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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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121.  鉄男II BODY HAMMER 《ネタバレ》 鉄男(1989)に続けて見た 前作と一緒に見るとはぁ?となる 良く言うならば、今回はいたってまとも、悪く言うなら普通につまらん 悪趣味な仮面ライダーのショッカー軍団の話か、勿論仮面ライダー抜きで(笑)前作の衝撃は微塵も無い どうやったら前作の続編がこれになってしまうのか まさにオリジナルレイプ しかしセルフであるからたちが悪い レイプがセルフならオナニーじゃん 鉄男(1989)をリスペクトする人達は何処に怒ればいいのだろうか キャストの見た目も笑っちゃうトレンディドラマ風 前作圧巻のフォトコラージュムービーで見せた追跡シーンはママチャリになった 鉄男は着ぐるみ感いっぱいでちっとも硬そうじゃない、たしか鉄男って鉄だよな? クレイアニメも少しあったが前作の出来にはほど遠い 後半にモノクロ部分が少しあったがこの映画モノクロの方がいい 何故カラーにしてしまったのか、ガジェットは前作より良くなってるとは思えないのにディテールを見せてどうするのか 前作よりよかったのはイノセンス風の音楽とエンディングにちゃんと破壊された新宿を見せた事だけかな[DVD(邦画)] 5点(2013-12-31 01:07:29)

122.  鉄男 TETSUO 《ネタバレ》 前衛ですね 映像表現も女の体の動きとかも前衛舞踏のような表現がある、ロック以外の音楽の使いかたも前衛的 内蔵をえぐるような不快な映像と畳込むようなスピード感 「死霊のはらわた」をおもわせるクレイアニメやら「アキラ」の鉄夫のオマージュっぽい部分もあるが、表現は突き抜けているのでパクリという感じは無い 時系列がばらばらで後半になってようやく話が繋がるが、その頃はストーリーとかどうでもよくなっている頃で、ちょっと編集のバランスが悪い気がした 石橋蓮司の存在も不可解で、これらは編集のマズさによるものだとおもわれるところがちょっと残念だった エンディングの鉄男の「やりまくるぞー!」と言う言葉とは裏腹に、全然やりまくらないのはどうかと思うが、それ以外はよく出来ている しかし見るのに非常に体力を使うので疲れてるときは見ない方がいいだろう[DVD(邦画)] 7点(2013-12-31 01:03:48)

123.  座頭市兇状旅 《ネタバレ》 シリーズ初期の最終回 一作目のヒロインおたねが再登場 このシリーズ一作目の平手造酒以外、とことん敵がどさんぴん 今回の最大の敵、蛾十郎は負けそうになったら逃げるわ、正面からは切り合わず口ばっかりでイライラさせる ラストは自分が殺したくせに、市の儚い憧れのおたねをこきおろして市の夢を奪う 自らが死ぬ寸前までちっちゃい嫌がらせをする所は小物の極みともいうべき見事さ 他に類を見ないドサンピン感だ ヤクザは誰もろくでなしで、今回のヒロインの相手役の下仁田の佐吉ですらまったくのへたれで、ここまで男を見せない奴も珍しい この見ていてイライラさせるキャストは狙いなのか?狙いだとすればもう少し判りやすく出来なかったのか リアルにいらついた しかし考えようによっては、座頭市以外全員小物というのも勝新をとことん楽しむにはアリかもしれないな(笑)[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-31 00:55:43)

124.  続・座頭市物語 《ネタバレ》 一作目から完全に続いている作り 違う話のように始まって一作目と同じ場所 同じキャストで後半へ続くのはなかなかいい しかし設定がなぁ 今回敵役の実の兄は人間的にも風貌もめちゃ小物 デブなドさんぴん感一杯なのはしらける しかも市が追われる原因がつまらなすぎる 黒田家の殿様がノータリンなことがばれたから口封じとか三流の脚本すぎ そもそも自分たちが市をあんまに呼んだのが原因だし どうせならもう少しバカバカしければ笑って許せたかもしれない コメディにするべきだった 監督が三隅研次から変わったのが一番の原因か カメラワークもいたって普通の出来 しかし途中の殺陣で市を背中から引きのカメラで撮って、仕込みを抜いたとたんに両脇の二人が同時に倒れるという抜群にうまいシーンがあった 殺陣だけは中々いいが勝新に依る所が多い[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-31 00:52:35)(良:1票)

125.  座頭市物語 《ネタバレ》 シリーズ最初の記念碑的映画 勝新の緩急ある芝居はうまい 普段のとぼけた調子から時々でるドスの効いたセリフは中々出せる物じゃないな それだけでもすごい役者だったことがわかる 座頭市が仕込みを抜くシーンは少ないが一瞬で稲妻が走る様な演出は印象的 役者もかなりの修練だ 座頭市が何故、人の気配がわかるのかを思わせる足音や衣擦れの音などがかなりの音量で響くシーンが何度かある これだけ耳がよければ普通の生活は大変だったろうと思わせるほどだ ほとんど超能力の様に気配を感じる盲人座頭市の世界を判りやすく表現したシーンを時々挟むのはうまい演出だ 労咳やみの平手造酒の鬼気迫る芝居の天知茂も抜群だ この先のシリーズが27作も続いたのがわかる傑作である ゴジラシリーズの第一作目と同じ印象を受けた カメラワークやライティングもなかなかいい カメラワークが大魔神に似てると思ったら二作目『大魔神怒る』の監督だった[ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-12-31 00:50:18)

126.  REDLINE(2010) 《ネタバレ》 映像センスはバツグン フリークス達もめちゃかっこいい キムタクも悪く無い イエローラインのレースが終わってレッドラインのレースが始まるまでは文句の付けようが無いほどいい その後は突然バトルアクションになる しかもいたって普通な出来 巨神兵もどきから「AKIRA」のSOLもどきや千と千尋の神様もどきまで出て来て結構しらけた 完全に盛りすぎ脚本 サービス過多だ 何故レースだけで話を作らなかったのだろうか トランザムの改造過程やJPの過去をもっと掘り下げたりライバルレーサー達の個性をもっと描けばよかったのに ライバルレーサーにチキチキマシンみたいな悪い奴がいないのも珍しい設定なので、各レーサーの駆け引きが殆どなくロボワールド相手のありがちなバトルシーンに始終したのは本当に残念だ ライバルレーサー達はどれも魅力的でレースの駆け引きがもっと見たかった ロボワルード達はレースの妨害役程度のとどめて真摯なレースバトルがメインの話にすれば傑作になった気がする エンディングは突然ファンタジーになって唐突に終わる 制作者のネジが切れたのか?不可解だ[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-27 19:03:13)

127.  手紙(2006) 《ネタバレ》 とにかく前半がだるい すべて定石通りの展開 キャストがあまりにもわかりやすい ネガティブな主人公に山田孝之 金持ちの恋人が吹石一恵 父親が風間杜夫 ドラマにはいいかもしれないが映画にはむかないキャストだ 虐げられる犯罪者の家族の話を一歩も外れないのは退屈だ つまらないキャストの中で唯一お決まりだが沢尻エリカがいい しかし主人公が徹底的に救いが無いように見えないので感情移入しにくい 主人公がさほど可哀想にみえないのだ 主人公が犯罪者の兄貴の為に不幸な人生を送る話だが「人生」と言うほど時間が感じられないので時々起こった不幸みたいに見えてしまう それというのも一つ一つのエピソードに時間をかけ過ぎるからだ 不幸なエピソードをただ繋げただけなので肝心な不幸な人生そのものを描けていないのがつまらなさを感じる所以か 沢尻が秘密で主人公の代わりに色々刑務所の兄貴の世話を焼いていたシーンがまったく無い 完全に時系列で話が進むので実は話を巻き戻せばこうだった的な話が無いので起伏が無い 終盤の「ここでこの話(犯罪者の当事者じゃ無いのに苦しむ家族や遺族)を終わりにしよう」という吹越満の話も苦しんだ長い人生を感じられなかったのでイマイチ泣けなかった しかしエンディングの刑務所での漫才は玉山鉄夫の芝居が抜群ではからずも号泣してしまった これが無ければこの映画かなりつまらなかったと思う[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-27 19:00:06)

128.  かもめ食堂 《ネタバレ》 たわいない会話と不思議な人達 萩上直子監督で最高傑作 以降めがねはまぁまぁで後は右下がりでダメになって行く 悪い意味で記念碑的作品 ネコを抱いたオヤジとかエアギターとかプールとか明らかに後付けでその後の映画のテーマとなっているシークエンスが含まれているのもこの映画が記念碑的である所以じゃなかろうか のんびりとしたたわいない会話と少しずつ増えて行く食堂の客や印象的な風景や衣装などが絶妙なバランスでちりばめられていて飽きる事がない さりげなく押しつけがましくなくギリギリのバランス どこかが飛び出すと嫌みになっただろう この辺のバランスが崩れていったのが以降の作品の失敗になったと思われる ダイナーの料理は見直すとさほど気を使っていない事がわかる 見直すと凄くおいしそうというイメージは無かったがフィンランドで家庭的日本料理は新鮮なインパクトがあった 特にもたいまさこがおにぎりを食べるシーンは凄くいい 常に壁や柱を水平にしたカメラワークとか画面の中央に人物を配した安定したカメラワークは見る人にバツグンの安心感を与えている 店の片側が鏡になっていて背景の建物の水平線が完全に地続きになって映るフレーミングも安定感を与える緻密な計算が有るように見える 今後こんな萩上作品が見れるのだろうか?[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-27 18:51:06)

129.  BROTHER 《ネタバレ》 北野流フィルム・ノワール しかもフレンチ臭強し 評判は悪いみたいだがアウトレイジパート1より好きだ 相変わらずの北野節炸裂だがここに来て完全にフィルム・ノワールと化した そう言う意味では完成された感がある その分北野らしさが減じたか しかし映画としては良く出来ている お話はいつもと同じくハリネズミ型の主人公が周囲すべてを敵にして仲間もろとも自壊して行く 新しさはまるでないがここまで同じ話が続くと演出が研ぎすまされた感がある しかし加藤雅也演じる白瀬が仲間になって 山本(たけし)の女が殺されるあたりから急に話が盛り上がらなくなってくる それというのもメインキャストの寺島進が自殺して、次々にメインキャストが殺されるので見るべき人がたけしだけになっていくのはきつい それに対して主人公がマフィアに一矢報いる事も無く、ただやられるだけなのは無情感はあるがまったく盛り上がらない たけしの映画はいつも後半、急に主人公が弱くなるのはなんとかならないものか せめてマフィアの幹部を震え上がらせて欲しかった 狙いはわかるがマフィアにただやられるだけなのはイライラする 北野映画にカタルシスを求めるのは野暮なのか? ラストに生き残った黒人の独白からしばしのブラックアウトがあって、静かにピアノ曲が流れる しっとりしたエンディング曲がいかにもフィルム・ノワールぽい その後だんだんとのりのいい曲になって行くので最後まで聞いていられた[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-27 18:47:28)(良:1票)

130.  ゴジラ対ヘドラ 《ネタバレ》 シリーズ中屈指の傑作 引きのカメラ多用で特撮もいい ヘドラの造形も飛行形態から巨大ヘドラまでバツグンの出来でシリーズ一の異彩を放つ 冒頭ヒロインのサイケな公害の歌で始まるのはスゲー破壊力、「宇宙大怪獣ギララ(1967)」の地球の歌で始まるプロローグと同質のインパクトだ その後もライブハウスでの海のモジモジくんみたいなコスチュームのヒロインもすごい 股間がホタテだった(笑) この70年代らしいサイケデリックで反体制なイメージは子供には伝わらなかっただろうな 環境汚染をかなり強烈な見せ方で警鐘を鳴らす 実際にヘドロたっぷりの海とか雀荘の客の凄惨な死に方とか 柴俊夫率いる若者達がヘドラにたいまつ(笑)で応戦するも一蹴されるとかも、当時体制に反抗した若者達が政府に一蹴された過程を思わせる ここでメインキャストらしき柴俊夫簡単に死亡 結構骨太な展開は当時の子供にはかなり怖かったはずだ 「かえせ~かえせ~青い海を 青空を かえせ~♪」と歌う歌も強烈に不気味 子供の絵で公害に警鐘を鳴らしたりサイケデリックなアニメーションを挟むなど前衛的な演出も他に類を見ない エンディングも公害の歌をバックにゴジラが狂ったようにヘドラを切り刻む強烈なラストは子供にとってはトラウマだっただろう[DVD(邦画)] 8点(2013-12-27 18:38:52)(良:1票)

131.  リング0 バースデイ 《ネタバレ》 リング以降のシリーズの中では一番よく出来てると思った ホラーとしてはさほど怖くはないが不気味さは十分ある なによりもそれほど怖さを追求してはいない作りである 仲間由紀恵の貞子は微妙 芝居ははっきり言って大根である 仲間はこれ以降この大根な感じが受けているのかもしれないと思った 昭和43年の話だが時代がちょっと古い感じがよく出ていて、他のリングに比べて作り手がちゃんとちょい古な昭和という時代を作り込もうとしてるのがわかって好印象だった 貞子は二人いて仲間はヒーラーとしての力を持っているようなので井戸の中に落ちた時に死ななかったのか 貞子がいろんな人に憎まれるが貞子狩りに合うほど嫌われる不気味さが薄い 冒頭に出て来る女子高生の存在が不必要 終盤二人目の貞子に追い込まれる人達の恐怖演出が今ひとつ 二人目の貞子の正体がほとんど判らないのはかなり不満だ 廃屋に逃げ込む過程で麻生久美子が不快な程ぎゃーぎゃー言う感じとか、ようやく貞子が現れるタメた感じはなかなかうまいと思った エンディングは仲間のとぼけた芝居で今ひとつ貞子の怨念が伝わらなかった しかしシリーズの他作品よりも十分面白くておすすめできる[DVD(邦画)] 7点(2013-12-27 18:21:33)

132.  スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ 《ネタバレ》 アクションはそこそこいい 松浦亜弥もぴったりはまってると思った しかしストーリーがなぁ でもバトロワ2よりはずっと良く出来てた(監督が深作健太だからね) この手の映画に設定のおかしな所をいちいち挙げてもしかたがない でも盛り上がりにかける話はちょっと退屈した なによりもヨーヨーが活躍するシーンが少ない もともと戦う前に決めの口上をとなえてから戦うとかオバカ映画なのでヨーヨーで戦うとかを真面目に追求して表現すればバカバカしいおもしろさが出るのに 相手役の石川梨華にまったく魅力がないのでアイドル映画としては非常にさびしい これは完全に学園ドラマとして作ったほうがよかったんじゃないか[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-27 18:18:06)

133.  図書館戦争 《ネタバレ》 ライトノベルらしいかるい設定なのでこちらもあまりあれこれ考えないで見る SF的設定よりも恋愛小説としての色合いが濃い SF的な設定は突っ込み所もあるが「リアル鬼ごっこ」などよりはマシか 武器の使用は図書館に限るとか、戦闘の始まりに執行書の読み合いとか、威嚇のみの射撃とか、騎士の戦いのようで面白いと思った 武器のエフェクトなども日本映画にしてはがんばっている 岡田准一のアクションもSPよりもキレが良く素晴らしい出来 「脳男」とかとは比べ物にならない 残念ながら個人的に榮倉奈々の良さが全然わからず、ヒロインが榮倉奈々じゃなければ7点以上つけられたと思った テーマが梵書であったり、戦争とかものものしい割には全体的に重くならず、メインキャストも誰も死なないのでこちらも余りきびしく見ないというメリットがあると思う 見るからにラノベのこの作品に、あれこれつっこむのは野暮かもしれないな[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-27 18:13:21)

134.  デス・トランス 《ネタバレ》 冒頭 主人公がキーアイテムの棺を奪う寺のバトルシーンがほとんど無い ここは一番大事じゃないか それ以降のバトルは腐るほどあるのに この手の映画のほとんどに言えることだがバトルのインフレ ピリっとしたシーンもあるのだがやはり長いと消化バトルとも言えるバトルシーンが多い 主演の坂口拓が念願のマジ当てアクションらしいがはっきりとわかったシーンは少なかった 比較的長回しなアクションが多いがリアル感はあるがスピード感に欠ける もう少しカットを短くつなげてスピード感があるバトルが見たかった この辺の格闘シーンがうまい監督は日本には本当にいないな この手のJバトル物の常だがほとんど山の中のロケで絵が飽きる 「AVN/エイリアンvsニンジャ」と同じ場所かな 低予算でしょうがないのかもしれないがでもマジで見飽きた ストーリーはこの手の映画であれこれ言っても仕方が無いので許せる程度だったというぐらいかな ラストにとってつけたような終末世界が描かれて終わるが非常にオタク的 どうせならもう少し長く描けば絵的にも目新しくてこれから新しい戦いが始まる的なカタルシスがあったのに[DVD(邦画)] 6点(2013-12-27 18:04:11)

135.  ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 《ネタバレ》 メガギラスがダサすぎる メカが特殊戦闘機グリフォンだってカッコ悪すぎ 汚し塗装されたメカなんて古すぎる、スターウォーズかよ スーパーXの方がずっとよかった デザインも過去最悪 ウルトラビークルのほうがまだ新しい感じがした 最初に出た少年の意味が無い よって母親役のかとうかずこのキャスティングの意味はもっと無い もしかして怪獣映画にはかならず子供を出さなきゃいけない決まりがあるのか キャスティングは最悪 芝居がうまい役者がまったく居ないので学芸会並みのひどさ 私がプロデューサーだったら途中で逃げただろう(笑)シリーズレギュラーの永島敏行は始まってすぐ瞬殺、結果ましな役者は伊武雅刀だけになった 冒頭永島瞬殺されてヒロインがカールグスタフもどきをぶっぱなすと同時に、バーンと映画のタイトルと重なる ここまでがこの映画の中で一番よかった 以降ストーリーはほぼ無いに等しい そもそもブラックホール砲を軍事衛星にする意味が無い 軍事衛星は地球をすべてカバーするためのもの 日本に上陸するゴジラを狙うためだけならむしろ衛星の位置では攻撃出来ないタイミングがあるはずだ 結果衛星であるためにゴジラへの攻撃が徹底的にやりにくくなるはずである 案の定サスペンスを盛り上げるためのすべての状況がブラックホール砲が衛星であるという理由によるものである ここは笑える ブラックホール砲を地上装備の兵器にしていたらこの映画30分で終わったはずだ ひとつだけいいところをあげるならロングショットの怪獣の佇まいがいい 水没した渋谷や東京をロングショットで歩くゴジラなど実際の町を使ったVFXはなかなかよかった やっぱり怪獣映画はロングショットの良さが絶対必要だ[ブルーレイ(邦画)] 4点(2013-12-27 17:58:51)

136.  カラスの親指 《ネタバレ》 チームが揃って仕事を始めるまでが長い 最初の1時間半ぐらいが正味半分でいいんじゃなかろうか 最後まで見るとホームドラマ的な仲間との交流に必然性があるのがわかるが 途中では必要を感じないので「ここ、なんでこんなに長いの?」みたいな違和感があった ここがこの映画の弱点な気がする 実は仲間の関係を必要以上にまったり描くことでオーディエンスを騙す伏線のアウトラインとなっている ヤクザをハメる過程でまったく意外性が無いのがかえって意外な展開 はっきりいってサスペンスは皆無 エンディングでヒロインのまひろが主人公のテツの秘密を知っていたというサプライズがあってなるほどと思わせたが物語はここで終わらず、さらに驚きのエピローグがあった このエピローグで途中違和感があった伏線がほぼ回収されるのは見事 この映画もっと短くしてもう少しサスペンス部分を盛り上げてくれたら傑作になったに違いない おしいなー[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-27 17:55:01)

137.  大魔神逆襲 《ネタバレ》 66年に3本作っている最終作 年に3本は多いな その最終作は若干マンネリはしかたがないか タイトルも「大魔神の逆襲」の「の」の部分をダイエットしている(笑)子供達メインの話になっているのでシリアスさはダウンしている しかし途中で4人の仲間の一人を失うし仲間の父親もあっさり処刑されるハードさも見せる 子供達がいかだで川を下るシーンはPOVカメラで臨場感たっぷりだ ストーリーは一作目の焼き直しでカメラワークも悪くは無いがいたって普通 カメラが前2作から落ちるのは名匠森田富士郎がメインから降りたみたいなのでしかたがないか しかしロケーションは美しく今では見れない山の景色はなかなか凄い 雪山に現れる大魔神の特撮は今でも十分通用する ロングショットで雪の町並みを破壊する大魔神は特筆物だ 特撮は平成ゴジラの比では無い 今作お話はあって無い様なものだがそれをおぎなって余り有る雪山の特撮が素晴らしい[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-27 17:39:55)

138.  MEMORIES 《ネタバレ》 三話からなる大友克洋監修のオムニバスアニメ 一話目の「彼女の想いで」が一番つまらなかった 宇宙の墓場で獲物を待つ食虫花の様な話か? 今ひとつ狙いが曖昧だ リアルな設定の割に不可解な部分が多い SFならば科学考証が不可解 ファンタジーなら説明的すぎる幻想的な部分が少なすぎる 乗員ともども全滅するならば宇宙の食虫花の様な話にすべきだ 二話目は「老人Z」と同じイメージで新鮮さに欠けると思った 話が落語っぽい 三話目が一番おもしろかったが絵の良さに依る所が多い 何も説明が無い 誰と戦ってるかもわからない ただ大砲を撃つ日常 砲撃手に憧れる子供 しかし実際には砲撃手はただのデブである この話もう少し虚無感と終末感が強いと傑作になった気がする[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-27 17:20:19)

139.  DEATH NOTE デスノート the Last name 《ネタバレ》 前後編同時に見る 前編だけでも見れなくは無いが通して見ると前編はプロローグのようなものだとわかる 以前別々に見た時はなんてこと無かったが通して見ると非常に面白かった 前編ではいきなり犯罪者以外の人間をあっさり殺すキラに違和感があったが通してみると夜神 月(やがみ ライト)が最初からロクデナシだとわかる というかデスノートを入手すると誰でもそうなる設定なのか 前編ではFBIのエージェントを次々と殺したり瀬戸朝香の存在がいかにもマンガ的で違和感があった キャストの芝居もイマイチだったが死神のリュークの魅力で十分もった 後編は新たに戸田恵梨香や満島ひかりなど光るキャラが登場して俄然おもしろくなった 満島ひかりは前編よりずっと出番が多くてなかなか巧い 名女優の片鱗を見せる 残念ながら新死神のレムのキャラはリュークに及ばなかった しかし話はさらに複雑になりコンゲームのような要素や戸田恵梨香や片瀬那奈など明らかにフェチな要素も盛り込まれてサービス満点 ラストはデスノートがインフレでいまいち分かりにくかったが意外性もあり十分楽しめた ただオチはリュークに頼らずもうひと捻り欲しかったかな[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-27 17:17:13)

140.  クロユリ団地 《ネタバレ》 これ牡丹灯籠だ もともとあまりホラーぽくないと聞いていたので中々おもしろかった ただ予告編通りのJホラーを期待して見たら裏切られるな 評判が悪いのはその辺か? あるいはおしい要素が沢山あってそこに皆が気が付いてしまうので見ていてイライラするのかも 前半で妙なPOV視線とか、ヒロインの家族のおかしな会話とか、ショッパなに出て来るぼろい段ボールなどでヒロインと家族の関係が見えてしまう しかもそのへんてこな会話を何度も繰り返す、演出過剰じゃないか 想像通りの「意外な展開」にはカタルシスは無い なのでそれが分かった時にもまったく驚きが無い そこは狙い通りの演出だろうがもうちょっとなんとかできなかったのか 前半ヒロインの前田敦子はぼんやりした覇気のない人物の芝居 実は取り憑かれた人間の最初の状態なのだが、説明が無いのでただの大根役者にしか見えないのがかわいそうだ この役は非情に難しいはず 前田の演技をけなす人が多いのはこれが原因に違いない 後半になって取り憑かれ方が半端じゃなくなるとなかなかうまいのがわかる 全然美人に見えないし損な役だ それに反して成宮くんは元々下手な役者の部類に入るのでラストの突然の乱心に説得力が無い ここが作品中一番の違和感があるところなのでよほどうまい芝居が出来る人をキャスティングするべきだったと思う もともと前田敦子以外のキャスティングはいまいちだ 特にミノルのキャスティングは失敗だ 霊能力者の存在とかへんてこな祈祷の演出、ヒロインの憔悴メイクやらおどろおどろしいライティングなどが、いかにも定番Jホラーの演出なのがこの映画を安っぽくした感がある エンディングは何か大事な表現が抜け落ちた感じ 唐突に終わらせた様にも見える トラブルでもあって端折ったのだろうか 尺もさほど長く無いのでここでもう一つドラマがあってもなんの問題も無いはず このラストでこの映画が普通のホラーになってしまったのはおしいと思った いろいろおもしろくなる要素があったのに残念だ[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-24 12:58:13)

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