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プロフィール
コメント数 2285
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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141.  東京フレンズ The Movie 《ネタバレ》  ドラマの特番って感じですね。DVD版を見ていない人は、登場人物に思い入れがないので、本当の意味ではこの映画を楽しめないのかもしれません。私もDVD版は観ていません。いつもだったら手を出さないであろう映画です。  ではなぜ見てしまったのか。それは大塚愛がいたからです。そして予告がちょっと面白そうでした。魔が差したとしか言いようがありません。  内容は大塚愛の壮大なプロモーション映画といったイメージ。なので個人的には満足。  ストーリーは全く面白く無いです。人気が出てきたアマチュアバンド、いよいよデビューの話が、というサクセスストーリーならまだ良かったのですが。以前のバンド仲間であり恋人の隆司が夢を失ったので、ニューヨークまで会いに行くという物語。  もっというなら、画家をめざす人。結婚に憧れる人。劇団員で頑張る人。それぞれの夢や、恋愛の価値観をそれぞれの視点から描いた群像劇。なので映画としてはこれ以上無いくらい薄味で、面白みや旨みといったものはほとんど感じ取れません。ただ薄味のわりに退屈はしなかったので、小粒ながら楽しめていたのでしょう。  『隆司に会って来ます。』『バンドはどーすんだ。男のためにバンド捨てんのか。』『一発殴ったらすぐ帰ってきます。』と言っておきながら、ニューヨークでいつまでも隆司といちゃいちゃしている玲にまったく共感できなかったのがイタい。それまでの玲は好きだったのに、ここで一気に熱が冷めましたね。  まだ元気な頃の小林麻央さんを見れたのは嬉しかった。[DVD(邦画)] 6点(2018-07-20 14:52:33)《改行有》

142.  ハチミツとクローバー 《ネタバレ》  美男美女がそろってワーワー、キャーキャー、楽しそうね。蒼井優や関めぐみが同級生で、あんな仲良くしゃべれるんだったら、そりゃあ毎日楽しいでしょうよ。  まあ、それはそれとして。関めぐみ、蒼井優、どちらも可愛いので、それだけで見る価値のある作品です。ストーリーはともかく。  特に、蒼井優演じる『はぐちゃん』のかわいさは、尋常ではないレベル。笑顔、しゃべり方、声、ファッション。そのどれもが男心をくすぐります。そんなはぐちゃんに想いを寄せるのは、櫻井翔演じる竹本君ただ一人。そんなことあるわけないんだけど、そーゆーシチュエーションを作れちゃうのがフィクション。  でまあ竹本君がんばる前半はいいんだけど、森田さんがはぐちゃんに接近し始めてからは、急速に自信をなくしていく竹本君。こーゆーいじいじしたところは賛否両論わかれそうですね。  結局はぐちゃんは誰が好きなのか。それとも誰のことも恋愛対象ではないのか。原作を知らない自分には、さっぱりわからない。  花本先生と理花、山田と真山の関係も宙ぶらりんのまま映画は終わります。  2時間も見て、何一つ結論が出ていません。うーん。少女マンガの世界は奥が深いです。  正直、映画としては3~4点くらいですけど、はぐちゃんがとにかく可愛いのと、めずらしく誰も死なない邦画なのでこの点数です。[DVD(邦画)] 6点(2018-06-30 06:58:24)《改行有》

143.  ラブ★コン 《ネタバレ》  多少のおふざけは覚悟していましたが、あまりのおふざけ演出にびっくり。これは、はずしたかと思いましたが、見ているうちに、そのおふざけが許容範囲に。ハメをはずしすぎる一歩手前で踏みとどまっている感じです。  また、小泉、大谷、その友人、割と常識人。コメディながらも、破天荒すぎず、不自然さや違和感が極力抑えられています。むしろ、恋愛に関しては割りとオクテな小泉に共感がもてます。  まあ、確かにぱっと見、はっちゃけている演出ではあります。ただ、恋愛ドラマ、ラブコメとしては、いたってシンプルに、かつ真面目に作られている印象。子供じみたストーリーですが、登場人物たちの真剣な気持ちや純粋さが伝わってくるのが良いですね。  それに、ふざけたコメディ演出が、ギャップとなって、シリアスなパートを際立たせるのに一役買っている気すらします。要は、コメディとドラマのバランスが意外と良いのでしょう。  小池徹平、藤澤、主演二人と二人が演じるキャラとの相性も良かったですね。  この作品は大人の鑑賞に堪えうるような作品ではないかもしれません。この手の作品に、過剰な期待は禁物でしょう。  ただ、期待せずに見ると、ふいに懐かしさを感じるようなエピソード、舞台設定が盛り込まれたりしていて、気楽に見れる心のデトックス映画として良いかもしれないです。[DVD(邦画)] 6点(2018-06-21 00:09:09)(良:1票) 《改行有》

144.  タイヨウのうた 《ネタバレ》  昔ドラマを見ていました。結構好きなドラマでした。  雨音薫は沢尻エリカよりYUIのほうが良い。でも藤代孝治は、塚本高史より山田孝之のほうが雰囲気があって好きですね。  ドラマでは、二人の交流をじっくり見ることができました。そのイメージがあったので、なんとなく映画は敬遠していたんですよね。時は経ち、ドラマの記憶もすっかり薄くなってしまったので、今回映画版も鑑賞。多少の不安はあったものの、見始めると驚くほど丁寧な人物描写に驚きです。  映画はスローペースで落ち着いた雰囲気。そんな淡々とした空気感の中、『ストリートライブ』や『迫り来る日の出』など、盛り上がるイベントや緊張感漂うシークエンスがあり、メリハリが効いています。映画として大変バランスが良いんじゃないでしょうか。  主人公や大切な人が、病気や事故や自殺で死んじゃう。この頃の邦画はそんなんばっかり。この作品も例外ではありません。ただ、そーゆーテイストではあるものの、悲しさ一辺倒ではないのがこの作品の良いところ。コメディタッチで、さわやかな雰囲気。孝治のキャラクター。YUIのキャラクター。そういったものが、さわやかな雰囲気や、生きる希望、そういった前向きなオーラを全面に押し出しています。  人の優しさや強さを感じられる映画は良い映画。  個人的には、序盤がちょっともったいつけすぎ、尺をとりすぎなのが気にかかるか。『藤代との恋愛』『ストリートライブ』『病気』『家族と友人』『CD製作』この辺りが作品のテーマとなるのでしょうが、本題に入るまでがもったいつけすぎかも。序盤でいきなり中だるみします。  それにしてもYUIの透明感あふれると同時に、芯の強さも感じられるキャラクターは貴重ですね。  薫の曲がラジオから流れてきたことがわかるクライマックス。ここをあえてサイレントにしちゃう演出のセンス、最高の余韻を感じさせてくれます。  不要だったのは棺おけに入った薫を映してしまったこと。そこはナレーションだけにしたほうが良かったと思います。[DVD(邦画)] 7点(2018-06-10 11:55:26)(良:1票) 《改行有》

145.  アヒルと鴨のコインロッカー 《ネタバレ》  前半がダラダラしていて、とても退屈。ただ、映画全体がミステリーの様相を呈しているので、見ていて飽きはしません。展開、行く末が気になっちゃうタイプの作品。  ストーリー的には、どうしても気になる部分が結構あります。  まず麗子はもったいつけすぎ。椎名にストレートに真相を話しちゃえば済む話。  琴美。脅迫電話もあれだけはっきり内容を録音していれば、立派な証拠になります。さっさと警察に言えば済む話。  河崎。病死の設定の必然性が疑問。でも彼の病死によって、ドルジが一人で計画を実行するという状況が生まれ、そこへ椎名が巻き込まれるわけだから、ストーリー上やはり必要だったのか・・・。  最高に良かったシーンは、ドルジが思い出の録音テープを一人部屋の中で聴いていたとき、部屋の外から聞こえてくる椎名のボブ・ディラン。これが序盤のシーンとつながって、なんとも味わい深い空気を生み出す。このシーンはマジで最高です。  わりと酷評されがちなラスト。コインロッカーに神様を閉じ込めちゃって、見て見ぬふりをしてもらうっていうのも、伏線ときれいにつながっていて好き。  その一方で、ペットを殺しまくって、脅迫して、人を故意にひき殺した人間が、そんなすぐに社会復帰できるわけないじゃん、ってとこが気になります。  それに、河崎と思っていた人はドルジで、ドルジだと思っていた人は無関係な山形人。この辺がミステリーってことなんだと思うけど、ミステリーとしてはしょぼい。なのに、さもすごいどんでん返しって感じで、もう一回種明かし的な回想シーンを見なきゃいけないのがちょっとめんどくさい。  ショッキングなシーンによる刺激、邦画特有の雰囲気は良い。でも映画としては正直いまいち。  面白いとは思えないし、心に残るものがないです。  ただ落としどころが気になるので、最後まで見れちゃった感じです。  最後に、絶賛されてる瑛太の演技。個人的にはあの棒読み加減がすごい気になってだめでした。[DVD(邦画)] 5点(2018-06-01 00:31:44)《改行有》

146.  県庁の星 《ネタバレ》  この作品は、どちらかと言えば、もちろん面白い作品です。  ただ、はっきり『ドラマ向きの作品』じゃないかな、とも思えます。尺が長いし。前半のテンポは決して良いとは言えません。これが、40分ドラマ3本という感じで見ると、メリハリが出たかもしんないです。  全体通しての山場は3箇所でしょうか。一つ目はスーパー再生のシークエンス。二つ目は県議会での野村のプロジェクト改善案演説。3つ目はスーパーの再検査。どれもそれなりの盛り上がりを見せます。  特に、スーパーでのシナリオは、ほとんどサクセスストーリーの体で描かれているため、かなり爽快です。スーパーのスタッフと、野村が次第にお互いを認め、協力していくのですから、そりゃあ見ていて清々しいです。  その一方、県のプロジェクト及び県議会の人たちとのやり取りは、苦々しいことこの上ない。唯一の味方かと思われた小倉知事でさえ、やはり中身は他の議員と変わらない政治家の本性を見せるわけです。いや、民間に対して理解がある風を装っている分、議長よりよほどタチが悪いと言えるかも知れません。社会派ならではの苦味を残すどんでん返し。すっきりしない結末。『リアル風味の大人ファンタジー』という目線で見ていたら、ラストは勧善懲悪を期待するところですから、この決着が好きじゃない人もいることでしょう。  救いなのは、野村がそれを承知しているのがわかる、ラストのセリフ。『そううまくはいかないだろうな。でもあきらめない。』という言葉と、『エスプレッソ1杯100円』の小さな改革に、小さな希望を残しているのがこの映画の良心。また、プライベートで、二宮との幸せを予感させる最後のやりとり。苦味を残しながらも、清涼感を感じる終わり方になっているのが良いですね。  [DVD(邦画)] 6点(2018-05-13 21:56:32)(良:2票) 《改行有》

147.  ピクニックの準備 《ネタバレ》  どのエピソードも悪くはないんですが、『こーゆーのが見たかった!』と思ったのは、貴子と美和子のエピソードくらいかな。『さくらのエピソード』も、学校を感じられる部分が結構好きです。  杏奈のエピソードはあってもなくてもいい感じ。本編でもっと加藤ローサ見たかったですね。  高見のエピソードはもはやミュージッククリップ。  亮子のエピソードはマンガチックすぎ。亮子にしろ野球部の彼にしろ、こんな高校生いるわけないし。多少のキャラ設定はともかく、この二人はやりすぎ。あまりにも現実離れしすぎです。  千昭のエピソードはショートフィルムとしては結構好きです。ストーリーもちゃんとありますし、キャラも良い。ただ今回、スピンオフ作品としてはどうかなって思っただけです。だって不良神主は超強烈なキャラしているものの、本編では全然出てこないわけですから、そこにスポットを当てられてもね。  やはり貴子のエピソードが本編と深く関わっていて、とても良いですね。  美和子のエピソードは本編の大事な部分に触れているだけでなく、全エピソード中、最も『学校』を感じられる雰囲気が好きです。学校のシーンじゃないのに、学校を感じられる、作り手のセンスが光る作品です。  それにしても、歩行祭の前日にいつも通り野球部の練習やったり、犬の散歩行ったり、プレゼント買いにショップをはしごしたり、バイトする人までいたりして、みんな凄いね。[DVD(邦画)] 5点(2018-05-06 05:29:57)(良:1票) 《改行有》

148.  夜のピクニック 《ネタバレ》  長い。随分前に原作を読みましたが、これは原作を読んだことがなければ、退屈極まりないんじゃないかな。特に前半。  そもそもこの原作は登場人物、とりわけ貴子の心情描写がメインの作品。とても映画向きの題材とは思えないんですよね。これを映画=エンターテイメント作品にしようと思ったら、監督をはじめとしたスタッフの、『センス』『力量』『工夫』、あらゆるものがかなり高いレベルにないと面白くならないと思うのです。でないと、この作品の、特に前半のように、ただダラダラとしたイメージしか見えてこない結果になります。  それにこの内容で2時間は長いって。内容を見ても、必要な尺だったとは思えません。このストーリーであれば、どんなに長くても90分以内にはおさえて、その限られた時間の中で必要な回想シーンや、主要人物同士のコミュニケーションを上手く取り入れてほしいです。雰囲気作りに時間を無駄にかけすぎです。  とはゆっても、原作を読んでいると、味わい深い作品であることも確か。登場人物に思い入れがある分、映画の世界に入り込みやすいです。ですので、これは映画単体の評とは言えませんが、一見平坦に見える『夜のピクニック』にも盛り上がるポイントはいくつかあります。  『ラスト20kmの自由歩行スタートのシークエンス』  『回想シーンでの、貴子の母親の告白』  『杏奈の弟が終盤に落としていく爆弾発言』 などなどです。  ただこれらはすべて後半に集約されていますから、前半1時間はまじでだるいです。原作読んでいても、30分過ぎたあたりでもうだるいので、原作読んでいない人には苦痛でしょう。  ・・・せめて、もうちょっと早く歩いてくれないかな![DVD(邦画)] 6点(2018-05-05 11:53:58)(良:1票) 《改行有》

149.  シムソンズ 《ネタバレ》  カーリングなんて興味ないし、オリンピックも観ていません。でもこの映画は面白かったです。  最初のほうで、『カーリングはこういう競技です。』というビデオを主人公達が見てくれる親切。こーゆーちょっとした気配りがあるだけで、この映画はきっと良い映画なんだろーなーと思えます。  キャストの個性が良いですね。4人+コーチという人数設定も絶妙。やたらアグレッシブに走り回る和子。メガネを外したら美人あるあるの菜摘。実際こーゆー女子高生いそうって感じの一般人代表史江。誰もがその魅力を出し切っています。  美希に関しては、悪くはないんですが、あからさまに作りこまれたツンデレキャラがちょっと不自然かも。美希だけはちょっと作り物っぽい感じがしますね。  まあ、だとしても、4人が特訓する様子を描いていくシークエンスは、とにかく楽しい。まさに青春という感じ。でも嫌味はない。気恥ずかしさはある。流木に書かれた『simsons』なんて超ベタで、ありがちで、臭い演出なのに、それを素直に受け入れられてしまう不思議。  やっぱ若いって良いですね。皆で一つの目標に向かって紆余曲折ありながらも頑張る姿に、まるで自分が学生の頃に戻ったかのような錯覚を覚えます。そーゆー爽やかな味わいがある一品。  ラスト、負けちゃうんだけど、そんときのエンジェルスの嫌味な女の謎の拍手。エンジェルスのコーチも嫌なヤローなんだけど、『今度飲みに行くか』と、突然の歩み寄り。無名のシムソンズにやたら肩入れするメディアの人間の存在。気になる点は、結構いっぱいあります。  ですが、大筋のストーリーと構成は文句なし。キャストも良ければテンポも良いし、コメディタッチで楽しいので、最後まで一気に見られる良作に仕上がっています。[DVD(邦画)] 8点(2018-04-29 22:31:25)(良:2票) 《改行有》

150.  片腕マシンガール 《ネタバレ》  思っていたよりグロ描写がたくさん。どんなグロ描写も結構好きだと思っていたんですが、この作品に関してはいまいち受け入れられない部分が。おそらく悪ふざけが過ぎるからだと思います。悪ふざけの延長線上のグロ描写。まるでアホな小学生男子や中学生男子が考えそうな品の無さ。バカ系B級映画ってのはわかっていたので、そんなに厳しい目で見るつもりはなかったのですが、温かい目で見てもなんかひどい。何とゆーか、『バカ系のノリで楽しませてもらっている』というよりかは、こちらがバカにされている不快感を感じるのです。  演技がへたくそなのは、目をつぶります。セリフ棒読みもまあ良いでしょう。弟達がいじめにあっている序盤のストーリーなんかは、わりとしっかり作られています。  あとは、弟達が殺されてからの復讐のエピソードが、衝撃的ではあるんだけどカタルシスを感じるまでにはいかないのが惜しい。バカ系映画でも復讐ものにするのであれば、当然溜飲を下げるようなストーリー展開にしてほしいのに、そこが微妙。終盤からラストにかけては、もっと主人公達の圧勝でも良かったんじゃないかな。そのほうが主人公達の怒りが伝わるような気がするんですよね。  一番ひどいのはクライマックス。いじめっ子のボスとその母親には、誰よりも苦痛を与え、誰よりも恐怖におののく姿を見せるべきなんじゃないかな。ふたりまとめて首ちょんぱで終わりって、あっけなさすぎませんか。  最後に一言。  アクションあり。スプラッタあり。  あれ?お色気は?パンチラ、ブラチラで終わり?本気?こーゆーVシネ臭漂う作品にこそ必要なエッセンスだと思いますけど。  バカになるにもセンスは必要と感じる一品でした。[DVD(邦画)] 3点(2018-04-23 15:22:57)(良:1票) 《改行有》

151.  バックダンサーズ! 《ネタバレ》  ミウ、ヨシカ、トモエ、愛子の4人が、バックダンサーズとして栄光をつかむまでの物語。いわゆる青春サクセスストーリー。  4人の演技は嫌いじゃないです。むしろ好き。hiroやサエコなんてかなりうまかったんじゃないかな。真剣な感じが伝わってきて、応援したくなるキャラクターに仕上がっています。  また、当時おそらく〝旬〟であったろうメンバーを使っているだけあって、画的に大変カッコいい。90年代後半から2000年代前半のJ-POPが好きな人たちには、見ているだけでも楽しめる華があります。  ただ、映画としてはどうかな。ストーリーはシンプルなんですけどね。そのわりにわかりにくい。  『チャンスが来ない。プロデューサーにめぐまれない。でもマネージャー、バンド、DJ、スポンサーと数多くの協力者に出会い、最後は大きなステージを成功させる。』たったそれだけのストーリーなのに、ところどころわかりにくいのは何故?  例えば、磯部(梶原善)のポジションがわからない。セイジやテルがどーゆー人なのかもよーわからない。美浜(木村佳乃)が高橋と小西部長に対して、『第二製作所との契約は切れましたから』というシーンも、本来であれば嫌な奴らを見返して胸がすくような思いがするのであろうが、よく意味がわからなくてポカンとしてしまいます。  最後のステージは盛り上がっている雰囲気は楽しいんだけど、そもそも4人の力ではないのが痛い。  そしてダンス。悪くはないのですが。明らかにパワー不足。もっとあっと驚くようなパフォーマンスを見せてこそ、最後の看板シーンの説得力も出るというもの。他の脇役ダンサーのパフォーマンスのほうが良かったように感じてしまいます。  こーゆーサクセスものでしか感じられないカタルシスをあまり得られなかったのは残念です。[DVD(邦画)] 5点(2018-04-17 14:50:27)(良:1票) 《改行有》

152.  手紙(2006) 《ネタバレ》  暗そーだし、シビアな雰囲気もしていたし、見るのをためらっていたのですが、評価の高さとキャストに惹かれて見ちゃいました。  ドラマ版『タイヨウのうた』が好きだったので、山田孝之と沢尻えりかの共演が見れて嬉しい。  で、映画を見た感想ですが、これが思っていたよりも大分良かった。原作が東野圭吾。なるほど。兄が被害者を刺しちゃうまでの映像を丁寧に描いてくれた、その意義は大きい。これがあるのとないのでは、この映画を見た感想は全く違ったものになってくるでしょう。  原作が小説なだけあって、若干エピソードを詰め込みすぎた感じはします。差別されることを恐れて身分を隠しながら働いていたかと思うと急に始まる漫才の練習。突如現れる片思いの美少女。倉田の言葉で会社を辞めてお笑いデビュー。瞬く間に売れっ子に。朝見と出会って婚約?ここまでで1時間弱。はっきり言って序盤はかなり目まぐるしい展開です。駆け足過ぎて感情移入する間もありません。  やはりこの映画の見所は中盤~後半だと思います。  頭が良く、成績優秀なのに大学をあきらめる。せっかく成功していたのにお笑いの仕事を諦める。好きな人との結婚をあきらめる。犯罪の抑止力になりそーなくらい、加害者家族の厳しい現実を描いているのに、ラストは希望のある終わり方。  沢尻えりか演じる由美子はもちろん、チョイ役ながら倉田、友人の寺尾、こーゆー人たちの助けと支えがあって、このラストが活きてきます。現実にはありえなさそーなことばかり。由美子の存在なんてほとんどファンタジー。でもこーゆーファンタジーが、この作品の中で救いになっています。  最後に、直貴役の山田孝之さん、剛志役の玉山鉄二さん、倉田役の田中要次さん、殺された女性の息子を演じた吹越満さん、みなさん素晴らしい迫真の演技でした。特に終盤の、被害者宅の訪問シーンで、『これで終わりにしましょう。』という言葉からの、『お互い長かったな。』というセリフで泣き出すシーンは涙腺崩壊しました。[DVD(邦画)] 8点(2018-04-04 13:44:52)(良:2票) 《改行有》

153.  暗いところで待ち合わせ 《ネタバレ》  ほとんど自己紹介だけで終わっちゃうような前半。退屈な部分が無かったと言えば嘘になりますが、とにかく淡々とした中にも心に訴えかけてくる静かな迫力があって見応え十分。  父との生活。父との死別。父の葬儀。母を呼ぶミチル。目が見えなくなるまでの過程。こういったものを一つ一つ丁寧に見せてくれたおかげで、ミチルへの感情移入はばっちり。アキヒロも同様です。この丁寧さは邦画特有の良さと言えそうです。  とは言え、こーゆースローテンポは、娯楽性に欠ける要因の一つになりかねません。  そこで、時系列を操作し、ミチルと大石アキヒロが同居を始めるシーンを、アキヒロのエピソードの前に挿入することで、緊張感を持続し、中だるみを防いでいます。これはもう構成が上手いのでしょう。  父とミチル。カズエとミチル。ハルミとミチル。アキヒロとミチル。ミチルという類稀なる魅力的なキャラクターが人と関わり合うことで次々と生まれるヒューマンドラマ。心温まるシーンやエピソードの数々。  その一方で、不法侵入直後の、『気付かれるかどうか』という変なスリルを味わえる不思議なサスペンス。真犯人は誰かという火曜サスペンス劇場のようなミステリー。『なにか家にいるみたい。』『彼はどんな人でしたか。』に代表されるドキッとするセリフの数々。  緊張感と感動を巧みに織り交ぜて、ラストは余韻を残すハッピーエンドで締めくくる。これはもう大変味わい深い映画でした。  最後に田中麗奈。かわいい。盲目の演技が神業。[DVD(邦画)] 8点(2018-03-23 04:16:16)(良:2票) 《改行有》

154.  幸福な食卓 《ネタバレ》  なぜ父親は自殺未遂をしたのか。なぜ母は家を出たのか。兄の言う『ズレ』とは何なのか。答え合わせはされているようでされていません。兄の言葉は抽象的な表現にとどまっています。それともたったそれだけの情報量で理解できない自分が悪いのか。  いずれにせよ、映画としてあまりに中途半端で、かつ娯楽性にも欠けます。  とは言え、大浦君と佐和子のやりとりはとても穏やかで微笑ましい。ユーモアもあります。こーゆー青春疑似体験は結構つぼ。  なのに、そんな大浦君の死とひきかえに始まる、中原家の再生。まさかこのテイストの作品で死人が出るとは夢にも思いません。大浦君の死って、はたして必要だったのでしょうか。家族が再生するきっかけとなるためだけに、こーゆー展開にしたのだとしたら、あまりにも安直。だからとても感動はできません。  本編とはあまり関係がありませんが、『西校』の設定も気になります。随分高い偏差値の難関校らしいですが、それにしては生徒が幼稚。本当に偏差値が高い学校であれば、『歌を歌わない。』『一生懸命頑張っているクラスメートを非難する。』なんて子供じみた真似は絶対にしません。そーゆーリアリズムに欠ける部分ばかりが目についちゃって、いまいち物語に入り込めないまま終わっちゃいました。[DVD(邦画)] 5点(2018-03-16 02:48:49)《改行有》

155.  ただ、君を愛してる 《ネタバレ》  もっとハッピーなラブストーリーを期待していたので、見終わった今、とても哀しい気持ちです。  『別れ』はいつでも悲しい。特に『突然の別れ』と『死別』は格別。  二人が初めてのキスをして、家に帰ったらしずるが突然いなくなっている。これだけで十分だと思うんですよね。  失意の中届く一通のエアメール。差出人は里中しずる。再びともる希望の光。しずるに会いにはるばるニューヨークへと旅立つが、出迎えてくれたのはみゆき。焦らすなーと思っていたら、実はしずるは他界していた。  しずるが劇中で言っていたセリフを借りるなら、『天国から地獄』へを何度も見せられるクライマックス。結構残酷。見る人を泣かせることばかりに気がいって、この作品はなんか優しさを忘れている気がします。しずるが突然いなくなるという悲恋と思わせといて、そこからのハッピーエンドならともかく、更なる悲劇を用意するってどうなの?しずるにもまことにもばりばり感情移入しまくっていたので、終盤は本当に気が滅入りました。  久しぶりに映画の世界に浸れたので、低い点数はつけられません。玉木宏、宮崎あおい、黒木メイサ、みんな魅力的で文句ありません。宮崎あおいが一番可愛く撮れている映画かもしれません。なので7点。でも決して良い意味での7点ではないです。ちなみにしずるがいなくなる前までだったら10点。やっぱもっとわかりやすく幸せな気持ちで終わりたかったです。  原作者が『今、会いにゆきます。』と同じ人なので、終盤のプロットと雰囲気が特に似ていますね。ケーキがエアメールに代わっただけです。[DVD(邦画)] 7点(2018-03-11 11:26:48)《改行有》

156.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》  今となっては珍しくなくなったタイムリープを題材とした作品。原作ができた年代を考えれば、そのアイデアに注目が集まるのもわかる気がします。真琴、千昭、功介の3人だけでなく、親戚のおばさんや友人の早川さん、天ぷらの失敗を押し付けられるクラスメートに、内気な少女など、脇役の個性も光っていて面白い。  プロットは確かに『バタフライ・エフェクト』に似ている部分がありますね。コメディとシリアスの寒暖差はなかなか凄い。『おまえタイムリープしてない?』の衝撃発言。結果、最後のタイムリープをしちゃった直後、ブレーキが壊れる自転車に乗ってしまった功介&女の子とすれ違うときの恐怖。このシークエンスの完成度はピカイチ。ここだけだったら間違いなく10点でしょう。  『千昭が実は未来人でした。』ってオチは、あんまり好きではないです。  『タイムリープという力を持っているのが主人公一人だけ』という特別感が好きなんですよね。そこにもう一人同じ力を持っている人が現れて、説明までされちゃうと、なんか神秘性がなくなってしまってちょっと寂しい。  また、個人的には回数制限なんて無いほうが好きですね。タイムリープを私利私欲に使えば、他人を不幸にすることがある。そのリスクに気付いた主人公が、自らタイムリープを使うことを封印する、っていう展開のほうがよりアニメ的でかっこいい気がします。やっぱ出だしがこーゆー主人公だからこそ、その成長をわかりやすく描いて欲しいものです。  ちょっと長くなっちゃいましたが、最後の感想です。  『リアルなアニメは好きだけど、リアルじゃないアニメも好き。』  アニメ的主人公。アニメ的男友達。アニメ的シチュエーション。実写でされちゃうと寒いだけのノリやセリフも、アニメだと楽しく受け入れられちゃう。そーゆーアニメの良さを満喫できる作品ではあります。[DVD(邦画)] 7点(2018-02-15 13:28:09)(良:1票) 《改行有》

157.  リンダ リンダ リンダ 《ネタバレ》  なんか、邦画の悪いところがいっぱい出ちゃっている作品。  思わせぶり。テンポが悪い。間延び。単調。動機がない。起承転結がない。目的が見えない。  それでも最後まで見たら何かあるのかと思って見続けてみて、結局何も出てこない。  全体的にダラダラしていて、いったい何を見せたかったのかがよくわかりません。そこにはドラマ性もなければ感動もありません。あるのは雰囲気だけ。なんか懐かしい学校の雰囲気。ちょっとだけタイムスリップできる感覚。ノスタルジー。でも映画としてはちっとも面白くありません。  体育館で、主役の4人以外のバンドが演奏をしています。男の子3人グループの学生バンド。そのときはお客さんはほとんどいません。  でも終盤、4人のときは大勢集まってきます。二つのバンドの『差』が自分にはよくわからなくて、ラストの盛り上がりには『高揚』とか、『爽快』とかよりも、『違和感』しか感じませんでした。[DVD(邦画)] 4点(2018-02-03 09:18:59)(良:1票) 《改行有》

158.  東京ゾンビ ひどい。これはひどい。 ホラー?コメディ?シュール? いやいや、ただの悪ふざけでしょう。 前半だけだったらまだ良かったけれど、5年後からがやばい。 もうまじでやばい。[DVD(邦画)] 1点(2018-01-05 12:36:58)(良:1票) 《改行有》

159.  ゾンビ自衛隊 《ネタバレ》  B級感満載の映像。安っぽい演出。緊張感の無い音楽。棒読みのセリフ。どれをとっても『ザ・B級』。キング・オブ・B級。いや、もうC級くらいかも。  ですがこの作品、おっと思わせるようなゴア描写や、迫真の演技があったりします。確かに、自衛隊の隊長の演技はそーとーひどい。けど主役を演じた渡瀬やメガネ君の演技はなかなか良かったと思います。  また、要所要所でジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』へのオマージュを感じるようなシーンもたくさん。ゾンビ作品への愛を感じます。  よってこの作品、安っぽいうえにハチャメチャながらも、いたって真剣に作られているので、妙に見応えのある作品になってます。  真っ二つにされる宇宙人。ぺらぺらしゃべる青年将校ゾンビとの一騎打ち。ラストのUFO大襲来に富士山の噴火と、確かに苦笑と失笑もたくさんある。だけどその一方で、クソB級と捨てきれない愛すべきB級ゾンビ映画に仕上がっているのは間違いありません。  最後に個人的な好みを言うと、『奥歯スイッチを入れてからの友里』はもう少し強くても良かったんじゃないかな。[DVD(邦画)] 6点(2017-12-04 01:45:05)(良:1票) 《改行有》

160.  サマータイムマシン・ブルース 《ネタバレ》  タイムマシンを使って一日前に戻るドタバタコメディ。  タイムトラベルもドタバタコメディもやや苦手。それでも手に取った理由は、ここでの評価が高かったからです。それに、好きな俳優さん達が出ているというのも理由のひとつ。  で、見た感想は、一言で言うと、飽きはしないけれど映画的な面白さが足りません。伏線を回収してすっきり、という感覚も弱い。  たった2日間の出来事。せめて、過去に戻ることの必然性がもう少し強調されていれば良かったかもしれません。どちらかというと、タイムマシンは舞台設定の一つにすぎず、散りばめてある小ネタを楽しむような作品みたいです。『ハリキリスタジアム』とか、『ヴィダルサスーン』とか。  つまらなくはないし、悪くはないのですが、観終わった後の満足感は低いです。[DVD(邦画)] 6点(2017-11-30 14:35:13)《改行有》

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