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[10] 傑作中の傑作 思い入れを持てるような特別な作品
[9] 傑作とも言える作品 年ベスト3に入るような映画
[8] 率直に面白かったと言える作品。誰かに勧めたくなる映画
[7] なかなか面白い作品。話題にしたくなる映画
[6] 賛否両論あるが。結果見て損はしてないかなって感じ
[5] 可も不可もなくってとこだが、もう一度見るのは厳しい
[4] あまり面白くない。良かった部分もあるが最終的評価として残念な映画
[3] 面白くない。かなりコケ具合。そのコケ具合を誰かに言いたい
[2] 最後まで見るのが苦痛なハズレ映画。いろんな人に警告したい映画
[1] 生理的に無理。鑑賞自体が拷問のドクロ映画
[0] 超激しょぼ映画。ドクロ×3

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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81.  さようなら 《ネタバレ》 アンドロイドと俳優の競演と言う事で興味本位がてら見てみましたよ。 つまらなそうだな~と言う直感を全く裏切ることない映画でした。 原発事故で日本に住めなくなり、日本人が難民となり海外に移住し 皆居なくなるが、優先順位の低い者は後間回しにされ死んで行くという話なのだが、 まぁほとんどが無駄な時間です。テープ代もバカにならないでしょうから もう少しコンパクトにすればいいのにと思う物のそれやっちゃったら この映画には何も残らないので。無駄を楽しむ映画でしょうか。 突っ込み所はあるのですが、その気力すら湧いてこない。 ただ、アンドロイドは思いのほか良かったですよ。 たまにはこういう映画も見るのも悪く無い物ですが、点数を付けるなら せいぜい2点でしょう。最後まで眠らず見れた自分を褒めたい。[DVD(邦画)] 2点(2017-03-28 01:05:58)《改行有》

82.  少女たちの羅針盤 《ネタバレ》 うーん。まず安っぽい青春ドラマが映画としてつまらない。演出がクッソ寒い。 成海璃子のキャラクターがいかにも。書道ガールに通じる臭さが苦手。 噴水で水掛け合ったり、携帯に無理矢理電話入れたり、貧乏な子が出て来たり 厳しい先生との軋轢に、親の反対に、青春の叫びありで、もうベタな演出のオンパレード。 素人演劇が書きそうな脚本で、背中ゾワゾワもんで見てられないわ。 それでも、ミステリーパートがある。何かをやってくれるかもしれない! そんな淡い期待はあっさり打ち砕かれました。[DVD(邦画)] 3点(2017-03-28 00:48:05)《改行有》

83.  脳男 《ネタバレ》 内容的には突っ込み所のオンパレードなのですが、結構面白かったですね。 感情の無いロボットと自分と似ていると思い込んでいる人間の少女の 対比も想像をかき立てる部分があるし、 少年法や更正プログラムの是非を問うメッセージも良かったですね。 女医も医師や人権を考えて少年を更生させたと言うのは建前で自分を維持する道具として 少年を更生させていた所もなかなか。それだけに突っ込み所が勿体ないなぁと言う印象。 もっとこの複雑な素材をブラッシュアップさせ今より光らせる事が出来る 監督や脚本家はどれほど居るでしょうかね。私の中ではここまで出来れば及第点以上です。[インターネット(邦画)] 8点(2017-03-26 08:30:25)《改行有》

84.  ヒメアノ~ル 《ネタバレ》 予備知識ゼロで見てしまった。 前半40分ぐらいまでは面白く見られたのでそういう映画だと思ってお気楽に見てた。 幸せの絶頂の向こうに佇む森田からのタイトルを見るまでは・・・怖い。 色々突っ込み所はある、用意周到に逃げ回るキャラではないのに捕まえられない、 警官が殺されて銃を奪われているのにしばらく気がつかない警官の無能さ。 無差別に近い殺人が繰り返されているのに緊急配備もされないであるとか諸々。 しかしもうそんな事はどうだっていいのかもしれない。 ひたすら怖い。今までも狂気でグロテスクな作品も見てきたが これほど怖いと思った作品は無かったかも知れない。まず怖いと思うのは 表現が直接的で痛々しいのもあるが、それ以上に怖いのは誰でも被害者になり得る恐怖だろうか。 あれほど酷いイジメはともかくとして自分の学生時代を思い出すと 風の噂なども含め多かれ少なかれ思い当たる節がありはしないだろうか。 虐めて居たあいつ、傍観していたしていたあいつ、いじめられていたあいつ。 今どこで何をしているのだろうかと頭をよぎってしまいはしないだろうか。 自然とどこかで自分を重ねる事でより近くで見ているような臨場感が恐怖をかき立てる。 そして本当に怖いのは森田は感情が表に出すぎる事もなく感情が外から見えない事。 これには森田剛君の配役が良かった。そして演技・演出もたいした物だと思った。 どこにでも居そうなヤワな青年だが心が死んで居る様を見事に演じていると思う。 狡猾で暴力的で強いタイプやサイコパスの話にありがちなIQが高くて利口な人間では無い。 森田がパチンコ屋で15万勝ったが、その帰り絡まれ、あっさりその金を奪われる (その描写はないが以後金がない事がその事実を物語っている)その弱さは今までの 殺人鬼とは少し違うと言う事を想像させる。 「人は皆不満なんだ、不安や不満が無いと生きて行けない、だから君は変じゃない」と ムロツヨシが浜田岳を諭すシーンからこの話が始まる。 人は概ね幸せを求め生きている。より良い生活の為に働き、欲求を満たすために恋人を作り 生きた証を残す為に結婚して子供を作って死んで行く。この社会にある漠然とした 幸せと言う価値観が自分とは別の世界の話になった時、生きる事の喜びや死への恐怖に 意味を見いだす事が出来なくなるだろう、森田には不満も不安もない生も死にも興味も執着も無い。 まして社会にも他人にも自分も。もはや空虚で何もない心は他人が考えて理解できる物では無い。 なぜなら空っぽでそこに心がないから。 森田の一連の行動は、性の対象は求めても単純な快楽殺人でも暴力的な衝動でもない。 社会の雰囲気が作りだした価値観に縛られた側から森田を見ても 彼の行動は理解も想像もできない、うかがい知る事が出来ないものなので 人間が理性で押さえ込んだ本能的に持つ暴力的な衝動や性的衝動の直接的な恐怖よりも もっと深くて暗い直視できない恐怖に、ただただ怯えるだけだ。 そしてこの話の質が悪いのは、ただ怖いだけではなく様々な感情をぐちゃぐちゃにかき乱してしまう。 もしイジメを助ける奴がいたら、いや、そもそもいじめが無かったら・・・ 森田にも違う人生があったかもしれない。 だがそんな事は正当化される理由にもならない。同情の余地さえも踏みにじる残虐性。 そもそも森田にとって違う人生や幸せとはなんなのだろうか。 見終わった後も捕らえどころのない嫌な余韻を残す映画でした。 本来ならこのようなバイオレンスで気を引くような作品にはあまり高得点は 付ける気がしなかったりするのですが、この作品にはそれだけの力とメッセージがあった気がします。 一つ残念な所は佐津川愛美さんの脱ぎっぷりが中途半端な所でしょうか(笑) 中途半端にしか脱げないなら脱がないで良いかな。自身か事務所か監督の判断かは分かりませんが。 せっかくここまで拘った作品なのに行くなら行ききって欲しかったですね。[DVD(邦画)] 8点(2017-03-23 11:40:32)(良:1票) 《改行有》

85.  脳内ポイズンベリー 《ネタバレ》 この作品のアイデアや雰囲気は好きなのですが、 ネガティブ池田(吉田羊)と衝動のハトコ(桜田ひより)を見て居ると どうしてもイライラしてしまう。各要素を抽出したキャラクター同士が脳内で言い争う 意図は分かるのだが、どの人格も本来なら主人公のいちこ(真木ようこ)の 分身から出来ている訳なので方向性は違えど、キャラクター的に大きな乖離があるのは かえって不自然な気がするが。女性の頭の中はこんな感じなのだろうか。 序盤は少しコミカルに終盤はシリアスといった感じで展開に応じたメリハリがあれば もっと見やすかったかもしれない。 見るまでは主人公のキャラクターが真木よう子さんにあって居ないかなと思いましたが 違和感は無かったです。さすがですね。[DVD(邦画)] 7点(2017-03-21 00:57:29)《改行有》

86.  桜、ふたたびの加奈子 《ネタバレ》 子供を亡くした人の悲しみは他人では推し量る事ができないのだが もし子供を亡くしたらこうなっちゃうのでしょうか。 例えば震災などで家族を亡くしちゃった人とかの事を考えると胸が締め付けられますが。 ただ物語の完成度でいうと高いとは思えなかった。 最初に知り合った女性の娘を加奈子の生まれ変わりと思いたい気持ちが痛いが 本当の生まれ変わりは、その友達の子供の男の子だったって、ちょっと都合良すぎというか。 輪廻が仮にあったとしても、星の数ほど人類が居る中で、そんなに近場で出会えますかね・・・ とか言うのは野暮なのだろうか。犬が導いてくれたと言う事にしたとしても。 最後、広末を救ったのが加奈子だったというのも不要な演出のような。 霊が電話って。とか思ってしまう。 ちなみに終始音楽がワンパターンで不快というか、場面にあってないと 思って居たら佐村河内守さんのようで。というか新垣さんかな? ゴーストライター騒動がありましたが今回初めて聞きました。 物語を単なるホラーで終わらせずちゃんと着地させた所は良かったです。[DVD(邦画)] 3点(2017-03-19 21:25:07)《改行有》

87.  風切羽~かざきりば~ 《ネタバレ》 四流の脚本と演出に加えてお遊戯会レベルの演技力のくだらない映画 自分にとって最後まで見る価値の無い映画と言う事は鑑賞を開始してすぐに分かりましたが、 ここに悪評を書くために、あえて最後まで見たような物です(笑) 感情や背景の見えない親の暴力シーンに、事ある事に叫べばいいと思って居る主人公。 施設の人も平然と主人公の事を悪く言うという安易すぎる設定。 現実の児童虐待は不幸すぎて痛ましく直視できない事だが この映画で描いて居るのは、虐待を受けた子供達が常識の無い協調性がなく 暴力的で他人の親を人を殺して埋めた上に人を平然と踏みつけたあげく 君のことは忘れないと感傷に浸りながら自分の親の元には戻るという。 おふざけが過ぎるの領域かと。中学二年生が考えたシナリオならまぁ納得しなくもないが 大の大人が大金かけて真面目に作った映画だと思うと何とも悲しいね。[インターネット(邦画)] 0点(2017-03-18 01:12:43)《改行有》

88.  罪の余白 《ネタバレ》 虐めの自殺に親父が真相を追求する映画。ある意味、物語としてはありがちなのかもしれない。 ただ、主犯とも言える木場咲と警察のふてぶてしい態度に胸くそが悪くなる。良い意味で。 木場咲役の吉本実憂は美人だが棘がある様子を見事に演じているからこそだろう。 酒に溺れかけた親父が覚悟を決めて、酒を捨て始めた時には、さあ、ここから反撃開始だ、 この悪ガキに、いかなる鉄槌が下るのだろうかと期待が高まってしまった。 この作品こそ湊かなえの「告白」のように容赦なく子供の非力さを教え打ちのめして欲しかったが。 そうはならなかったのが残念。心理学者なのだから、そこをもう少しそれを生かした展開になれば もっと良かったかもしれない。もう少し証拠が出てくるとか証言を得られた設定にして 心理的に追い詰める、あるいは自ら自滅させるような仕掛けがあれば最高だったのだが。 あのラストではなぜ少女が内野聖陽の家にのこのこ来た理由にならないし ここまで証拠を残さないように気を遣い計算高く、したたかな女があんなミスをするとは思えない。 衝動的になるように仕向けたようにも見えないので絶妙のタイミングで録画を始めた意味が弱い。 最後に、どんな打ちのめされ方でスッキリ終わらせてくれるのか期待が高まって居ただけに惜しい。 そんな印象でした。ただ盛り上げ方は良く最後まで一気に見ることが出来ました。[DVD(邦画)] 7点(2017-03-17 14:37:50)《改行有》

89.  告白(2010) 《ネタバレ》 過去見た事があった作品ですが、すっかり内容を忘れてしまったので正月休みに。 前半のリアリティの無さがどうにもねぇ。イジメとか殺人、少年法と言ったテーマを映画にされた作品は 制作者がどのような意図を持っていようが少なからず社会的メッセージを発信されると 思いますが、個人的にはそういう作品にはどうしてもリアリティを求めてしまいます。 とくにこういうイジメのシーンでほぼ全員がイジメに荷担し皆が悪者のような描写が 映画では非常に多いですが、そういう演出をされてしまうと途端に 全てがどうでも良くなると言うかね。リアル度外視のエンターテイメントだよと 言われるのであれば、逆にそんなに面白いか?と言いたくなります。 ただ、子供を大事に育てるだけが教育ではない。そういった意味では クソガキはちゃんとクソガキであると言う事を思い知らせる為に ちゃんと先回りをし徹底的に懲らしめようと言うのは嫌いではないのでこの評価で。[DVD(邦画)] 6点(2017-03-17 01:37:38)《改行有》

90.  海を感じる時 《ネタバレ》 40年近く前の原作を今の価値観で批判されるのは原作者には気の毒かもしれませんが。 ただ古いだけの映画でした。内容も1時間程度で終わる話の密度で退屈。 もっとも最初の30分も見ればこの映画が、この後もこういう物だと言う事が 分かった上で最後まで見たのですが。今映画化した意味がよく分からなかった。 もうちょっと挑戦しても良かったんじゃないかなぁ。[インターネット(吹替)] 2点(2017-03-13 23:26:36)《改行有》

91.  アイズ(2015) 《ネタバレ》 映画の雰囲気作りは良くできていると思う。役者経験の少ないアイドルをホラー映画に 出すという定番のパターンではあるが、他のアイドルに比べて良く演じれていると思う。 内容的にはミステリ部分を違和感や不快感で目隠しをし恐怖を増長させる演出なので、 そこであわない人は見るのも苦痛な映画に感じるでしょうが、 話が終盤にさしかかり解明されてくることで靄が晴れるような作りになって居るのだけど まぁ結末を知るとなんじゃそりゃとツッコミ所も多い所がちょっと残念。 ただ日本今までのホラー映画の中では良い方の出来だと思います。[インターネット(邦画)] 5点(2017-03-13 23:20:33)《改行有》

92.  そこのみにて光輝く 《ネタバレ》 失礼を承知で言うなら「しょーもない作品」の一言である。 各役者の演技力、菅田将暉演じる拓児の憎めないキャラクター、そして池脇千鶴のヌード。 ただそれだけで支えられて居るだけ。残念ながら内容が何もない。 これが社会の底辺の物語ですとでも言わんばかりの設定にして、 あなたたちとは違う世界の物語を感じ取りなさいとでも言いたいのか。 山で人を殺したって、あんなチェックもろくにせずに発破ってただの殺人ですわ。 まぁ現時的には過失致死罪でしょうが。 綾野剛は自身の贖罪も行えない癖に安っぽい倫理感と愛を振りかざして やってる事は一家を崩壊に導いてるだけ。 結末も描けず放り投げて、後は皆さんのご想像にお任せしますの放り投げの シャットダウンエンド。こんなのが、なんちゃら賞みたいなのを取るから邦画は進歩がないし こういう映画を素晴らしいと言う風潮に辟易しますわ。 いや、もちろんこういう映画の存在意義まで否定するつもりはないが評価に見合わないのか、 他にこの作品を越える物が本当に無かったのかと思うと嘆かわしい。 こういう作品は沢山ある作品の中に埋もれてこそ輝く。 神輿にのせて皆で担ぎ立てるような物では無いと思って居るので この作品のファンならびに関係者には申し訳ないけど酷評させて貰いました。[インターネット(邦画)] 4点(2017-03-10 01:20:52)《改行有》

93.  曲がれ!スプーン 《ネタバレ》 サマータイムマシン・ブルースをもう一度と言う事で作ったのだろうか。 そこかしろに見覚えのある物が。テーマと雰囲気は良かったのだけど、 残念だけど脚本の密度がスカスカで。あの内容だったらあと30分ほど 短くした方が良かったんじゃないかな。 またこの映画ではエスパーの演劇色が濃くなりすぎて軽くて見やすい反面、 ドラマ性が無く話に深みがないんですよね。 エスパー達のコントを減らして長澤まさみの方の話を広げて ドラマ性を高めた方が良かった気がしますね。 クライマックスのサンタを飛ばすアイデアは良いけど、もうちょっと エスパー達が団結して夢のある演出に出来なかったかねぇ。 エスパーの能力縛り設定を緩めて、もっと能力を上げて 最後は長澤まさみ自体を夢の異世界につれて行くぐらいの方が良い気がします。 あれじゃ風船で出来たサンタが強風で飛ばされてるみたいで・・・。 その後にこれが夢の世界ですと子供のスナップが多すぎてなんかめんどくさい。 ただ、酷評されるほど酷い内容ではないものの「まぁこんなもんか」と 見終わった後に思ってしまうような映画でした。[インターネット(邦画)] 5点(2017-03-06 22:28:32)《改行有》

94.  サマータイムマシン・ブルース 物語にドキドキ、ハラハラするような山、谷が無いのが残念な所ではあるものの 逆にそれも魅力かな。楽しかったです。[DVD(邦画)] 6点(2017-03-05 23:57:07)《改行有》

95.  恋人たち(2015) 《ネタバレ》 「いかにも」キネマ旬報ベスト・テン1位って感じの作品でつまらなさですね。 無駄な場面に無駄なセリフにて構成される映画の為に一つ一つのシーンが長い。 それに加えて狙いすぎのカメラワーク。ババァの放尿シーンや脇毛を誰が見たいのかと。 通り魔に奥さんを殺された旦那は気の毒に思うが、そこで描いたのはドラマではなく ただのリアルである。ドラマのように世間や犯人などに勇敢に戦う訳でもなく 平凡な人材が大きな流れに取り込まれるいくだけだ。奇跡を起こしたり 世間と戦ったりできる強い人間は、ほんの一握りの人達で現実は世間の大きな流れには抗えない。 それが世の中で起こって居る現実だ、ほらリアルだろうと言われたらその通りだが 私にはこの映画でそれを表現した事に今ひとつ意義を感じられなかった。 他の話も広い世界にはそういう人も居たり出来事もあったりするだろうね。とは思うが、 それ以上でもそれ以下の感想もなく残念ながら心を揺さぶるだけのメッセージは受け取れなかった。 過去の実体験や現在置かれている状況から描かれた主人公たちに、真相心理のどこかで 共鳴する物があるなら共感的理解を自然と引き起こすような効果があるでしょうが 映画の芸術性よりも技術力が高い物の方が好きな自分にとっては、 物語の善し悪しを脚本のこだわりだったり、練りだったり凝り具合で判断してしまいます。 そうやって作り手側が深く描いた映画は好きだけど、 逆に表層をなぞる事で、見る側に深く感じさせる事が目的の映画は 受け取り側の共感に触れず深掘れなかったったらそれで終わり。 そう思って居る自分には合わない映画でした。[インターネット(邦画)] 3点(2017-03-03 17:04:25)《改行有》

96.  秒速5センチメートル 《ネタバレ》 暗くて、回りくどい。ハッキリしろっと言いたくなるが・・・。 自分が若い頃だともっと共感出来たのだろうか?。 第一話が2点かなぁ。13歳の女子が納屋で一泊ってありえんだろう。 もうっちょっと年齢上げても良かったんじゃないかね。 気持ちが高ぶるにしても小学生時代の別れから1年程度だし。 せめて中三の卒業間際とかでもシナリオは崩れないと思うが。 第二話は3点といったところだろうか。主人公の男ではなく 女子目線で進むため第一話ほどクドさは感じなかったが 面白いかと言われれば・・・。 第三話になっても、出だし相変わらずかと思ったが。しかし、 山崎まさよしの曲からは一気に持って行かれました。 ここまで来ると、第一話と第二話は、このシーンの為に わざわざ鬱積させて爽快感を出す演出にしたのかと思うぐらい。 恐らく、この監督は、だいたいこういう中二病をこじらせた物ばかりなので、 そんな計算はされて居るとは思いませんが、 クドクドした台詞が無くなり映像から足りない部分を見てる者が 想像で埋めて行く余白を楽しむ事が出来ます。 他人のウジウジした恋話を一方的に見せられる側から、 失恋の痛手という多くの人が味わった事があるであろう事を 想像して話を作る(想像)側に視点を持っていく事で、 上手く鑑賞者の共感性を高められている気がします。 そういった意味で、いっそ全編台詞無しで必要な最小限の 字幕のみの無声映画にしても面白いかも。 1話ずつの平均点にしてしまうと点数が低くなってしまいますので、 タイトルにちなんで丁度良い5点と言う事で。[DVD(邦画)] 5点(2017-03-03 10:16:50)《改行有》

97.  スーパーの女 伊丹作品。基本構造は同じですが面白いですね。随分と過去の作品ですが、 現在ではお客の声を反映させ業績をのばすと言うのは当たり前になっていますので もし伊丹監督が生きていたら、今度はどんなスーパーの物語を考えるでしょうかね。 逆に客側からの過剰で理不尽なクレームを皮肉る映画なんてできたら面白かっただろうなぁ。[CS・衛星(邦画)] 7点(2017-03-02 11:42:06)(良:1票) 《改行有》

98.  スウィングガールズ 《ネタバレ》 コメディの部分が上滑りが酷くて見るに堪えない。 バカ騒ぎするだけでなく頭の中までバカの女子高生の見本市。 中古で楽器を買って頑張ったメンバーと それまで遊びほうけてブランド物売って新品の楽器で戻った生徒の 実力差がないとか悲しすぎるでしょ。[インターネット(邦画)] 4点(2017-02-26 14:48:41)《改行有》

99.  この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 ネットでとてつもない高評価。絶賛の嵐! さぞ凄い映画かと思い原作未読予備知識ゼロで見に行きました。見た正直な感想…ガッカリです。 ハードル上げすぎました。言うなれば「雰囲気良作」と言った所でしょうか。 まずはマイナス点から。私にはのん(能年玲奈)がアニメに馴染んでいないように思えた。 感情表現の場面で力不足、すずのキャラクターを超えてのんが顔を出す。広島弁も残念。 肝心の物語の方は、あの時代にすずのように暢気で居る事を回り(時代)が 許容するかと言うツッコミはさておき。 この映画は物語要素が少なく仮想的事実の羅列のため具体的評価が難しい。 絶賛されているが具体性のない抽象論が目立つのは物語として褒める事も難しいからだ。 中身の無い実話やドキュメンタリーを善し悪しで語るのが難しいのと似ていて 「戦争・広島」の手前、批判はしづらいが、あえて物語の部分だけを抽出すると 中途半端で煮え切らない恋物語に危機感を持たず生きていたせいで吹き飛ばされた手。 主人公は子供を授からず似た境遇の孤児を受け入れた、そういう事が薄く表現されているだけ。 原作を紐解けばこの映画がなぜ薄いか理由が見える。 例えば遊女、白木リンとの話がほぼ全カットされている。 周作は白木リンを好きで居ながらも遊女との恋より母を安心させるためにすずと結婚した。 それを悟ったすずは周作に心を許し切れて居ない。その前提が全く描かれて居ないので、 突然幼なじみの男を別の納屋で二人で寝かせるような理解不能な描写になってしまう。 「ありがとう。この世界の片隅にうちを見つけてくれて」 と言うセリフも 互いに違う相手を思いながら結婚を選んだ周作とすずが戦争や様々な出来事と 長い時間を経て本当の意味での夫婦になっていったからこそ重みのあるセリフであろう。 ある程度カットなら脳内補完も可能だっただろうが全カットされてる時点で ただ、暢気に生きたすずと一途な周作と言う薄っぺらな話になってしまっている。 原作物を映画するとき、限られた時間の中で伝えたいメッセージやテーマを絞って 何を伝えるかが監督や脚本の腕の見せ所でありそれが映画の評価だろう。 この映画は、原作の描きにくい部分、汚い部分はカットし無難で表現しやすい部分だけを 時間の枠に目一杯詰め込んだだけの映画でしかなく結果それが深みを失い薄っぺらく 何を表現したいのか、見る側の感性に丸投げにしている感が否めない。 これ自体を映画として最良としてしまうと否定も肯定も出来ないこのような映画は 舞台と設定をちょっと変えれば、いくらでも話が作れる気がします。 他の作家や脚本家が観客を楽しませるアイデアを必死で絞り出したような作品こそ私は評価したい。 またクラウドファンドの出資者は映画の最後に名が刻まれる訳で贔屓目で作品を広める事でしょう。 この映画を否定される事は自分が否定されるような気持ちにすらなると思う。 事実、無名だったこの映画はSNS、口コミで拡がったと評判だけど その実態はクラウドファンド出資者が結成した応援団だ。 お金を出して貰った上に応援団にし宣伝させてしまう、このシステム。 AKBのCDの販売数を伸ばす商法を思い出し複雑な思いが残る。 資金難で苦しむ作り手の救世主となるべき物だが名前まで出すのはいかがな物か。 あと、この映画の山場すずが玉音放送により終戦をしり慟哭の理由は 力によって朝鮮等から搾取していた日本が力によって米国に屈した事実を知って泣いている。 もちろん涙の理由はそれだけの単純な物ではないだろうが、ちょっとしらける。 敗戦直後の太極旗はカットでよかった。原作とセリフを変えたのもカットしなかったのも 政治的意図を取り除きたかったらしいが…せっかく極力政治色を排除しているのでね。 この映画に被害者意識も加害者意識も似合わない。 最後に良い点。事実と異なる事があるとしても内容が反戦であるとか戦争賛美と言うのが 戦争映画には評価としてつき物ですが、この映画にそのメッセージがあまり感じられません。 戦争の悲惨さを強く打ち出すような事はせず、かといって身内が戦地で特攻し涙を誘う訳でも無い。 戦争で広島と言えばどうしても外国人には色眼鏡でみられがちですが 政治的色を消す事により見て貰いやすい仕上がりになっている。 プロパガンダ色が強くないこの作品だからこそ、広島の話の入り口として 諸外国の人に見て貰いたい映画なのかと思いました そういう点を考慮して前レビュー投稿では点数を甘めで投稿していたのですが 色々見つめ直した結果、皆が高評価なので気を遣うこと無く素直に思う点数に下方修正しました。[映画館(邦画)] 3点(2017-02-23 13:05:12)《改行有》

100.  海月姫 内容としてはテレビドラマでありそうな物を2時間に詰め込んだ感じでしょうか。 こう書くとつまらなさそうですが、そんな事はありません。 劣等感を持つ個性的なキャラクターを配置して問題が起こり力を合わせて問題解決するという ありがちなパターンと言ってしまえば身も蓋もないですが起承転結にブレが無く良い映画です。 女装が女装を越えて居なくてどう見ても男だろ・・・気がつかないわけ無いだろ・・・ と言う野暮な突っ込みはしないでおくとして。 残念なのは演出方法も近年のテレビドラマのようなアニメチックなCGを多様して 演出が安っぽい所でしょうか。漫画ですとデフォルメした表現は効果的でしょうが 実写で石のように固まる部分を、実際にCGで石にしちゃうって安易な方法は 役者さんの演技の幅を狭めてしまうと思うのですがね。 また、オタク設定が一昔前のオタク像というか、ステレオタイプのオタク像?とでも 言うのでしょうか、過剰演出によって一見個性的には見えるのですが 様々なキャラクタが全員同じような味付けで個性が生かされていないし 背景が描かれて居ないのでトラブルのシーンなどでも感情移入しにくく メンバーの団結感が高まりが弱い気がしますね。 こう書くと酷い映画のように思えますが、今時の漫画原作ならではなのでしょうか? キャラクターにとことん嫌な奴は出てこないし汚い部分がなく安心して楽しめる映画です。 ある種定番の雛形ですので類似の映画が沢山ありますが そのなかでも、なかなか楽しめる方の仕上がりになっていると思いますよ。 深く心に残る映画ではないかもしれませんが力を抜いて気軽に楽しむのに丁度良い映画です。[インターネット(邦画)] 7点(2017-02-23 13:04:05)(良:1票) 《改行有》

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