みんなのシネマレビュー
へちょちょさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1395
性別 男性
自己紹介

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12345678910111213141516
投稿日付順12345678910111213141516
変更日付順12345678910111213141516

41.  五瓣の椿 《ネタバレ》 何やらNHKのTV時代劇としてリメイクされるらしいですが…。果たして本作の岩下志麻が全身から発散させる”怨念と復讐の炎”を再現できるのかどうか、個人的には甚だ疑問ですな。そもそもお茶の間で見るには余りに際どい内容なだけに「オイオイNHK、ちょっとマズいんじゃ?」と突っ込みたくなります。で、その本作ですが‥野村監督の安定した演出と川又昂のカメラワークの美しさのお蔭で辛うじて悲惨なラストまで何とか観終わることができますた。出演者にかなり曲者を多数配しているので、彼らの演技を見るだけでも充分に堪能できるかとは思います。が、いかんせん長ーーーーーい上に、いくら何でも重苦し過ぎます。救いが無さ過ぎてやりきれません。マイナス2点。もしもNHKリメイクを見て軽い好奇心でオリジナルを鑑賞するつもりでしたら、恐らく凄まじいリバウンドを食らいますから、そこんとこよくよく覚悟して御覧を。先述の岩下の熱演もさることながら、お歯黒メイクの左幸子が演じる業の深いにも程がある”好色一代女”っぷりも隠れた見所かも。8点(2004-11-21 02:13:16)

42.  十一人の侍 《ネタバレ》 極端なまでにスーパーマン的な剣豪が、たった一人で大勢の敵をバッサバッサと斬り倒してメデタシメデタシ‥という従来の時代劇へのアンチテーゼなのは分かる。にしても、仮にも映画なんだから娯楽作品としての最低限の礼儀を欠いて、ひたぶるにテーマを追求するのは観客の存在を忘れた本末転倒と言わざるをえまい。工藤監督お得意の”集団抗争時代劇”も斬新に感じたのはぶっちゃけ「十三人の刺客」のみであり、「大殺陣」も本作も二番煎じ・三番煎じの域を一歩も出ていないように思う。特に本作はプロット構成から何から「十三人ー」のモロ焼き直しに過ぎず、しかも著しく見劣りする。まず何よりも菅貫太郎のバカ殿(斎厚)に「十三人ー」時のイッてしまった狂気が(もう大幅に)不足しているのが痛い、イタ過ぎる。あと、夏八木勲も主演としての貫禄が無い上に殺陣や所作が余りにも軽いので、「十三人ー」での千恵蔵の凄みには程遠く、とても作品を支えきれていない。斎厚暗殺の場面も当初の手筈通り木曽山中で決行していれば、少しは見応えもあっただろうに…。雨宿りの斎厚一行を雨中をついて襲撃する場面は「七人の侍」クライマックスを意識したのかどうか知らないが、いかにも取って付けた感じで悲しいくらい緊迫感ナシ!西村晃だけが生き残るラストも、十一人それぞれの個性が全く描写されていないので別に意外性も何も伝わってこない。こうなると「十三人ー」が際立っていたのは、工藤監督が最も否定したかったハズの典型的な時代劇スターである千恵蔵や嵐寛寿郎の功績だったコトになる。図らずも本作が見事にソレを証明した形になったのは何とも皮肉w。6点(2004-11-20 02:40:57)

43.  江戸川乱歩の陰獣 乱歩の映画化では恐らく最高傑作。加藤泰って監督は70年代斜陽の邦画界にあっても全く力量が衰えていない。凄いや。ただ、役者のレベルダウンは彼をもってしても如何ともし難く、あおい輝彦では全編を引っ張るには明らかに力不足。キャストではダントツで大友柳太朗がイイ。奥山和由はコレをよーーく観て修行し直せ!8点(2004-11-13 03:52:08)

44.  シベリア超特急 《ネタバレ》 皆さんの投稿を拝見していると何だか作品そのものをコメントするというより、恰も『「シベ超」と私』という壮絶なテーマでの「♂@♀∞」字の大学入試・小論文に真摯に取り組んでいらっしゃる受験生であるかのような錯覚を覚えてならない…。もし仮に人生の岐路に立つ大学入試でこんなユニークにも程があるお茶目な小論文テーマを与えられたとしたら、私なら絶望の余りキレて「戦争イクナイ!」とか「アーーーーーイ・ダディッツ!!!」とか何とか絶叫し、速攻で入試会場から強制退去させられるであろう。2点(2004-11-11 04:45:33)(笑:3票)

45.  機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 《ネタバレ》 作画監督が安彦良和じゃなーーーーーーーーーーーい!!!「父ジオンの元に召されるであろう…」とか何とか言うシャアの演説が意味不明。ええ~セイラさん、何で出てないの?いくら老け顔だったからって、ブライトは変わり無いにも程がある!!リファイン・ガンダムゼータって…全然リファインされてないジャン!!弱過ぎるし。戦艦に牽引される程のデカさにも拘らず、グレネード一発で沈むαアジールって一体…。ファンネルのロングレンジ射ち合いを期待したアムロ対シャアのMS決戦が何故に”どつき合い”やの??ん~取り柄ナシ、5点だ!5点(2004-11-07 04:01:47)

46.  稲妻(1952) 個人的には成瀬のベストワークに推したい。登場人物に極端な悪人も善人もいない実に平凡極まる点が如何にも彼の好む題材だ。原作:林芙美子との相性も抜群なのは当然であろう。黒澤や溝口の力感溢れるドラマや小津の上品さとも一線を画す、えも云われぬ”抑揚の無さ”こそ成瀬の真骨頂である!と信じて疑わない私としては本作で見せる浦辺粂子のダメダメな母親っぷりに陶然とさせられた。「ビギナー」なら優等生の”デコ”や初々しい香川京子に感情移入するも良し、「通」なら浦辺や村田知栄子、三浦光子の埒も無い愚痴に惚れ惚れするも良し。間口というか作品の懐は相当に深いし、幅がある。尤もコレは本作に限らず、当時の邦画の送り手と受け手の幸福な(しかもハイレベルの)関係を象徴する要素ではあるが。兎に角ストーリーを追うような映画ではないので、台詞に頼ることなく往年の名優たちの演技力そのものを徹底的に引き出して勝負する天才・成瀬巳喜男の職人技を存分にご堪能あれ。もちろん文句ナシの10点でおます。10点(2004-11-07 02:45:18)(良:3票)

47.  仮面ライダー対ショッカー 《ネタバレ》 当時のお子様に大人気だったTV特撮ヒーロー番組「仮面ライダー」を劇場映画・第1弾として公開したのが本作。予算がいつもより多めの分、ショッカーの悪事も「幼稚園バス乗っ取り」レベルを遥かに凌駕する「日本列島水浸し作戦」へと一気にスケールアップしている。おお!ネーミングはやや直球過ぎるが「世界征服を企む悪の秘密結社」っぽいジャン!!一瞬だけ感心しかけたが、何とショッカーには独自に作戦を遂行させる技術がなかったコトが判明、民間のナントカ博士の研究をパクッて達成しようというトホホぶり。そのため博士を襲うが、博士は娘の誕生日プレゼントに贈った”クマちゃんぬいぐるみ”に秘密書類を隠してショッカーを欺く。”クマちゃんぬいぐるみ”を巡って激しい争奪戦を演じるダブルライダーとショッカー怪人軍団!!燃えるゼ!?いや萎えるゼ!!どっちゃり登場するショッカー怪人軍団はゴージャス感を出そうという狙いなんだろうがむっちゃ弱くなっており、普段TVで「イー」とかいってボコられる戦闘員の代わりになっただけの如き侘びしさ。劇場用に新造したカエル似の怪人(ザンジオ‥?)だけは火を吹いたりして見せ場を貰っているものの、フェアプレイ精神の欠如したダブルライダーに1対2でボコボコにされた末「ダブルライダーキーック!!」で敢え無く(どこかの造成地で)爆死!!いやぁ今観ると流石にキツイわ、こりゃ。嗚呼~大きいお子様の私にはもはや無邪気な少年のピュアな気持ちは失われてしまったってコトなのか…。5点(2004-11-05 15:24:42)

48.  ハレンチ学園 《ネタバレ》 くわぁぁぁ~!キテます、相当キまくりやがってます!!この違和感、このサムさ、この脱力感は兎に角ハンパじゃねぇ~~~!!!恐らく公開当時にもスベりまくってハズしまくったであろう駄作感が幾星霜を経て凄まじいまでにコッテリ濃縮されてしまっているぅぅぅぅ!!もう「当社比150%増し」くらい!!オープニングを飾る永井豪センセー自ら作詞の「ハレンチ学園ズビズビロック」、余りにも70年代に密着し過ぎたギャグとも呼べないギャグ、スカートめくりが不良のシンボル、好い歳こいたオッサンたちが繰り広げる浮きまくったコスプレ、芸者と生徒入り乱れての”野球拳”、クライマックスの乱闘シーンに流れるBGMは「老人と子供のポルカ」by卜全!!これらの休む間も無い”つるべ打ち”の69分に観ているこっちが恥ずかしさに居たたまれず、思いっきりドン退きっす!!しかも全然エロくねえぇぇぇぇ!!9点マイナァァァスゥゥ!!!1点(2004-10-28 04:54:46)(笑:1票)

49.  悪魔が来りて笛を吹く(1979) 《ネタバレ》 ダメだぁぁぁぁぁ!!この贅肉”ハマちゃん”金田一への禿げしい違和感が全てをスポイルしてしまっている~!あと、メインヒロインたる椿美禰子役の斎藤とも子が致命的に大根&ブ○なのもイタイ、イタ過ぎる。密室トリックも「本陣殺人事件」の独創性と比べるとむっちゃ子供騙しでチャチいし。ていうか、椿子爵の替え玉トリックやメインの殺しの方には何の説明もナシかよ、オイ!あと、フルート持った悪魔(のマネキン)がトコトコ移動するオープニング、思いっきりダサっっっ!!てか、間抜け杉!!もうクラクラするんで7点マイナァァァァス!!3点(2004-10-26 02:29:35)

50.  清水港代参夢道中 《ネタバレ》 太平洋戦争前夜の1940年時点に浪曲で余りにも有名過ぎる「遠州森の石松」を巧みにパロディ化したマキノ正博の秀作時代劇。暗い当時の世相を微塵も感じさせぬマキノの”活動写真”への愛が全編に横溢しており、思わず観る者をニンマリさせること請け合い。何と言っても、典型的な時代劇ネタに「タイムスリップもの」を融合させた斬新でユニークな先取り感覚が本作のキモ。ヒステリックな舞台演出家・石田と森の石松の二役を千恵蔵が飄々と好演。演出家の自分は話しのオチを知っているからとばかりに、閻魔堂の死闘で都鳥一家に騙し討ちされるハズなのを逆に返り討ちにしてしまう場面は特にケッサク!!虎造のシブいノド(「馬鹿は死ななきゃ直らない~♪」)も随所に挿入され実に聞き応えアリ。おふみ役の轟夕起子も可憐で良し。七五郎に手を引かれ石松の元へと走りに走るスピード感は圧巻!志村喬や澤村国太郎の達者なコメディリリーフぶりも楽しい。当時はまだ美しく残されていた東海道界隈をロケーションした金毘羅代参道中シーンの詩情には溜め息が出そう。題名で”夢オチ”が思いっきりネタバレってのが何ともアイタタ…ではあるが、それでも充分に楽しめる。8点(2004-10-22 16:14:48)

51.  クライシス2050 コイツが巷で噂の学研&NHKエンタープライズ制作の怪作SFですな…。シド・ミードのデザインも、モーリス・ジャールの音楽も、チャールトン・ヘストンも、別所哲也も、誰もが束になっても如何ともし難かったのは、或る意味凄いと言えるカモ。うーーーーーーーーーーーーむ、矢張り…観ぬが吉!!2点(2004-10-21 03:09:18)

52.  續・姿三四郎 東宝の横車で無理矢理作らされた続編なのに加え、戦時中ゆえ国威高揚色を強要されたことで、黒澤御本人もあんまり気に入っていない旨のコメントを残している本作。ま、確かに前作と比較すれば新鮮味も無く、やや見劣りする出来なのは否定しません。が、いくら気乗りしなくてもせめて観客を楽しませるモノに仕上げようという黒澤の強いプロ意識が全編に漲っており、続編としては充分に及第点をクリアしていると感じました。殊に源之助が三四郎を訪ねる場面に見られる”漢(おとこ)”同士の友情、自分自身の強さに嫌悪さえ覚え苦悩する三四郎の描写など矢張り「上手い」と唸らされます。とは言え、監督自身が「乗っていない」影響はアリアリです。例えば前作を超えるインパクトにしようと米人ボクサーとの賭け試合や鉄心&源三郎兄弟との雪山での決闘を据えたプロット。確かに派手なので一見狙いは達成されているかに思えますが、デビュー作に込めた気概は感じられず、深みに欠けていた気がします。特に源三郎は河野秋武の怪演も相俟って結構面白いキャラクターになりそうだっただけにラストは拍子抜けでした。残念。7点(2004-10-17 11:55:32)

53.  鯨神 《ネタバレ》 原作は官能小説の大家?である宇能鴻一郎先生が未だ純文学を志していた頃に書かれ、芥川賞をも受賞したという(メルヴィル「白鯨」パクリ?っぽい)同名小説。大映による映画化となった本作の出来は…うーーーーん、まず第一にシャキ役の本郷功次郎が全然ダメ。とにかくナヨっちい。祖父・父・兄と親子三代に亘って鯨神に殺され、復讐の一念に燃える精悍な海の男という説得力が画面に致命的に無い。そうそう、その三代にわたる鯨神との闘いってのが冒頭から立て続けにあるんだけど、「鯨神ば倒す!」~返り討ち~「カタキば討つ!」~又もや返り討ち~「カタキばーい!」~懲りずに返り討ち…ってひたすら無策で突っ込んではやられの繰り返しが余りに単調過ぎて、観てるこっちが馬鹿馬鹿しさに退いてしまう。もうチョット見せ方を工夫してよ。また鯨神の特撮もモノクロで誤魔化しているが、いかにも作り物丸出しで今イチ迫力を感じない。伊福部サウンドも精一杯盛り上げようとしてはいるんだが、後の「大魔神」には及ばず。取り分けイタイのはラスト。まず映像で語るべき”主人公シャキの鯨神への偏執的な愛情の吐露”を全部シャキのいかにも説明口調なモノローグでサックリ処理してて拍子抜け。勝新の紀州は男クサさ満点でなかなか良かっただけに惜しい。5点(2004-10-13 03:13:16)

54.  妖星ゴラス 《ネタバレ》 皆様に可成り不評を買っている(終盤になって何の前フリも無く唐突に出現する)あの怪獣は果たして”アザラシ”なのでありましょうか??コレは飽くまで私見ですが、ひょっとしてアレは”セイウチ”なのではありますまいか。よく見ると何やら立派な牙が二本生えているような気がするのは私だけでしょうか。今後の検証が待たれるトコロです。7点(2004-10-08 20:15:07)(笑:1票)

55.  ラストコンサート 《ネタバレ》 私もビギナー映画ファンだったクソガキの頃に「カサンドラ・クロス」の併映で(ついでに)観ますた。残念ながら私の場合はノスタルジアよりも「泣かせようってのが余りに見え見え(過ぎ)で萎えるぞゴルァ」という気持ちの方が上回ったので辛い評価になったコト、どうかご容赦を。実話なら兎も角、フィクションで辛気臭い難病死別モノってのはどうもワザとらしくて退きます。リチャードを演じたリチャード・ジョンソンには十代の少女ステラ(パメラ・ビロレージ)を魅了するに充分な説得力が致命的に無かったのが主な原因です。もっと他にイキでダンディなナイスミドルは当時でもたくさんいたでしょうに。ルイジ・コッツィの演出も可も無く不可も無い平凡な出来。ステラの父親を演じたリカルド・クッチョーラとアノ印象的な主題曲に6点。6点(2004-10-08 14:02:58)

56.  1999年の夏休み 《ネタバレ》 確かに萩尾望都先生の傑作「トーマの心臓」の影響アリアリ…ってか、ぶっちゃけモロパクリ!のくせしやがって丸っきりノンクレジットたあ一体どういう了見だ??金子修介!!ティーンのボーイズ・ラブを描くのに少女を使うことで生々しさをアク抜きしようとした意図はまぁ分かるが、あんな大根でブ○な娘どもをキャスティングするセンスの無さは目に余る。妙に気取ったソフトフォーカスやカメラアングルくらいじゃ誤魔化されねーっての。萩尾先生を冒涜したオトシマエはキッチリ払ってもらおうか。6点マァイナスゥゥゥ!!!4点(2004-10-06 00:15:30)

57.  やくざ絶唱 《ネタバレ》 そういや可成り前に【STING大好き】さんから「あなたの”増村保造論”を聞きたい」って宿題を出されてたっけ…。イヤ正直言って論じる程この監督の作品一つ一つを深く考察したことはなかったもんで、取り敢えず面食らってそのままスルーしてましたゴメンナサイw。まぁ返事になるかどうかは分かりませんが、自分で新規登録しておきながら放置プレイ状態だった本作のレビューで一応私なりに(飽くまでそれなりに)増村監督の演出に触れてみたいと思いますぅ。まず、全編を通して感じたのは”凄まじい迄にダイレクトな感情表現”ですね。但し、余りの露骨さに思わず魅入られる観客と思わず退いてしまう観客をハッキリ分けるタイプです。実のトコロ私も題名と冒頭で見せる勝新の野獣のように荒れ狂う乱闘に危うく退きかけました。しかし、一転して大谷直子扮する妹を溺愛するバカ兄ぶりとのギャップが凄く鮮烈でつい見入ってしまったのです。実際、この二人の兄妹が繰り広げる愛憎劇がストーリーの一方の軸になっている訳ですが、ご両人とも実に力のこもった熱演で圧倒されます。特に「妹だけは清楚で真面目なカタギであって欲しい」と願うバイオレンスなやくざ兄貴を嫌悪し、当てつけにわざと男に抱かれ、学校も退学し、思い通りにはならぬと徹底的に反旗を翻す大谷直子の変貌のコントラストは勝新とがっぷり四つに組んで一歩も退かぬ天晴れなインパクトでした。並みのカントクなら彼女にここまでの生々しさは求めず、日活アクションでの吉永小百合っぽい添え物としてアッサリ処理していたのではないでしょうか。この辺に増村監督の真骨頂を垣間見たような気がします。てんで的外れかもしれませんが。あと、作品自体に感じたのは(室生犀星の「兄いもうと」+「無法松の一生」+「キング・コング」+「暗黒街の顔役」70年代ヤクザ映画風味)といった印象ですね。一見、下品な作りの中にチラチラ見え隠れする一連の名画への憧憬・オマージュっぷりはナカナカどうして下品じゃないどころか相当に目が肥えてらっしゃいますw。ただ、個人的にバッドエンドなバイオレンスものはどうも生理的に合わないんでプラスマイナスして7点かな?悪しからずw。7点(2004-09-30 04:37:27)(良:1票)

58.  プルメリアの伝説 天国のキッス 《ネタバレ》 もう企画段階から所詮ブリッコSEIKOのアイドルものだってコトはバレバレなんだから、フツーに能天気でお気楽極楽なノリを通せばまだ救いようはあったろうに…。あんな無理矢理な強引にも程があるバッドエンディングにして何が面白い??「聖子ちゃん、何て可哀想なの」とか感情移入して(泣いて)欲しかったんだとしたら、キャスティングで既に”終わっている”コトに気付かんかい!このアフォスタッフが!!非道過ぎる出来に2点。2点(2004-09-21 00:49:59)(良:1票)

59.  北斗の拳(1995) 《ネタバレ》 うーん、残念。コレも或る意味フツーの駄作。「シベ超」といいコイツといい、皆さんの面白過ぎるコメントに惑わされた感じだなぁ…。「ウォーターワールド」に5点つけといてコレに0点てのも理不尽だし、そう、まぁ3点くらいが妥当なトコ?冒頭のペチペチ百烈拳にだけは笑ったけど、後はテンポの悪いショボカンフーが延々続いてストレスが溜まっただけ。もっと皆さんのコメントそのもののオバカなノリを期待した自分には不発だな。恐らく熱心な漫画「北斗の拳」のファンの方が怒りに震えて酷評したのが始まりなんだろうけど、そこまで原作漫画にゃ思い入れも無いし。あ、プロレスラーのビッグバン・ベイダーが悪役で出てたのにはちょっとビックリ! (追記)キャストの役名欄が全部”ひらがな”表記なのは元を辿れば私の仕業でおます。要望変更なさった後続の方にも継承されていて気分は何か”りゅうけん”。3点(2004-09-17 02:59:33)(笑:2票)

60.  ウォータームーン 《ネタバレ》 「メガトン級の面白なさ」の定義に相応しいクソ映画ですね。鹿児島のアフォ学生上がりのフォーク歌手に過ぎないくせに当時の長渕が「オレって最高!」ってな誇大妄想に陥った挙句に作り上げた意味不明な代物なんで真面目に論評する必要もナシ。長野の禅寺修行僧と異星人SFをクロスオーバーさせるセンスの無さ・夜郎自大っぷりには開いた口が塞がりません。工藤カントク、さぞフィルモグラフィから抹消したいだろうナァ…気の毒に。んが、容赦無く9点マァイナスゥゥ!!!1点(2004-09-11 23:17:33)(笑:2票)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS