みんなのシネマレビュー |
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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
501. KAMACHOP カマチョップ 《ネタバレ》 野球中の落雷で死んだ二人が、天国か地獄かの選別試験で、死神の課題をクリアしようと奮闘する。 ストーリーが古いマンガのようでつまらない。 幽霊もののよくある設定で、言いたいことはわかるのだが…。 低予算のインディーズ映画にしては脇役にいい役者も出ていたのに、それが生かしきれなくてもったいない。[映画館(邦画)] 3点(2012-12-27 00:31:01)《改行有》 502. シコふんじゃった。 《ネタバレ》 大学の弱小相撲部が舞台のスポ根コメディ。 『がんばれ!ベアーズ』路線で、安心して楽しめる。 相撲部のメンバーも愛すべきユニークな面々が揃った。 主人公が単位のために始めた相撲部に本気になっていく過程は、よくあるパターンを踏襲しているが、爽やかで後味がいい。[ビデオ(吹替)] 6点(2012-12-26 00:29:56)《改行有》 503. 800 TWO LAP RUNNERS 高校生の青春物。 陸上部、恋愛、友情、ライバル、セックス、同性愛、兄妹の微妙な関係、夜のプール。 思春期らしい刺激的なアイテムを盛り込んでいるが、散漫で共感できず、追体験もできないので退屈。 原作の小説は未読だが、読んでいればもっと理解できたのかも。 新人俳優の何人かの演技が拙くて、ストーリーにも全然乗れない。[地上波(邦画)] 3点(2012-12-26 00:22:55)《改行有》 504. 椿三十郎(1962) 《ネタバレ》 椿三十郎のキャラがよく、かっこいい。 椿の合図で敵を騙すのもシャレている。 敵方の捕虜のとぼけた味は、コミカルで楽しい。 リアルタイムで観ていたら、もっと衝撃的だったかもしれない。 でも、今だと娯楽性のある映画は他にもいっぱいあるので、ありがたみは減っているか。 ラストは、西部劇の早撃ちガンマンの決闘のようでシビれる。 血の噴き出し方が変だったのは、ご愛嬌か。 誰でも楽しめる作品だと思うが、深みは感じなかった。 期待があまりにも大きすぎたようだ。 [DVD(邦画)] 7点(2012-12-25 00:15:43)《改行有》 505. 文学賞殺人事件 大いなる助走 《ネタバレ》 筒井康隆「大いなる助走」の映画化。 新人作家を目を通して、文筆業の舞台裏をのぞき見る思いで、なかなか興味深い。 登場するのは、癖のある俗物ばかり。 理屈だけは達者な文学少女を、性欲の捌け口にしている小説家志望の男(石橋蓮司)。 新人(佐藤浩市)の落選を願う同人誌のメンバーたち。 自分の欲望と都合で、いいかげんに入賞者を決める審査員たち。 直木賞に三度落選した筒井自身も、SFを書いているせいで賞を取れない作家役で出演。 恨みつらみの本音を役にかこつけてぶちまける。 よほど根に持っていたのだろう、文学賞の権威をとことんコケにする内容。 作品全体に、痛烈な皮肉の込もったユーモアが効いている。 ラスト、兄が受賞したとの知らせを受ける妹の妄想と、次々に映しだされる同人誌。 一握りの成功を夢見るあまたの作家志望の姿が、映画の余韻と共に浮かんでくるようだ。 原作者の経験に裏打ちされているだけに、その姿はリアル。[ビデオ(邦画)] 6点(2012-12-25 00:09:15)(良:2票) 《改行有》 506. みんな~やってるか! 中身すっからかんのおバカ映画。 なのに、笑えないので寒いだけ。 悪ふざけを2時間近く見せられるようできつかった。 ただ、最初からまったく期待させない分、怒りは沸かない。 確信犯での気取りのなさに、1点おまけで。[インターネット(字幕)] 1点(2012-12-24 00:43:05)《改行有》 507. 戦場のメリークリスマス 《ネタバレ》 公開当時、観終わったとき感じたのは、退屈と戸惑いしかなかった。 ラストも「何じゃそれ?」としか思えなかったが、最近観直してみると印象は違った。 ハラの笑顔に、集団的狂気の悲哀が浮かび上がって切なくなる。 こうした重苦しいテイストの映画は本来あまり好みではなく、同性愛的描写も共感できない。 わからない馬鹿は相手にしないと言わんばかりの大島監督の演出も鼻に付く。 でも、何か考えさせられる作品ではある。 役者が本業でない出演者の大根芝居が気になったが、それも終盤ではさほど気にならなくなった。 ただ、ローレンスの日本語が聞き取りにくいのはマイナス。[インターネット(字幕)] 5点(2012-12-24 00:41:11)《改行有》 508. 卓球温泉 《ネタバレ》 どこにでもいるような専業主婦が、家出した先はさびれた温泉地。 そこで、卓球を使った町興しに力を貸すことに。 「相手が返せないような球を打ってはいけません」 夫婦の絆を取り戻す結末は予定調和的で、こじんまりとまとまっている。 ベタすぎて、見てるほうが恥ずかしくなるけれど。 温泉のごとく、善人ばかりのヌルい話で古臭い。 でも、くたびれた心を温めたい方にはオススメかも。[ビデオ(邦画)] 5点(2012-12-20 20:09:46)《改行有》 509. さや侍 《ネタバレ》 野見さんは、深夜番組のバラエティ「働くおっさん」シリーズが衝撃的で最高だった。 腹を抱えて笑って、涙が出るほどだったのを覚えている。 この映画での野見さんの使われ方は、まるでバラエティの延長戦上。 人間大砲、人拓、ロデオ、人間花火などなど。 無茶ぶりされて、そのリアクションを見せるかのようなパターンが延々と続く。 これを映画で見せられても、だれてくるだけで、スベリ笑いにもならない。 映画という作り物の中では、あの野見さんの破壊力は見られない。 始めから終わりまで少しも笑えないし、ラストの泣かせようとする流れも、どこか冷めて見てしまう。 遺書の朗読が途中から歌に変わるのも、意表をつくだけでしかなく、BGMにのみ使うほうがいい。 常に予想や常識への「裏切り」を大事にしているのはわかるが、そのことを優先しすぎて失敗しているように見える。 監督の思いとしては、自身の笑いに懸けた生き様を、野見さんを通して暗喩的に表現したかったのだろう。 その根底にうかがえる自負の強さとナルシストぶりが、今まではプラスに働いてきたものの、映画では悪いほうの目に出てしまった。 ラジオや本で時折吐露していた強烈な自負と、自らの評価への不満は、洒落や冗談ではなく大マジだったようだ。 コントやトークにかけては天才的な松本人志でも、映画はまた全然別物なのだと思わされる。[DVD(邦画)] 3点(2012-12-20 03:27:03)《改行有》 510. 天国と地獄 まさに映画のお手本。 お手本を参考にして作られた映画やドラマがたくさんある。 そのせいで、かなり損をしているような…。 後発映画を観てから、オリジナルを観ることのほうが多いから。[ビデオ(邦画)] 7点(2012-12-19 20:08:30)《改行有》 511. 大病人 《ネタバレ》 伊丹十三監督らしく社会問題を含んだ作品。 末期がんの映画監督(三国連太郎)が、自分の病名を悟っていく過程が痛々しい。 あの幽体離脱と臨死体験はどうなのって思うけど。 「死を敗北と思いたくない。やりたいことをやった後の安らかなエンディングと思いたい」 いたずらな延命処置を拒み、映画の完成にかける姿には、死への敗北感などない。 般若心経の演奏はどうなのって思うけど。[ビデオ(邦画)] 5点(2012-12-19 00:26:20)《改行有》 512. お引越し 《ネタバレ》 両親の離婚を受け入れられない小学6年の少女。 懸命にあれこれ抵抗するが、両親はもてあますだけ。 風呂場に立てこもるレンコの前で、両親が言い争う場面。 なかなかわかりあえない気持ちが、もどかしい。 揺れる少女の心理と成長が、相米監督によって丁寧に描かれる。 テーマはありきたりだが、普遍的なもの。 地味な映画だが、じっくりと観させる。 終盤、幻想的な世界が展開する。 そこで、少女は昨日までの自分と決別する。 残念だったのは、幻想やらメタファーやらが目に付く映画は、個人的に相性が悪いこと。 そのせいか、自分の中ではラストにかけてやや失速した感が。 少女が成長したことは伝わってくるが、どうして急に両親の離婚を受け入れたのかがよくわからなかった。 幻想やメタファーに誤魔化された気になる。 デビュー作となる主役の田端智子がいい。 田中麗奈もデビュー作でそうだったが、セリフは棒読みなのに、不思議と自然体の存在感が光る。 替えの効かない重要なピースとなっていて、そのキャストがあって初めて作品が成立するほどにハマっている。 これはもう、天賦の才だろう。 それと対照的なのが、母親役の桜田淳子。 人気絶頂期の主役で見せた演技は、どうしようもないほどわざとらしくて見ていられなかった。 ところが、久しぶりに見かけた本作では、見違えるようでビックリ。 よっぽどの努力が察せられて、感心してしまった。[地上波(邦画)] 6点(2012-12-18 22:43:20)《改行有》 513. 異人たちとの夏 《ネタバレ》 一風変わった怪談風ファンタジー。 12才のとき事故で亡くなった両親に、浅草で再会した孤独なシナリオライター(風間杜夫)。 懐かしい両親の家に通いつめるうちに、精気が吸い取られるように衰弱していく。 胸に傷のある女・桂(名取裕子)は男を心配するが、男は通うことをやめられない。 片岡鶴太郎と秋吉久美子の両親が下町夫婦のいい味を出していて、ノスタルジーを刺激する。 桂との結末では、冒頭に男の部屋を初めて訪ねたシーンを振り返らせ、女の孤独感が浮かび上がってくる。 両親とのファンタジーと、桂との怪談は、それぞれまとまっているが、まったく異質なもの。 なので、二つの物語を無理に一つにしたような違和感はある。 あくまで両親との話がメインで、女との話を入れるならテイストを統一したほうがいい。 化け物変化する仰々しくてチープなホラーシーンを変えて、両親とのテイストに合わせてファンタジー色を強くしたなら、違和感はなかったかも。 原作は読んでないけど、山田太一の作風から、あのホラーシーンは考えられない。 そこは大林監督の演出の問題だろうが、傑作になりそこねた気がする。[ビデオ(邦画)] 6点(2012-12-18 22:25:16)《改行有》 514. さまよう刃(2009) 東野東吾原作の映画化だが、映画より小説のほうがいい。 原作のペンの力を映像の力が超えられずにいる。 娘を獣たちに蹂躙されて失った父の悲しみが、今ひとつ伝わりきらない。 原作の濃度を薄めて小さくまとめているために、感情の過程を飛ばされてしまうからだろう。 それでも、話が破綻しているわけではないので、決して観れないわけではない。[DVD(邦画)] 5点(2012-12-18 22:03:00)《改行有》 515. 漂流教室 《ネタバレ》 CGの発達してない時代に、この原作の映画化は無謀だった。 それに、ストーリーも思いつきのデタラメに改変。 意味のないアメリカンスクールの設定。教室で突然始まるミュージカル。 怪物との戦闘中にピアノを弾く教師。脈絡なく挿入される少女のシャワーシーン。 観る者を凍りつかせるクサいセリフと演出。 漫画の原作を台無しにした映画としては、『デビルマン』と双璧。[ビデオ(邦画)] 0点(2012-12-17 04:33:14)《改行有》 516. けっこう仮面2 「We'll be back・・・・」<OV> 《ネタバレ》 永井豪原作だが、同原作者の『デビルマン』がめちゃくちゃにされたら腹が立つ。 でも、『けっこう仮面』は正直どうなってもいい。 別に嫌いってわけじゃなく、B級感漂うふざけた作品になっても、原作もそんなもんでしょ?って意味で。 「顔を隠して体隠さず! けっこう仮面は誰でしょう?」 「おっぴろげジャーンプ!」 とことんおバカで、お下劣、ナンセンスなドタバタパロディ。 裸は出てくるけど、エロさはあまり感じない。 ストーリーの本筋なんかより、どんな気持ちで役者が「けっこう仮面」を演じているのか、そのバックステージに思いが及ぶ。 この作品のバックステージをシリアスに撮った映画が観てみたい。 そっちのほうがよっぽど面白いと思うんだけど。[インターネット(字幕)] 3点(2012-12-15 02:20:31)《改行有》 517. 破線のマリス 《ネタバレ》 報道の恣意的な編集を扱ったのは、リアルな問題として面白い。 ミステリーを得意とする野沢尚脚本だけに、サスペンスとして最後まで引っ張られる。 ところが、ラストのオチにガッカリ。 最後まで引っ張って、それはないだろうと。 どんでん返しにも、スコンと胸に落ちてくるものと、無理筋で落ちてこないものがある。 これは後者のほう。 主人公が嫌な女というのも、好みじゃない。 真犯人のことはメインテーマではないので未解明のまま終わるというのもわかるが、やっぱり消化不良。[ビデオ(邦画)] 4点(2012-12-15 00:28:01)(良:1票) 《改行有》 518. ガチ☆ボーイ 記憶を失う男という重くなりがちな題材を、プロレス研究会という設定でポップに仕上げている。 ただ、映画館で観るほどのものではなかったか。 [映画館(邦画)] 5点(2012-12-15 00:11:42)《改行有》 519. ファザー・ファッカー 内田春菊の実体験を元にした映画とか。 ホントかよって感じる部分もあるが、事実は小説よりも奇なりということか。[ビデオ(邦画)] 5点(2012-12-13 20:19:33)《改行有》 520. ナチュラル・ウーマン レズシーンでの緒川たまきの小悪魔的なエロさがいい。 ただ、それしか見所がない。[ビデオ(邦画)] 3点(2012-12-12 20:31:00)《改行有》
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