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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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101.  座頭市血笑旅 《ネタバレ》 三隅研次が座頭市に帰ってきて格段に良くなっている カメラワークもこれまでよりかなり斬新でローアングルからの撮影や人物の頭の部分を大胆にフレームアウトさせる詰まったフレーミングはなかなかの迫力だ ヒロインは若干熟女だがこれはこれで結構イイ 座頭市が義理を感じて面倒をみる赤ん坊に徐々に肩入れしていく様子は時として儚くて泣ける 遊女に赤子の世話をさせるが、気になって眠れない状況をコトコマかに描いていて、座頭市が赤子を可愛くて仕方が無い様子を充分感じさせる演出はうまいと思った 赤ん坊を挟んでヒロインのお香の失敗に、手のひらを優しく叩く座頭市が、二人の儚い幸せを連想させて目頭が潤んだ[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-03-21 15:20:02)

102.  真夏の方程式 《ネタバレ》 美しき架空の街、玻璃ヶ浦の夏の感じとか、湯川教授と少年のふれあいとか、旅愁を感じさせて良い所もあるが、いかんせん設定が不可解な所が多すぎて感情移入が出来ない 杏演じるヒロインの成実がホステスを殺した理由が弱い 父親の重治が刑事を殺す理由はもっと弱い そもそも何故、殺された刑事が緑岩荘へ来たのかがよくわからない 特に刑事に悪意が有る様には見えなかったのに何故殺したのか? しかも少年恭平を殺人の共犯にする重治の心の葛藤とかも描かれないので、重治のやっている事はかなり悪質に見える なのに善意の人のような描き方にはかなり違和感があった 主人公の湯川もその悪質な部分にまったく怒りを感じていないような演出は不可解で感情移入を妨げる そもそもよく考えると哀しい部分が何も無いのに描き方が非常にウエット 哀しい部分があるとすれば成実の為に人生を捨てた仙波か そこは白竜の迫真の演技が心に滲みた 事件の発端になった殺人とさらにそれを隠そうとする殺人に、たいした意味が無く、被害者が何の為に玻璃ヶ浦へ来たのかもはっきりわからない殺人事件に、物語としての骨子がどこにあるのだろう しかも湯川教授を呼んだ発端の玻璃ヶ浦開発事業は投げっぱなしだし、成実の過去の殺人や、恭平を巻込んだ殺人のトリックもかなり早い段階で明らかになって、謎解きの楽しさも無い しかし恭平が鍋の固形燃料に蓋をしようとした時、とっさに濡れたコースターを箸ではじくシーンは印象的 いままでの湯川教授ならそういった優しさは無かっただろう 宣伝文句の悲しい真相があるとすれば仙波の冤罪の人生のみだがそこはまったく描かれなかった 記憶に残ってるのは、抜ける様な青い空と蒼く澄んだ海、杏の以外に立派なお尻のみだった(笑)[ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-03-21 15:18:58)(良:3票)

103.  ゴスロリ処刑人 《ネタバレ》 くだらないのはわかっていたが、それだけでつまらないとは思わないが…… しかしやっぱりつまらなかった(笑) 物語も見事に無い 一行で説明できる <母親を惨殺されたヒロインが5人の犯人に復讐する以上!> 何故母親が殺されたか? 何故ヒロインが強いのか? どうやって犯人を見つけたか?等見事に何の説明も無し 冒頭にひたすら下品にスパゲッティを食べる男の口元を延々と撮る グロには耐性がある自分だがこの汚く物を食べる口元は苦手 これを延々とやる これにはまいった もう見るのをやめようかと思ったぐらい しかし嫌悪感を前面に出したホラーは多いので我慢して見ると、途中ではたと気がついた 嫌悪感を狙ったというよりもただ意味なくカットがしつこいせいだ なんでもないシーンも「これ、なんでこんなに長いの?」と思う位、妙に引っぱる 由利ゲラ夫がモップを髪の毛のように櫛で梳くシーンが意味無く長い ザコキャラを処刑するシーンも明らかにザコキャラなのに逃げ隠れするシーンをやたら丁寧に描く、しかも延々と命乞い だからといって話が意外な所にオチるわけでもなく不可解なタメる演出だ ヒロインはオシリーナ秋山莉奈だが登場シーンで顔を出さないで延々とアクションだけで引っぱる、いい加減飽きた所でようやくヒロインの顔が出るが笑っちゃうぐらい超ブス 元々は綺麗な娘なのに(結構ファンだ)引っぱるだけ引っぱっといていきなりブス顔なんてほんと不可解演出 しかもオシリーナなのにお尻無しなのは何事か オシリーナを起用した意味が無いじゃないか 監督はその辺を完全に勘違いしている、というよりもアイドルを撮る才能が無い ラストバトルは何故か怪物くんVS妖怪人間ベムの戦い アクションに関しては、スシタイフーンレーベルなどを見慣れてる者にとってはこの程度出来てて当たり前、これ以下だったら見る価値がない程度の出来か 採点は1点でも良かったが途中で「ぼんたんガリじゃぁ!」とか、へんてこな日本語を話す外人ヤンキーグループ神風と、おバカ女子高生エルちゃんのバカップル振りがなかなか傑作でこの部分に2点献上する [DVD(邦画)] 3点(2014-03-21 15:17:37)《改行有》

104.  横道世之介 《ネタバレ》 冒頭からバカすぎる主人公で、「うっとおしいわ、こいつ」と思ったが徐々に気にならなくなってくる むしろ一人で踊ったり浮かれたりする世之介が可愛く見えて来るのは不思議だ ヒロインの吉高由里子も世之介とまったく同じタイプのいい気なバカ女で見事なバカップル誕生 雪のアパートの前でファーストキスしてはしゃぐ二人を俯瞰でとらえるカメラワークは素晴らしい くっついては離れて又くっいてはしゃぐ、二人の足跡が雪の中に点々と残り、天上から浮かれる二人を見下ろす天使の視線で、もっとも輝いてる時代の二人をノスタルジックに描いた 途中途中に挟まれる、友人達が世之介を思い出すエピソードも非常に短くて、だからこそ印象的だった 綾野剛演じるホモの加藤のエピソードは特にいい、「そういえば忘れてたけど、思い出したら優しい気持ちになれる凄く良い奴がいたな」みたいな、思い出すと切ない気持ちになった 徐々に世之介の短い人生に迫って行く演出には正直衝撃を受けた 世之介がすでにこの世にいないことがわかってから以降、それまでくだらないかに見えたエピソードのすべてが愛おしい事がわかる瞬間だった 最後の母親のモノローグは絶対にいらなかったと断言できる それまでセリフで説明するところがまったく無かったのに残念だ エンディング間際に、ヒロインの元に届いた一本のフィルムにわけが分からない写真が映ってて、何がなんだかわからなかったが、それを一枚ずつ再現していくエンディングには感動した 「これかよ……」って思ったら不意に涙が出た 幸せいっぱいの世之介がバカ丸出しで疾走するエンディングは秀逸 既にこの世にいない世之介の青春の最高点を目の当たりにして胸に沁みる切ないラストだった[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-03-21 15:14:41)(良:2票)

105.  不安の種 《ネタバレ》 映画全体を不快なノイズで包み込んだような映画 その雰囲気は悪く無いのだが中途半端にリアルな映像が何かあざとい感じがして好きになれなかった 不穏な童謡?なども耳につく不気味さがあるがやはりさりげなさを遥かに通り越してあざとい「ほうら不気味でしょ」みたいなあざとさが鼻につく この映画もっとちゃちでオバカなCGで作るか、あるいはもっとリアルなCGでどことなく不穏な街を描くと違った映画になった気がする ヒロインの石橋杏奈の演技もかなり下手で、いきなり爆発するイライラする芝居だがまじめにイライラしたのはむしろ狙いなのか? 須賀健太も「三丁目の夕日」の芸達者な感じは微塵も無く存在感が薄い 時系列を無視したエピソードが後半で一気に繋がるのは面白いと思うが、いかんせんうまく繋がってない シールを張り替えてるとバイクの事故も切り替わるとか安易で結構しらけた ハンマー女の殴り方も殴るマネなのがあまりにも見え見えでここもかなりしらける そう言うリアルな暴力演出はどうでもいいのか? エンディングも何度も電気が消えるのはくどい またかよって思った ヒロインの反応も普通すぎる、ここでは家族を亡くしたトラウマを描くべきだろう ヒロインの狂い方やらハンマー女やらに狂気が足らない この映画に足らないのは街全体から匂う狂気だと思う[DVD(邦画)] 6点(2014-03-21 15:13:33)《改行有》

106.  映画 妖怪人間ベム 《ネタバレ》 2時間という尺なのでしかたがないのかもしれないがテレビシリーズよりもアラが目立つ ドラマのエッセンスをお金をかけて再現した感じ まともな物語としてはすべてがダメダメで話の本筋から枝葉のディテールまでまともな所を探す方が難しいぐらいだ 役者達も思い切り芝居がかっていて、亀梨くんはまともにしゃべってないし北村一輝にいたっては徹底的に痛い演技 敵が製薬会社の社長の中村橋之助一人だけなのも笑える なのでSFではなく絵本程度のファンタジーとしてみるべきだろう バカな人間の為に尽くす醜い天使の寓話だと思えば充分許せる この映画にリアルを求めるのは野暮だろう ラストバトルのビオランテとの戦いも中々のVFXで楽しい とにかくベムの主題歌が始まると満月をバックに3人の妖怪人間が闊歩するイメージが差し挟まれてそれだけでグッと来る この映画すべてはこのイメージに尽きると思う[ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-03-15 13:36:29)(笑:1票)

107.  呪怨2 (2003) 《ネタバレ》 劇場版呪怨1が今ひとつだったのでさほど期待してなかったせいかそこそこ面白かった しかし最初のビデオ版呪怨に比べると不気味さではかなり落ちる やはり悪霊がただの白塗りであることが完全にバレてることが一番の原因だろうな ビデオ版はかなりのインパクトだったが、さすがに4作目なのにまったく変わらないこの造形はキツい さらにカメラワークや編集等が最初のビデオ版から一歩も進化してないのはかなり不満だ せめて劇場版なのだからそれなりの重厚さがほしい とにかく悪霊が出過ぎるわりに白塗りの伽椰子と俊雄だけなので飽きて来る さほど白塗り達が出てこない序盤の新山千春の章あたりが一番怖かった しかし時系列を無視したオムニパス構造は「事件を巻き戻したらこうだった」的なおもしろさがある 朋香篇の壁の音とか千春篇の恐怖の顛末とかはなるほどと思わせた ヒロインがいきなり出産するラストはやりすぎ だったらお腹が大きくなるまで時間の経過が必須だ 時系列じゃ無いのが売りの映画なのでどうにでもなっただろうに 今までの存在感が曖昧な悪霊という存在からモンスターに変わってしまったら不気味さが無くなってしまう しかも回りの医者達がその場で死んでしまったら大事件になるだろ リアルからかけ離れるとこの呪怨に関してはかなりのマイナスだ 医者達が死ぬ理由も描かないのは完全にやっつけなオチ これはしらける 紙袋に赤ん坊が入ってるのは造形の費用を浮かしたとしか思えなかった だったらわざわざ撮らなくてもいいだろう この出産のエピソードは無くても良かったと思う いつのまにかヒロインがお母さんになってた方がエンディングがもっと哀しかっただろうに エンディングはヒロインの最後もけっこう哀しくて不気味でもあり好きなエンディングだ ホラーに良いエンディングが少ないのでこれは貴重 このエンディングでプラス1点にする[DVD(邦画)] 7点(2014-03-15 13:35:05)

108.  Love Letter(1995) 《ネタバレ》 冒頭、雪に埋もれたヒロインの美しい横顔から始まる そのままカメラがパンすると美しい小樽の景色 その中を走るヒロインを延々と長回しで撮る 本当に岩井俊二は女を撮るのがうまいな いきなり始まるトヨエツとのキスシーンも息をのむ巧さ これほど美しくエロいキスシーンは見た憶えが無い 手持ちカメラで臨場感一杯で撮るシーンも、今時流行のカメラワークの様で95年の映画とは思えない巧さ 物語は事故で失った婚約者に、現在あるはずが無い住所に出した手紙から返事が届くミステリアスな展開 その後現在の恋人と謎の解明の為に小樽へ出向くが、そこで驚きの二重構造の物語が展開する これ以降かなりのネタバレです きおつけて下さい 見てない方は読むのを控えたほうがいいかも 「え、……そうだったの」みたいな話の構造 ……ヒロインは二人いた! しかも同じ顔! こんなことを言ってる時点で岩井の術中に見事にはまってるというしかないかな あいかわらず単純な私だ(笑)その後も図書カードの藤井樹ストレートフラッシュとかの伏線も丁寧に回収されていて中々巧い その時の中学校をポラロイドで撮りまくったヒロインは完全に中山美穂のPVと成っていた 中学の同級生の鈴木蘭々の挙動不審振りとか、担任の中村久美とかのキャラも少女マンガのようで笑える ヒロイン(渡辺博子の方)は現在の恋人に過去の婚約者の事を相談するとか、綺麗な女にありがちな自分勝手な奴でイラッとすることもあるが、逆にそれがリアルでもある エンディングでは、ヒロインが婚約者が逝った山に向かって突然、「お元気ですかー」って叫んだときには「はぁー?」って思ったが、それを何度も繰り返す内に「私は元気でーす!」と叫ぶヒロインの、めちゃめちゃな展開に何故か号泣している自分に驚いた これが岩井マジック! もう一人のヒロイン(藤井樹)の方にも中学時代の藤井樹からメッセージが届く なんとこれがタイトルの「Love Letter」だった 徹底してベタなロマンチストぶりにはまいったぜ、岩井俊二[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-03-15 13:33:24)

109.  マルドゥック・スクランブル 排気 《ネタバレ》 前作のつまらなかったカジノの続きから始まったのでさらに淡々として盛り上がらない展開 カジノパートが終わる頃には何故このカジノに来たのかという意味すら忘れかけてた 実際カジノで入手したデーターが役に立ったとは思えなかった そもそも100万ドルのチップにあるデーターを奪いに来たのかって思った敵がまったく居ないのは、何のためのシークエンスなのかもよくわからない 延々とオタク的セリフの応酬でこれを楽しみたいなら小説を読めばいいことだろうと思った 100万ドルのチップを簡単に返してしまうのも「なんのこっちゃ?」って思った 以降も意味が無い、オタク的乗り突っ込みなセリフが延々と続いて物語も完全に上滑り状態 ラストバトルまで5分で語れる所をつまらないセリフ回しだけで最後まで引っぱる そしてラストバトル このバトルも一作目のテンポが良いバトルに比べると凡庸な出来で退屈した つくづくこの話、三部作にする意味が無いなと二作目を見た時に思った事をもう一度思い出した 一本なら「失敗したな」で済むが3本も見させられて、結果がこれだとダメージが大きい オタク死ね。(笑)[ブルーレイ(邦画)] 4点(2014-03-15 13:32:05)

110.  マルドゥック・スクランブル 燃焼 《ネタバレ》 前作の直後から始まるので前作から続けて見るのがいいだろう 前作、もっとも盛り上がった所から始まるので逆に盛り下がるのは仕方が無いのか 今回、楽園という研究施設が出て来るが楽園の住民達を含めそこで行われることもかなりの悪趣味 最初に出て来た善良な少年はイルカとホモ関係で両手を切り落とされた相手に血だらけで「また来てねー」っていうド変態だ 首だけで生きてる事が理想の形とほざく教授とか自発的に植物人間になった奴とか、前作の悪趣味な変態フリークス達と同質のキチガイ達に思えた これが見た目は前回の変態達と違って、いたって普通なのでむしろかなりな嫌悪感がある 後半は何故か今までの雰囲気から打って変わって軽い演出のカジノ攻略 これが特に勝ち続けるちゃんとした攻略法も無く、ディーラーのおばちゃんのつまらない哲学を聞くだけ こんなに勝負の最中に長々とどうやったらディーラーと話せるんだよ お前はカイジか!って思った 前作はアクションだけで結構見れたが今回はエロも無く見所が無い ランタイムが約60分で短いのでなんとか持ったが、ここまで見てこの作品を3作に別けた意味はなんだろうという疑問を持った[ブルーレイ(邦画)] 4点(2014-03-15 13:29:21)

111.  マルドゥック・スクランブル 圧縮 《ネタバレ》 原作未読だがなんだかウザイ感じ サイバーパンクの世界観に法廷闘争物とか盛り込みすぎで設定が付いて行って無い感じ したがってオタクっぽいクドい理屈がウザイ ストーリーの説明をセリフでするのはやめてもらいたい 結構しらける 冒頭、笑っちゃう霊柩車みたいなデザインの車が出て来たり、ヒロインの戦闘服?のデザインや普段の服とかもどこかで見たようなものばかり(攻殻とかエバぁとか) 銃のガジェットもまったく工夫無し 単純にエロシーン多し 18禁らしいのであたりまえか 色々出て来るフリークス達のキャラも悪趣味極まりない 体中おっぱいだらけのデブとか手にマ○コとかマジかよ!って言う感じ この逝っちゃってる感じとかは珍しくて、「まぁ、ありかな」って思ったが、人によっては受けいられないだろう 後半、ヒロインの戦闘訓練からヒロインの驚くべき戦闘能力が明らかにされ、解放された力で前述のフリークス達を一蹴するシーンは中々凄い その圧倒的な戦闘能力を持っているヒロインをさらに圧倒的な力の差でねじ伏せる敵ボイルドの登場でこの映画が終わるのは「えーっ、ここで終わりかよ!」って思った[ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-03-15 13:27:53)

112.  バレット・バレエ 《ネタバレ》 輸入ブルーレイで見る 「鉄男II BODY HAMMER」でダメだと思った部分が良くなっている モノクロもいい しかし既視感がある 古くさい感じ たとえば「狂い咲きサンダーロード」の様な感じか 鉄男よりも自主映画くさいつくり 塚本監督と言えば常に新しい映像表現があるが今回は特に斬新な部分が無い 手製拳銃を作ったり、前半の拳銃を手に入れるあたりまでが結構面白いと思ったが 後半、疾走感を中心に据えた演出がいつもの塚本節で、安定感があるがちょっと飽きた 死にたい主人公と敵対しているヒロインが共感して行く過程がなかなかいいので、そこをメインに据えれば良かったんじゃないか ラストは唐突にハードボイルドな作りになるのがちょっと違和感が有った それまで拳銃一丁で引っぱって来たのにヤクザの親分が拳銃乱射するのはちょっとなぁ しかも復讐のためなら何故当事者のチンピラを殺さないのか エンディングの空き地で死体を焼くとかも変だし意味が無いと思う 主人公とヒロインがおのおの違う方向に歩き出して徐々に全力疾走になって行くラストは、二人が死にたい思いを乗り越えて死から全力で逃げ出すイメージに見えた このラストの捉え方はひとそれぞれだろうが、私は何故か晴れ晴れとした希望が有るエンディングに思えた[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-03-15 13:22:28)

113.  東京物語 《ネタバレ》 誰が見ても文句無い大傑作 外国でも評価が高いのがわかる 当時の日本の住宅事情や温泉旅館、アパートや病院、美容院、居酒屋、お葬式、古い町並みを横切る蒸気機関車、すべてが興味深い 日本人ですらノスタルジックなのだから外国でも評価が高いのがわかる わかりやすいローアングル引き気味のカメラ 人物を中心に据えたバストショットは抜群の安定感 この時代から言われ始めた核家族の問題をいち早く捉えた映画だ 長男長女はいたってさばさば 今となっては普通かもしれないな wikiを見ると「家族という共同体が幻想でしかない悲し過ぎる現実」と書いてあるが、そこまで重く無く、いたって普通の家族の様に思える、今となってはむしろ幸せな夫婦の老後と私には思えたのは私がシニカルなせいだろうか 家族と義理の家族の機微の違いなども活写しているのは『歩いても 歩いても』等よりもわかりやすい 杉村春子の演技も判りやすく、相対する原節子の芝居においては今はこのタイプの女優はいないと言い切れるぐらい時代がかっている 今となってはむしろ斬新だった 笠智衆はこのときすでに爺さんで始終にこやか 私はこの笠智衆しか知らない この人の抜群の笑顔でこの映画が優しい印象になった 笠智衆は本当にうまくて、妻が長く無い事を知ったときの顔は、絶望とはこういう顔なのかと思った エンディングでは、最後まで残って世話を焼いてくれた次男の嫁も帰ってしまい、一人になったときに見せた横顔が何気ないが妙に哀しくて何故か涙が出た[ブルーレイ(邦画)] 9点(2014-03-15 13:19:04)(良:1票)

114.  ワイルド・スピード/EURO MISSION 《ネタバレ》 シリーズも6作目になり完全にカーチェイスもインフレである その中で新しいカーチェイスを作ろうとしている作り手は評価できる 今回はフォーミュラーカーに装甲を施したフリップカーが登場 前面からくる車を次々とひっくり返す まったくよく考えるものだ しかし延々と続くカーチェイス&バトルアクションはやはりインフレでちょっと長いかな その中でも格闘家ジーナ・カラーノとミシェル・ロドリゲスの女バトルは見物だった 「脳男」とかJ格闘物とは比べ物にならない あたりまえか やはり俳優を鍛えるより格闘家に演技を教えるべきだ 高速道路での戦車チェイスでも次々に車が煎餅のようにぺちゃんこになるのは新鮮だった しかし前作のようなカーチェイスにキレが無いかな ラストの滑走路チェイスはもう何がなんだか目まぐるしすぎてわけがわからない 延々と飛行機は滑走路を走り続け、空中に浮いてる時間の長い事、いったいこの滑走路は何キロあるんだよ(笑) しかし最後はシリーズ中、私のお気に入りの韓国人のハンと長身美人のジゼルがようやく分り合えたのに、直後ジゼルを失う そしてハンは運命の「TOKYO DRIFT」に続く哀しさを残した しかもハンの死の影にジェイソン・ステイサムがからむ次回予告が流れて終わる そろそろ世代交代か?今回全体を通して何時ものノリの良さがいま一つで、爽快感にも欠けると思ったが、十分普通にはおもしろい  しかしこのまま7作目を作るならそろそろリセットするべきだろう[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-02-08 07:47:01)(良:1票)

115.  戦場のメリークリスマス 《ネタバレ》 映画にとって音楽の大事さを痛感する作品 一番いいところであれ(戦メリのテーマ曲)が掛かると、とにかくグっとくる 作品としてはテーマが見えにくい作品だけに音楽の重要性は高い おなじみのラストシーンにかけて静かに、しかし劇的に話が進行する 前半に「日本人は命乞いはしない」とローレンスに言い切ったハラ軍曹 そして自分がその立場に立たされた時に、もっとも言いたいであろう命乞いの代わりに出た名セリフ「めりーくりすます ミスターローレンス!」くぅっ! タケシのあの名セリフに戦メリのテーマ曲がどーんとかかると何よりもせつないエンディングだ 映画的にはホモセクシャルが大きなテーマとなってるだけに、ヨノイ大尉が魅入られるセリアズ少佐に余り悪魔的な魅力があると思えなかったのがストーリーを難解にしていると思った 同性愛の映画だと思わなかった人たちもいるのではなかろうか セリアズに魅入られて翻弄される上官を心配する部下達も、分りやすく描かれていないので、唐突にヨノイ大尉が狂ったように見えてしまう そのかわり唯一濃いメイクの坂本龍一が出ただけで、こいつはホモだとわかるようになっている(笑)[ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 8点(2014-01-08 01:44:07)

116.  アヒルと鴨のコインロッカー 《ネタバレ》 前半、椎名が主人公の話はミステリアスだがコミカルで不穏な感じはまったくない 一転して瑛太が主人公のブータン人のドルジのパートはシリアスでハード 二部構成の後半は退屈しないがいささか戸惑った 全体的には青春残酷物語だが濱田岳が出ると、とたんに話がシリアスじゃ無くなるな 前半の本屋襲撃のパートで広辞苑と広辞林を間違う所で河崎が文盲じゃ無いかと思う 椎名の本が無くなる所で若干ネタバレする なのでこの辺のエピソードは無理に入れる必要が無かったと思う 椎名の家族のエピソードも椎名とドルジを遠ざけるだけの役割に見えた その中で印象的に登場する「風に吹かれて」をコインロッカーに閉じ込める件もちょっと上滑りな気がする 元々言い出した琴美の言葉に今ひとつ共感できなかったせいか このタイトルにもなっているテーマは原作を読まないと深く伝わらないんじゃなかろうか? しかし冒頭の本屋襲撃の話が物語中盤にも語られて、さらに最後にもう一度冒頭のシーンが繰り返されてそれが種明かしになるなどは意外で引き込まれた  引きこもりのドルジの耳に椎名の口ずさむ「風に吹かれて」が冒頭の何気ないシーンに重なって、この時のドルジが最悪の状態だったのかと思うと涙が出た 反面、琴美が殺されるボウリング場のシーンのディテールが悪くてげんなりさせられる 警察の対応とか悪すぎるし警官の目の前で琴美をひき殺した犯人達が釈放される訳が無い 主人公のドルジが殺人に走るための大事なシーンなので違和感無く作って欲しかった[DVD(邦画)] 7点(2013-12-31 01:39:22)(良:1票)

117.  リアル 完全なる首長竜の日 《ネタバレ》 過去の黒沢物の中ではわかりやすく、数々の解けないメタファーを投げかけるだけの過去作よりもいいと思った 背景合成の車や毎度の廃墟も健在 廃墟でのヒロインの父の存在は何のメタファーだろうか 主人公がベットの中ならばあのシーンは変だ 主人公の状況が反転すると同時にホラー風味が減じて黒沢らしさも減じた 主人公がモリオの死を自責の念に耐えられなくてそれを首長竜のせいにするエピソードが主人公のせいに見えないので、それを思い悩んで意識が戻らない過程に今ひとつ説得力が無い、ここは黒沢監督得意のトラウマ演出が有っても良い所なのに何も無いのは何故か 思い出すのに苦心するほどトラウマだったはずなのに モリオが波に呑まれて首長竜になって岩場を進むシーンはハッとさせる良さがあったけど 思い出そうとして警察などに行くシーンは虚構と現実がごっちゃになった感じで面白かった ラストは以外にハッピーエンドで黒沢監督にしては毒がないと思った[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-31 01:31:32)

118.  高速ばぁば 《ネタバレ》 タイトルから想像できなかった人体損壊ホラー じじばばのリアルな虐待シーンとかも有りかなり不快なシーン満載の映画 リアルなストーリーとかはあたりまえだが皆無 アイドルグループ「ジャージガールズ」の持ち歌が「女子力わっしょい」だっていうんだから推して知るべし そこは野暮になるのであれこれ言わないでおこう とにかく怪我の後を毟るシーンが多い かなり気持ち悪い その辺が楽しめる人はいいんじゃなかろうか わたしはダメだった ただの残酷シーンじゃない人体から出る膿とか瘡蓋とか、ウンコやゲロとどっこいの不快さをホラーとして許容出来る人はどれくらいいるのだろうか? 古くは四谷怪談のオマージュか タイトルの高速ばぁばのシーンはそれなりに面白い 残念ながら怖くはないが狙いはよくわかる 高速で近寄ってくるばばぁがいたら可笑しいよねみたいな しかし高速ばぁばはもうちょっと怖く造形出来なかったのか、場合によっては毛むくじゃらな犬が走りよって来る様に見えた 時間も短いしアイドルも出るし、体調が悪い人に勧めてとどめを刺すにはちょうどいい映画だ(笑)[DVD(邦画)] 6点(2013-12-31 01:26:54)

119.  座頭市喧嘩旅 《ネタバレ》 シリーズ中期の第一作目 冒頭の鉄火場のシーンから見事な居合いを見せてロウソクを縦割りにする ほんとに仕込みを抜いたとたんに鞘に仕舞っている まさに一閃の技 見事というしかない シタタカだが人のいい座頭市という人物をわかりやすく見せるスタンダードな一本だ 殺陣もそれなりにあって無難な作品に見える 万人向けの仕上がりで安心して見れる その分、可も無く不可もなくと言う感じかな シリーズ初心者向け 今回ヒロインがキャーキャーうるさいだけであまり魅力がないのが残念だ[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-31 01:21:34)

120.  犬神家の一族(1976) 《ネタバレ》 昔見たイメージとかなり違っていた 76年なのでテレビで見ただけなのかもしれないな 146分という長さで見たのは初めてかもしれない 憶えていたイメージよりずっと破綻の無いストーリーだった テレビで見ただけならかなりカットされてたはずだ 意外だったのはまず画面サイズ、シネマスコープだとばかり思っていたら標準サイズだった 画質もシックで暗くどちらかというとローコントラスト もっと絢爛豪華な原色ハイコントラストなイメージがあった 大作だとばかり思っていたからか このイメージの違いが晩年、市川崑がもういちどまんま大作として撮り直そうと思った理由かもしれないな 照明は徹底したサイドライト、その分役者の顔半分に強いシャドウが出るがことごとくシャドウ部分の背景にハイライトが入っていてシャドウが背景にとけ込まない工夫がしてある この背景ライトの部分が豪奢な襖絵などになっていて過去に見たイメージが絢爛な原色のイメージを作ってしまっていたのかもしれない サイドライト自体はおどろおどろしいイメージを作るのに十分役立っている 古い町並みや旅館や駅などもうまく再現されていて作り込みも素晴らしい 映画はとてもよくできていたがこの長い尺ですら原作をなぞって端折った感がある やはり緻密な原作を限られた尺で表現することは不可能だろうがイメージは充分伝わった[ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-12-31 01:14:11)

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