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プロフィール
コメント数 304
性別 男性
自己紹介 つたない文章力で自分なりのレビューを心がけます。映画館で観た作品は自然と評価が高くなりがちです。

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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41.  ナイト・オン・ザ・プラネット 《ネタバレ》 人種も年齢も性別も違う。見かけによらない人もいれば、見かけ通りの人、懺悔をすると言いながらタバコをポイ捨てする人、目にしたものが自分にとって全ての人、目が見えなくても色々なものが見えてる人、人の不幸を相対的に比べて優劣をつける人。などなどホントに色んな人がいてそれぞれの人生を生きている。共通点は、地球で生活している事と、同じような時間にタクシーに乗った事と、タバコが大好きな事(吸ってない人もいますがすごく印象に残ったので..)ぐらい。そんなの当たり前で今更な事なのですが改めて実感し直しました。見終わった後に誰かとそれぞれのお気に入りのパートについて語り合いたくなりました。自分のお気に入りはニューヨークの話でした。[DVD(字幕)] 7点(2008-03-13 23:10:17)

42.  沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 弱さや醜さの象徴となっているキチジローの存在(踏み絵はすぐ踏むが、神は信じていて、その都度自責の念にかられる弱き者)が、現代の日本に生きる自分に一番近いような存在に感じた。 この話では一人浮いている彼がいる事で、この物語が遠い世界の話ではなくなった。 それは言葉で言ってしまえば簡単である、「信じ抜く事」の困難さを彼を通じて改めて見せつけられるという形にも繋がっていた。 オープニングとエンディングを自然の音(人間の営みに振り回されず、存在する意味に悩む事も語る事もせず、ただそこに存在する海、鳥、風、草など)で包括したのも興味深い。 牢屋の柵を使い限定された視野を通して、ロドリゴそして観客が拷問を見せられるシーンは、視界が良好でない彼の心情描写にもなっていただろう。 気になる点で言えば、ロドリゴが踏み絵を行う場面。第三者(神かロドリゴの内なる声か)のボイスオーバーを被せる、足のクローズアップ、スローモーションで地面に倒れこむという一連の流れは少し鈍重で直接的すぎる表現だったように感じた。 ラストの十字架への極端なクローズアップも、意図的すぎるように思える。[映画館(字幕)] 6点(2017-01-29 00:48:56)《改行有》

43.  夜がまた来る 雨、夜、影、ネオン、幻想的な光、ファムファタール、退廃的で行き場のない男と女。石井隆監督独特の映像表現によるフィルムノワール。 陶酔性を備えた独特の世界観を持った映画。 その世界で描かれる、男女の情念は時代性を超え普遍的なものとして存在する。 だから生きる事に疲れた時、時代に流されず在り続ける石井隆監督の映画に、あの世界のあいつらにまた会いたくなる。[DVD(邦画)] 6点(2017-01-13 22:53:40)《改行有》

44.  ばしゃ馬さんとビッグマウス 《ネタバレ》 馬渕にとって松尾は未来の自分であり、天童は過去の自分である。そして、その逆もまた然りの鏡像関係。 だから馬渕は松尾に叱咤激励され、天童に厳しく当たる。みんな過去の自分が憎くもあり、愛おしくもあるから。 そして夢はバトンタッチされる。シナリオの取材という名の告白を通して、過去の自分に夢を託す。 松尾は馬渕を振り、馬渕は天童を振る。 夢を諦めた者は、夢を追う者に振り向く事はない。夢に振り向いてしまったら、夢を諦められなくなってしまうから。 だから馬渕は振り向かず歩く。それは、天童(過去の自分)に対しての決別でもある。 天童の未来は、また誰かに夢を託すのか自分自身で夢を叶えるのかは分からない。 ただ言える事は、夢をひたむきに真っ直ぐ追う者は眩しく美しい。そして痛々しく、残酷でもある。[DVD(邦画)] 6点(2016-07-06 02:12:01)(良:1票) 《改行有》

45.  日本で一番悪い奴ら 《ネタバレ》 「凶悪」とは一転してのコメディ色が強い本作。 それもこれも映画内で綾野剛がほぼ全てのシーンに出続け、常に主人公視点で話が進むため、綾野剛の人物描写がそのまま作品の性質となるからだろう。 ただそれが一本調子、緊張感の欠如にも繋がる。 銃の取り締まりの潜入捜査から、事が次第に大きくなり、状況としては緊迫していく。 しかし、作品全体の空気が緊迫するかと思えば、どこか緊張感を欠いたまま話しは進む。 幼児性を持ち純粋な存在である綾野剛が、緊迫化に歯止めをかけているからだろうし、それは意図的なものと取れる。 それに加え、アクションで魅せるでも、殺人描写があるわけでもない為、物語はアンチカタルシスの構造を保ち続ける。 そして銃が中心の物語であるにも関わらず、終始銃が道具として機能せず役割を失ったままで終わる。 機能しない事で不在の中心であり続ける銃、アンチカタルシスな物語が、煮え切らない居心地の悪さを生み出す。 その居心地の悪さこそがこの事件の本質であり、機能しない銃は良くも悪くも古くからあった男性性の消失を象徴しているのだろう。 そしてそれがドラマではない現実ということ。 終盤の、馬が走る→人が走る→自殺という、より動的なものから究極の静的なものへのスムーズな移行。 映画の観客=一般市民に向けられた挑発ともとれる、綾野剛の逮捕場面でカメラにぶつけられるペットボトル。 そのような細かい描写も魅力的だった。[映画館(邦画)] 6点(2016-06-26 01:37:04)(良:1票) 《改行有》

46.  菊次郎の夏 《ネタバレ》 物語を語らない、見せない映画。 菊次郎も正男も自分の思いを語らない。菊次郎が痴漢、トラック運転手を殴る場面も、ヤクザに襲われる場面も、直接的には描かない。菊次郎も正男も、自分の母親に出会うことはない。 観ている側はいつもはぐらかされ、物語に立ち会う瞬間には出来事はすでに終わっている。 共感はできても、共有はさせてくれない。だから寂しく、切ない。夏の乾いた空気も、出会いと別れも全てが刹那的であり、儚い。 それ故に尊く、懐かしく、胸に深く残る。 北野映画を観ると、いつもそんな感覚に襲われる。[DVD(邦画)] 6点(2016-05-06 19:10:53)《改行有》

47.  ラブ&ピース 《ネタバレ》 自我や夢、欲望の象徴としてピカドンがいて、スターダムに昇る良一と共に誇大化していくピカドン。 誇大化しきった全てがはじけ、一人家に帰る良一の姿は、「地獄でなぜ悪い」のその姿の対極、もっといえばその先にあるものを感じるし、監督自身のセルフオマージュ、厳しい視点をもった過去作への返答だと思った。 甘いだけでない厳しい視点の提示は素晴らしいし、そこからの可能性に満ちた開かれたラストシーンには、等身大の希望を感じ、残ったものが良一にとって何よりの救いであったように思えた。 物語全体が一人の少年が頭で描いた夢のような話しで、それはビートたけしの「みんな~やってるか!」に通じるものを感じ、園監督という人は本当に映画が好きで、情熱をもって映画を撮っていて、純粋な人柄の方なのだと思った。[DVD(邦画)] 6点(2016-02-13 16:30:36)(良:1票) 《改行有》

48.  百円の恋 《ネタバレ》 現代の日本における女性版ロッキー。主人公は凄く魅力的に見えたし、狩野に振られてからのトレーニングシーンはBGMと映像と気持ちの高ぶりがシンクロし、とても観ていて気持ちがよかった。間の取り方やカットのタイミングなども全編を通して凄くテンポがよく心地がよかった。 ただ主人公を取り巻く周りの環境、人物描写が極端すぎる部分もあって少し記号的に見えてしまった。[DVD(邦画)] 6点(2015-12-28 17:03:29)(良:1票) 《改行有》

49.  北京的西瓜 あまり動かないカメラと長い1ショット、かぶりまくる台詞など映画の中にドキュメンタリーを感じるようなつくりを取り入れていると思った。また物語の展開に呼応するかのように、晴れで始まり風が吹き出し曇天になり、雨が降り、最後は晴天のショットで終わるという天気の変化も印象的だった。[DVD(邦画)] 6点(2015-07-17 18:26:44)

50.  ヒーローショー 子供の頃はみんなヒーローに憧れていた。いつからヒーローが非現実的で滑稽な存在だと見えるようになったか。現実の社会ではちょっと悪役の方がモテるし、かっこよく見えたりする。 それでも自分は辛くてシビアな問題ばかりの現実社会でダサくても惨めでもヒーローのようにあろうとするリストラされた独身の夢見るおじさんを馬鹿にするような人間にはなりたくない。[DVD(邦画)] 6点(2014-03-13 21:23:02)《改行有》

51.  松ヶ根乱射事件 《ネタバレ》 突然思い出したように申し訳程度に銃を撃たれても…。つかみどころのない不思議な映画でした。[DVD(邦画)] 6点(2012-02-27 17:59:35)

52.  八日目の蝉 女性の強さを改めて感じました。話の内容もさることながら小豆島の美しい風景と島全体の暖かい雰囲気が印象に残りました。[DVD(邦画)] 6点(2012-02-07 22:14:39)

53.  ゆれる 小さい時はあんなに仲が良かったのにいつの間にかプライドや劣等感、不平不満が邪魔をしてどんどん距離が離れていく。でも心のそこではこのままでは終われないと思っている。そんな関係である二人兄弟の兄として、冒頭の弟と父の喧嘩の仲裁に入る兄の姿には共感を覚えました。[DVD(邦画)] 6点(2011-11-05 01:36:54)

54.  十三人の刺客(2010) 面白い、つまらないは別にして見せる場面、絵作りがうまかったと思います。伊勢谷友介の存在が、この物語はあくまでエンターテインメントを貫くという姿勢をあらわしていた気がします。[DVD(邦画)] 6点(2011-10-29 01:28:13)

55.  アポロ13 NASAの技術者たちのプロフェッショナルぶりにしびれました。職種を問わず仕事に誇りを持ち真摯に取り組む姿はかっこいいです。 宇宙飛行士に焦点が当てられる映画は多々ありますが、裏方や家族の苦悩をこれだけしっかりと描こうとしたその姿勢だけでも見所があると思いました。[DVD(字幕)] 6点(2011-03-21 18:53:21)《改行有》

56.  アヒルと鴨のコインロッカー 《ネタバレ》 相手のことを考え思いやり、多くを語らない日本人の美徳。椎名、椎名の母、琴美、河崎、麗子、そしてドルジも多くの事を語ろうとしない。 ラストでドルジの行く末をぼやかし、多くを見せないあたりにも映画製作者の粋な計らいを感じました。[DVD(字幕)] 6点(2011-03-15 20:36:48)《改行有》

57.  インディアン・ランナー 《ネタバレ》 フランクは今まで自分や両親の死、社会などから逃げ続け向き合うことを避けてきた自分がドロシーと生まれ来る子供を幸せに出来る自信がなく、そうすることができる覚悟も資格も自分にはないと思い込み、すべてを捨ててあの暴挙にでたのだと思います。 これはただのエゴなのですが、結婚式のシーンを見た時、ハッピーエンドを強く望んでいた自分がいました。[ビデオ(字幕)] 6点(2008-01-19 04:28:58)

58.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 伏線は全て回収され、観客が観たい映像は全て見る事ができ、物語は全て語られ、「物語=瀧と三葉のセカイ」は円満に収束していく。 物語の謎を徐々に明らかにしていく事により興味は持続し、その中で悲劇の影をチラつかせる事で、ハラハラドキドキする。しかし最後には大団円を迎える。安心感も相まって、そこには大きな感動が待っている。映画を観て観客が味わうべき感情は、最初から最後まで用意されていて、映画を受動的に観るとするなら、これ程素晴らしい映画はないのかもしれない。 作り手は受け手のニーズを把握し、その充足が目的となっている。物語内の登場人物は、瀧と三葉のセカイを理解し、そこに従属しきっている。 BGMは前面に押し出され、物語的山場の連続と、BGMの山場の連続が合致する事で、終盤になるにつれ物語は過剰さを増していく。 その音楽>映像、若しくは互いに競う事なく音楽により映像が飼いならされた関係性は、PV的という事なのか。 抑制や省略より、全てを語り観せる事や、過剰さが、カタルシスをより刺激し感動を産み、感動の為に映像と音が動員され、感動の度合いが評価の絶対基準となり、そのような映画が「名作」となり社会現象を生むのなら、映画は多様性を失っていってしまうのだろうか。 その波に乗れない者は、奥ゆかしさを留めながら、物語のセカイに還元しきられない瑞々しい細部(組紐の艶、行き交う電車、坂という構造が生む人間関係、三葉の祖母と父親の関係)に目を凝らし溜飲を下げるしかないのだろうか。 ただ言える事は、瀧と三葉を同一ショットに収めてしまったことは決定的な失敗であり、喪失と不在を描いた大林監督の「時をかける少女」は尊いということではないか。[DVD(邦画)] 5点(2017-12-16 19:24:52)(良:1票) 《改行有》

59.  SCOOP! 《ネタバレ》 ”写真を撮る”という事について何も語っていない。 スクープ現場という危険な状況に対する中毒性も、撮る側の倫理観の問題、撮る事が権威化していく危うさも、掘り下げる事はない。 ましてや映画という動画と、写真という静止画の関係性や映画における写真の表現の可能性を探っているはずも無い。(是非は別として、バクマン。では映画における漫画の表現の可能性を探っていたと個人的には思う) 最終的には、驚きも新鮮さもない恋愛要素を含んだ、師匠と弟子の物語に収束させてしまっている。 芸能界の裏側を描くにしても、福山雅治の装飾過多な人物設定、過剰な演技と端正な見た目のせいで、裏側が表側まで出張っているような錯覚を覚える。福山雅治が撮るのではなく、彼を撮る映画になっている感覚。 その点彼の存在感を消したり、彼に潜在する危ういイメージと魅力を顕在化出来る是枝監督の凄さを改めて感じた。 含みのある台詞と行動の直後に、律儀に伏線回収をしているので、作品として小さくまとまってしまっている印象も受ける。 冒頭のカット(長回しでもある)とラストのカットを空撮で撮るあたりの映像的目配せも意図がなければ、ただ小賢しい。[DVD(邦画)] 5点(2017-09-24 01:06:40)(良:1票) 《改行有》

60.  リップヴァンウィンクルの花嫁 《ネタバレ》 七海の母親、勤めていた学校の生徒、元旦那とその母親。社会にある悪意の代表としてこの人々を配置したのだろうが、言動が極端な悪意に満ちていてステレオタイプすぎるのではないか。 社会の闇、人間の弱みや闇、隙間に入りこむ天使とも悪魔ともつかない安室、言葉からは伝わらない人生の深みを感じさせる真白の母親という魅力的な人物二人とは対照的に、旦那らの描き方が浅薄であり、話しの展開の為に人が配置されている印象が際立った。 結婚式に関して言えば、式直前の七海と鉄也のとってつけたような会話、観ているこちらが恥ずかしくなるような両親への花束贈呈シーン、あの場面ではノイズにしかならない司会の軽部アナなど結婚式場面の演出はどれも酷かった。 そして物質的(人里離れた屋敷)にも精神的にも文字通り社会と断絶し、夢のような世界で真白と生活する後半。 ホモソーシャル的で社会への潔癖性を全開にした後半は、岩井監督特有の世界観であり映画と言うより、小説や詩、PV的とも言える。 病的なまでに抽象化された、二人だけの結婚式から真白の死がその最たるもので、この雰囲気に依る所も大きい作家性は、好みの問題であり是非を語るのは野暮なのだろうか。 現実世界との糸である、引きこもりの生徒とのやり取りを最後まで丁寧に描いたのは素晴らしい。 このやり取りやその変化で、かろうじて繋がる七海と社会との距離感を図る事ができる。 夢のような時間が終わり、陽の光が差し込む部屋の中から七海は再び社会へと踏み出す事が出来るのか。 空へと解放されたカメラ、視点は彼女の行く末を語っているかのようだった。[DVD(邦画)] 5点(2017-01-21 20:52:40)《改行有》

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