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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
141. バトル・ロワイアル 近未来の日本、BR法とやらが発動される中、中学生たちが最後の一人になるまで無人島で殺し合いをさせられるという。アイデアそのものからして、馬鹿馬鹿しいほどの荒唐無稽。(何で国家が少年たちに殺し合いをさせるか。誰が大人の言いなりに仲間どうし殺し合いをするか。) 話題騒然の問題作。どんな題材でも客さえ入れば良いという製作側の儲け第一主義が透けて見え、これが一番イヤらしい。が、しかし監督は鬼才深作欣二。そんな過激な企画ものであるにしろ、見る者に何らかの生きざまというか死生観を提示してくれるのではと思いきや…。飛び交う台詞もテレビのドラマ並みで、“ハッ”とするメッセージもとくに見当たらない。それでは映画そのものの出来はどうかと言うと、これが良いとは言えない。個々のエピソードのまとまりが悪く見づらい。ラストもやけに冗長だ。結局のところ、過激を売りにしたバイオレンス・ムービーの凡作にしか映らなかった。4点(2004-08-30 13:30:28) 142. レリック 監督がピーター・ハイアムズということで、少しは期待したんだが …。ミステリアスなオープニングにはゾクゾクさせてくれた。が、しかし内容は新鮮味のないB級モンスタームービー。(けっこう制作費は懸けてあるみたいだったが) それにしても設定と展開が粗雑過ぎやしないかナ。伏線がまったく生かされていないし、モンスターは2頭以上いるのでは? 何だかハイアムズのやっつけ仕事みたいな映画だったヨ。4点(2004-01-01 15:37:39) 143. ヴァイラス(1999) この映画はしょっちゅう放映されており、いかにもB級(C級?)SFホラーという感じ。監督のジョン・ブルーノはジェームズ・キャメロンの下で長年、視覚効果を担当していたせいもあり、作品そのものも「ターミネーター」と「エイリアン2」をB級以下にしたような作風になってしまうのだろうか。それにしてもサザーランドの機械人間は不気味過ぎっ! ! 4点(2003-10-14 23:50:31)《改行有》 144. らせん 同時上映の「リング」とは違い、かなり原作(原作は未読)に忠実に作られているらしい。しかし説明不足は否めず、一回見ただけでは分かりづらい。前作はちょっぴりコワイ“怪談”ものだったが、本作は地球侵略を謀る“エイリアン”もの …と、言えばよいだろうか。同じネタ(呪いのビデオ)でこれほど作風も方向性も違うというのは珍しい。 父子愛を絡めたエロっちいB級(C級?)SFホラーに、4点。4点(2003-09-07 15:20:57)(良:1票) 145. 仄暗い水の底から 親子愛を絡めたホラーもので、ジメジメとした陰鬱な描写と不安を煽る演出はなかなか良かった。しかしそれも、主人公(黒木瞳)が屋上の高架水槽に気付くまでの話し。急転直下、即物的な演出で盛り下げたラストは頂けナイ。変なモノを出しちゃ~イカン。4点(2003-08-23 23:25:40) 146. 世にも奇妙な物語 映画の特別編 う~ん、全体的に劇団調が抜けだせず、奇妙というより珍妙な仕上がりになっているという感じがした。 製作側の「どうしても、こうなっちゃうんだよナ~」という苦笑が聞こえてきそうで、緊迫するシリアス感を出したくても出せないのが痛い …。 まぁ、最初から若い女性に的を絞って作られているみたいなので、かえって親しみを感じさせ、これで良いのかもしれないが …。 テレビ物としては上出来なんだろうが、入場料を支払う映画としてはせいぜい3、4点がいいところ。 スミマセン。レビューというより悪口みたいになっちゃって。4点(2003-07-19 23:11:33)《改行有》 147. 嗚呼!!花の応援団(1976) う~ん、ずいぶん前に関西方面の某ローカルTV(南河内テレビ?ってのはジョーダンです)で見たことがあるゾ。青田赤道ってのは、漫画の世界でしか表現出来ない凄まじい怪人(否、怪物というべきか)なので、役者が「ちょんわ、ちょんわ! !」「クエッ、クエッ! !」とギャグをすると何とも間が抜けて見えてしまう。しかも、“売り”である過激な下ネタギャグが映画では使えないので毒気もなくなる。やはり、人気漫画にあやかった胸算用映画にしか見えなかったねんのねん。3点(2003-11-21 12:37:54) 148. 女優霊(1996) ハナから女の子を対象にして作られたホラーなので、いい歳コイだ男の私としてはコワくも何ともなかった。ただ、石橋けいのあのシーンだけは正直ビックリした! ! …リ、リアル。ってことで、石橋けいに3点。3点(2003-11-14 23:56:24) 149. リング2 このテの映画としては、貞子をモチーフにしつつ、いかに観客をコワがらせるかが勝負。奇妙な精神科医を絡ませる展開は悪くはないが、コワくも何ともない珍妙な作風になってしまったのが痛い…。それもこれも、前作の「リング」に比べると大雑把な構成と演出が原因だろう。もう少し脚本をきっちり練って丁寧に仕上げていれば、前作同様、見所のある恐怖映画になったはず。3点(2003-09-21 20:03:42) 150. 首都消失 女性リポーターを軸にテレビ並のサムいメロドラマを絡めて展開させるわけだが、サスペンスフルなSFモノを期待する者にとってこれでは全くといってよいほど盛り上がらない。さらに追い討ちをかけるのが、関西弁で捲し立てるスキンヘッド姿のデスクの登場シーン。要所要所で現われては進行に水を差し頭痛のタネとなる始末。あの何とも言いしれぬダルダル感のみが全身を覆い尽くし、ありきたりな特撮と捻りのないクライマックスがSFファンを大きく萎えさせる。これが、この映画に対する偽ざる感想。辛辣レビューでゴメンチャイ。2点(2004-10-10 11:17:44)
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