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年齢 60歳

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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41.  サクラダリセット 後篇 《ネタバレ》 凡作。なんとか普通に鑑賞できるレベルだった前編に比べて、さらにパワーダウンしたというか細かい面が気になってしまった。【ネタバレ注意】前編に比べて、いっそう能力の組み合わせが重要になっている反面、その仕掛けに気を取られてしまう。そうして感情移入がそがれてしまうと、役者のワザとらしい言い回しなども気になってイラついてしまうことになる。ただ、前後編にわたってエッセンス的なものは十分含まれていたと思うので、長期にわたったアニメに比べれば前後編で収めている点は評価できるとも言える。アニメも1クールくらいで完結していればよかった。[インターネット(邦画)] 5点(2018-10-23 21:11:03)

42.  サクラダリセット 前篇 《ネタバレ》 佳作。テレビアニメを視聴済ではあるものの、長かったこともあり(2クール=半年)細かい部分は忘れていた。つまらなくはないのだが、“仕掛け”に凝り過ぎて人間ドラマが希薄になっている印象。【ネタバレ注意】あらかじめ全体像を構成して“能力”が設定されているのだと思うが、その制限や応用法が最終的な仕掛けを構成するために設けられたものだろうということが推察されてしまう。それが魅力なのかもしれないが、他の能力モノにくらべて能力の組み合わせが複雑すぎるのだ。そこに気を取られていると、登場人物たちへの感情移入する余裕がなくなってしまう。自分のペースで読み進められる文章はよくても、映像化に向いていないのかもしれない。[インターネット(邦画)] 6点(2018-10-23 21:10:38)

43.  茄子 スーツケースの渡り鳥<OVA> 《ネタバレ》 佳作。主人公(ペペ)以外がプロの声優なのはよかったが、その分、ペペに違和感がある。【ネタバレ注意】前作(アンダルシアの夏)に続けて鑑賞。前作に比べて、レース中の駆け引きみたいなものがある点は評価できる。ただ、ザンコーニの“オーラ”演出は何だったのだろう。そもそも最後じゃないのにスパートして(周回が残っているのに)優勝したみたいなパフォーマンスしてリタイアするって、現実でもあったことなんだろうか。理由も説明されなかったし、意味がわからなかった。[インターネット(邦画)] 6点(2018-10-23 16:45:25)

44.  茄子 アンダルシアの夏 《ネタバレ》 佳作だとは思うが、色々不満もある。タレント声優だったのもマイナスだったが、それを差し引いても微妙。【ネタバレ注意】どんなストーリーか知らずに見たが、全編がロードレースだった。スポーツもの全般に言えることだが、現実のレースそのものがドラマティックなことがあるように、ドラマティックなレース展開というものをアニメ化した感じで、その意味では面白い作品だった。【結末のネタバレ注意】原作があるようなので、そこからの話だろうが、中盤から一人で飛び出した選手に対して、他のチームは風除けとなる先頭を交代しながら体力の持続に努めているはずで、一人で体力を消費し続ける選手が最後までトップでゴールするという展開が、現実の自転車レースで起きるのだろうか。クビになりかけていた選手だったのに、実は“一強”だったということになるわけで、もう少しチーム内の役割分担やチーム間での駆け引きみたいなものがある方がよかった。[インターネット(邦画)] 6点(2018-10-23 16:44:40)

45.  劇場版 はいからさんが通る 後編 〜花の東京大ロマン〜 《ネタバレ》 佳作。前編はよかったが、アニメ(画)もストーリーも少しレベルダウンした感じが否めない。【ネタバレ注意】原作未読の上、よく知らなかったけれど、映画の尺に収めようとするためかやや都合の良すぎる展開だった。おそらく抜粋しながらも忠実にアニメ化したのだろうからしかたないが、特に前半は個々のエピソードが説明的に進んでしまい、感情移入する余裕がなかった。そして、もちろん原作由来なのだろうけれど、たまたま通りがかったのが……というのは、さすがに偶然がすぎる。仮とはいえ名義上の妻が死んだ日に、思い人の式場に向かうという急展開にビックリ。このあたり、原作でどのように描写されているのか気になるので読んでみたいとは思う。[映画館(邦画)] 6点(2018-10-22 07:16:14)

46.  劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~ 良作。テレビシリーズは見ていた気もするがほとんど覚えていない。CSの放送はあったけど、さすがに古い作品だけあって見続ける気力がわかなかった。劇場版についても、公開前にはキャラデザに文句を付けられていたくらいしか印象になかったが、実際に見てみたら良い作品だった。宮野真守&早見沙織という配役には安直さも感じたが、さすがベテランの域に入ったプロの声優。世界観を壊すことなどまったくなかった。あえて言うならプロットが古臭いという点はあるのだが、これも原作(未読)に忠実なためだろうと思えば受け入れられるレベル。[映画館(邦画)] 7点(2018-10-19 22:05:22)

47.  若おかみは小学生! 《ネタバレ》 良作。タイトルから“興味範囲外だろう”と思ってスルーしていたが絶賛の声が複数あったため思い立って鑑賞。良かったけれど、手放しで絶賛するほどでもない気がする。でも良い作品。【ネタバレ注意】ドジっ子やら悪人が出てこない。ライバルはいるもののヒロイン以上に努力家であることをうかがわせる描写もあり、それこそ小学生とは思えないほどの聡明さをみせる。画も綺麗で丁寧に作られている。やたらと動きに凝りまくってストーリーがおざなりな作品とも違うバランスの良さもある。原作を知らないけれど、20巻もあるそうだから(たぶん)全体でつながるエピソードはそこからピックアップしたものだろう。必ずしも派手な展開をさせず、それらを自然にクライマックスにつなげていくのも吉田玲子氏のうまい脚本だ。ただ、(子供向けで深く考えるようなことではないだろうが)水領さんが“占い師”かつ、お金をそこそこ持っているらしいという人がリアルにいたら、なんだかうさん臭い人じゃないだろうかとか(←もちろん、そういう話ではなかったが)、事故を起こした後悔をわざわざ子供に聞かせたりするだろうか(←そうしないと締めくくりにつながらないが)というところが気になった。ついでに言えば、児童労働という感じではなかったものの、親を亡くした子供に、あんな律儀な受け入れ方をさせてしまうのって、“大人の感情”を背負わせすぎなんじゃないだろうか。そうしないと綺麗に終わらないのだろうけれど、素直に“いい話”と受け入れていいのか悩ましかった。ちなみに、細かいことだけれど「パンツー丸見え」は時代考証がおかしいと思う。ついでに畳のヘリを踏まないように注意していたのに敷居を踏んでいた気がする。しかし、全体として良作であることは間違いない。[映画館(邦画)] 7点(2018-10-01 19:49:46)

48.  冷たい熱帯魚 《ネタバレ》 普通のホラー。エロシーン、そんなに要らないと思うが監督の趣味なんだろうか。【ネタバレ注意】現金と印鑑持ってきてる人を殺すつもりなら、説得用の人なんか用意しなくても、現金確認した時点で殺しちゃえばいいよね。主人公を引き込むためにあえてそうした、ということかもしれないが、普通ならそこからバレる可能性だってあるわけで、本人に印鑑押させる状況を作り切れていない、という程度の気になる点が続いていくのだが、だれることはない。しかし、結局は殺しあって終わり、みたいな幕引きはイマイチ。[インターネット(邦画)] 6点(2018-09-22 13:51:50)

49.  僕は友達が少ない 《ネタバレ》 駄作。アニメから入ったクチで原作(ラノベ)は未読。制作発表時から実写化反対の署名活動までされて原作者に「たしかに実写に向いてない作品」とまで言わせた作品だが、その懸念をそのまま現実化してしまっている。最後まで見るのがツラいくらいだった。【ネタバレ注意】実写なのだからキャラがそれほど可愛くないどころか歳くいすぎだろう、というのは許容すべきだろうし、本編だけで11巻、アニメは2クールの展開なので、すべてを忠実に再現しようもないが、設定を変え過ぎ。カラオケをみんなで歌っちゃだめだろ。幸村がイジメを受けている(と思っている)のは、外見が明らかに美少女なのに男子として振る舞っているため周囲の男子生徒に避けられている」からで、実際にイジメられていたわけではない。まして小鷹が見ていて助けなかったというくだりは必要だったのか。むしろ理科のエロ表現をおとなしくしても問題ないはず。ちりばめられたパンチラ(モロ)やエロシーンもこじつけっぽいものばかり。理科の夢見る機械はアニメでもSFレベルだったが、後半ではまさかのオカルト展開(そして予想/懸念通りの夢オチ)。実写映画オリジナルの生徒会長(栗原類)も変わった形で出てくると思ったが、何をどうしてこういう改変をしようと思ったのか分からないレベル。これでは原作がかわいそう。[インターネット(邦画)] 3点(2018-09-22 13:45:46)

50.  君の膵臓をたべたい(2018) 《ネタバレ》 良作。もともと話題になっていたのは知っていたけどスプラッター感のあるタイトルでまったく興味を持っていなかった。たまたま Kindle でコミカライズ版の序盤が無料になっていたのを読んだところ、全然印象と違うストーリーっぽいと分かって楽しみにしていた。十分満足のいく作品に仕上がっていると思う。(大きく改変している)実写映画がヒットしたらしいのに、(比較的原作準拠度の高い)アニメ映画の出足がイマイチらしいのはとても残念。【ネタバレ注意】冒頭でヒロインの遺影が出てくるけど、白い制服写真って遺影という感じがしない(これはコミカライズ版も同じ)。普通の葬式なら、せめて黒い制服に加工してくれるんじゃないだろうか、と余計なことが気になった。終盤の展開は途中の伏線で予感させてくれるけれど、原作のように直接文章でしつこく読まされない分、(よい意味で)急展開な印象を与えられているのではないだろうか。最後にコーヒーショップで恭子に真実を伝える場面で、何も注文しないのが気になった(原作にはちゃんと描写がある)。ほかにも旅行先の描写が止め画なのに、アニメで追加された花火シーンがバリバリCGでキレイなところは落差を感じたとか細かく気になる部分はあるが全体として原作のテーマは失われず、良作だったと思う。【追記】冒頭の病院のシーン、会計の番号が気になった。「54番」を大きく出しているなら、その下に「55番」以降の続く番号が出ているのはヘンではないか。もう一点、最後に「プラントハンターによるソニーパーク炎上事件」を思い出すシーンがあったんだが(アレの内容をよく知らないのだけれど)、大丈夫なんだろうか。[映画館(邦画)] 8点(2018-09-07 01:59:51)

51.  君の膵臓をたべたい(2017) 《ネタバレ》 佳作。ただし、原作から大きく改変されているせいで若干無理が生じているように見える。【ネタバレ注意】主なストーリー展開は高校で原作はその時代の話として描写されるのだが、実写映画では主人公が成長し教師になったところで過去を振り返る形で表現される。(小説やアニメと違って)実写というリアルさと心理描写を自然に表現するための工夫かもしれないが、そこで「教師が生徒に語る」という形をとっている。しかし、共病文庫にも書かず、(原作によれば)親にも話さなかったことを、そんな軽々しく生徒に話すかね、という印象がある。とくに最後の結婚式での展開は、かなり違和感があった。高校生の役者たちはみな適役だったと思うので、大人パートを作って小栗旬やら北川景子を入れたのは興行的な必要性だったのかと勘ぐってしまうくらい。[地上波(邦画)] 6点(2018-09-07 01:59:03)

52.  ペンギン・ハイウェイ 《ネタバレ》 佳作。軽薄そうなタイトルというだけでなく、声優が芸能人、テーマソングが宇多田ヒカルという時点で、相当期待値が低く、正直見るつもりはなかったのだが、森見登美彦原作ならばと思って見に行った。【ネタバレ注意】つまらなかったとまでは言わないが、終盤までペンギンの得体がしれないのが、なんだかスッキリしなかった。もちろん原作からそういう展開なのだと思うけれど、そうした状況について「不思議なことに」以上の説明がないのは残念。[映画館(邦画)] 6点(2018-08-23 19:29:37)

53.  美女缶 《ネタバレ》 佳作。たまたま別の映画がきっかけで見ることにしたので、ちょっと期待したものと違ったこともあった。何も考えずに見ていたら、もっと楽しめたかもしれない。【ネタバレ注意】隣室の人、賞味期限があるのに、そんなにまとめて開けてどうするの?一缶いくらなのかわからないが、衣類をそろえるだけでもお金がかかりそうなのに、そんな部屋に住んでるとか、ちょっと設定が微妙(別に“美女”を大勢出さなくてもよかったような)。ヒロインにかかってきた電話とか、どこから出てきたの?が何も解決しなかった。そして、主人公、その設定なのに、なんで浮気心を出すの?面白い設定だったけど、伏線っぽいところが回収しきれていない感じだった。[DVD(邦画)] 6点(2018-08-22 00:25:57)

54.  詩季織々 《ネタバレ》 普通の作品。25分×3話のオムニバス。それぞれに“いい話”ではあるし、駄作とは思わないが、やはり小品感は否めず「ぜひ、見て!」という感じの作品ではない。身内だから、ということはもちろんあるだろうが新海監督の“誉め言葉”は信用しないでおこうと思った。なお、画はそこそこ綺麗だし、HAOLINERSのテレビシリーズに比べればだいぶマシ。【ネタバレ注意】「陽だまりの朝食」ビックリするほどのビーフン推しというか、それがストーリーの骨格になっていた。繁盛してるビーフン屋から釣具屋への転業というのもビックリ。どこの竜田川かと。そしてその設定が何も活かされていない。「小さなファッションショー」盛りを過ぎたモデルという設定で、ありがちなストーリーなのはいいんだが、姉妹愛という割には割とあっさりした描写。「上海恋」いやぁ、そこまで口に出すなら告白してしまえ、というのはともかく、最後、なんで3人で出かけるの。どうみても一人オジャマだよね。[映画館(邦画)] 6点(2018-08-22 00:23:32)

55.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 傑作。面白いと言われていて期待通り面白かった映画。近年まれにみる傑作とまでは言わないが、とくに映画が好きな人にとっては、ネタバレせずに見ることができたら大いに楽しめるだろう。【ネタバレ注意】前半部分、ツッコミどころのある不自然さはきっと伏線なんだろうとは思っていたが(そのとおりだったが)、そういう展開になるとは思わなかった。すばらしい回収。むしろ、そんなところまでという広がりがよかった。ただ、映画好きのための映画という感じはするので、あらゆる人への“オススメ映画”になるのか疑問もある。それにしても、これを300万で制作したというのが驚き。ほんと?“素人まがいの演技”を絶妙に演じる役者たちや、周りのスタッフだけでも20人以上いるはずなのに彼らのギャラはいくらなの?ゾンビの人形や撮影機材は借り物なの?とか余計な心配をしてしまう。37分ノーカットと宣伝されているけれど、さすがに編集でつないでいるだろう。劇中で撮影されている映像が、ちゃんと本編中の撮影映像なのか気になったが、その意味でエンドクレジットに流れる「本当の撮影シーン」も最後にいいサービス。とてもいい。【追記】映画の構成上、仕方がないことだと思うけれど、最初の「ワンカット」パートで、突発的な出来事に対して、適切な効果音が付いているのはヘンだね。(あれが“放送されているそのもの”のはずなので)【追記】あれは、本当にワンカット撮影らしい。それならそれで、ああいう形にしてほしくなかった、という部分はあるけれど、まあ細かいことではある。[映画館(邦画)] 9点(2018-08-22 00:20:52)

56.  未来のミライ 《ネタバレ》 「時をかける少女」≫「サマーウォーズ」≫「おおかみこどもの雨と雪」>「バケモノの子」と作品ごとにつまらなくなっていく細田作品(※個人の感想です)の新作ということで、かなり期待度が低いまま鑑賞。序盤は、「やっぱりな」という印象だったが、元々期待していなかったせいか、最終的な印象は前2作程度。そんなにはひどくない、というか、全体的にたいしたストーリーがない。【ネタバレ注意】くんちゃんが4歳児の声に聞こえないというのは脇に置いても、序盤からツッコミどころは色々ある。そもそも雛飾りを片付けさせたい場面、自分で片付けちゃダメだろ。その後も、場当たり的にタイムリープしてきたり、くんちゃんが過去にタイムリープしたりするんだが、どのエピソードも適当につないだだけ、という気がしてならない。最後になんとなくいい話をもってくるけど、そこで区切りになる理由もわからない。結果として何が残るというわけでもなく、その分腹が立つような話になるわけでもないので、このくらいの評価。[映画館(邦画)] 5点(2018-07-20 20:12:23)(良:2票)

57.  恋は雨上がりのように 《ネタバレ》 傑作。原作コミックから読んでいて、高校生がオジサンに恋をするというファンタジーな設定ながらも、なかなか惹かれるストーリーだった。アニメ化された作品もよく、流行りとはいえ実写映画はどうだろうと思っていたが、バッサリ捨てるところは捨てながらも、原作のエッセンスを損なうことなく、端折っているような印象もなく、単独の作品としてうまく再構成されていた。もともと“大感動作”ではないけれど、映像化に恵まれた作品だと思う。それにキャスティング。小松菜奈と大泉洋という組み合わせはもとより、脇役も原作キャラを彷彿させる人たちばかりだった。あえて気になる人を挙げるなら喜屋武はるか役の清野菜名くらいだけど許容範囲。コミックやアニメでは不自然な部分があっても“画”からの想像で補完してしまうところがあるのに対し、実写映画ではどうしてもリアリティを考えなければならないことはあるけれど、そういう不自然さも感じなかった。【ネタバレ注意】小松菜奈が疾走するシーン、ホンモノの陸上選手ではないけれど、ちゃんと疾走している印象があったのもよい。ファミレス「ガーデン」も、よく原作の雰囲気を損なわない店構えのロケーションがあったものだと思う(わざわざ建てたわけじゃないよね?) ラストも、状況が違っているけど、ちゃんと原作のセリフだったのはよかった。考えたんだろうな。[映画館(邦画)] 8点(2018-06-30 01:33:43)(良:2票)

58.  ニンジャバットマン 《ネタバレ》 まあ、趣味じゃない。そもそも、たいしてアメコミが好きじゃないのに、なんだかおちゃらけな設定を持ってきたとは思っていたが、むしろ日本アニメ的な何かを期待していた(あまった時間に見ただけだけど)。ちゃらんぽらんな設定にガッカリ。【ネタバレ注意】日本語をしゃべりながら「日本語か」とつぶやくとか、突っ込んだら負け、というような設定には目をつぶっても、派手に展開すればいいってもんじゃないというようなストーリーだった。ジョーカーが田舎に引っ込んでて、しかもなまってるところなどは「竜田川か」(©落語の「ちはやふる」)と突っ込みたくなった。別にナンセンスでもアニメとして動きが良ければいいってことかもしれないけれど、そこにもあまり惹かれなかった。[映画館(邦画)] 4点(2018-06-30 01:19:09)

59.  万引き家族 《ネタバレ》 凡作。是枝監督が日本での政府関係者による祝意を断ったとか、そのくせカンヌというフランス政府主催のイベントでパルムドールを受賞してるということはさておき「映画として」は楽しめるのだろうと期待していた。その分、ガッカリした。決してストーリーが悪いわけではない。役者もよかった。気になるのは演出だ。【ネタバレ注意】冒頭の万引きシーン、あんな目立つ(あやしげな)動きをしてたら、すぐバレるんじゃないだろうか。そうでなくても防犯カメラがあるところだったら、バレそうな万引きばかりでビックリした。貧乏の描写も“記号的”なのかもしれないが、なんだか嘘くさく感じる。それに、クリーニング店でワークシェアとか、仕事の奪い合いとか、今の人手不足時代の話ではないよね。なお、松岡茉優が貧乏くさくないと思ったら出自が違うとか、祥太がわざと捕まるシーン以降とか、脚本そのものはよいと思う。[映画館(邦画)] 5点(2018-06-30 01:17:43)

60.  となりの怪物くん 《ネタバレ》 佳作。とても好きな原作で、その分、あまり期待することなく見に行ったものの、「マンガ原作の実写版」にありがちなガッカリ感を味わうことになった。【ネタバレ注意】冒頭の展開はインパクトを求めてのことだろうけど、車一台を壊しているに等しく、現実を考えると相当無理がある(普通に実家に連絡されて、そのまま退学なり色々ありそう)。原作のエピソードが色々捨てられてしまったため、春のおかげで夏目が良い点を取れたことになっていたり(春が教え上手なわけがない)、大島さんの存在感がとても薄くなってしまったり(あれではいなくてもよかったくらい)、まして、あの状況で春を後継者にしようなどというのはムリがありすぎるのではないか(原作はそういう展開ではない)。何より残念だったのは、終盤のヤマケンと雫との会話、一番好きなシーンなのに、ヤマケンのセリフの後半がカットされていたことだ(心の声だからカットしたのだろうけれど、離れてからセリフとして喋ってくれればよかった)。ここさえ聞ければ、他は甘い点を付けてもいいとすら思っていただけに、とても残念。[映画館(邦画)] 6点(2018-05-02 18:04:44)

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