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プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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501.  歌麿をめぐる五人の女(1946) 溝口映画の女たちはけして男の添え物にはならない。(↓男が添え物なんですね。)一人の人間として女を描く。この作品ではそれを特に感じる。女をしっかりと描けばこんなにも生々しいモノが出来あがる。女の情念、女の欲、女のプライド、女の意地がぎっしりと詰まった映画。製作時からすればそれだけでも評価されるべき作品なのかもしれません。資料の少ない謎の絵師・歌麿(写楽ほど謎ではないですが)にまつわるエピソードも時代考証がきっちりとされており、そのおかげで楽しく拝見することができました。ただ、『雨月物語』の後に見たせいか、それともタイトルから勝手にもっと妖艶なものを期待してしまったせいか、いまひとつ物足りなさを感じてしまったことも事実。歌麿なのに肝心の「絵」があまり出てこないのもなぁ..いや、絵は出てこなくていいんですが絵を書いてる時のモデルを、舐めるようにじと~っとカメラが捉えてくれたら..あっ、それじゃぁ男の添え物映画になっちゃうか..。まだまだ修行が足りんようです。6点(2005-01-06 12:36:39)(良:1票)

502.  雨月物語 私もぐるぐるさん同様、溝口初体験がこの作品。溝口という名が日本よりもヨーロッパのほうが知名度が高いということ、『雨月物語』がこのうえなく美しいということ、くらいは前々から耳にはしていました。で、いざ鑑賞。はじまってすぐに「え?これのどこが美しいの??」しかし最後まで、いや、途中まで見て納得。私はこの作品で言われるところの「美しい」の意味を取り違えていました。ここでいう「美しい」はモノクロであることを活かした美や目にやさしい美ではなく、構図とカメラワークで見せる美。とくにスローボートさんが絶品とおっしゃるところのシーンと大河内伝次郎ノ介さんが泣けてきたとおっしゃるシーン。あまりの美しさに2度目の鑑賞ではこの二つのシーンを何度も巻き戻して見てしまいました。 「溝口見ぬものは人にあらず」ですか..誰が言ってるんですか?(ニガ笑) でも日本映画の巨匠=クロサワの図式が定着している今日の日本において、そう言われるお気持ちもわかるような気がします。8点(2005-01-05 15:38:08)(良:1票)

503.  キル・ビル Vol.1(日本版) これは漫画。漫画の実写版という意味じゃなく、日本の漫画的プロットを映画的ではなく漫画的に見せる映画。このように”あえて”映画的表現を排除した映画に『マトリックス』があります。こちらはアニメ的プロットをアニメ的に表現した映画。どちらの監督も他作品では映画的表現を既に見せているので”あえて”としておきます。この作品と同時期の北野武の『座頭市』も漫画チックと感じましたが『キル・ビル』は設定、構成、キャラ、カット割、あからさまな引用等、全てにおいて漫画チック。あきれるくらい漫画チック。つじつま合わせまで無視した徹底ぶりが気持ちいい。このVol1はほとんど戦ってるだけというのも天晴れです。しかし殺るか殺られるかの緊迫したシーンでも頬を緩ませるあの日本語は狙ってるのか?たしかに漫画でも外国人のセリフはカタカナ表記の日本語だもんなぁ..7点(2004-12-27 13:50:40)

504.  花とアリス〈劇場版〉 花とアリス、ふたりの会話が楽しい。説明としての会話が無いどころか、言葉無く表情やしぐさだけで会話をしているところもあり、その様はすごく自然で素直に「ふたりはいつもいっしょで仲がいいなぁ」と思わせてくれる。そしてお互い別の人間と会話するときには微妙に別の顔を見せる。とくにアリスの目上の人と話すときの舌ったらずなしゃべりと硬い表情、父親と話すときの気をつかわないぶっきらぼうな言葉と居心地の良さそうな表情がアリスという人間をうまく表現している。よくよく考えれば同じ人間でも相手によっていろいろな顔をみせるというのは当たり前のことなんですが、その当たり前のことを丁寧に描いているところが好感を持てるし、だからこそ自然に感じるんです。アリスの何かを食べるときのブサイクな顔も面白かった。そして花の泣き顔。コレはやっぱどアップで正解だと思います。素敵な泣き顔です。ラストのバレエも美しかったけどその後の広末の「あっ、パンチラ..」の一言!いや、バレエがホントに美しかったんであって、あの、その、そりゃたしかにソレも...という微妙な男心をチクリと一刺し。ヤラレタ(笑)。それからチータさんのレビューで「あぁ!」と思いました。なるほどモネの絵のようです。私、モネの絵、好きです。だからこの映画も内容云々以前に生理的に好きなのかもしれません。8点(2004-12-13 12:34:03)(良:1票)

505.  六月の蛇 最後の写真の、りん子の何かから解き放たれたような表情が印象的です。雨の映像も美しい。ラストで抱き合う二人のシーンでは涙が溢れました。でもあの激しい自慰シーンは..あれ、激しすぎないですか?まあ、実際に見たこと無いんでなんとも言えませんが..。レンタルビデオ鑑賞だったんですが、思わずボリュームを絞りました。オヤジたちが被らされてたあの覗き窓付きマスク、あれ面白い。どこ見てるのか一目瞭然で、その滑稽な様はまるでボリュームを下げてもしっかりと見ている自分を見ているようで..ハハハハッ..(ひきつり笑い)。7点(2004-11-15 12:03:37)(笑:2票)

506.  四月物語 ドキュメンタリータッチで描く入学式とクラスでの自己紹介、見ていて恥ずかしくなるくらいのリアルな初々しさが画面に溢れている。松たかこのプロモ?たしかにそうかもしれませんが、松たかこはちゃんと卯月という名の女の子になっていました。岩井監督の作品を見ていつも思うのは”綺麗で淡い映像”というのもありますが、それ以上に役者が映画の中の役にちゃんとなっている、綺麗な映像の世界にちゃんとはまっている、というところ。これは役者の力というよりも監督の演技指導という演出の力がやっぱり大きいのではと思う。そういう意味でもやっぱり「映画」してると思います。短くない短編映画って感じ。作中に卯月が見ていた白黒映画『生きていた信長』のキャストの方が豪華で、いかにも年季の入ったフィルムを丁寧に再現していたのも面白かった。7点(2004-11-11 11:58:02)(良:1票)

507.  ジョゼと虎と魚たち(2003) ジョゼ(くみ子)の言葉がいちいちツボにはまって面白かった。こういう子、います。小さい子供に。ジョゼは本によって知識も豊富で肉体的にも精神的にも大人の女です。しかしコミュニケーションのとりかたが子供のようにストレート。でもちょっと違う。自分をさらけ出さない、かと言って装飾されない言葉。気遣わないけど感情の無い言葉。話すことでうちとけあうことを拒むような単刀直入な言葉。おばあちゃん以外の人との接触を遮断されていた女の子という特殊な設定ゆえのこの言葉のひとつひとつがとても印象的。本では知っている虎や海を実際に見た時の表情もすごくいい。そんなジョゼを見て初めて実感する世界観の違いに恒夫のセリフ無く心情を伝えるホテル、そして車中のシーンもなかなか良い。あっちにフラフラこっちにフラフラしていた恒夫が真剣に自分を見つめなおす。ジョゼとの出会いと別れのなかで成長していく恒夫の物語。良かったです。7点(2004-10-29 11:20:40)

508.  竜馬の妻とその夫と愛人 そこそこ楽しめましたが、中井貴一と木梨憲武のコミカルな演技のMAX時は度を超しているように感じてしまった(舞台劇なら面白いと思いますが)。中井貴一は某カード会社のCMキャラとかぶってます。竜馬に愛され竜馬を愛した女の竜馬亡き後の生き方をまじめに描いている点とオープニングのシリアス度からすれば、もう少し抑えたコミカル演技で笑わせてほしかった。それか、徹底的に三谷幸喜カラー全開のコメディにしちゃうか。うん、後者のほうがいいかな?あの(笑えない)オチで笑いをとるならやっぱり全編コメディでいっとかないと。5点(2004-10-26 12:13:47)

509.  ピストルオペラ 夢や幻想の部分をあり得ない(現実感の無い)映像で見せる映画はいくらでもあるが、鈴木清順の映画は違う。すべてあり得ない世界。とくにこの作品は顕著。同じワンシーンなのにカットごとに登場人物の立ち位置が変わったり背景が変わったりする。前のカットの画は次のカットにはなくなっています。どんなに細かいカット割をしていてもこれは清順流ワンシーンワンカットなのです。(ワンシーンをワンカットで撮るのではなくワンカットがワンシーン。)そしてこれはどんな芸術分野においても出来ない、映画だからこそ出来る表現。従来の観客にやさしい映画文法をぶっ壊したのはゴダール。壊すことによって映画の表現方法の幅を広げ映画にしか出来ないことの可能性を提示した。清順映画はまさにその可能性を最大限に使いつつさらに「美」で被う。この「美」は監督のセンスそのものでまさに天才の技。これまでの作品でも奇天烈なカメラワーク、あり得ない編集、奇妙な演出に驚かされてきたが、仮に奇を衒うことを目的に作ったとしても毎回毎回あっと言わせるなんて凄すぎる。大正浪漫三部作がいかにも”芸術”って雰囲気を持っていますが、私はこの『ピストルオペラ』で気絶しそうになりました。9点(2004-10-22 11:51:34)(良:1票)

510.  夢二 まずは着物や家具などに反映される清順監督の美術センスに一見の価値あり(花柄のアタッシュケース欲しい)。三部作の前ニ作同様に「生」と「死」を描きます。しかし前ニ作に登場する人達は皆生きながらに「生」を感じさせなかったが、この作品の登場人物達は皆生き生きとしている。生きている人間から発せられる感情や色気を感じる。原色の黄色も「生」を感じる。だから前ニ作と比べてどこか「軽さ」を感じるんだろうが、私は好きです。大正時代の風景をカメラが静かにとらえる、流れるようにカメラが移動していったと思ったら突然止まる、と思ったらまた動き出す。相変わらず挑発的なつくりにいちいち驚かされながら清順ワールドを堪能しましょう。10人の夢二のシーンはやっぱり参りました。7点(2004-10-21 12:08:01)

511.  陽炎座 『ツィゴイネルワイゼン』では「生」と「死」の世界を一応分けてましたがこの作品では同居してます。なので摩訶不思議度はさらにアップ。さらにさらに、すぺるまさんのおっしゃるように繋がらないカットの応酬に観客は混乱必至。しかしやっぱりそそられる。この観客に不親切なカット割がなければここまで没頭できなかったかもしれない。そして圧倒されるのは絶妙なピンポイントで原色を配する色使い。特にラストシーンの「美」は参りましたとしか言い様がない。芝居小屋の一連のシーンは考えつくこと自体が凄すぎる。それにしても楠田枝里子はキンキンの横に立つとばかでかい女に見えるけど、相手が松田優作だときゃしゃに見えるから不思議だ。7点(2004-10-20 11:53:30)(良:1票)

512.  ツィゴイネルワイゼン 難解ということでリンチの名前が挙がるんでしょうが、鈴木清順という人はどちらかというとゴダールの系統だと思います。映画文法を意図的に壊してますから。でもその部分だけであとは完全な独自の世界感を持っている。この作品では”あの世”というあいまいなものを彼の独特なセンスでもって描いているので余計に奇怪なものとなってます。驚かされるシーンは挙げればキリがないのですが、ひとつ。青地の現実と妄想(妄想も現実かもしれない)の中、小稲(あるいは園)が着物を脱ぎます。そこでオッパイもあらわにニッコリとポーズをとるカットが一瞬映し出される。ゴダールの踊らないミュージカル『女は女である』のアンナ・カリ-ナを彷彿させますが、こちらはオッパイ付きですからこちらの勝ち、、(冗談ですよ)。もうこのシーンだけでこの映画を愛せます。大正浪漫三部作の中でこの作品だけ未見のままで、本年ようやく観ることが叶った作品なのですが、期待を裏切らない傑作でした。これは今後、何度も観ることになると思います。8点(2004-10-19 15:34:30)(良:1票)

513.  けんかえれじい 清純なマドンナとひとつ屋根の下という設定の中、主人公が日々男を磨く為にケンカに明け暮れる、、、というなんとも青臭い青春ドラマなんですが、まずはこのときからすでに斬新なつくりになっていることに驚いた。別の部屋でピアノを弾く道子と自分の部屋にいる主人公・麒六を同じひとつのセットで撮る。部屋から飛び出したかと思うとソコは麒六の頭の中。会津で学生がしゃべりながら歩くシーン、それをカメラは追わずカメラの前を通りすぎるカットを繋ぎ合わせる。鈴木清順、あなた凄すぎ!当時は受け入れられたのでしょうか。弱い先生(たしか浜村純)が生徒にバカにされるシーンの怒涛の細かいカット割は観客にけんか売ってますね、絶対(笑)。で、青臭い青春ドラマで終わらないから尚凄い。男を磨くという若者の向上心が時代の渦に巻き込まれようとする手前で映画は終わります。道子のラストシーンが「暴力がもたらすもの」を象徴しているように感じる。一瞬しか映らない北一輝役の俳優の目がまたいい。7点(2004-10-18 14:09:21)(良:1票)

514.  メンフィス・ベル(1990) 自国に正義があることを前提に自国の過酷な責務を全うした若者を英雄視した映画はアメリカ映画に限らず日本の映画でもあります。自国の損害のみで反戦を装うこの手の映画はあまり好きではありませんが、そのことで大きく評価を下げることはあえてしません。もちろん加点なんてありえませんが。こんな映画ばっかりだったらイヤだけど、反戦映画ではなくあくまで戦争下での一方からのみ見たひとつのエピソードとしてとらえますが、映像はチープでした。チープさの最たる特撮はひかえめにして空中戦をB17の機内をメインに撮っていたのはなかなか良かった。もともと深みの無いドラマ、唯一の見せ所のこのシーンをメンフィス・ベルだけでなく他の機内も映してアクション度をあげてくれたほうがまだ素直に楽しめたような気がします。戦死者の遺族からの手紙に涙を浮かべる上官のシーンは悪いけどしらけた。4点(2004-09-13 14:06:43)

515.  黒い十人の女 当時はどうだったのか知らないが今観ると、昔のファッションを今風にアレンジして着こなしているようなお洒落さを感じます。白黒フィルムに今も活躍している人達の若かりし姿を見るわけですが、その一方でオープニングで先の展開を見せる構成といい、浜辺の10人の女の描写といい、すごく現代的でそのアンバランスさが凄くかっこいい。ストーリーは簡単でちょっとバカバカしかったりするんですが、「一人の男が10人の女と遊ぶ」から「10人の女が一人の男を共有する」へと主導権が変わるだけで全く別の関係になるというアイディアが面白い。それにしても歳をとって容姿が変わるのは当然としても声ってあまり変わらなかったりするんですが、中村玉緒は全然変わってますよねえ。6点(2004-07-09 15:31:15)

516.  刑務所の中 運悪く『実録!刑務所のヒミツ』という本(←映画とはなんの関係もありません)を読み終わったすぐ後に観たのですが、本で読んで既に知ってしまった刑務所のキマリをただ流してるだけで(本では、もちろんあんなに楽しそうではなかったけど)ストーリーが無い。原作者である花輪さんのおっとりとした性格をコミカルに演じた山崎努は良かったがソレだけ。刑務所の実態を描いた映画じゃないんだからどうせならもっと主人公のキャラを生かしたコメディに撤してほしいなあ。  尚、この作品は普段映画を観ないウチのヨメさんが観たいというので借りてきたもの。そして上記の書籍もヨメさんが持ってた本。なぜそんなに塀の中を知りたがるのだろう?まさか入る予定でもあるのか? 聞くのが怖い。// 追記(6/2)昨晩、寝室で安部定の本を発見しました。私のレビューが途切れたときは察してください。2点(2004-05-24 10:44:18)(笑:7票) (良:1票)

517.  赤い橋の下のぬるい水 川の水と海の水が交わる赤い橋の下。川がカドミウムで汚染されたイタイイタイ病の逸話。超純水がおいしくないという話。川で溺れ死んだサエコの母。入水自殺したサエコの前の男。都会からはじかれ漁師になる陽介。そしてサエコのぬるい水。これだけ”水”をからめているにもかかわらず、サエコのぬるい水がインパクトありすぎて他が希薄に感じられるのが残念。そのかわり、水が織り成す縁の中に女の神秘性を感じる。サエコを演じた清水美砂が妊娠中だったということを知って観たせいで余計にそう思うのかも。水が噴出す時の音楽は絶妙。5点(2004-05-12 13:54:52)

518.  マルサの女 邦画にありがちな名作ぶった”間”が無い。日本のテレビドラマと映画の違いのひとつにこの”間”があると思うんですが、この作品ではソレを極力排除しているにもかかわらずちゃんと映画している。キャラ設定がしっかりしている為、心理描写に”間”を使ったりしなくてもちょっとした会話や行動で観客に伝わる。コミカルすぎるキャラもシリアスな題材とのバランスがうまくとれている。マンガチックでもしっかり人間ドラマも描かれる。伊丹十三監督は、一見娯楽には不向きな日本的題材を独特なテンポで面白おかしく仕上げるのが非常にうまい。中でもこの作品はホントに面白い。アイディアだけでは終わっていない。7点(2004-04-28 11:44:09)

519.  座頭市(2003) 有名な殺陣師というのは殺陣のシーンにおいてはまるで監督で、本来の監督の演出を無視した殺陣をさせるそうだが、北野監督は我を通さない殺陣師を紹介してもらったらしい。正解です。本当の真剣勝負というのは一瞬できまるもんだと思います。ましてや居合や仕込みは、一瞬で切る為の術。よかったです。これまでの殺陣=チャンバラをあざ笑うかのようなシ-ンがガナルカナル・タカが3人に剣術を教えるシーン。そう思ってみたので、その後の展開に大爆笑しました。映画で”大爆笑”というのは久々です。キャラ配置からストーリー展開はすごくマンガチックでした。もちろん良い意味で。ただ、娯楽に徹した作品であることは、事前に知っていたので過大な期待はしないようにしてたんですが、やはりキタノ作品ともなれば100%そう思えないんですね。キタノらしい美しい映像を、静かな緊張感を、少し期待していたようです。次回作、本気作を期待しております。6点(2004-03-22 13:22:35)(良:1票)

520.  7月7日、晴れ 世界的アーティスト?まあいいとして、そんなだいそれた人に簡単に電話番号書いたメモを渡せるなんて。ボディガードは即解雇は間違いない。だいたいなにも世界で一番明るい夜と言われる東京で、天の川見ようとするなよ。でもみんな消しちゃうんだもんなぁ。2点(2004-03-04 11:46:13)

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