものの、負けたら命取られるかの様な敗北の「重さ」がまるで感じられないという点である。生徒会から大金配られて(身銭ですらない)、チャチで緊張感の無いゲームでそれを取り合いっこして、何が凄いんだか分からない連中がさも「私スゴイのよ」オーラを出しまくってテンションMAXの珍妙な芝居を繰り広げる様から感じられるのは、ただひたすらに背伸びしたお子様の幼稚さ&この上ない上滑り感である(ガキの遊びにしか見えないのよね)。絶対に負けられない勝負なら、例えコイントスですら手に汗握る極上のギャンブルに為り得る。それに比べれば、賭博のゲームがそれ自体として面白く工夫されている必要など全く無いのである(てか本作のギャンブルゲームの仕掛けはかなり稚拙で、別によく出来ているとは微塵も思わないけど)。 唯一、絶対に負けられない感を多少なりとも出していたのが福原遥で、この人のイカレ芝居には背景がある分だけそこそこは興味深く観ることが出来た。女優として新境地を切り開いてる感も全開で、そこは中々に感慨深い。[インターネット(邦画)] 4点(2020-01-12 21:39:36)《改行有》

476.  デスフォレスト 恐怖の森5 《ネタバレ》 尺も増えたし、予算も増えたようで色々とクオリティがダンチに上がっている(ジトっとした「間合い」がだいぶ普通のホラーぽいし、役者もちゃんとした人を結構大勢使ってるし、音楽とかも無駄にクラシック使ったりして向上してる)。しかし今回の舞台はなんと渋谷(デス渋谷にタイトル変えろ)。 都会で次々に失踪事件が発生するということで当然プチ社会問題化している状況で、特に中盤は「もしこの手の化物が本当に都会で発生したら」の分析と対策の流れのシミュレーションを展開運びのコンセプトにする所まで足を突っ込んでいるのだが、そこの部分の出来がかなり適当で正直あんまし面白くない。結局話が回りだすのはいつもの通り残り30分からだが、今度はチョイチョイ笑えないギャグを挟んでくる始末で(オタ芸とか全身タイツとか)、なんつーか今作は全体の構成・演出の大方針がイマイチしっくり馴染まないという印象。まあ、少しは前作までとは違った話になっているのを良しとするのか、結局つまんないので駄作扱いするのかは判断に悩む所だが…[DVD(邦画)] 4点(2020-01-03 22:55:54)《改行有》

477.  デスフォレスト 恐怖の森2 《ネタバレ》 今作は舞台が学校で主要キャラは女子高生。若い女の子のキャッキャウフフなので前半のあれやこれやは(前作の自分勝手で不愉快な連中に比べれば)だいぶ観てて楽しい。しかし、ホラー描写はスプラッタシーンが多少レベルアップしている感はあるものの、例の顔については前作のようにフラッシュ的に出てくるならまだしも、こんなに思いっ切り出て来られるとただ間抜けなだけにも感じられるというのが正直なトコロ。全体的に演技のボンクラな倉持由香よりも、オシロさんが部長面がハマってて可愛い(女子高生つーにはやや年齢に無理があるケド)。[DVD(邦画)] 4点(2020-01-03 22:53:11)

478.  デスフォレスト 恐怖の森 《ネタバレ》 フリーのホラーゲームの映画化らしい。ストーリーは殆ど無く森で怪物に襲われるだけという映画だが、怪物の造形や(例のあの顔)、終盤のバイクで怪物に追われるシーン、あと食堂の胡散臭い老婆の雰囲気等はそこそこ良くなくもないように思う。ただ、中盤の恐怖シーンはいくら何でも暗すぎて(森の中でほぼ自然光という)何をやってんのか全く分からない。モロ低予算な感じ。[DVD(邦画)] 4点(2020-01-03 22:52:03)

479.  人間失格 太宰治と3人の女たち 《ネタバレ》 やはり、なんか色々と腑に落ちないなあという作品。比較的行動原理のハッキリしている女3人(太宰に傑作を書かせたい本妻、太宰の芸術の一部になりたい愛人一号、太宰と死にたい愛人二号)についてさえも、端的にその場面でどういう心情でそうしているのかが伝わらない場面がかなり多い(殊によく分からんのが宮沢りえの本妻)。それよりも何よりも太宰本人について、何故にそこまで破滅的に堕落しているのかすらサッパリ分からない上に、創作意欲を含めて何かに対する情熱・思いというものも更々感じられず、唯々しょーも無い駄目男にしか見えない(傑作を書きたいとも思ってなさそうだし、本気で死にたいとも思ってなさそうだし、女を本当に愛しているという風にも見えない)。 それでいて個々の演技は総じて妙にテンションが高いのが多いので、更にピンと来ない上に上滑り感も強く、鑑賞中ずっと頭に「?」が浮かびっぱなしだった。ただし、気合の入った俳優陣の演技はあくまで表面上はそれなりに上質で、映画のテンションを保つのには辛うじて成功している(脇役の男共(特に藤原竜也)の演技は中々良かった)。 美術・映像の点では今作は大分大人しいように思うが、それでもハッとするような質の高いショットも散見され、ここは流石の蜷川実花と言うべきクオリティが健在。やはり問題は、主役の太宰の人間の掘り下げが非常に甘い・いい加減なことに尽きるように思う(土台、実話が題材なのにこれが真相だとは全く思えない時点で、どこか違う星の話にならざるを得ない)。蜷川実花の映画としては、これでも実は一番中身があるようにも思うが、所詮またこれも「上っ面だけの」映画だと言える。観たいのは「何故太宰が『人間失格』を書けたのか」「書けたのに何故死んだのか」の真相なのだ。 『ヘルタースケルター』では脱いでたエリカ様は今回は鉄壁で、二階堂ふみだけが乳首出してるという点も不釣り合い。役柄的にも絶対NGな片手落ちだと思う。[映画館(邦画)] 4点(2020-01-03 19:10:53)《改行有》

480.  君の名は 第二部 《ネタバレ》 サブストーリーを織り交ぜながらドロドロと進行するが、発生する事象が現代の観点からすると軒並み平凡で工夫が無く、中々にダルい。完全に中弛みな第二部だが、最終章への期待は膨らむ。[DVD(邦画)] 4点(2019-12-07 18:12:04)

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