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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
781. 東京キッド 内容的にはどうということもないのだが、とにかくひばりちゃんのオーラを鑑賞するための作品。特に、常にピシッと伸びた背筋の力が凄い。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-02 22:45:46) 782. ファンシイダンス 笑わせポイントがことごとく自己満足的かつ作為的で、笑いとして成り立っていないのです。そもそも主人公が何をしたいのかが定立されていないのも、作品の力を弱めています。[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-10-02 01:44:42) 783. お嬢さん乾杯 《ネタバレ》 日本にもこの頃からラブコメという表現が存在したことを示すという意味において貴重な作品。ラストの一言をヒロインに言わせたいための脚本ですね。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-09-25 02:28:00) 784. 白昼の死角 《ネタバレ》 日本ミステリ史上に残るこの作品を、しかも映像化は困難と普通は考える内容なのに(密室もアリバイも犯人当てもなければ、手形の割引がどうのこうのとか難しい話ばかり。しかももっぱら利得目的の犯罪者が勝利してしまう)、映画として完成させた制作者の努力と執念が凄まじい。そして今年やっとDVD化されました。この快挙を盛大に祝いつつ、我を忘れて見所を列挙する。●稀代の大犯罪者・鶴岡七郎が夏八木勲って、合うのか?とここが一番不安だったのですが、さすがこの人、ぴったり人格表現まで込めた演技をしていますね。そもそも、真の詐欺師は分かりやすい詐欺師面はしていないわけで(むしろ、一見していい人っぽい人ほど、相手の警戒心が下がって実行しやすくなる)、その意味からも、案外、初手から正解なキャスティングだったのかも。英語の台詞の箇所でも同じように演技しているのも、さりげなく凄い。●宿敵・福永検事には天知茂、隅田光一には岸田森!(←出番は一瞬ですが)脇を固めるのは、日本俳優界の至宝ともいうべき巧者の面々!!九鬼善司は原作ではもっとアホっぽいのですが、中尾彬の好演によって、まともな人になっています。ここは原作以上。藤岡琢也のニセ木下は、あまりのイメージどおりっぷりに笑う。●冒頭で東京裁判の実際の映像を出しておいて(終戦直後という時代背景が重要なので、これはある種必然)、一気に原作序盤山場の隅田の自殺シーンから作品開始。この手際の良さもかなりのもの。そして、実際の詐欺の描写も、見る側に理解できるか?とかいらん配慮なしで、きちんと骨格を押さえているのが素晴らしい。あの「幽霊会社詐欺」や「大使館詐欺」が実写で見られただけで感涙。●福永検事、どうみても令状なしに勾留してるわ、さりげなく手錠付で取り調べてるわ、保釈をエサに自白取ってるわで、実はやってることは滅茶苦茶なのですが、これもご愛敬。最後、夏八木さんが、肝心のところで「刑訴法」と「刑法」を言い間違えちゃってるのもご愛敬。●高木先生、どこで登場するのかと思っていたら、そこですか。大笑いしちゃいました。でも、あの場面は作者にとっても心躍るシーンのはずで、あそこに登場できるのは嬉しかっただろうね。[DVD(邦画)] 8点(2012-08-28 00:52:03) 785. タンポポ 《ネタバレ》 どうですいろんな食に関するお話もとりまぜて、単なるラーメン屋成功譚ではないでしょ?という入れ込み方が作為的すぎて、かえって発想の底が透けて見えてしまうのが難点。ただ、エンディングの授乳シーンがもたらす原始的な破壊力は、作品本体のメッセージときちんとつながっており、これがなかったらつまらなくなっていたと思う。あと、個人的には、あまりにピカピカに綺麗で上品すぎるラーメン屋って、美味しかったことないんだけどな。[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-08-27 00:14:40) 786. 王将(1948) 《ネタバレ》 前半は何が描きたいのかよく分からない感じで、主人公のキャラクターに寄りかかっているだけではないかという気がしていたのですが、関根との決戦以降はきちんと物語になっていました。本当は、将棋そのもののディテールも踏まえてほしかったのですが、さすがにそれは無理でしょうね。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-08-23 00:39:18) 787. うみ・そら・さんごのいいつたえ どうです沖縄の綺麗な景色でしょお~~そこにいる人たちもいい人たちばかりでしょお~~~という入れ込み方が作為的すぎて、かえって作品としてのテーマが抜け落ちる結果となっている。それによって何を表現したいのかということが大事なのに・・・。紺野美沙子の出番が少なかったのも残念。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-08-21 00:17:20) 788. 黒いドレスの女 キャスティングがものすごく適当なのは一目で分かるのですが(知世ちゃんだけではない)、こんな焦点の定まらない脚本だったら、誰が出てきても同じですね。かといって雰囲気でカバーできてるわけでもなく。役者の方が、役作りのしようがなくて困ったんじゃないでしょうか。[CS・衛星(邦画)] 4点(2012-08-13 23:25:56) 789. 東京五人男 《ネタバレ》 笑わせようとする部分はそうでもないのだが、それよりも、焼野原でのバラック生活とか、配給やヤミ物資のやりとりなど、生活描写の1つ1つがいちいち生々しいのです。そこで変な事件やアクシデントに走っていないところが、かえってある種の熱気をそのまま伝えています。終戦後半年でここまでの作品を作っていたというのも驚き。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-08-06 03:02:59) 790. 遊び 《ネタバレ》 大門正明の台詞はいちいち説明的でわざとらしいし、2人のそれぞれの過去を逐一回想で説明してしまうのも野暮ったいのだが、あの強引極まりないラストによって全部が奇跡的なほど爽やかにまとまってしまっているから不思議である。16歳にしてこの存在感と躍動感を発散しまくっている関根恵子を収め切るためには、これくらいしないといけなかったのだろう。[DVD(邦画)] 6点(2012-08-01 00:37:19) 791. 好人好日 いかにもほのぼのしてます平和ですって雰囲気を随所で前面に出そうとしていて、それがかえって逆効果なのです。[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-07-27 21:12:02) 792. 独立愚連隊 もっと本筋を逸脱した突き抜けた作品を想像していたのですが、ところどころ妙に真面目な方向で作られていて、勢いを削いでしまいました。[CS・衛星(邦画)] 4点(2012-07-13 00:03:30) 793. 瞼の母 すみません、何か登場人物がごちゃごちゃしていて、あまり入り込めませんでした。もっとじっくりじわじわした雰囲気を期待していたのですが・・・。[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-07-12 23:15:58) 794. 転校生(1982) 《ネタバレ》 突飛な設定でありながら、案外その後は大事件やハプニングの類は起こらず、どこまでも少年少女の地道な日常生活に立脚しているのが素晴らしい。だから、体の入れ替わりという前提も、自然さとリアリティを伴って迫ってくるし、ラストも美しく結実している。制作者が安直に設定に寄りかからず、作品の内面を大切にしていることがよく分かる。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-03 04:10:15) 795. 遥かなる山の呼び声 《ネタバレ》 上品にまとまっているとは思うのですが・・・登場人物の背景のところがすごく浅くて、粗暴事件を起こして逃走中だとか、ちょっと脳天気っぽい従兄弟がいるとか、設定がいちいち安直なのです。倍賞千恵子の、所作の1つ1つまで酪農家になり切った演技の力に大きく助けられています。[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-06-23 01:57:57) 796. ウォーターボーイズ 《ネタバレ》 見栄えの良いのはもちろんシンクロ完成シーンなのだが、それまでの間、さしたる楽しみも目的もない暗ーい地味な高校生生活をきちんと踏まえているのが良い。見て楽しむのは後半。思わず共鳴してしまうのは前半。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-06-21 00:30:08) 797. 不連続殺人事件 《ネタバレ》 ひたすら変な人たちが変な会話を交わしていって、その中でいつの間にか事件が積み重なって、そして解決していくという展開なのだが、もともとそういう原作なのだから仕方がない。それよりも、この異形の原作を何とか映像化しようと挑戦したその心意気の方を買いたいと思う。ただし、謎解きの部分に迫力が皆無なのは大きなマイナス。音楽がコスモス・ファクトリーっていうのは凄い。[DVD(邦画)] 6点(2012-05-27 02:29:40) 798. 必殺! 主水死す 仕事人が仕事人としての理屈や仁義や作法に基づいて行動していない時点ですでに論外なのだが、出てくる役者陣がことごとく不可解なほど老け込んでいるのがさらなるショックを与える。大体、秀や勇次なんて、主水に全然絡んでないどころか、共演場面すら全然ないんだけど、何のために引っ張り出されたのかね?[CS・衛星(邦画)] 0点(2012-05-21 00:48:08) 799. 阿修羅城の瞳 型を破って何かをしようとしたら、そもそも破るべき型が何であるかも把握していなかったので、結局何にもなりませんでした、というそのままの実例。いろんな要素の安っぽさだけが目についてしまいました。[CS・衛星(邦画)] 2点(2012-05-20 02:01:33) 800. ニッポン無責任時代 もう少し一直線にはじけるのかと思っていましたが、意外に多くの部分は真面目なつくりでした。ただ、後発のいろんな喜劇の源流になったという点では価値ある作品でしょう。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-05-13 00:20:39)
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