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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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161.  パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT 《ネタバレ》 シリーズのスピンオフ物日本版 一作目の続きということになっている シリーズの中ではあまり評価されていない様だが私的には結構すき 何かが起こりそうで起こらない具合のバランスがいい シリーズを見直すと本家の方が本当に何も起こらないのに気づく むしろこの作品の方が色々事件が起こって楽しい 反面シリーズ中新しい事がまったく取り入れられて無い このシリーズ、カメラが増えたり首ふったり赤外線とか毎回新しいアイデアで楽しませてくれる あいかわらず話が佳境になっても家から逃げ出さないのはこのシリーズの伝統かな 主演の姉弟の二人の掛け合いも中々リアル カメラを嫌がるおねーちゃんをカワイくなだめる弟とか実際にありそうな感じがいい おねーちゃんのもイケメンの弟に甘えられて「もう、しょうがないなぁ」みたいな感じがカワイイ おねーちゃんも綺麗だし羨ましいぜ エンディングは不可解 相変わらずホラー映画のエンディングは難しいと思った しかし傑作シリーズのスピンオフ物としては恥ずかしく無い出来ではなかろうか[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 23:25:43)

162.  BRAVE HEARTS 海猿 《ネタバレ》 このシリーズは回を重ねるごとに良くなってる 冒頭の船舶事故のVFXは良く出来てる 全体的にCGの出来は良い 相変わらず主人公の私生活部分のバカっぷりが鼻につくがシリーズ通してのお約束なのでしかたがないか それにしても時々「この筋肉バカしね」って思った(笑) 時任三郎の演説も比較的短めで「一分一秒を争う時にくずぐず演説してんじゃねいよ」的なイライラも少なかった 毎度の大きいテーマ「バディ感」もかなり臭いがコテコテでわかりやすい 全体的なスピード感もちょうど良くて危機においてもチームに死人が出ないのはこのシリーズを通してなかなかいい なんだかんだ言ってもハッピーエンド好きの人にはお勧めのシリーズだ[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 23:22:48)(良:1票)

163.  隠し砦の三悪人 《ネタバレ》 黒澤の代表作 スターウォーズがリスペクトしたとされる作品だが、見てみてなるほどと思った 冒頭二人の子悪人達が罵り合いながら珍道中を繰り返すくだりは、C3POとR2D2が喧嘩しながら歩くシーンにそっくりだ シーンが変わる時のワイプのしかたもそっくり 三船はやはり存在感があるが、今作は今ひとつ普通の芝居に思えた とにかくヒロインの存在感が抜群 立ち振る舞いが如何にも男勝りの姫だ 特に足を軽く開いて、すくっと立った姿が本当に素晴らしいと思った 砦の集団戦闘シーンも「ベンハー」並の迫力だ ストーリーも二転三転して楽しいがさすがに古くてカットが長いシーンが多く退屈する部分もあった ラストも大団円でエンターティメントに徹している[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 23:20:35)(良:1票)

164.  夢売るふたり 《ネタバレ》 松たか子熱演するも映画はいまいちだと思った しかし松たか子は抜群にうまい 演出に性表現がたびたび出てくるがいずれも中途半端 無くてもいいがむしろ有るならもっと突っ込んだリアルな性であればもっと違ったかも 二人でテレビを見るシーンとか松と阿部サダヲの夫婦ならではのさりげない接触など悪くないがかなり中途半端な印象だった このあたりをもっとリアルに描けばこの映画は印象が変わったと思う センセーショナルな松のオナニーよりも夫婦のごく当たり前のリアルな接触のほうがこの映画のテーマに沿ってる気がする 最初の主人公の浮気がお金になるエピソードから結婚詐欺になる過程がまったく描かれてなくてなんだかわからなかった 全体的に演出の狙いがよくわからない お金が貯まるも夫婦間の溝が深まるが阿部サダヲがいつもの演技で悲しみが伝わらない エンディングも港で働く松がカメラを見て怪訝な顔をして終わるなど不可解 この部分を誰かがすっきり解説してくれないかな[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-20 23:18:32)

165.  GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0 《ネタバレ》 オリジナルも見たが基本同じなのでオリジナルはレビューしない もしもどちらかを見るというならばこの2.0でいいだろう CGの出来がイイとか悪いとかあると思うが無い方が良かったとまでは思わない 様は情報が増えただけ 攻殻に思い込みがなければ両方見るのはメンドクサイ程度にしか変わらない ならば新しい方を見るのが吉だ 1995年のデジタルリニューアル版 シリーズの頭にこの映画(オリジナル版)が有るのは驚異的 このシリーズ全体にイメージの方向性を与えた一作だと思う 難解なストーリーな割にいたってあっさりしたエンディングも、次作「イノセンス」に繋がる 少佐との戦車戦はリアル近代戦にとって武器の性能がすべてであることを見せつけた 博物館の進化の過程を書いたレリーフを吹き飛ばすのは哲学的だ バトーとドグサ以外の攻殻メンバーはほとんど描かれない タチコマも出てこないのは不満だがシリーズ最初だと思えばしかたがないか[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 23:16:53)

166.  老人Z 《ネタバレ》 大友克洋&江口寿史のコラボアニメ 大友臭強し さすがにコンピューターの表現とかに時代を感じる じじいを助けるのがやっぱり病人のじじいという所はなんかいい コンセプトは良いがディテールにヒロインがじじいを助ける理由が薄い 最初から厚生省が悪いと決めつけすぎだが、厚生省の役人が途中から味方になるのは以外で面白い 海に行ってじじいとコンピューターが一緒に旅立てば泣ける展開になるのに、助かったじじいをまたコンピューターが迎えに行くラストは笑わせたいんだろうがそれまで力を尽くしたヒロイン達の悲鳴で終わるのはかなり不快だ ふざけすぎ アニメに限らず日本のSF作品は何故ギャグの要素を入れなきゃいけないのだろうか 毎回不思議に思う 乗り切れないでしらける私が悪いのだろうか?[DVD(邦画)] 6点(2013-12-20 23:12:49)

167.  ストロベリーナイト 《ネタバレ》 良い様な悪い様なつまらない訳ではないがちょっと退屈 脚本に不可解な所が多い 姫川のシリーズはこれ以外は読んだのだけど原作もこんなに浅いのだろうか? ヒロインが大沢たかおをヤクザの大物と知らないで付き合うのはどう考えても変だ キーマンの先生の描き方も説明不足 なによりも大沢たかおが姫川が惚れるほど魅力的なキャラクターに見えない 菊田の目の前で姫川がカーセックスとかありえない展開に思える エンディングも火サス(ふるっ)とかにありがちなだけに不可解 このドラマにあんな三文ドラマなオチはいらないんじゃないか そもそも親分を助けようとして殺人を重ねた子分が間違って親分を刺すか?ドラマではありがちだが実際にはあり得ない典型だと思う しらけた。[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-20 23:08:07)

168.  鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》 主人公が入れ替わる過程を描く前半は結構おもしろい いきなり香川照之扮する殺し屋の仕事のシーンで始まるのは衝撃的 その後も殺し屋がだんだんと役者になろうと奮闘するあたりまではかなりおもしろかった その後不可解な展開もあり失速 広末を含め役者陣はいいのに盛り上がらず 伝説の殺し屋が実は便利屋だったところまでいくとかなり設定が不満だ その時点でカタルシスがた落ち 殺し屋の香川照之が何故、殺し屋のままじゃいけなかったのか?アウトサイダーが普通の人になる話はアウトサイダーの職業が普通の人とのギャップが有れば有る程面白いはずだ 金の在処も超レアグッズだと言うならば見せ方が悪い 広末の一言で語られてもまったくピンとこない たとえば偶然にクリスティーズのカタログを見て驚くとかなっとくできるオチにするべきだ スピード感を重視したのかもしれないが説明的すぎる やっつけで終わらせた感がある 日本アカデミーの最優秀脚本賞とかありえない ラストも急に車に落ちていた写真を見て広末の元に駆けつけるなど不可解だ しかも堺雅人にも恋の予感とかめちゃ安易 あのまま香川は本物の役者で成功して酒井はたとえば伝説の詐欺師になるとか思いつかなかったのか? アカデミーが絡むとハラが立つ事が多い事を確認した一本だった[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-20 23:04:17)

169.  ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発 《ネタバレ》 ギララ(宇宙大怪獣ギララ1967)を見直したついでに見た まず、何故これを作ろうとおもったのかが想像がつかない くだらない面白さを怪獣映画で作ってみたかったのだろうが何故サミット? くだらない面白さはわかるがただつまらないのはだめだ 適当なおバカ映画だからちょこちょこと作っちゃえみたいな映画 2時間で書いた脚本をそのまま映画にしてみましたって感じ くだらないけど「それってしょうもない」みたいなおもしろさもない ただくだらないだけなのは最低だ おバカ映画のなんたるかがまったくわかってない、その類いのセンスが無くて作ってるのが明白だ おバカ映画は真面目に作るからシャレになるのであって手を抜いて作ってもくだらないだけだ なんで逆襲なのかがわからない過去の67年版ギララの特撮映像がかなり流用されているので過去のギララを持ち出せない理由はないはずだが、67年のギララの話は無い事になっている ならば逆襲とか続きみたいなタイトルは意味が無いじゃないか 普通にリメイクとして作ればいいだけ わざわざ逆襲とした理由はなんだろう そんな下らない事まで気に入らなくなってしまう俺 サミットのバカ首脳達をコケにするならまだ許せるが、サミットに来た各国首脳達に徹底的にバカにされてる日本を描いてなにがおもしろいのか、この設定はかなり不快だった ギララの鳴き声も普通の怪獣の物になっていて過去のギララの何が面白かったのかもわかっていない オリジナルギララのあのよっぱらいオヤジの叫び声だけでも充分笑えるはずなのに気が付かなかったとは言わせないぞ、もしかしたら見てもいないんじゃないか いいところがまるで無く0点でも良い所だがこの大バカな脚本を映画にしようとしたコンセプトだけを評価して1点とする[DVD(邦画)] 1点(2013-12-20 22:58:24)

170.  宇宙大怪獣ギララ 《ネタバレ》 松竹唯一の怪獣映画 おもちゃ的にはかなりレアであるぐらいの知識しかなかった これが見てみると結構カルト いきなり「地球の歌」みたいなゆるい歌で始まってがっくり膝が崩れる ギララが出てくるまでに50分もかかっていてすでに映画の半分以上が終わっているがその間にでてくるゆるい会話とかへんな間のシーンが満載でマジメに可笑しい 「宇宙船」とか「月ステーション」とかモニターの下に手書きで書いてあるし「火星までの航海の間に隕石とか宇宙人(笑)とかが出るからきおつけろ」みたいなセリフがあったりして結構笑える キャプテンがヤクザ映画みたいに妙にドスが効いてる役者で松竹ってこんな人ばっかりなのかな、普通キャスティングしないだろ うっかり八兵衛みたいなキャラもお約束なのか 乗員のドクターがいきなりトチくるって燃料消費して宇宙で漂流するも危機感はまるで無し 宇宙船のアストロボートは歴史に残る秀逸なデザインだ メチャカッコいい 反面ギララが出てからはいたって普通の怪獣映画になっていて残念だ ギララはひたすら「あ¨ー」とヨッパライのように叫びながら街を破壊しつつ何日も歩き続けるだけ これでは怪獣のキャラづけは不可能だな 怪獣としては人気がなかったのがうなずける 鳴き声はとにかく「あ¨ー」のみでめちゃ楽しい 特撮はかなりのヒドさ テレビシリーズのウルトラマンとどっこい程度 戦車とかミニチュア感たっぷりだ 傑作カルトといってもいいだろう[DVD(邦画)] 6点(2013-12-20 22:54:49)

171.  野良犬(1949) 《ネタバレ》 戦後4年後の映画 リアルな闇市の景色や当時の風俗や町並みや電車、なによりも今は存在しない東京の田野が描かれていて興味深い 道路等まだアスファルトなど無くすべて土の道 警察は刑事の拳銃が盗まれたというのに危機感なくいたってのんびり しょうがないなぁ、はははって感じ 次々に盗まれた拳銃が使われてとうとう死人が出るが 責任を感じて悩む主人公に対して君のせいじゃないみたいな事を言う ほんとに悠長だな お前のせいに決まってるだろ(笑) 捜査もいたってのんびり 時代を感じる 拳銃など実際に撃つシーンは本物じゃないみたいだが鑑識で弾道検査に使った銃はたぶん本物だ 拳銃がリコイルしてバレルがロックした 鍵をにぎる踊り子(淡路恵子)が黙っているために次々に被害者が出るがだれもそれを責めなくて バカな踊り子は世間が悪いみたいなことを言ってイライラさせる お前が黙ってるからだろ!と何度も思った 野良犬というタイトルは犯人のことだろうけどいまいちピンとこなかった 踊り子達のラインダンスは見物 なんかイイ プロ野球は完全な満員、当時の人気を物語る 見所は当時の風俗や時代そのもの、それだけで充分な作品だ[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 22:52:13)

172.  四月物語 《ネタバレ》 岩井俊二演出の小品 たわいない話だが松たか子が抜群だ 「みずみずしい」と言う言葉がぴったりの映画 高校を卒業して実家から離れて大学生活を始める、長い人生の中で一番きらめいている時期を、一番いい時期の松たか子で表現している こんな時期が自分にもあったかな?あるいは、あったあったと思わせる、又はうらやましく思い起こさせる、ノスタルジックな作品だ ラストのセリフはいくらなんでも恥ずかしい、笑ってしまった 67分という尺がちょうどよくこれ以上長いと見ていられなかっただろう 劇中劇の「生きていた信長」はなんだったんだろう もしかしたら瑞々しい新生活に対して対照的なモノクロ生活のようなものか?だったらちょっと無くてもいいかな そうすればもう少し尺が短くなってちょうどいいかも くそじじいになったらもう一度見て、がっかりして死ぬのも悪く無いと思わせる映画だった (笑)[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 22:49:25)(良:1票)

173.  言の葉の庭 《ネタバレ》 新海誠の新作46分の短編 この人は短い話の方がいいな 今までも長い物でもオムニバスになっている 光の描写がめちゃウマイ監督だけど今回は雨 写り込みがキレイだがここまで来ると部分的にCGのようだ 水たまりの描写とかリアルすぎるかも「秒速5センチメートル」ぐらいが一番バランスがいい気がする この人の作品は主人公が結構へたれだけど、今回はちょうどいい具合でやはり心に傷を持つヒロイン共々共感できる ヒロインの病んだ感じは冒頭の荒れた部屋でしか表現されない、後半で部屋がきれいになっているので主人公と出会って癒された感があるがもう少し劇中のヒロインの病んだ部分が表現されてるとエンディングのカタルシスが大きくなったと思う 新宿の景色はどこも見覚えがあってノスタルジック 新宿御苑を俯瞰で見る風景は私の大好きな景色で良く見る機会があって懐かしくてそれだけで心が奮えた お話は「耳をすませば」を彷佛とさせる瑞々しいラブストーリー 見終われば気恥ずかしいぐらい純粋なラブストーリーで、ラストは直球ど真ん中だがいいんじゃなかろうか この後の二人の幸せを祈りたい気持ちにさせられた[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 22:46:22)(良:1票)

174.  CURE キュア 《ネタバレ》 奇妙な映画 ホラーのようなミステリーのような全編を通して精神的な不快を誘う音楽やノイズ、映像で溢れている 見てる間中観客の焦燥感を呷る おもしろいかどうかは別として深く記憶に残る映画だった ミステリーの要素は多分にあるので結局謎解き的な事がまるで無いのは非常に不満だ すべてを観客の想像にまかせるならミステリー的な要素で引っ張るのはルール違反な気がする 雲の中のバスとか廃墟の病院とかメタファーな要素と 間宮(萩原)の不思議な力とかが現実の事件と混ざり合って何が現実で何がメタファーなのか判然としないのは好きな人にはいいかもしれないが、自分なりの解釈をする要素が私にとっては少なすぎると思った 間宮の背中のやけどや溶鉱炉?の様な映像とかまったく投げっぱなしだし 間宮の記憶障害も間宮の巧妙な話術の一つの様な感じになってくるのもミステリアスな存在からだんだんはずれて、むしろ詐欺師のようなイメージを持ってしまう気がした 結果として殺人鬼の伝道師が間宮から主人公に移譲したというオチなのだろうが妙に晴れやかな顔になっていたりとか観客の解釈にまかせて、解けないメタファーを数々投げるだけという映画に思えた 私のようにある程度、理詰めで映画を見るタイプの人には向かないと感じる タイトルがCUREであるということは殺した人にとって殺された人は不安の対象であり、それを取り除くことが癒しであるということだろうか、あるいは殺された人にとっての癒しなのか?どちらにしてもちょっとあざといタイトルな気がする[DVD(邦画)] 7点(2013-12-20 22:41:31)

175.  悪の教典 《ネタバレ》 まったく予備知識無く見ればかなりおもしろい しかし予告編がおもいきりネタバレだ 後半の虐殺シーンの問答無用さは邦画では初かも ジャズの名曲「マック・ザ・ナイフ」にのせて次々に生徒たちを虐殺するシーンは秀逸 必ず二発撃ったら弾を補給するなど、上下二連のショットガンの扱いとかもリアル 三池物では久しぶりに面白い この人はムラがあるな まぁ、ほとんどハズレるんだけど(笑) 以前この類いの秀作「ホステル」にちらっと出演していたがその時にインスピレーションを得たのかもしれないな エンディングではAEDの録音で主人公が窮地に陥るならば生徒が二人生き残る必要はなかったんじゃなかろうか あの二人も生き残りそうで、でもやっぱりだめだった、みたいな方がAEDが再生されたときのカタルシスがあるし、主人公の目論みが成功したかに見えた方が、屋上から落ちた生徒が生きていそうだったのにも唯一の生存者として次に繋がりやすい 後、蛇足だが山田孝之のドラムのシーンは必要だろうか?なんかのサービスカットか 主人公が殺人鬼になる過程はほとんど描かれないので続編に期待する[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 22:39:01)

176.  踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 《ネタバレ》 前作よりいいかな オープニングはお祭り感があってなかなかいい おおこれは中々いいじゃんと言う期待させる始まり しかしあいかわらず突っ込みドコロ満載 このシリーズ、もうひとつコメディーとかファンタジーとかに突き抜けてくれれば ご都合主義の違和感が薄れるのだけれど とにかく次々とおこる意味不な事態を一つずつ見なかった事にしないと楽しめない ちょっと上げてみようか 第一の容疑者を警視庁がでっちあげて、その容疑者のアリバイを所轄が証明しているのにもかかわらず無視して逮捕、その誤認逮捕の責任を逮捕した警官(青島)に取らせてくび、しかも暴力で取り調べの嘘条件付き ついでに上司も責任を取らせてくび(室井さん)その不祥事隠蔽工作をたくさん人が居るところで堂々と告知 ありえねー 捜査においても誘拐された子供を探し出すのは何の確証もなく全てが青島の感(笑)途中唐突に古傷が痛んで倒れるがまるで撃たれたかのような泣かせシーン、ここにいたっては本当に笑ってほしいのかとしか思えなかった そもそもきっかけになった6年前の誘拐事件が48時間で交渉係の真下警視が捜査を本庁に移譲した結果、子供が殺された復讐に真下の子供を誘拐したのである ならば犯人が復讐を考えるならば48時間を越えた真下が捜査を移譲したくはないがそうせざるを得ない状況に追い込んでこそ復讐が完逐するのである そこを物語のクライマックスに持ち込むのは素人でも考えつくと思うのだが、そこは完全に投げっぱなしの驚き演出、真下の焦燥とかはまったく描かれない 描かれないのはそもそも6年前の誘拐犯自体がただ死体でしか出てこないので本当に誘拐犯だったのかすら希薄なので復讐自体がピンとこない クライマックスで突然バス乱入(ここまでくるとあまりにもばかばかしいので許す)ラストも犯人達が余りにも偉そうなので誰が逮捕されたのかもよくわからない、なので犯人逮捕のカタルシスがまるでない エンディングはいつもの青島の室井賛美的説教&夕日に向かって走る青島 ここまでくると本当に笑って欲しいんでしょうと思わせる演出 いいところも一つあった深津絵里演じる恩田刑事がやめる時に上司に「お世話になりました」と言うと上司は「世話なんかしてないよ 僕が世話になっただけだ」みたいな事を言う、その時の深津絵里の嬉しそうな悲しそうな横顔がグッと来た この映画で一番良かったと思った場面だった[ブルーレイ(邦画)] 5点(2013-12-20 22:36:00)

177.  あなたへ 《ネタバレ》 高倉健を見ているだけで楽しい たけし始め豪華キャストを見ているだけで楽しい 稀少動物園のようなそんな映画。 奥さんが死んで散骨をするために富山から長崎まで車で旅をするロードムービー タイムリミットは10日間、車はキャンピングカー お金も暇も充分ある、この設定では話は厚くなりようがない しかしさすが高倉健、それでもごく普通の人達と出会い真摯に向き合うだけで見惚れてしまう力が有る 流れて行く風景は驚くほどに綺麗 特に富山での神輿を担ぐ祭りのシーンはよかったな あの場所で奥さんの写真を撮りまくる健さんを見るのはのは楽しかったし、楽しさの裏返しに結局遺影になってしまってそれがやたら哀しかった しかし何故かカメラワークが重みにかけるんだよな カメラが木村大作じゃないのが惜しまれる 照明がとくに悪い ヒドいのじゃ無くて悪い 大作にありがちなベタな光 のっぺりとしたライティングでドラマチックな感じを損なっている 大物キャストがシャドウになって顔が見えないなどを防ぐためだろうが、逆光の風景と人物両方をライティングするのでまるで美しい画面に合成された人物のようだ むしろ風景として人物をシルエットにする思い切りがドラマチックさを演出するのに残念だ 後、演出がいくらなんでも地味すぎる もう少し盛り上げてもらいたかった わざわざ長崎の局留めの手紙がさようならの一言だけなんて健さんじゃなくても途方に暮れる しかし上品で静かな大人の映画である[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-16 16:39:42)(良:2票)

178.  レンタネコ 《ネタバレ》 荻上直子迷走中って感じ かもめ食堂以降4作目だが右下がりで悪くなってる 脚本に褒める所が無い 何も起こらない事が心温まる事と勘違いしているのか 「かもめ食堂」や「めがね」の何が評価されたのかをもしかしたら理解してないのかもしれないな 各エピソードの最初の口上である「心の穴を埋める事」は何も起こらないし何よりも登場人物に「心の穴」があるとも思えないのは最悪だ とにかくひとつずつのエピソードがまったく薄っぺらいのだ 登場人物達が寂しい描写も無ければネコを借りて幸せになる描写も無い、すべてセリフで説明されるだけこれでは感情移入すら出来ないじゃない 恐ろしくなにもないストーリーなのに、ねこのレンタル料が安いとか生活できるの?とかの同じセリフがかならず入る ギャグのつもりなのかもしれないが、つまらない上にくどくてはっきり行ってそこの部分がすごく退屈する 河川敷の景色とか青い空とか印象的な景色が出てくるが、夕日が書き割りだったり夕日みたいなライティングとかギャグのつもりなんだろうけど、あそこは本当の夕日でやらないとだめだろう 何故今までの持ち味すら捨ててしまったのか とにかく前作までの癒しの料理やら景色やらが無くネコの映像だけが癒しなのか?だったら百歩譲っても、もっとネコをちゃんと撮るべきだ 「かもめ食堂」の完璧なシンメトリーのカメラワーク等を何故捨ててしまったのか? 幼稚園のような契約書を毎回書かせるとかも「かわいいでしょ」みたいなあざとい感じに見えてしまう ネコの墓がやけに狭いとかエンディングの暗転が放送事故のようにやたら長いとか演出が不可解 最後のエピソードに印象的に出てくるヨーヨーとかも意味不明、もしかしたらただの思いつきのシークエンスなのか? カモメかむばっ![ブルーレイ(邦画)] 3点(2013-12-16 16:36:39)

179.  その男、凶暴につき 《ネタバレ》 記念すべきたけし一作目 久しぶりに見る もし自分が監督だったらこう作りたかったんだろうなと思うアイデアが満載 その後の北野作品の基本となるセンスのすべてがある 引きの絵 タメの無い暴力 妙な間のカットなど この奇妙な間のカット(たとえば登場人物達の長い沈黙とかエキストラに近い出演者の動きの途中でのカットとか葬式の場でゴルフの練習をする刑事とか)がその後の北野作品の大事な心理描写に繋がる 執拗でしかもタメの無い暴力描写はこの作品で初めて見た たけし扮する刑事を映画館の前で待ち伏せして襲うシーンでは、大きく引いたカメラから素早く近づいて刺す白竜が立て続けに銃を発砲するが、かわされて通りがかりの女性を直撃するまでをまったくタメの無いカットの連続で描くのは映画史に残る名シーンだと思う 冒頭で白竜が登場するシーンはアウトレイジのタイトルが出たシーンにそっくり 思えば黒塗りの高級車はヤクザの象徴という北野作品独特のイメージは既に第一作からあったのかと思い感慨深い エンディングの新人刑事のエピソードは付け足し感があって蛇足 無い方がよかった[ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-12-16 16:33:55)

180.  映画 ひみつのアッコちゃん(2012) 《ネタバレ》 完全に小学生向けしかも低学年 もしも大人向けに作ったというならば1点 二時間ドラマ並みかそれ以下 原作のイメージと丸反対の設定 アッコちゃんのキャラとか変身のルールとかまるで違う おじさんとかに変身できたっけ? 会社に対するアッコちゃんの安易な認識(「残業なんてしないでみんなとっとと帰ればいいのに」みたいな)とか間違ってた教訓にしないで完全に投げっぱなしだし(あれじゃ、これを見た子供は「そうだ!そうだ!残業なんて何でやんの?」と思ったと思う)アッコちゃんを会社に入れたからには、子供ならではの感性で会社の売り上げに貢献するシーンが有って当然で、すべての観客が期待していたはずだ それがまったく無いのはこの映画でアッコちゃんを社員にして何を見せたいのかすら不明 アッコちゃんの一言でヒット商品が生まれるとかあたりまえにあるべき演出だろう 時々出るもっともらしい泣かせ話とかむりやりで何故そこに入れる必要があるのかが解らない そんな偽善的な泣かせを考えるなら本道の演出をしろよ 株主総会とかの設定がもうめちゃめちゃだし 子供に興味が無いテーマをいい加減な設定で大人に見せてもしかたがないだろう 子供は「きょとん?」だし大人はしらける 驚異の不可解演出と言うほか無い 東京タワーでの演出とか余りにも普通で素人でももうちょっとドラマチックにできるだろう、何の為にあのシーンを入れたのか、肩すかしとはまさにこの事だ なめた脚本としかいいようがないな 悪社長が工場に乱入して機械のスイッチを切りまくるとか何の意味があるのか解らなかった 小学生でもちょっと安易な展開だと思うのではなかろうか ラストも元の自分になるんじゃなくて変身を解いただけだろうと突っ込んだ奴が一億人は居たはずだ キャスティングもダメダメで綾瀬はるかがイタイ、バカっぷりをギャグとして見せたいのかもしれないがイタすぎて悲惨に見えてしまう エンディングの会社面接も、もしかしてあそこで起死回生の一発を出せたかもしれないのにろくな演出もせずに終わる これほどわかりやすく印象的なシーンを作りやすいエンディングなのに、何もしないで腐らせたバカ監督は永遠に映画から遠ざかって欲しいと真面目に思った 脚本、キャスティング、設定、演出すべてがダメで救いが無い[ブルーレイ(邦画)] 2点(2013-12-16 16:28:42)(良:1票)

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